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64 さよならのひとつまえ
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それなら良かった。 もうあんな無茶なことすんなよ。
[座っても痛いと言わない定良に、安堵する。>>+222 ケチャップは無視してマスタードをポテトに付ける。 口に運んでから、塩気の強さにいらなかったな、と思った。 明かした後の定良の反応は、俺にはいつもと変わらなく見えた]
女子と? ……二次元の女子は、何考えてるか解らないからな。 睦井とか、すごいなって思ってた。 楽しませてやれる自信が無いな
お前みたいにロマンティックに星座を語る事も出来なければ、 締坂みたいにカラオケで酔わすなんてのも無理だ。
[交際して何かをする興味も湧いてこない、とまでは言わず。 軽蔑を受けた、と零す定良の頭を撫でようとして、やはり宙で動きは止まり、膝の上へ返って来る。]
(+225) 2014/03/30(Sun) 22時頃
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ススムは、…「三次元の」、と言い直す。*
2014/03/30(Sun) 22時頃
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[それを言うなら同性だってそうではあるけれど、 まだ同性の考え方の方が理解できるというもの トイレに行く事にすら徒党を組む意味が解らない。 漫画のように、モノローグが付いてればいいのに
紙芝居を持った歌手のPVを見ながら、定良の歌声を聴く。>>+224 極端に古いシングルを大量に貰って聞いたあの日以外、 こうして邦楽を聴く機会なんて、締坂が歌う曲位だ。
――叶わないならこの恋をすてて、
掠れたサビの部分で、軽く息を飲んだ。]
そうか?俺よりはマシだと思う。 低いのしか歌えないし
[そうするのが当たり前のように、拍手をする。]
(+226) 2014/03/30(Sun) 22時頃
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星座を語るって、一日だけ切り取ればロマンティックかもしれないけどさ 何日も続けば、ただの星オタクの独壇場だよ ついてける人じゃないと、ついてきてくれない
[だからまぁ、あんまもたなかったねぇ、と軽く笑う。 パスタを口に運び、ポテトを取って。
その掌が一度こちらに向き、そうして膝の上に戻るのを見て、緩く、首を傾げた。]
……ね、戻れないでしょ
だから、言いたくなかった
[わかってたんだけどね、と、笑みを浮かべた。
拍手に小さく笑いながら、二曲目を入れる。 長いイントロの後、流れるのはごくありふれた青春の歌。
一曲目があまりにも心を深く抉るから。 それ以外のラブソングを選ぶ気には、とてもなれなかった。]
(+227) 2014/03/30(Sun) 22時半頃
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[歌い終わり、マイクを置く。 タッチパネルを表示させ、丞の方に差し出した。]
低いの、いいじゃん、何か歌いなよ 半端なのよりマシだと思う
俺ばっか歌ってもやだしね
あー、……飲み物取ってくる、ここセルフだよね 丞、何か飲む?
[問いながら、立ち上がる。 上手く笑えていたと信じよう。
二人分のグラスを持ち、戻って来るのが多少遅くなっても、丞が気にしない程度には。]
(+228) 2014/03/30(Sun) 22時半頃
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それ言ったら、俺もどうしようもないな。
好きなこと除いたら、 当たり障りない会話しか出来ないから。
[困ったように眉を下げる。>>+227 そも、俺に告白した女子は俺に何を期待したんだろう。 考えても、背が高いことしか俺に特徴が見当たらない]
…そうじゃない、
[撫でたら、また甘えて貰いたくなる。 それはきっと、定良を傷つける我儘なんだろう。 今までみたいに触れていいのか、と聞こうとしたら 別の曲が入って、結局否定も質問も出来ない。
向けられたタッチパネルを受け取る。>>+228 カラオケが出来ないわけでもない。 中学の時も、オタクと行く分には歌った。]
(+229) 2014/03/30(Sun) 23時頃
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……珈琲。
[個室のドアの方へ向かっていく背に、そう所望する。 弱さを隠す笑顔は、少しだけ悲しくて寂しく見える。 それを指摘するのは、最早優しさでもなんでもないんだろう。
見えないふりをして、視線を手の中の機器へ移す。
いないことをいい事に、思い切りオタクだと解るような曲を入れようと試みるも、隣の奴が聞いたら定良まで同類と思われるのが忍びなくて、やめる。
結局、一般的にも愛されてるような元ゲームの主題歌を選んだ
必ず僕らは出会うだろう、
希望がある曲を無意識に選んでしまったのは、察してほしい。 声が低くてもまだ歌いやすい部類だが、やはりサビが少し喉にクる
邦楽でももっと楽に歌える歌手は居るが、一般的にスかしてる評価を受けそうなあの歌手とか、極端に古い曲は冷めるだろうな、と変な気を回してしまうのが俺の駄目な所だ]
(+230) 2014/03/30(Sun) 23時頃
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[車を走らせながら、 オーディオにスイッチをいれる。
『マジスゲーびびり野郎』と称されるバンドの曲がラジオから、流れ始めた。]
(+231) 2014/03/30(Sun) 23時頃
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でも俺は、丞といてつまんないって思ったこと、なかったよ
[ってことは、そういうことなんじゃない、と曖昧に濁す。 こういう話ができますとプレゼンテーションするよりも、実際に過ごして見ればいいのだ。 そちらのほうが、ずっとわかりやすい。]
何もそうじゃなくないよ 変わるの、結局、どれだけ頑張っても 仕方がない、事なんだよ
……―――― ♪
[――― やまない雨はなくて ふらない雨もない どんなに そう 願っても
変わらない関係なんてなくて。 変わらない人間なんていなくて。
重なる歌詞に、眉を寄せる。 高音が出ないと、苦しむように、もがくように、見えるだろうか。]
