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64 さよならのひとつまえ
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っ仕方ねえじゃん、もー決まっちまったし! 大学、受けたくてもこっち受けれなかったし!
……そりゃ俺、馬鹿だし! 鈍いし、気ぃ回らないし…! 俺に言ったって意味ないのもわかってっけど!!
―――…でも、 お前が弱音吐けるくらいの相手には なりたいと思ってたし……、
[はたりと、雫が落ちる。]
(+84) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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………友達じゃん。
.
(+85) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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/* 飴ありがとらいじ 連投すいませんすいません
(-25) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[ぱたぱたと、水滴が落ちていく。 そう、宗介は大丈夫なのだ。きっとうまくやっていく。 離れることが不安なのは、大丈夫じゃないのは―――…]
……、…ごめん…。
[―――――…自分の方だった。]
(+86) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[ありがとう、という題名。あて先は白辻ありす。内容はたった二行]
(42) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[世界から音が消えた気がする。携帯を持つ自分の手が震えている。 ふと思い出す彼の言葉。あれは花見より前だった。
─────捨てる方がさ、難しいよね ─────捨てちゃいけないもんまで、棄てんなよ?
全部捨てる、と告げた自分にそう返した、難しいと言った彼。難しくてどうしても捨てられずに、でも持ってゆくことも出来ずに、この部屋に残さざるを得なかったもの。 机の上に視線を向ける。 本。ぬいぐるみ。一本の線香花火。硬貨。星の紙屑。救急セット。一房綺麗に結われた髪。 手の中の携帯電話。部屋を埋め尽くす白い花。
─────これを、すべて。ぼくが咲かせたのだと]
(43) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[この部屋は棄てられた部屋なんかじゃない。
─────最後まで棄てられなかったものの眠る、朔太郎の宝箱だ]
(44) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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[扉の張り紙。最初は「朔太郎以外立ち入り禁止」と掲げられ。 そうして今は「ありす以外立ち入り禁止」に書き換えられた、それの意味するもの。朔太郎の宝物の眠る部屋の扉は、たったひとりに放たれた。
─────自分だけが、入ることを赦された。彼の心の中へ。
噛みしめた顎が震える。閉じた目から零れる雨粒は、ひとつ、ふたつ、俯く足元に降り注ぎ桜の花びらに雑じる。取り繕う余裕もない。 溢れるものを止めることも出来ないまま、額を抑えて崩れるように蹲る。 世界がまた動き始める。バスの走り去る音が聞こえる。 震える携帯。利一からのメール。頬を濡らしたまま不格好に笑って。
ごめん、朔太郎。ひとつだけぼくは君の望まないことをするよ。
やがて気持ちが落ち着いた頃。 ガラパゴスを鳴らして、朔太郎の携帯から一通のメールを送る]
(45) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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To:明智 智明、入江 利政、小熊 成斗、小鳥谷 博、締坂 樹央、十文字 丞、白辻 ありす、定良 宗介、鳥塚 環、紐井屋 怜二、保科 那由多、睦井 利一、保元 頼児 From:朔太郎 Sub:ごめーんね(ノ´∀`*)
*****
行ってきます! ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
(*7) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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/* やっぱ、アリスちゃんは綺麗だなぁ…。 解釈が素敵だ。まったく。
持っていけなかったぶんは、心のアルバムにしまってあるの。 ちあっちゃんもごめんな、写真は心の中にあるよ!
ただどうしても、包帯は連れてった。
(-26) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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/* さくぱんまん!!!!!!!!!!!!
素敵すぎんだろてめこら!!!! くっそ、好きになってよかった、愛してる、ばあかありがとう!!!!
(-27) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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お前は俺のこと好きすぎなんだ、ばーか
[しばらくはその部屋で蹲って、動けないまま。 たくさんの白い花からある五つの文字を探し出すのは、もう少しあとになってからのこと*]
(46) 2014/04/02(Wed) 21時頃
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/* ありすが男前すぎて俺の情けなさが際立つ…!!!
(-28) 2014/04/02(Wed) 21時半頃
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/* これでも削ったんです!!!!!! ごめんねりーちの連投にまぎれちゃって!!!!!
なんかもう退寮手続きロルとかしてないけど燃え尽きた感満載
(-29) 2014/04/02(Wed) 21時半頃
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To:目測190p(漫画家)>>5:+189 From:小鳥谷 博 Sub:RE:
――――――――――
[天使の輪がついたカピバラ][お墓]
おはようございます 一番よくわかる野球ルールブックという、まんまな本がありますよ
――――――――――
(+87) 2014/04/02(Wed) 21時半頃
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[朝、ネットカフェで目を覚ます。 初めてこういうところに入ったが、食事はあるしシャワー室はあるしベッドチェアはあるしで、住めるんじゃないかと静かに感心した。
なるべくいろんなことを考えないようにして、寝落ちした分のメールを返してから ふと、朔からのメールに気が付く>>*7 その送り主は知らぬままに、嗚呼、行ったのかとぼんやり思う。
住所を言えないという彼は、いったいどこへ行くのだろうか。 本当にまた会えるのかとか。
いろんなことを考えて、ぼんやりして。 なにやらいろんな喪失感がこみ上げてきたので、朔に電話をかけてみた。
一回、二回、三回。 コール音、三回目きっかり。
言いたいことも思いつかないと思いなおして、ぷつ、と電話を切った]
(+88) 2014/04/02(Wed) 21時半頃
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―― 昨日・中庭 カラオケ大会中に ――
成斗からのリクエストなー。
[それは何時のタイミングだったか、男はプレイヤーを操作すると、マイク前に立った。 歌詞を検索し、時折そちらを見ながら演奏をする。彼が何を想い、これを選んだのか。 流れるままに口にする歌詞の意味は、検索したサイトの隅に書かれていた。
“私”が待つ“あなた”は “成斗”が待つ“あなた”は 一体誰なのだろう。
―― 少なくともその先に、自らはいない。]
―― what your love means to me Open arms
[歌い終えてベースに視線を落とす。 今の男には少し、ほんの少しだけ、辛かった*]
(47) 2014/04/02(Wed) 21時半頃
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―― 翌朝・バス停 ――
[今日はきちんと起きることが出来た。 利一と共にバスに乗るだろうとばかり思っていた朔太郎の姿は見えず、事情も知らぬ男はただ首をひねるばかり。]
またな、ロンよ。大きくなれよ。 元気でツモれッ!
