108 Persona外典−影の海・月の影−
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[もし――二人の身に何かあったら?
最悪の想像に胃の辺りが締め付けられ、冷や汗が滲む。 背中の明の重さが、まれで身を縛る鎖のように重く感じられた]
大塚くん!! 楠さん!! いますか?
……大塚くん、無事だよね? ――返事して!!
[麻夜と楠の父の名を呼び、狼狽したまま戦場跡へと駆け出した]
(333) 2015/02/15(Sun) 15時半頃
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―港区画―
[戦場の中心だったと思しき埠頭の陥没跡。 傍らには三つの人影があった。 そのうちの一人が探し人だと気付くと、息も絶え絶えにそちらに走り寄る]
……大塚、くん? よかったあ! 無事? 痛いところ、ない?
楠さんのお父様は!? ご無事なの?
[あかりは麻夜の鬼神の如き戦いぶりを知らない。 だから今にも泣き出しそうな顔で、無事を確かめるよう、彼の全身をぱしぱし叩きながら、矢継ぎ早に問い掛ける]
(334) 2015/02/15(Sun) 16時頃
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律っちゃん!? ……なんで、ここに?
[此方が気づくか律に声を掛けられるのが先か。 何れにせよ、幼馴染の姿を見つけて目を丸くする。 ――だが、もう一人。 崇神市でも指折りの有力者の息子がいることに気付くと、やや表情を改める]
もしかして、絹代さん……ですか? お久し、ぶりです。 [かつて律が慕っていた気儘な少年とは、あかりも面識があった。 年上だった彼と格別仲が良かったわけではないが、律からよく話を聞かされていたのだ。
五年前に家族を失ってから、律と高屋敷父娘くらいしか地元とは繋がりはなくなっていたが、絹代が事故で片腕を失ったことは聞いていたから] ――……。
[袖と手袋に隠された義手に、気遣わしげに視線を落とした]
(336) 2015/02/15(Sun) 16時半頃
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[麻夜たちと言葉を交わしていると、市街からやってきたセダン。 扉が開き、降りてきたのは見知った顔>>335]
……真弓さんも、ですか?
[『もしかして』と言う問いに頷き、答える。 青い部屋は夢で見たきりで、記憶の底に眠ったままだが、 さすがにこの状況下で活動していられるのは、能力者だけだと気付いていた]
(338) 2015/02/15(Sun) 16時半頃
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……うん。大丈夫だと、思う。 [真弓を警戒する明の服の裾を握る手に、そっと手を重ねる。
彼女がシャドウに乗っ取られていない保障はないが、 少なくともあかりには普段の真弓との違いは見つけられない。 疑い始めれば律も絹代も、麻夜ですら――ずっと行動を共にしていた明以外、本物であるか怪しくなるのだ]
私たちが来たときには、もう、この有様でした。 やっぱり、真弓さんたちも怪物に襲われたんですか?
[こちらがどうであったかは、ぼろぼろの征服を見れば、一目瞭然だろう]
(343) 2015/02/15(Sun) 17時頃
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私の方も怪我はないですけど、大塚くんが。 ……楠さんは大丈夫? 我慢したら駄目だよ。
[>>344真弓に視線で麻夜が怪我をしていることを示し、それから明に問う。 埠頭への移動中、戦闘を避けるためにかなり無茶な逃げ方をしたから心配はしていたのだ。けれど、消耗はしているようだが、怪我のない様子に安堵する]
(351) 2015/02/15(Sun) 17時半頃
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ありがとう。 [明に信頼の言葉を寄せられ、やわらかく微笑む。
知り合って時間が浅かったから、彼女の言葉に込められた重みは未だ分からない。 けれど、自分の身に危険が及ぶことも厭わず、あかりを救ってくれた明をあかりは信頼している。
だから彼女の期待に応えたい。 その想いが伝わるように、重ねたままの手を軽く握った]
(352) 2015/02/15(Sun) 17時半頃
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ん。 律っちゃんも、……無事でよかった。
[>>345案じるような言葉をかける幼馴染に笑いかけ、ふらふらしてたのは、そっちもでしょ? とか憎まれ口の一つも叩くが。 スクナビコナの見せる幻が効果を失ったせいだろうか? 膝からかくり力が抜けて、座り込んでしまう]
……あー、実はあんまり、大丈夫じゃないかも? ごめん。迷惑かけてばっかりだね。
[律と、あかりを案じる明>>353の顔を交互に見て、苦笑を浮かべてみせた。シャドウに飲み込まれたときの恐怖は、未だ生々しく残っていた]
(356) 2015/02/15(Sun) 17時半頃
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[普段なら「体がうまく動かない」などと聞かされれば、世話焼きの性質が全開になるところだ。 ……だが、今のあかりにその余裕はない。
自分を助けたせいで明の右腕が不調に陥った事実に 気付けなかったことは、後にあかりに後悔をもたらすことになるだろうか?]