(+232) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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[珈琲のリクエストを背に受けて、ドリンクバーでカップを取る。 低い稼動音を響かせて、湯気立つ珈琲が注がれていく。 一応、と、砂糖とミルクを取り、自分の分のコーラを注いだグラスを持てば扉の前で少しだけ、立ち止まる。
丞は一体、自分に何を求めているのだろう、と、不安になる。 きっと、寮の時と同じような関係は築けない。 ならばどこか、至るべき場所があるのではないだろうか。 一体、どこへ。
悩んだところで、答えが出るわけでもないので肘を駆使して扉を開く。 特徴的なイントロは、始まっていただろうか。]
……結構懐かしいよね、それ こないだ新曲出たんだっけ?
[丞の気遣いなど知らず、その前にコーヒーを置き、先程よりは少し近い距離に腰を下ろす。 口にしたコーラは、利一から貰ったものよりも幾分か味が薄い気がした。 ドリンクバーなのだから、違和感はないのだけれど。]
(+233) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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[伸ばした手はポテトへ向かう。 次の曲を入れる事は無い。 暫く、歌う横顔と歌詞の表示される画面とを交互に見つめていた。
濡れていた髪も、そのうちに乾くだろう。 時折、メールに返信するためにスマートフォンを手に取って。]
……今度でいいからさ
俺は、丞にとって何だったか、 聞かせてもらっていいかな
[画面を見つめながら、問いかける。]
(+234) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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[随分長く走ってから、 高速のPAに入って、仮眠をとることにする。 その前に少し、スマホを眺める。 さて、もう、十文字はついただろうか。]
(+235) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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→ 十文字
『無事についたか?』
(+236) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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To:ありす >>*72 Sub:おれのは?
おれには!花は!ないんですか! 飾る場所もないからいいんだけど
花はありすチョイス?綺麗だね 色が春っぽい
網戸なしで撮ろうと思ったら、こっち雨降ってきた
−−−−−−-
(+237) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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−−−−−−-
To:頼児 >>*74 Sub:まりまりもりもり
これから修行すればいいよ っても、頼児はこれから撮られる側になるのかな 目指せ、まりも王子
からし
まりもなろうよ 髪の毛そめて、辛子まりもになろう
−−−−−−-
(+238) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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[それから、ふと考えて、 十文字に影響されたか、一本、締坂へ]
→締坂
『元気か?』
[というか、1日も経ってないのに、これはどうだろう、とおもいつつ、他になにも浮かばなかった。**]
(+239) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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[先ほど定良が言った言葉と、歌っていた曲を思い出す。>>+232 ほんとうに、そうなんだろうか。 時間が、距離が、俺たちを遠くに運んでしまうのか。もう、卒業する前に戻ることは赦されないのか
……考えれば考えるほど、歌詞が浮いて聴こえる。 自分の声が、遠く聞こえてゆく。そもなんでこの曲間奏が無いんだ ギターソロが最初にしか無いなんて、不親切だろ。
締坂にリクエストした曲のうち邦楽の方は、俺の声質の方がどちらかと言えば歌いやすいし間奏も入ってくれる 戻って来た定良に、歌い終わった後珈琲への礼を言って。 先ほどよりも離れた位置に座ることの意味を考えてしまって、 薄い珈琲はまずいな、と感想を落とした。]
…なんだったか、ってのは難しいな。
お前が空を見上げてる時の顔は、すごく綺麗だと思って、 泣いてる時の顔は、誰にも見せたくないと思う。 寝相が悪いから、独りでちゃんと寝れるか心配だ
そういうのとは、違うのか。
(+240) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/03/30(Sun) 23時半頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/03/30(Sun) 23時半頃
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→ 締坂
『そっか。明日は誰が出るんだ?』
(+241) 2014/03/31(Mon) 00時頃
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深い意味はないんだけどね、……なんだろうね、自分なりの確認 勘違いしないように、って もしかしたらって、思わないようにしなきゃ駄目でしょ
……少なくとも、泣いてる時に傍にいたいなんて言われるの、俺初めてだったよ だから、俺はお前のなんなんだって、そういうね
[手を伸ばし、テーブルの上の皿を取る。 多めに麺を掬い取り、巻きつけて、解けるのも構わずに大口で一口に。 事前に渡されていた紙おしぼりで、口元のミートソースを拭う。]
……なんとなくわかったんだけどさ、俺は丞の弟でもなんでもないからね? そんでもって、丞は俺の保護者ではないからね?
