108 Persona外典−影の海・月の影−
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[一度絶句した巡理が続けて口にする言葉。 顔を背けたまま、他人事のように聞いていると、おもむろに実力行使で顔を上げさせられた]
……痛いなあ。 だから、言った通りだってば。 どうして分かってくれないかなあ。
あのね、土蜘蛛はどっかいっちゃって、 変わりに出てきたペルソナにも見棄てられて、 みんなが戦ってるのに、一人だけ、 何も出来ないで見ていただけ。
それが、こないだ、私がしたことの全てだよ。
(90) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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正しさを謳っておいて、 いざとなったら為すべきことなんて、何も出来やしない。
花咲さんなら、そんな人、赦せる? 赦せるわけないよね! [怒気を含んだ彼女の言葉に呼応するように、あかりの声音にも怒りのいろ]
(91) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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―繁華街:喫茶店―
あ っちっち ア さーせん…
[思いっきり太腿にかかった珈琲。 お絞りを渡しつつお客様大丈夫でしたか、と声を掛けられて 顔の前に手を立ててかるい詫びを入れる。 その間にもちらちらと窓の外を見た。 見失ったら、つぎ捕まえられるのがいつか分からない。]
あ、だいじょぶっす、 もーお会計で!
[途中まで書いてあったメールの続きを、 急いで送信して肩掛け鞄を肩に担ぎ清算を済ませた。]
(92) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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なるほど、な…… これは、やはり………その痛み、か……
[恐らくは、意識を失う直前に感じた痛みなのだろう。 今まで感じた感覚は、どれも激痛を伴い、その最中にみた光景をも、朧気に映し出す。
全身を貫く痛みの時には、翔子と「リツキ」がいた小学校の門が。 背を焼く痛みの時には、祟神神社の鳥居が見えた。
だが、これらを感じたとしても、男には何もすることができない。 感じた感覚の全ては、もう"過ぎてしまった"出来事なのだ]
………俺に、どうしろと言うんだ………
[痛みは引けど、強烈な感覚は記憶に未だ刻まれたままで、床に伏せたまま動くことも出来ず、静かに時が過ぎるのを待った]
(93) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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―後日―
え?花河先輩? ううん……連絡、ないの?
[自分からメールを送るということを殆どしてこなかったため、心配はしていなかった。 それでも、彼女に何かあるのならば、力になりたい。
自分は病院ということで翔子や千晶の見舞いを敬遠したが、心配なことは心配なのだ。 それでも話題に出さなかったのは、麻夜のことが心配だったから。]
……聞かないほうが、いい?
[それだけ、聞いてみた。]
(94) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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/* ただでさえ弱いおじさんなのに、更に死者の痛みを身体に刻むせいで、もっと弱体化入ってるんだが、明日には死ねますかね?
(-41) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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時間を注いだものは、 それだけ愛着が湧くものだと思うよ。 だからこそ裏切られたと感じたときに、より大きな失望を味わう。
[>>86 面倒だと告げた少年に、律が聞かせる言葉。 それは雛宮律がよく知った感覚だ。 画面を覗き込んだ先に表示された名前には、肩をすくめた]
へえ……、彼がねえ。まあいいけど。 それでつまり、あの子もそういう存在だったのかな。
[覗き込んだだけで、身を離す。 他者の存在には気づいてはいなかったけれど、 リツキがシャドウであることが知られている以上、適度な距離は必要だ]
(95) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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[返信はほどなくして。 液晶の上で指を動かしていてはたとある事を思いつく。] ------------------------------------------------- To:雛宮律 From:賀来馨一 件名:Re:Re:Re:(No Title)
それもそうか。すまん。
櫻井がやられたのはリツキじゃない。 白いのっぺらぼうみたいな、気持ち悪いシャドウ。 ああ、もしかしたら、人が集まるところにシャドウも集まりたがるのかもな? 12月の頭の満月の時は、あんなにうぞうぞいなかった。 -------------------------------------------------
(96) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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ん、っ。
[気配が身動ぎ小さく苦痛めいた声を漏らす。 青い蝶による再現>>88は翔子の記憶を辿ったものか。 あるいは同じ蝶から力を与えられたが故の共鳴か。 さておき、痛覚の参照は幻痛となって意識を苛む。
病室で眠る少女の呼吸が一寸乱れたが、 この繁忙極まる病院の中では大事にもならなかった]
ぃ、た、い……――。
[シャドウの海では一層体を縮こまらせて、 抱えた膝小僧に額を押し当てる少女がいた]
(+17) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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だから、私は花河あかりであることを辞めることにしたの。 正しさなんて求めない、ただの女の子になるの。
……これが私の言葉。 もう、満足したでしょ? だから、私のことは放っておいてよ! [巡理には、あかりの言葉がどれだけ理解できただろうか。 少なくとも律のようには伝わらないだろうけれど、それでも]
(97) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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―メール返信>>83―
----------------------------------------- To:マヤ Subject:ぴんぽーん
だよな わかんねーアンチューモサク
待ち合わせぶんなぐりってなにソレ物騒
でもそうさせてもらうかな どこ居ても危険でしょ そんなら自分がやりたいことやりたい
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(98) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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― あかりの家 ―
あっごめんね。 ……見棄てられた?
