108 Persona外典−影の海・月の影−
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[無様に膝をつき、獣のように喘ぐ。
怖かった。 あの、真弓の顔をしたマユミに、すぐにも消されてしまうのだ。 痛いのは厭だし。苦しいのも厭だ。
でも、あかりは知っている。 本当に怖いのは、自分が自分でなくなってしまうこと。 だから、幼いころからあかりを殺し続けてきた、正しさという檻から逃げだしたのだ]
……どうして。
マユミさんは、どうして、シャドウを受け入れてしまったの? リツキくんみたいに壊してしまいたいくらい、世界が嫌いだったの?
[末期の言葉を聞かれて、あかりはマユミに問いを向けた]
(405) 2015/02/22(Sun) 03時半頃
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……真弓さんも私と同じで逃げたんだね。 でもね、私も逃げてみて、初めて分かったことがあるんだ。
どんなに逃げたって――結局、自分は自分でしかないって。 自分が嫌いなら、自分を変える以外に救われる道はないんだってこと。 やっと、分かったんだ。
[巡理の言葉、明の信頼、リツキの呪詛――あかりがこれまで得たものは、全てあかりの行いが呼んだ結果だ。 善果も悪果も、自分の行いに相応しいものが降り掛かるのだ] 今、あなたに屈したら、――私は私でなくなる。 それが私にとって本当に怖いこと。
きっと、死ぬより怖いことなんだ。 [跪いたまま翳すカードは『正義』 深く傷つき折れてしまっても、正しさは屈しない]
(416) 2015/02/22(Sun) 05時頃
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――ペルソナ。
[あかりの前に少女の形をした闇が降りてくる。
それは、彼女が恐れていた恐怖のかたち。 イドより這い出で、ペルソナとシャドウのどちらにも成り得なかった未分化のこころ。
真弓なら、分かるはずだ。 そのペルソナの仮面の下から覗く貌が、 出会った頃の花河あかりのものであると。
闇はもう嗤ってはいない。 恐怖と不安を乗り越え、己の主となった召喚者を守るべく、 黄金の雷を身に纏い、シャドウの前に立つ**]
(417) 2015/02/22(Sun) 05時頃
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/* 着地点が見えていたのに、何度も書き直してこの時間。 お待たせしてしまった真弓さんには、本当に申し訳ないです。
(-187) 2015/02/22(Sun) 05時頃
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/* ところで、今日も戦わずに終わってしまったのは、本当に予想外でした。 明ちゃんにも申し訳ないことをしてしまいました。
(-188) 2015/02/22(Sun) 05時半頃
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