……親離れできなくなっても、知らないからね?
[1つずつ、確認するように告げれば、パスタの乗った皿を差し出す。 お前も食え、と、促すように。]
(+242) 2014/03/31(Mon) 00時頃
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[盛り合わせのポテトを黙々と口に運ぶ。 食べている間は、嫌なことを考えずに済みそうだから。
それでも、確かにわかるのは。 想いが届かなかったのだということと。 きっとこれからも届かないのだということと。
機器を引き寄せ、三曲目。 これ見よがしに、片想いの曲を入れてやったのはいやがらせのつもりだ。
――― そろそろ時間だと、フロントが告げるのはどのタイミングだっただろう。 延長や、この後どうするか、一度丞の方を振り向き問う。 電話を置けば、暫しの静寂。
膝の上で、幾度か、指を組み直して。]
(+243) 2014/03/31(Mon) 00時頃
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……俺、丞のこと好きだったよ
[一つだけの嘘を混ぜて、それでも、捨てずに置いた想いを告げる。
そうして、少しだけ目を細めて、瞬いて。 落ちたたった一滴の行方を追う前に、広げていた荷物の整理を行う。
嘘から出た実とは、よく言うものだ。 言うものだから、いつか真実になってくれればいい。
好きだったと、過去のことだと、笑えればいい。]
(+244) 2014/03/31(Mon) 00時頃
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→ 締坂
『そっか。寂しくなるな。 寮を出たら、さすがに落ち着くまで、遊びにいったりは厳しいだろうからな。』
(+245) 2014/03/31(Mon) 00時頃
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→ 利一
『今も運転してる。 だから、行けたら寄るよ。』
(+246) 2014/03/31(Mon) 00時頃
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………、お前の泣き顔は、 いつもの綺麗なお前を知ってる奴には 刺激が強い気がするからな。
…泣き顔が汚いって言ってるわけじゃないぞ、 別人のように、脆くて、儚い。 ――だから、消えてしまいそうで、繋ぎ留めたくなる。 変なことになったりしないか、壊れてしまわないか…怖い
[定良は俺にとってなんなのか。>>+242 どう説明したら良いかが、難しい。 小熊に渡したスケッチブックに描かれたあの顔が、 一枚にして、すべてなのだと、思う。
俺は、定良が消えてしまわないように、 甘やかしていたい、面倒を見たいと思う。 この感情をなんと呼べばいいのか、説明がつかない。
酷似した類を提示されれば、ぐ、と息を詰まらせた パスタをフォークで巻いて、消費に協力する。]
(+247) 2014/03/31(Mon) 00時頃
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[それから、会話も殆ど無く皿を空にする作業。>>+243 片思いの苦しさを綴る歌を聞きながら、目を臥せた。 あの視線が、俺を呼ぶ声が、そういうものが篭ってたのか、 振り返ってそう思いながら、耳を傾けていた。
俺は、鈍い…んだろうか。 思えば、女子から告白をされた時も 何故この人に俺が?というのが多かったような気がするけど。]
…そろそろ雨やんでるし、出るか?
