64 さよならのひとつまえ
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[緩慢な動作での荷物整理を継続させていると、また一通、メールが届いた。]
あー、タイムカプセルか……。
[発案者は十文字らしいが、彼は何を埋めるつもりなのだろう。 やはり直筆のイラストか、それともペンか。 山本は、やはり鋏なのだろうかと、皆が想い出を託しそうなものを想像すると、自然と口元は和らいだが、同時に別れが近付いているのだというたことも強く感じてしまい、幽かに胸が痛んだ。]
俺は……どうする、かな……。
[やはり野球用具だろうか。 まだ壁に掛けたままになっている、背番号2のユニフォームをまじまじと見る。]
でかすぎっかな、これは。
[ボールくらいにしておいた方が良いだろうか。]
(503) 2014/03/24(Mon) 18時頃
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TO:朔太郎 FROM:頼児 TITLE:Re.緊急企画第二弾!!
MESSAGE: 分かった、何か用意する ところでどれくらいの大きさまで大丈夫なんだ?
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[相変わらず、用件のみ。]
(*111) 2014/03/24(Mon) 18時半頃
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/* あんてぃーくか!!!!!
(-101) 2014/03/24(Mon) 19時頃
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[気付けば部屋の中は、だいぶ薄暗くなっていた。 冬の頃に比べ、陽は確実に長くなってきているが、そろそろ灯りが必要か。
ふと、ユニフォームから視線を離し、窓を見れば、半分の形の月がのぼっていた。 満ちるんだったか、欠けるんだったか……そういえば先週、定良が満月だと言っていたから、これは欠けてゆく月だ。 月が欠けてゆくほどに、寮から誰かが去ってゆく。
自分だって、例外ではなく……]
(520) 2014/03/24(Mon) 20時頃
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[なんとなく、今は明かりを点けたくなかった。 手元はまだ十分見えると、自分に言い訳などして、薄暗くなった部屋の中で、引き出しの中身を段ボール箱へ移し入れてゆく。]
あ。
[扉の開く音>>523がして、手を止め、振り返る。 表情が今ひとつ見えにくい状態なことに、少しだけ感謝した。]
外の風当たるって、出てった。 荷物はそのまましといてくれって。
[抑揚のいない声を返す。]
(524) 2014/03/24(Mon) 20時頃
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……あのさ、お前。
ラブレター、机の上に出しっぱなしだったろ。 他の奴に見られねーように、一応隠しといたから。
[淡々と話しながら、スポーツバッグのポケットに入れていた封筒を取り出し、十文字に差し出して]
悪い、樹央には見られた。
(525) 2014/03/24(Mon) 20時頃
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まだ手元見えたから。
[明かりを点けていない言い訳をする。 つけたければつけてもいいと。
締坂の件は、確定ではないのだし、憶測だけでアレコレ告げ口するのもどうだろうかと思ったが、同じ部屋で、何も知らずにぎくしゃくしたままというのも辛い。 最低限だけを伝えておこうと思ったのだが、ある程度は察してもらえたのだろうかと、十文字の手の中に戻った封筒を見……]
あ、っ。
[屑箱へ放り込まれるそれは、部屋が薄暗いせいか、とても哀しい色に見えた。]
いいのか?
[何がいいというのだろう。 口にしてから、馬鹿げた事と、眉を顰めた。]
(530) 2014/03/24(Mon) 20時半頃
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ライジは、ロビンの古本市は順調だろうかと、ふと。
2014/03/24(Mon) 21時頃
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[急に明るくなった部屋に、一瞬だけ目を瞑って、すぐ開けた。 無愛想な顔が、わざと表情を消した顔が、十文字へ向いている。]
別に、俺が告白されたわけでも、掬水が気になってたってわけでもねーし。
何が偽善なのかは知らねーけど、さ。
[好きな誰かは、別な誰かの事が好き。 なら別な誰かは、誰が好き? そしてそのまた誰かが好きなのは?]
なー……。
そしたらお前さ、だれか、好きな奴とかいんの?
[引き出しの中の、芯の折れた鉛筆を弄りながら、ついでかなにかの世間話のように、問いかける。]
(546) 2014/03/24(Mon) 21時頃
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嫌な思いなんて、そんなもん、誰だってしたくねーよ。
[>>543嫌われるより好かれたい。 それは、大なり小なり誰もが思っていることではないのかと。
傷付きたくない。 嫌われたくない。
だから、感情を閉じこめる。 けれど閉じこめた感情達は、「それでいいのか!」と、しつこいほどに胸を叩く。
吐き出せば楽になるのは知っている。 けれどその代償に───堪えきれる自信はない。]
(555) 2014/03/24(Mon) 21時頃
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恋愛漫画なんて、俺だってわかんねーよ。 好き、って感情は……
[>>558ずっと過去を思い起こせば、幼稚園の時の先生が初恋だったような気がする。 小学校でも、好きな女の子はいた。 けれど中学、高校と、野球にかける時間が増えてゆくほどに、野球が恋人になっていた。 だからきっと、まだまだ暫く、それが続くものだとばかり思っていたのに。]
………。 うちのマネージャーだったら、とーるに振られた。
[>>579彼女には興味はなかった。 気の利くいい子だとは思っていたけど。]
(588) 2014/03/24(Mon) 22時頃
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俺は………
[昂揚を殺そうとすればするほどに、息が詰まる。 きっと、口に出せれば楽になる。 けれどそうすれば、きっとすべてが終わる。
これは恋愛漫画ではない。
好きになった誰かは、俺が好き。 そんな都合のいい事はありえない。
ましてそれが、同性ならば。]
たぶ ん 届 かねー、 から。
[最悪に残酷な事を聞いてくる奴だ。 自ら首に縄をかけろと言われている気分だ。
……息が詰まる。]
(591) 2014/03/24(Mon) 22時頃
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……ん。
[>>601まともに声すら出なかったから、頷いた。
手を伸ばせば届くのに。 なのに届かないだなんて、質の悪い謎かけのようだ。]
…………。
[謝罪の言葉>>603が、胸に深く突き刺さる。 見透かされて、拒絶されたか。 ならいっそ、無様を晒さなくて良かったじゃないかとすら思ってしまい、心底情けなくなった。
咲いて散るどころか、蕾のままで地に落ちて、土に還るか。 俯き、集点のずれた目で、床を見つめて]
(613) 2014/03/24(Mon) 22時半頃
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……ッ、あ?
