93 Once upon a time...
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[―――調教師とは、お人好しには務まらない。
先代の父が、引退を決めて その頃はまだ十代であった自分が、二代目に名乗りを上げた頃。 世話役を買って出て、犬を、馬を、猿を、可愛がって。 悪戯を笑って許していた、未熟者、だった。
たった、一匹。
白い、毛並みの整った、狼に似た大型犬を 仕込み中の不慮の事故で、歩くことも、困難な状態に貶めたことがあった。人間と異なり、怪我を負ったから、はい、裏方に、とも出来ず。 ある日、団長に連れられて―――… 以後の行方を知らない。]
(218) 2014/10/09(Thu) 23時頃
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……って、おいこら!
[伸びてくるアントニーの手>>217に、とっさにばっ、と芋を引っ込めた。 若気の至りとも違う素直さに、思わずエフェドラの方が戸惑ってしまう]
だめだめだめだめ。やっぱこれあたしのー! アントニーくんはお猿と一緒に茹で汁でもすすっておりなさーい。
[少し強引だったかもしれないが。 エフェドラ視点でも、それは間接的なものだから]
あー。怖いわーこの子ー。
[一応、エフェドラはエフェドラで、乙女なところもあるのである]
(219) 2014/10/09(Thu) 23時頃
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/* やりたいことは、あったりなかったりする。 しぬパターンと、しなないパターンどっちでもいいので、なりゆきまかせでふらふら遊ぶ、が、当面の目的。
にこらすが暇そうだったらはなしたいけどなーたぶんいそがしいかなーみたいな。
(-88) 2014/10/09(Thu) 23時頃
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[宙を踊るナイフに添えられる、少女の笛の音。相変わらずうまいもんだ、などと思う。男は音楽の才能は壊滅的になかったが、それでも歌や演奏を聞くのは好きだった。 二本のナイフはいつしか三本に増え。 周囲からちらほら向けられる視線には、その度ににっと笑い]
おう、またな。 転ぶんじゃねーぞー。
[小時の後。宙にきらめく銀色は、一本、二本、三本と、危なげなく男の手の内に収まった。 小動物のように素早く元気良く駆けていく少女に、ひらひらと手を振って幾分大きな声をかけ。男は引き続き、ふらりと歩き回る]
(220) 2014/10/09(Thu) 23時頃
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/* アントニーさんったらww。 失礼いたしましたー。
(-89) 2014/10/09(Thu) 23時頃
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[そして、犬と入れ替わりに与えられたのが 遠い異国の、珍しい品種だと言う、青い鱗の大蛇、ルリだった。
男が口に出来ないことは、蛇の口を介して言えば良い。
団長からのアドバイスで成り立った、今のスタイル。 以来十年以上もこの状態であり、再起不能に陥った獣も きれいな毛並みの、犬、一匹きり。]
…………
[しゅるり。蛇が現実に戻しに、長い舌を出す。]
おかえり。
[エフェドラ>>216の告げる、はらへり・のすたるじー。 既に耳馴染みが済んでいる造語を、意味を半ば解す程度で 現実に立ち返った、我らがマリオネットに、的外れに。]
(221) 2014/10/09(Thu) 23時頃
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採集人 ブローリンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(採集人 ブローリンは村を出ました)
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狼は、……満腹で、満たされたところに、現れるから。 安心してはいけないよ。
『で、ないと、頭から、ぺろりと腹の中だ。』
[人差し指を、唇に軽く宛てがって、あくまで、軽く。]
うん、………?
構わないよ。 エフェドラのノスタルジックが満たされたなら、僥倖……
[途中で言葉を区切ったのは、アントニーとエフェドラの遣り取りから。 しゅうるり、からかうみたく、蛇が呼吸音を出す。]
『なんだ、なんだ、良いじゃあないか、一口くらい。』
(222) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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/* ぶろりん!!!!!!!!!!!!!!!!
(-90) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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!?
[くれたはずの芋は、引っ込められる>>219。 見せられて、だめと言われて、混乱しかけた頭は数秒たって、からかわれたか何か、その芋は自分にくれるつもりではなかったのをぼんやりとだが理解する。 空腹時に目の前の食糧が取り上げられて、黒い大きな瞳がそれはそれは悲しげに眦を垂れた。]
茹で汁は、飯じゃない……
[ぽつりと呟いたが、その討論は今すべきではない。 腹が減っては話はできぬのだ。 調理場に飯をたかりに行くべきと、話をする方向を変えた。]
(223) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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ただいま……って。そなの、狼って? ん、まぁジャニスが言うんだったらそうなんだろうけど。
[調教師として多くの動物に触れている彼なら、その生態にも詳しいはずだ。 同じく、動物とともに舞台を担うブローリンに「そなの?」と軽く水を向けて見る]
狼なんて、怖くない。とはいかないものねー。
[ルリからかけられた言葉には、「いや、こっちの身がもたないし」と。 頬を引くつかせて答えておいた]
(224) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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する、しよう。
[今直ぐにステージには間に合わないだろうけれど、 団長に提案してみるのは良い案だと思う。 フィリップの言葉に>>191もう一度頷いて短い返事を返す。
そのまま下へと降りる姿を見送って、 ザックとなにか話している姿。 もう一度だけ、思い出すようにブランコに飛び乗った。 ひと通り流してからネットへと背から降りる。 再びフィリップが虹色と飛ぶのが見えた。]
(225) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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ニコ、ニコ、なんか食うもんない?