(357) 2015/02/15(Sun) 18時頃
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私"は"違うよ。 [真弓に続き、車から降りてきた少年の思いがけぬ言葉>>348 そんな風に誤解されたら、麻夜に悪いではないかと思い、 冗談か本気か判断の付け難い様子の彼に、生真面目に答える。
『は』と強調したことで明と麻夜の関係を、少年に誤解させる可能性のあることには気付いていない]
(359) 2015/02/15(Sun) 18時頃
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青い部屋、ですか。 ……どこかで見た憶え、あるような。
[律と真弓が口にした青い部屋。 心の水底に沈む、記憶の残滓が浮上する]
え、あれって、……夢じゃなかったんですか?
[こちらは座り込んだまま、しゃがみこんで、気遣わしげに視線を合わせてくる真弓に瞬く。 青い部屋がどんな場所であれ、休める場所があるなら移動するのは吝かではない。
――そう思えるくらいに消耗していたのだ]
(361) 2015/02/15(Sun) 18時頃
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そうだね。……わかったよ。
[既に明に迷惑をかけていたから、律の言葉>>360に素直に頷く。 座っているよう促されるのにも従う。
ペルソナが自分であることを否定し、繋がりが弱くなった状態での酷使は、自分で思う以上に肉体に負担を掛けていた。
そのせいだろうか? 真弓に協力を申し出る明>>363の態度に僅かに危うさを感じても、その理由に思いを致す余裕はない。 ましてや自分の言葉が彼女に影響を及ぼしていることにも気づけない]
明ちゃん、無理は、だめだよ。
[麻夜は明の父親を見つけられなかったと言う>>370 きっと耐え難いくらい不安だろう。 だからあかりは労わりの言葉を何度でも口にする。 彼女の名に親愛を込めて]
2015/02/15(Sun) 19時頃
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そうだね。……わかったよ。
[既に明に迷惑をかけていたから、律の言葉>>360に素直に頷く。 座っているよう促されるのにも従う。
ペルソナが自分であることを否定し、繋がりが弱くなった状態での酷使は、自分で思う以上に肉体に負担を掛けていた。
そのせいだろうか? 真弓に協力を申し出る明>>363の態度に僅かに危うさを感じても、その理由に思いを致す余裕はない。 ましてや自分の言葉が彼女に影響を及ぼしていることにも気づけない]
明ちゃん、無理は、だめだよ。
[麻夜は明の父親を見つけられなかったと言う>>370 きっと耐え難いくらい不安だろう。 だからあかりは労わりの言葉を何度でも口にするのだ。彼女の名を呼び親愛を添えて]
(372) 2015/02/15(Sun) 19時頃
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[実際に訪れてはいなくても、あの青い部屋は共通認識として存在するのだと、真弓の返答で理解する>>373
ペルソナにシャドウ。 突然現れた危難はとにかく、対抗するための手段があらかじめ用意されているなんて。 あまりに都合が良すぎ、仕組まれているかのような胡散臭さすら感じたが、口にするのは別のこと]
ネコミミつけた、あの女の人。 本当にいるんだ……。
[アニメか漫画のキャラクターだと思っていた青い女――ポーラ。 イタい格好だなと思って見ていたが、感想を口にしなくて良かったと思うのだった]
(385) 2015/02/15(Sun) 19時半頃
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[>>373真弓の視線の先にあかりも顔を向ける。 ちらほら見えるボールのような影。あまり猶予はないようだ。
今の自分では何の役に立てないことも分かっていたから、 一刻も早く青い部屋に移動するため、重い身体を叱咤して歩き出した**] →ベルベットルームへ
(389) 2015/02/15(Sun) 20時頃
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―埠頭―
[単独行動をするというリツキを見送り、線の細い少年――櫻井 智晶というらしい、と麻夜の交わす言葉を聞いたりしながら、青い部屋があるというクルーザーを目指す]
あの人も能力者? ……それとも。
[目的のクルーザーからこちらへ向けて歩いてくる長身の男>>381の姿を見止め、同行者たちに囁きかける。 もし、あの男がシャドウなら、ペルソナを使えない自分には何も出来ない。 今は役には立たない『正義』のカードを握る手に汗が滲む]
(422) 2015/02/15(Sun) 22時頃
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―クルーザー付近―
……あなたも、ペルソナ能力者ですか?
