78 わかば荘の薔薇色の日常
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おはよう
[204号室──芸の部屋の前辺りに差し掛かったところで 自室の隣の部屋の扉が開いた。
立ち止まらず、表情を変えず、言葉を返す。]
──…
[そのまま202号室の前まで来て、足を止めた。 前髪が邪魔で、草芽の表情は見えない。]
(265) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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後で店のスイーツ好きなの奢ってやる。
[進に報酬を耳打ちしてから、三毛猫を見た事を自慢するのも 含めて室内へ入るが、入ってから談話室での事を思い出す。 話声が無ければ大丈夫そうだと踏んで。]
おーい、日向? 何処だ?
[呼ばれたのは良いが、場所を聞いていなかった。 三毛猫ではないが呼んだら鳴いてくれるだろうかと。]
(266) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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(フランクさんからは、逃げていた。 知られたくない、幻滅してほしくない。 オレのことなんてわからなくていいからと。)
(達久からも二回逃げたけれど。 知ってほしい、受け入れてほしい。 オレのことをわかってほしいのにと、だった。)
すきになる、て謂うたのに 優しくしたんは、達久ったい…。
(戻れない位置。)
(今度こそ、見限られてしまうんだろう、か。)
(=169) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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/* なきそう(´;ω;)
こえええええ、中身さんが中身さんなだけにこえええええ 「や、ホモはねぇわ」ってばっさり切り捨てられそうでこえええええええ
人に告白するのって、こわいよね!!!!!!
(-128) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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……すまない…
[徹>>260の笑みが消えて、小さくつぶやく。 こんな風に後押しさせるのも、たいがいだなと、ため息をこぼし]
悪かった。 変にごまかしたりして、お前にちゃんと向き合ってなかったな、って。
もっとちゃんと、答えないといけないのにごまかして逃げたから。
[布団の傍らに座り込んでぽつぽつと言葉を口にする。
結局のところ居心地のいい関係が壊れるのが嫌で逃げただけだ。 それが相手にどんな感情を与えるのかも考えずに。
似たような立場になってようやくわかったからこその後悔]
(267) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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徹の気持ちはうれしかったけれど。 そういう風に見てないなら、見てないってきちんというべきだった。
今更すぎるけど――俺、お前のことは大事な友人だと思ってる。
[今更だけど、と、自嘲を浮かべて。 徹を見つめた**]
(268) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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― 昼休みの予備校前 ―
あぁふあ……
[大きな欠伸をして、ぱくんと口を閉じた。 湿った空気を吸い込んだ。 けんけん、と乾いた咳がそれに応じる。 コンクリで出来た手すりに肘を置き、頬杖をついた。 片手には煙草がある。 予備校の入っているビルの一階、外に設置された階段の脇、灰皿とベンチが置かれた喫煙用の空間には、白衣を着たままの南方と、その後方に浪人生が三人いて、お喋りをしていた。]
……。
[――ビニール傘をさした大学生が通り過ぎる。傘も持たず忙しく道を行く仕事中であるらしいスーツの人。花柄の傘をさす買い物袋を下げたおばさん。 しっかり雨除けをされた場所から、小雨に降られ続けている通りを眺めている。べつに面白いわけではない。 頬をのせていた手で、こめかみを揉む。 昼食は買ったおにぎり二つで、それが微妙にもたれている。 薬を飲んで、一服中だ。 考える事はただひとつ。とてつもなく横になりたい。**]
(269) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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[ひたり、毛先からまた一滴。 落ちた水は握った左手の甲を濡らした。
ほんの一瞬だけうつらうつらとしていたが、 呼ばれると意識はきちんと浮上する。
よく眠っている宇佐美の耳に手を宛てて、 起こしてしまわないよう注意深く。 まだ遠い声に、控えめに鳴いて応える。]
………薫ちゃん、部屋。開いてる。
[勇者はクエスト1を達成したんだなぁー…と 心の中でファンファーレを鳴らしておこうかって こっそり笑みを浮かべながら。]
(270) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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/* >>269かわいい……そしてぼくも横になりたい……ねむい……
(-129) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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ビスケットのビス。
[徹津>>258から聞き届けた名前の由来。 聞いてしまえば納得のゆくもので、だからこそ、可愛い。 重なる頷きに、経験不足の俺は、それでも感覚で拾う。 言葉少なの相手に慣れてんの。 俺は口数が多いから。]
……… 友達、そかあ。 可愛い友達だねん。
[軽く膝を折り曲げて、小皿にありつく三毛猫を眺めた。 はくはく はくはく 小さな口に、吸い込まれてゆく。]
(271) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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[>>265怯えた声に返って来たのは、常と変らない――何も変わらない抑揚だった。 昨日の言葉は相手にとって何も変わらない程度の事柄だったのだなと自己完結すれば、安堵と同時に無性に寂しくなって。
隠された表情は、どこか脱力したような複雑な色を示すが 観測されない現象はない物と同じだ]
――?
