137 【突発小喉少人数RP村】九葉物語・初夢の章
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[ ぱっと広げた半紙の上に、 すずりでなんどもなんどもこすってこくしたすみを たっぷりつけたふでで大きな大きなほうふを書くわ。
【みんなで なかよくたのしい はつゆめ見ましょ】
二年 みなかた えり
とめ、はね、はらい、できてる? おようふくだいじょうぶ? エリね、それだけが、ちょっと──し
2015/12/31(Thu) 01時頃
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書きあがった抱負の墨は、ストーブの火が移らない様に
部屋の隅の風通しの良い場所に広げられた。
しばらくすれば、乾くだろう。
冬休みが終わったならば、それは学校へと運ばれて、
教室や廊下のあちこちが満艦飾で施される。
しかし、それはあと数日先の未来──今はまだ初夢の前。
(#0) 2015/12/31(Thu) 01時頃
やがて、半紙の墨が乾いた後。
童女はコタツの天板に真っ白な画用紙を広げた。
色鉛筆、水彩絵の具にサインペン。
紙も画材も色々あって、どれにしようか迷い顔。
窓の外に積もった雪によく映えた赤い椿に目向けると
手を伸ばしたのは、クレヨン。
(#1) 2015/12/31(Thu) 01時半頃
真っ白な画用紙は童女の手にしたクレヨンで、
色とりどりの風景が描かれて行く。
花が咲き、蝶が飛ぶ春の野原。
緑濃き群れなす草と葉を茂らせる初夏。
真夏は海と山と花火大会で。
秋は金や真紅に染まった木々と木の葉。
そして、再び真冬が巡る。
(#2) 2015/12/31(Thu) 01時半頃
最後に描かれたのは──一面の星空。
(#3) 2015/12/31(Thu) 01時半頃
夜空に輝く星々は、天鵞絨の宇宙にばら撒かれ。
天鵞絨は底知れぬ深い闇を湛えながら
どこまでも広がって行く。
夢に終わりなどないといわんばかりに。
夢は終わらせなければ、終わりなどないといわんばかりに。
(#4) 2015/12/31(Thu) 01時半頃
夢とは一体、何だろう?
夢とは一体、何処から来るのだろう?
時にそれに踊らされ、時にそれに心躍る。
その答えは分からない。
けれども──答えは、そこあるかも知れない。**
(#5) 2015/12/31(Thu) 01時半頃
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