[調理場で手伝いをする、楽師へ。 出禁を食らっている炊爨係より、舞台を共にすることもある楽師のほうがいくらか頼みやすくて、調理台に乗り上げながらねだった。]
(226) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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[ジャニスとルリ、アントニーと共に 子猿を肩に炊事場へ行けば、先客のエフェドラと 他に誰かがいただろうか
>>168向かいがてら、出し物の話題には 口を挟まぬ配慮を見せる少年は 無邪気なだけではないのだと、時たま関心をする
小猿にひとつ芋をもらえたならば それを食べさせながら 芋を手にしたエフェドラと賑やかなやり取りを 微笑ましく思いながら、しばらく眺めて眺めていた]
(227) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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/* う うおおp ぽちぽちしてたはずがうとうとしてたあぶない
(-91) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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うわっ。正論だし。 てかそんな目で見ないでー。うぅー胸痛むし。
[純真……という言葉が胸に宿しながら、調理場へ向かうアントニーを見送る>>223。 心の中で唱える言葉は、ごめんごめんごめんの繰り返しだった]
(228) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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/* よかったー。ブローリンさん。 時間も時間だったから、ちょっとハラハラしてまして。
後、もしかしたら空気あわないヤツ(←)いるーみたいでもにゃんとさせちゃったのかとか、自意識過剰にグルグル巡ってしまいましてー。 ごめんなさい。いや、そうじゃなくても「いやらしいジャガイモ」のクダリはいらなかった。
(-92) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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/* うん。それより、もうすぐ死人がでるんだから、ちゃんと切り替えないと。
おまかせだから役職も不安。
(-93) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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[束の間のお喋りを遮るのは誰かの呼ぶ声。 聞き覚えのある声に眉尻が下がる。]
――…いかなきゃ。 じゃあ、またあとで。
[採寸もまだだからそんな言葉をジリヤに向けて 女は慌ただしく衣装テントを後にした。]
(229) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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/* おかえりぶろりん………!
シェロくんどうしよおおおおとおろおろしていた秘密。
(-94) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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/* シェロの位置を誤認してたotz
(-95) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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茹で汁より、林檎………
果物は、置いていなかったっけね。
[炊事場の奥に、背だけが見えた、ニコラスを探す目。 声を掛けるより先に 直接アントニー>>226が、探しに行ったところを確かめた。
ゆで卵も出て来るだろうか。
知らず、期待しているのは蛇の方。 しゅうるり。 しゅるり。 舌を出す。]
(230) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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/* テント外にいる人に向けたログうってたけど あと 少しで一日目始まっちゃうんだよな… 申し訳ないかな… とか おもい ながら も
(-96) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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[さしもの道化でも、 流石にテント内で火はつけなかった。
ファイヤーなしのファイヤー・トーチを一抱え。 火をつけるならテントの外だ。 しかしアントニーに頼んだ食糧を受け取るなら そう遠くへは向かえまい。 さして悩む素振りも見せず、 クラウンはテント外へと足を向ける]
(231) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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ライオンは…多少、大きいだけで猫だしな 虎もその点、大差はないな
けど、猿は人の子並みに知恵が回る そういうところは、厄介だな
[一見無邪気だが、相応の分別のあるアントニー 彼と比べるならば、小猿はまだまだ赤子に近い 子育てやら、しつけやらを 人の子ですら知らない自分に出来るはずもなかろう
弱肉強食かならる野生の掟と 飴と鞭だけでしつけるそれらとは全く別物に思えた
>>208先ほどジャニスに話したのを思い出す]
(232) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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―― 練習テント入り口付近:外 ――
[秋公演。 空気の乾燥を怖れる季節が近づいてくる。
バケツ一杯の水を携え、 入口付近に陣取るクラウンメイクは いつも通りの顔で アントニーによる給餌を待つ心算、だったけど。]
演目は、もう終わり?
[ぱたぱたとサンダル鳴らす仔鼠の後姿>>207と 置いていかれるナイフ使い>>220を遠目に見かけ、 火の未だないトーチを掲げてみせた。]
(233) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/10(Fri) 00時頃
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/* それでもぶっこむ
(-97) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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…………… 人狼を、仕込んだことは、ないけどさ。
[軽く、頬を人差し指で掻き、エフェドラ>>224に告げる。 人狼に関して告げられるのは、主に、赤ずきんのような 童話の延長戦のような、ものばかりで。
調教師の知識よりは、猛獣使いの知識寄りか。
向けられた水のいらえに、好奇心を擡げて、目を向けた。]
『赤ずきんを護る、狩人がすぐ来てくれるとは限らないからな。』
……… 歌わないの。 おおかみなんか、こわくない。
[歌を歌うのは、ひょうきんな、豚の演目だったが。 蛇の口と男の口で、交互に。]
(234) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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[ネットの上からクラウンへと手を振り返す>>200 今日は素直に連れてきてくれてありがとうと言えそうだが、 練習に向かうようだ、あとで何か伝えよう。 ごろりと転がってネットを降りると、 まだ軽やかに飛んでいるフィリップを見上げた。]
(235) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/10/10(Fri) 00時頃
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