[だから、十文字が距離を詰めた>>603事にも、腕を掴まれての反応も遅れた。]
お、い……。
[声が上擦る。 なんだこれは、死刑宣告か。
空いた両腕は、一旦ゆらりと持ち上がり、十文字に触れそうになって……ぱたりと力無く垂れた。]
(614) 2014/03/24(Mon) 22時半頃
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(お前だよ……)
[たった一言が言えたなら、どんなに楽になれるんだろう。
けれど、そのたった一言は、きっと、すべてを壊してしまう。 思い出も、何もかもを汚して、元に戻れなくしてしまう。
ならば、今のまま。 友達のまま。
笑顔で、別れの日を迎えられたなら。
それでいいじゃないか。]
(624) 2014/03/24(Mon) 23時頃
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……お前こそ……
[>>621なんとか、震える声にする。
友としての短い抱擁。 やけに温かく感じたのは、あいつが風呂上がりだったからだ。 石鹸の匂いだって、別に当たり前のものだ。
離れた時、ひどく寒いと思ったのだって、そのせいだ。 そういう事にしておきたい。 しないといけない。]
ん、分かった。
[部屋を離れる十文字>>627に、顔を上げた。 ドアの音に紛れた声があるだなんて、知らぬまま。]
(639) 2014/03/24(Mon) 23時頃
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[ぱたりと、ドアの閉まる音がした。]
ぁ、やべ……。
[このままでは、泣いてしまうような気がした。 とてもではないが、そんな無様な姿は晒せない。
逃避するならどこが良いのか考えた結果、うっかり涙が零れても誤魔化せるであろう、大浴場だった。
くたびれたビニールバッグに、荒く着替えを詰め込むと、誰にも出会わないうちにと、先程明智にああ言った>>339にも関わらず、かなりの速度で廊下を走り、階段を段飛ばしで跳ねて、大浴場へ向かった。]
(644) 2014/03/24(Mon) 23時半頃
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ライジは、ザックはメールに気付いたろうかと思いながら、大浴場の扉を開けた。
2014/03/24(Mon) 23時半頃
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─ 大浴場 ─
[誰もいないのをいいことに、浴場に一番近いロッカーに着替えを詰め込み、すぐ服を脱いで浴室へ向かう。 もしこれが普段であれば、きっと、定良のように飛び込みも試みたのかもしれないが、生憎そんなテンションではなかった。
洗い場で、桶で身体に湯をかけながら、鏡の中の自分の顔を覗き込む。 大丈夫、なんだか鼻は赤くなってる気もするが、これはまだ泣き顔じゃない。]
(654) 2014/03/24(Mon) 23時半頃
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[広い浴場だが、こうして手足を伸ばして湯に浸かれる機会などそうそうない。 なんとなく、風呂場の縁に腕枕して、底からふっと足を離すと、ゆらりと身体が浮かび上がった。 こんな馬鹿な事ができるのも、今のうちだけか。]
はー……。
[あと何日、堪えればいい。 遠く離れて、姿も見えなく、声も聞こえなくなれば、きっとそのうち忘れてしまう。 忘れて、きっとまた普通に戻る。]
……ふつうって、なんだ……?
[彼女を作って、結婚して。 子供が産まれて、家庭を築く。
これが……普通なのだろうか。]
(680) 2014/03/25(Tue) 00時半頃
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[サクラは散った。 咲く前に散った。
何故か。 普通じゃなかったからだ。
当たり前だ、同性に恋するなど普通じゃない。
普通じゃないから、ずっと、想いに気付かなかった。 もしくは気付かないふりをしていた。 同室故の居心地の良さだと、感情に向き合わなかった。 認めてしまうことを避けていた。
あと少し……あと少しだけ、それが続けられたなら。 どれだけ、気が楽だったのだろう。 けれど、ここにきて、限界が訪れた。]
───好き、だ。
[呟きを、湯気の中に溶かし込む。]
(692) 2014/03/25(Tue) 00時半頃
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……あ。
[決壊。 汗や水蒸気とは違うものが、頬を伝う。 湯に浮かべていた足は、また底に沈んだ。]
───ッ、く……
ぅ……!
[桶の縁にかけておいたタオルを取って、顔を強く押しつける。 誰もいなくて、本当に良かった。]
(696) 2014/03/25(Tue) 00時半頃
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[風呂場はいい。 どれだけタオルに涙を染み込ませ、鼻水を垂らしても、すぐに洗い流すことができる。 顔が赤くなっても、のぼせたからで誤魔化せる。]
………ぅ。
[しかしそろそろ、本当にのぼせそうになってきた。]
あがろ。
[どうあれ、入浴という目的は果たした。 泣いた所為か、腹も減った。
あがって、飯でも食べに行こう。 そうすれば、きっと落ち着く。 部屋で顔を合わせても、きっと普通でいられるはずだ。]
(709) 2014/03/25(Tue) 01時頃
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/* 漱石?!
(-154) 2014/03/25(Tue) 01時頃
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