[と。 不意に止まった平和な足音を怪訝に思い、遊の顔を見上げる。 こちらを見ている姿に、なぜだか少しぎくりとした]
……なんだよ。
[なんか言えよ]
(272) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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手──
[自分の掌を見せて、 同じように手を出せと促す。]
(273) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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ほいほい。 俺に、お任せ下されよう。 行ってらっしゃい。
[日向の名前を、二人の会話に拾い上げて、目を眇めた。 戦友のピンチならば尚のこと――…見届けなければなるまい。 檀の背中に、手を振って、勇者徹津の背中にも手を振んの。
見世番は俺に任せて、と、言葉を重ねて。]
くひ。 スイーツ、リクエスト利きますか。
[上機嫌に咽喉だけ震わせて、笑う。 リクエスト選出 候補 プリン。 シンプルなものでも、蜂蜜でも、焦がしカラメルも良い。 報酬希望 返事は小声で、内緒話みてーに。]
(274) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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/* >>269 わかる 横になりたい
(-130) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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/* 藤堂と永利がまさしく大人の恋愛って感じの、大人の関係性を築いてて読み物として面白い。
(-131) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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/* 草芽は子供。 めっちゃ子供。
なでたる。
(-132) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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[さあさあ さあさあ 小雨が降る。 傘を忘れたなッて今更ながらの感慨。 でも、目の前の頼まれ事の方が、優先度が高かった。]
ビケ……… じゃねー、ビスなあ。
[膝抱えて、真剣におやつにありつく三毛猫を眺めた。
口許にカスが付いてやんの。
邪魔しないで、食べ終わるまでその場で、猫の番**]
(275) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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[聞き覚えのある声>>270に 視線を向けると本人の部屋からだった。]
日向? 入るぞ。
[鍵は空いているようだが、一応声を掛けて扉を開けて。]
力仕事がいると聞いたんだが。 それより猫、見たぞ。
[こんな早朝から、まさかラック作りだろうかなんて 馬鹿な考えが浮かび、それを打ち消す為と、 先程の運命の出会いの興奮を忘れない内に伝えながら 室内を見渡した。]
(276) 2014/07/01(Tue) 01時頃
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[昨夜、言われたこと>>=30を 忘れたわけではなかった。
ただ──言葉が足りない、と言われても すぐには伝えたい事柄が溢れて来るわけではないから 昨日の今日で、何も変わっていないように見えるかもしれない。]
(=170) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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[わからなくて不安になる。 ──その感情が理解できないわけではない。
だから、伝えてみよう──と、思っている。]
(=171) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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で、何がどうしてこうなった? …取り敢えず風邪引くから髪拭いて服着ろ。
[室内にいるのは濡れ鼠の日向とドライヤーとタオルを持った 宇佐美の2人。 朝から何があったと首を傾げてみるが、まずは濡れ鼠を 何とかすべきかとタオルを取ると日向に渡す。]
(277) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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どうにかって、具体的に。 あーいや。
[AVの内容を思い出して首を振った、 ゲイではない以前の問題だった。 すべてを説明しなければならないと思うと気が重い、 そういうのも含めて今迄オコトワリをしてきたはずだったし]
お前にっていうか性的欲求をまず持ってない、 これからそれが浮かぶ可能性もわからん。 突っ込みたいなんて言うならお断りだ。
(278) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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それに。
俺の本職はちょっと厄介でな。 お前を最優先することはできねえ。
呼び出されたら昨日みたいに出て行くし、 下手すりゃ帰ってこない。
[とは言っても最近は随分平和だが]
あとは、お前が逃げても俺は追いかけない。 そんな奴ずっと好きで居られんのか?
(279) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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[自室の扉を完全に閉めることも開けることもなく。 盾のように、ぴったりと自分の半身に付けたまま。
じっとじっと睨むようにしている様は、他者へ惜しげもなく向ける人懐っこさはなく。 どちらかというと人間不信の動物の顔をしているが、どちらも嫌われたくないのベクトルが正負違うだけだ]
手……?
[短い単語>>273 こちらへ見せられる掌に、何がしたいのか理解しようとして失敗して。 不可解なままに、それでも恐る恐る手を向ける]
(280) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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[歯をくいしばりながら、ズンズン進み 漸く冷静になってきた頭で外を見ると、 サァサァと雨。
昨日のバーベキューや、火薬の匂いを キレイに洗い流していた。
昨日、雨が降らなくて本当に良かった。 日頃の行いが良いからだろう。 きっとそうだ、と決めつけた。
用もないのに家を飛び出し、 また家に戻るのも癪なので談話室へと移動する。]
(281) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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ん……ぁー…三毛猫、触れた?
[足音が近付いて、扉が軋んで開く音。 玄関傍の脱衣所からはよく聞こえる物音と声に、 抑えた笑いを含んだ軽口を返す。
部屋は相変わらず今日もごちゃごちゃと賑やかだ。 統一感を一切合切欠いた玩具や本やその他諸々。
…こっちこっち、と手を揺らして見せる脱衣所も、 賑々しく様々な物が配置されている。 俺と、眠る宇佐美はそれらに紛れて床の上。]
風呂手伝って貰って、出たとこで、 宇佐美…寝ちゃってさ。 ちゃんと眠れるとこ…、連れてかねぇと…って。
[渡されたタオルの下から檀を見上げる。]
(282) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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うーん、なんて言おう。
(-133) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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惚れたら大火傷(してる)
うーん。
(-134) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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[扉から恐る恐る差し出された手を いつもと変わらぬ温度で、握る。
握って、手前に引いた。
部屋の中から引っ張り出すように──。]
(283) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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[握った手を離さず、 反対の手を、草芽の前髪に伸ばす。
逃げられなければ、前髪を額で押さえて 覗くライトブラウンを、間近から見下ろした。]
(284) 2014/07/01(Tue) 01時半頃
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