[青いカードを示しながら、長身の男に呼びかける。 真弓や律たちと違い、素性の知れない相手に緊張を隠せない。
彼はどう答えただろうか。 何れ、会話をしているうちに、彼の目的が青い部屋を目指す仲間との合流にあると知れば>>381 名を告げてクルーザーに乗り込むだろう]
どうなんでしょうね。 でも、年輩の方がペルソナ使いって、想像しにくいかも。
[外で見張りをするという真弓の呟きに、小さく首を傾げた>>424]
(426) 2015/02/15(Sun) 22時頃
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―ベルベットルーム―
[クルーザーには三人の先客がいた。 そのうちの一人は、またしても知人だ]
……花咲さんもかあ。 何だか今日一日で、一生分の驚きを使い果たした気がするよ。
[それから部屋の主(とあかりは思っている)のポーラに入室の許可を取ると、緊張の糸が切れたのかソファの上に崩れ落ちてしまう]
(428) 2015/02/15(Sun) 22時半頃
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そこ、小さな子にいらない言葉、教えない。
[リツキという少年にやられた意趣返しでもあるまいに、と>>430巡理に続き、ソファに倒れこんだ姿勢のまま、麻夜に突っ込みを入れる。 普段ならこんなだらしない姿、絶対に他人には見せないが、いろいろ限界だった]
……気をつかわせちゃって、ごめんね。
[いきなり崩れ落ちたあかりと麻夜に、少女は狼狽してしまったらしい。慌てて外に出ようとする少女に申し訳なさそうに声を掛けた>>439>>442]
(443) 2015/02/15(Sun) 22時半頃
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アカリは、オスカーがこちらに視線を向けたことに気付けない。◇
2015/02/15(Sun) 22時半頃
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[倒れたあかりを見かねて、痛みに耐えて歩み寄る巡理に顔を向ける>>444]
心配してくれて、ありがとう。 ……それにしても、大変なことになっちゃったね。 [額に添えられた柔らかな手の感触に身を委ねる]
(460) 2015/02/15(Sun) 23時頃
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―ベルベットルームに入る前・埠頭―
[真弓の車に同乗していた青年をじっと見つめた。 同じ金髪でも律とは違い、剣呑な雰囲気を纏っている。 一瞬、躊躇いつつも声を掛けると、思いがけず気安い感じで片手を上げてくる>>453]
……イサミさんですね。 花河あかりです。よろしくお願いします。 [自己紹介をされ、サムと呼んでくれと言われても、初対面の青年をいきなり愛称で呼ぶのには抵抗がある]
もうここも、危ないですし、 イサミさんも私たちと一緒に行きませんか?
[ロリーポップを銜え、真弓の車にもたれかかったまま動く気配のない青年に問うた]
(474) 2015/02/15(Sun) 23時半頃
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……そっか、じゃあ少し休ませてもらおうかな。
[青い部屋を出た女の子を気にかけて、後を追おうとする巡理に顔を向け辛そうに口にする。 自分だけではなく、きっと麻夜も明も限界だろう。
当然、明も青い部屋で休んでいると思っていた。 だから彼女が他の誰にも聞こえない声に呼ばれ、ふらり姿を消したことに気付くのはしばらく後のことだ>>458]
(481) 2015/02/15(Sun) 23時半頃
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そっちの二人も崇神高校の……、私と同じ、二年生だよね。 自己紹介、遅れちゃったね、
[と馨一と智晶、二人の転校生に声を掛け、自分の名を告げた]
そう、仲間になるのかな。
[「皆、ペルソナ使い、って事か」 呟く馨一に倒れたまま、宜しくねと顔を向ける。 さぞかし横着な奴と思われるだろうが、実際に体が動かないのだから、どうしようもない>>466]
(487) 2015/02/15(Sun) 23時半頃
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……ねえ、ポーラさん。 ペルソナって使い過ぎると身体に支障が出たりしますか?