[今日も、帰ったら定良は泣くのだろうか それを想像して、どうしても眉が寄る。 それでも、この距離を保たれているのは、辛いものがある 仕方なく一緒に居る、そう示されているようで]
………。
[受けた告白は、過去形だった。>>+244 何を望むわけでもなく、先が無い。]
(+248) 2014/03/31(Mon) 00時頃
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ジェレミーは、そのまま、車の中で、仮眠しはじめた。**
2014/03/31(Mon) 00時半頃
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…ありがとう、なんだか恥ずかしいな。 嬉しいし、…ああ。本当にすまない、…気が付けなくて [解るのは、定良を案じている俺の感情は、 恋愛感情によく似ている、違う何かなのだ。 そしてそれは、こいつが求めて「いた」ものと本質的に違う。
荷物を片付け始めた定良に、俺も腰をあげる。 伸ばしてはいけないのだと髪の色を追い、横顔を見る。
涙を拭ってやることすら、俺は赦されないのか あの髪を、梳きたいと願うことすら、罪なのか
誰かが、定良を愛するのを黙って見守るのが、優しさなのか。 大人になるということなのか
心の中で、ぱきりと何かに罅が入る。圧をかければ壊れてしまいそうな、脆いなにかに、亀裂が入った。]
(+249) 2014/03/31(Mon) 00時半頃
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→ 締坂
『一度、実家に帰ってから、本土、最西に行ってくる、]
(+250) 2014/03/31(Mon) 00時半頃
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止めてよ、なんか俺がすごい綺麗な存在みたいだからさ ただの、その辺にいる一人だよ
だから、大丈夫だよ よく泣くけど、これからも泣くけど、……泣くだけ、だから
自分の中で、処理が追いついてないだけなんだ いっぱい泣いたら、多分そのうち、落ち着くよ
[でも、とパスタを口にする姿に一つ前置いて。 それから少しだけ、照れたように笑う。]
甘やかされるのは、やじゃなかったよ たぶん、甘やかしてくれるから好きだったってのも、あったのかもしれない
[現金だよね、と自嘲が混ざった。
空になった皿の上に、フォークを二本、置く。 スイッチを切ったマイクもまた、その横に。]
(+251) 2014/03/31(Mon) 00時半頃
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……そだね、出よう どうする?夕飯、これで足りた?……俺は足りない
[時間は大丈夫だろうかとスマートフォンを確認して。 そうして、帰宅に要する時間を逆算しながら、延長は不要だと告げた。 広げた服と、購入した雑誌と、ちょっとした雑貨と。
片付ける自分に、その視線が注がれているのに気付いても、気のせいだと言い聞かせた。 自分が、意識しすぎているせいなのだと、言い聞かせた。]
気付かせないようにしてたからねぇ ……気付かれたら、絶対距離置かれると思ってたからさ 名優でしょ、褒めていいんだよ
[鞄を背負い、買い物袋を手に下げて。 その内の変化を知らぬままに、首を傾げて。]
行こっか
[促す。]
(+252) 2014/03/31(Mon) 00時半頃
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俺にはそう見えてるんだから、仕方ないだろう。 ……少なくとも、その辺にいる一人を探して走ってきたり、しない
[“そのうち落ち着いたら”、 定良は、定良のことを心配しなくなるんだろうか、俺は。>>+251 先輩が去った後の寮室を、今の空間とマッチさせる。
俺も、先輩と同じように処理されるのだろうか。 それは、良いことなのだろう。多分、きっと。 客観的に俺を見下ろして、理解はできる。
理解をしていても、感情がついてこない。 このまま閉じてしまえ、定良のことを大事に思っているなら。
罅の入ったなにかが、俺にそう囁く。 それに対して気持ちが悪い、と拒絶する。なんだこれは]
(+253) 2014/03/31(Mon) 01時頃
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ん…、夕飯にしちゃ少し……軽い、かなあ
[まだ少し湿ったシャツを畳み、ジャケットを羽織る。 肩下げタイプのバッグを右肩にかけて、支度を整えた。
距離を置かれる、それは俺だってそうだ。 男に対して告白なんて、できるわけない 冗句のような言い回しをする定良を褒めてやるべきなのだろうか
一歩、距離を詰めて。 ドアの前に立つ定良の方へ近づく。
やめろ、と訴えるものを無視して、 ドアノブに伸びている手に、後ろから俺の手を重ねた。 そのまま、重心を預かるべく後ろからかき抱く。]
……1分だけ、こうしてていいか。 これからは、ちゃんと、お前の言うとおりにするから
……ちゃんと……
(+254) 2014/03/31(Mon) 01時頃
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