[最後に告げたのは、そんないつものふざけた言葉。 賑やかに、笑顔で。旅立つ彼を見送る。 バスに乗り込む姿に手を振って、車体が見えなくなるまでずっと、バス停でたたずんでいた。]
(48) 2014/04/02(Wed) 21時半頃
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……まあ、また会えると信じてやろう。
[呟いて。 さてさてと伸びをして、下宿先へ少しでも近づくために駅へと足を運ぶ。
途中、そうだまだ朔以外に住所を教えてなかったと携帯を取り出して。 知り合いを選択している途中、ふと手が止まる。
謎の登録ネームが並ぶ中、唯一、「さん」付けで登録されている名前を選択したものかと指が彷徨い]
……えいっ。
[勇気を出して、ぽちっておいた]
(+89) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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To:ALL From:小鳥谷 博 Sub:新住所
――――――――――
実家を離れてフランスのロンドンへ渡米します
[グーグーマップのアドレス。ネズミーランドの県にピンが刺さっている。 フランスでもロンドンでも米でもない]
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2014/04/02(Wed) 22時頃
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To:ALL From:小鳥谷 博 Sub:新住所
――――――――――
ご卒業おめでとうございます このたび、実家を離れてフランスのロンドンへ渡米します
[グーグーマップのアドレス。ネズミーランドの県にピンが刺さっている。 フランスでもロンドンでも米でもない]
――――――――――
2014/04/02(Wed) 22時頃
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To:ALL From:小鳥谷 博 Sub:新住所
――――――――――
ご卒業おめでとうございます このたび、実家を離れてフランスのロンドンへ渡米しますので、新住所をお知らせしておきます
[グーグーマップのアドレス。ネズミーランドの県にピンが刺さっている。 フランスでもロンドンでも米でもない]
――――――――――
(+90) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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親父、お袋 へ
オレは、オレの道を行くことにした。 心配すんな。
店、継げなくてごめん。 親不孝で、ごめんな。
朔太郎
(+91) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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―――――――――――――――― 十条烝(@cross_10 ) @raijingbaseball>>*5 フォロ返しthx. 分かった、電話待ってるな。 ――――――――――――――――
(+92) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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TO:保元 頼児>>*6 TITLE:RE:RE:元気だ! MESSAGE: そうか?丁度TL見てたとこだったから ああ、定良で合ってる。
さっき行ってくるってあいつからメールきてたな お前の名前も同送にあったけど。 お前らに泣いてるとこでも見せたくなかったのかね
分かった、電話待ってる。
――――――――――――――
(+93) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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[俺が社会人として働き出した今日。 一人の友人が、一つの決意を抱いて旅立ったことを。
今の俺は――知らない。
「人は変わる」
俺の知っている山本は変わってしまったから嘘をついたのか。 ――変わることは、悪いことでしかないのか。
なにも知らない今の俺には、すべてが解らない。*]
(+94) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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知らんなぁ。 まだ寮いんのかね?
[同じく事情を知らない頼児>>10に、そう答え。 それでも寮にいるのならバスの時間には気がつくはずだろうと、首を傾いだ*]
(49) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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―空港―
[カコン、と小気味いい音が聞こえた。 思いを認めた手紙を、赤いモンスターのその口へ運ぶ。 実家へこの手紙が辿り着く頃には、きっともう海の向こう側なのだろう。 誰にも告げなかった【道】へと、金属の鳥で空を羽ばたくまではあと少し。
ひしめき合う足音、声、アナウンス、喧騒。 昨夜や朝とは大違いのそれに、ロビーに腰かけて目を閉じた。
瞼の裏に焼き付いた暁。 薄い闇が朝を纏って、落ちる一粒の雨。 触れた肌は、絹よりも滑らかに感じた。
幻影に、そっと手を伸ばす。]
(+95) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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―― 4-O ――
[寮母から書類を受け取り、足取りも軽く部屋に戻る。 智明も取りに向かっただろうか、はたまた共に行っただろうか。 菓子とベース以外殆ど荷物のなかった男は、パーソナルスペースに殆ど物を残していない。]
んーっとととこれ送ればいっかな。
[机に腰掛けてスマートフォンを弄る。 ひよこは男の手が動くそれに沿って、軽やかにゆれている。]
(50) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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宛先:那由多 件名:れいのぶつ 本文:なかにわにでんせつがうまれた
[添付動画:となりのとろろ 利一とありすが歌唱している一部分が添付されている]
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(*8) 2014/04/02(Wed) 22時頃
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