[やっとこちらを見ただろうか。無理やりこちらに顔を向けさせた事を謝り、正面に座る。 あかりの言葉>>90を反復して。思考を巡らせていると、怒声>>91>>97が走る。 したこと。赦せるか、そんなの。]
……あかりちゃん。 あたしがもし、そういう時に何もできんかったら、どうしても赦せないって、怒る? あたしは、違う思うよ。 あたしを守ろうとするんじゃないん? あたしも、あかりちゃんを守りたいよ。 だって、大事な、大好きな友達じゃもん。 それに、本当に正しく生きられる人が、この世界にどれだけおるん。 ……おらんよ。みんな、どこかで間違ってて、正しくありたくて、もがきながら生きてるんじゃないん?
あかりちゃんを赦せんのは、あかりちゃん自身じゃろ。
(99) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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……愛着。
[>>95リツキのデータにはないものだ。 故に、影はそれが少女に対して抱いていたものだとは気付かない。肩を竦める仕草を見遣り、少年は不思議そうに首を傾げる。]
あの子。しょうこ? しょうこも、まやも馬鹿じゃない。 話す価値はあるし……優先的に、救われるべき人間でもある。
[離れる距離。 それを平然と受け入れ、少年は端末の画面を閉じる。 >>92その直後、喫茶店の中に何やら慌てた様子のサムを見つけた。少年の口元に薄く笑みが浮かぶ。]
(100) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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―それから、もう一通―
----------------------------------------- To:ごろさん Subject:
からだとか だいじょぶ?
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[あのような様子を見て 上手に言葉を選べず端的なメール、だった。]
(101) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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― 崇神病院 屋上 ―
[送信して、スマホから視線を上げれば、扉のそばに花咲の姿>>82。 その微笑みに少し苛立ちが解けるのを感じながら、足を向ける。]
翔子ちゃん、どうだった? やっぱ櫻井と同じ?
[先の呟きが聞かれていた事を気づいていない彼は、苛立ちも恐怖も押し隠すべく、取り繕った表情を見せた。*]
(102) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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/* あかりちゃんが青春!青春や!女子かわいい!!!!
(-42) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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/* ふむぅん… 今日はちょっと動きに悩みがち どこで誰と合流したもんか、があるよねえ。
いっそアカリとらぶでーt げふ げふ いつもの事ですねわかります。
繁華街は3人いるからいきづらく 病院はいってぬけたばっかり。 パイセンの方もふいんきはいるの大変だし
ちょっと様子見しながらマユミさん…?
(-43) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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------------------------------------------------- To:賀来馨一 From:雛宮律 件名:Re:Re:Re:(No Title)
や、だって人間の影奪ってんだろ? 人間いないところに行く意味はないんじゃねーの?