[この疲労が尋常ではないことには気付いていた。 思い当たるとすれば、ペルソナを酷使したことかシャドウの海で溺れかけたこと。その二つだが。
試しに青いカードを翳してみるが、何の反応も得られない]
(490) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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私がそんなこと言ったら、 高屋敷のおじさまが慌てて飛んでくるだろうなあ……。 でも、その怪我だと、大塚くんは言い訳が難しいよね。
[病院行くなら、などという問いに首を傾げながら答える>>486]
(495) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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―ベルベットルームに入る前・埠頭―
……一回行けば充分って、 そういうことじゃないと思いますけど。 [からかわれていることに気付き、僅かにむっとした表情。 けれど、彼にも彼なりの理由があるのだろうと思い至る。 そうでなければ、こんな命の賭かった状況で口にする台詞ではない>>497]
私を気遣いの子だって思ってくれるなら、 気が向かなくても、危なくなったら合流して下さいね。
[最後に一つお節介を焼いて、敢の前を立ち去った*]
(509) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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賀来くんも、櫻井くんもみんな戦ったんだね。 ……そうだね、お互い死ななくて何よりだよ。
[馨一の言葉>>500に、死の淵に立たされた事実を思い出し眉を顰める。彼が視線を落とし苦々しく笑うのもたのも、きっと辛いことがあったからに違いない]
人型のシャドウ? ……何よ、それ!?
[情報交換をするうちに、麻夜が表情を歪めて衝撃的な情報を口にした>>499 あまりの内容に思わず声が上ずるが、彼の内心を慮って一度口を閉じる]
(513) 2015/02/16(Mon) 00時半頃
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[言葉を連ね、試すように青い部屋の面々を麻夜は見つめる]
私は、正しくありたい。 だから、為すべきことをする。 ……それだけだよ。
[それはきっと荊の道。 けれど、それが出来るのはペルソナの力を手にした自分達だけなのだ。 例えどんなに危険で、恐ろしい目に遭うことが分かっていても、足を踏み出す以外の選択肢はあかりにはなかった]
(528) 2015/02/16(Mon) 00時半頃
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―ベルベットルームに入る前・埠頭、律>>445―
[幼い頃、あかりは滅多に泣くことも、弱音も吐くこともなかった。
生来の強情さもさることながら、物心ついたときには弟が産まれていて、周りの大人たちは跡取りの弟ばかり構って、あかりを顧みることはなかったからだ。
勿論、両親はあかりに我慢を強いることはしなかったけれど、子供なりに自分の置かれている立場は理解していた。
「……律っちゃんは、良いなあ」 [いつだったか、一度だけ、幼馴染に呟いたことがある。 あかりにしてみれば、転んで泣くことの出来る彼が羨ましかったのだ。
そんな愚痴に律がどう答えたのか、あかりは憶えてはいない]
(541) 2015/02/16(Mon) 01時頃
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……それ、褒め言葉じゃないよね。
[呟かれた感想>>540に、わざとらしく眉を顰める。
正しくありたい――そう、あかりが願うのは、人間が醜く愚かなものでしかないと信じていたから。 そして、無意識下に自分の本質が善性ではないと理解していたからだ。 そうでなければ土蜘蛛のような、あんな淫らがましく不吉な外見のペルソナを心の裡に持っているわけがない。
だから、馨一と麻夜の内心のあかり評>>539>>540を知ることがあれば、きっと複雑な表情を浮かべることだろう]
明ちゃん? そう言えばいないね、どこ行っちゃたんだろ。
[麻夜の言葉>>547に明の不在に気付き、首を巡らせる。 彼女の様子がおかしかったことに気付いていれば、すぐにでも探しに出かけただろう。 けれど極度の疲労の為、気付くことが出来なかった**]
(552) 2015/02/16(Mon) 01時半頃
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