91 とある生徒会長の憂鬱2
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…………お前の口から、その言葉を聞くとはな。
[悔しい───と。 確かにそう聞こえた。
そして、悪くない───とも。]
俺は、お前から大きなものを受け取った。 お前もまた、この戦いで何かを感じ取ってくれたと言うのなら、挑み合った甲斐があったというもの。
いい、戦いだった。
[がっちりと握り合う手と手。 強く引き、イアンを起こした頃には、校庭は拍手と賞賛に包まれていた。]
(133) 2014/09/29(Mon) 20時半頃
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[助け起こせば、またいつもの調子>>122に戻る男を見て、ふっと笑いながら肩を竦めた。]
まったく……らしいといえばらしいが……
……何だ?
[ピンッと弾かれたものに反応し、手を伸ばすと、そこに小さなバッジが降ってきた。]
ああ。 確かに受け取った。
[強く握りしめ、まっすぐな視線をイアンに向け、頷く。]
(134) 2014/09/29(Mon) 20時半頃
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さて、そろそろ救護班が…… 何だ、まだ何かあったか?
[受け取るべきものは受け取った。 後は救護班を待てと言おうとしたのだが、その手に、今度は何かを、しっかりと握らされた。]
これは余良の……
[何のつもりかと問おうとすれば>>123]
…………。 お前は、俺がこのバッジをこのまま持ち逃げするとは……考えないのか?
[自チームの現状は、はっきりとは分かっていない。 しかし今のところ、余良以外の脱落の報は聞いていない。 このバッジの有無により、有利不利が大きく変わることは確か。
試すような視線を暫し向け。 それから、フッと笑みを浮かべて]
(135) 2014/09/29(Mon) 20時半頃
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─────約束しよう。
このバッジは、必ず、お前のチームの奴に手渡す。
(136) 2014/09/29(Mon) 20時半頃
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スージーか。
こっちは、イアンとの戦いを終えたところだ。 これで俺の所持するバッジは3つ。
もうひとつ……余良のも預かってはいるが、これは、相手チームに渡させてもらう。 イアンと、そう約束した。
……すまないな。
(=5) 2014/09/29(Mon) 22時頃
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