そういうんじゃなくてさ、 櫻井だってペルソナ使えるんだからさ、 その辺の雑魚いのにやられるの?って話。
誰と一緒にいたんだよ、その時。 ------------------------------------------------
(103) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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―繁華街:道―
[どたどたと慌しく喫茶店を出、 つんのめったのを片足のつま先で地面を叩くことで誤魔化した。]
りーつー きっ って
[誰かと話しているのを遮らないように言葉を切る。 最初の満月のときに見たような、姿である。 ういす、と片手を挙げる。]
(104) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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/*まあ、正気値なんとかしたいとか言いながらげきおこさせにいってるんですけどね。
(-44) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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― 大塚家で ―
[数日前、花河の話で心配そうにしてた明の質問に、更に変な心配をさせないでおこう、と曖昧な言葉で濁したのは記憶に新しいが>>94]
…ごめん。やっぱりこの前の事、教える。
アカリも花河センパイと関係ナイワケじゃないし。 …こういうの教えないのも、やっぱりアレだから。
[そして以前のメール。ごめんなさい。とだけ書かれたそれ>>26。 自分がその前に送った物と合わせて、明に見せるだろう>>11]
…アカリ。もし心配なら。アカリにお願いしてもいい? その。たぶんこういうのは、女の子同士のがわかるかも、だし。
[そう締めくくる形で、明の意志に任せるつもりでいた]
(105) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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/*どうしよう。 けいくんを絶望に突き落とす言葉が思いつかない
(-45) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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― 崇神病院 屋上 ― [花咲に断りながら、届いたメール>>103を見やる。 なんだか妙な違和感を覚えながらも、それは明確ではなく霞がかった状態。]
------------------------------------------------ To:雛宮律 From:賀来馨一 件名:Re:Re:Re:Re:(No Title)
ああ、確かにそうか。
一緒にいたのは花咲だね。
其の辺の雑魚いの、ってもなぁ。 数の暴力はえぐいぞ? それに殴っても効かなかったし。 多分、僕一人だけだと確実にやられてた。 ------------------------------------------------
(106) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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……翔子。
[>>+17闇の中、気遣わしげな声が響く。 彼女が何を痛がるのか。 人間の可能性を知らない少年には、分かるはずもないが。]
(*12) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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― 中央部・崇神病院 ―
[完全に痛みが引いた後、悪いとは思いつつも櫻井の衣服を緩め、背中の傷を確認する。 自分の背へ腕を伸ばせば、同じ傷が刻まれている事が分かった 考えが確信へと至り、緩めた衣服を整えて部屋を出る。
丁度、階段の辺りまできた所だったか。 屋上にいた二人>>82>>102が降りてきた所に鉢合わせたのは]
これから帰る所か……?
ちょうど良かった。 櫻井が交戦していた時の事を詳しく知りたい。 出来れば正確な事を知りたいから、車の中ででも構わない。 話してもらえるか?
[そんな風に声をかけたが、二人の反応はどうだっただろう。 了承が得られるなら、男は二人を送るついでに話を聞き出すか]
(107) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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― 崇神病院 屋上 ―
うん、多分。さっくんみたいに傷だらけってわけではなかったけど。 寝てるだけみたいに見えるんよねぇ。
[いつもと変わらない表情>>102に見えるけれど、先程の呟きが頭を掠める。]
え…っと。あの、けいくん。あのね。 だ、抱きついてもいいかなっ?
[うまく言葉が思いつかなくて、思い出したのはコタロウのことだった。あの子を抱いている時はどこか癒された。 あわあわと少し顔を赤くしながら袖を掴み、そんな願い事を口にした。]
(108) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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……サム。 何で慌てるのかが分からない。
[>>104転びそうになるのは見えていた。 少年はそう言い、視線をサムに固定する。
やや距離を離した同胞には構わず、片手を上げる仕草に瞬いて。]
声を掛けてくるのは、意外だった。
[そう。彼も知っているはずだ。 前回の満月の夜――少年が何をしたのか、を。]
(109) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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― 後日 ― あーうん、仕切るのとか、そういうのやっぱ苦手だな。
[高屋敷と雛宮へのメールが送られた直後>>89。 また別のメールを送るべく指を動かす。] ------------------------------------------------ From:賀来 To:ペルソナ使い 件名:今度の土曜、集まりませんか?
前に使った公民館でどうでしょう? 学生組は冬休みの宿題で追われてるかもだけど、今後の話がしたいです。 ------------------------------------------------
(110) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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……花咲さんも、大概おせっかい焼きだなあ。
[自分のことを棚に上げる台詞を、しゃあしゃあと口にする。こうまで巡理が食い下がってくるとは思わなかった>>99]
そうだよ、花咲さんの言う通りだよ。 私は私が赦せない。
でもね、正しくあることは、 他の人にとっては、努力目標みたいなものだと思うけど、 私にとってはそれが全てで、絶対に守るべきルールなんだ。
(111) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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うわぁあああ、何を言っとるんあたしー!! や、でもっなんか。他に思いつくもんないしっ!
[ぐるぐると思考が頭を回る。]
(-46) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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