64 さよならのひとつまえ
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[束ねた譜面を箱に詰めていると、耳馴染みのある歌声>>144が聞こえてきた。]
歌いながらでも手動かしてればいいんじゃね。
あ。
[中断された歌>>146に再開を促そうとしたら、十文字と被った。>>156]
まーそういうわけだし、もうちょっと歌っとけよ。 無音で作業してんのも味気ねーしさ。
(185) 2014/03/23(Sun) 20時半頃
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つか俺、手伝ってばっかりいる場合じゃねーじゃん。
[そういえば自分だって、まだ少し荷造りが残っていた。 とはいっても、引き出し内の私物を詰め込む程度だが。]
樹央、これ詰め終わったけど、ガムテープで蓋しちまっていーの?
[荷物の処遇を締坂に聞き、とりあえず一箱終えたところで、自分の残りの荷物を片付けてしまうべく、机の引き出しを引っこ抜く。 何で取ってあるのか分からない、蓋のないマーカーや、別に集めているわけでもなかった食玩、期限切れのパンの点数シール……。 それらは、片っ端から不要品箱に放り込んだ。]
あっ、ボールペン。
[そして、危うく借りパクしそうになっていた、紐井屋の4色ボールペンが発見された。]
(194) 2014/03/23(Sun) 21時頃
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ライジは、ジェレミーにメール送信。
2014/03/23(Sun) 21時頃
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TO:怜二 TITLE:ぼーるぺん
MESSAGE: わるい、ボールペン借りっぱなしなの見つけた あとで返す
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[やはり簡素。]
(*38) 2014/03/23(Sun) 21時頃
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そうだな。 樹央の歌声、俺、結構好きだったし。
[ダンボールの封はせぬまま>>198、ひとまず自分の荷物の片付けをしていると、曲のリクエスト>>196がかかったが]
……って、急に言われると、案外出てこねーんだよな。 最近の曲とかあんまり知らねーし。
[最近ではなく、過去のものもあまり知らない。 眉を下げてこちらを見る十文字>>201に、同じく眉を下げそうになった。]
そしたらさ、何か春らしいのでも。 樹央のおすすめで頼むよ。
(209) 2014/03/23(Sun) 21時半頃
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TO:怜二 TITLE:
MESSAGE: 多分数日中かな 主田から連絡来たらだから、ちゃんと決まったらまた教える
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(*44) 2014/03/23(Sun) 21時半頃
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応援歌は、歌うより歌って欲しいけど。 ……ンーン、ンーン、ンーン〜〜♪ フンッフン〜ン ン〜ン〜……
[>>221軽いツッコミの後、サビの部分だけを鼻歌で歌ってみる。 あまりうまくないそれは、締坂の歌>>214が始まると同時に自動的に終了した。]
……
[女性ヴォーカルの歌など、自分にはとても歌えない。 がらくたをダンボールに詰め込みながら、忘れぬようにと、その歌声を耳に刻み込んだ。]
(232) 2014/03/23(Sun) 22時頃
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[一曲目が終わると、コンビニで貰ったクリアファイルを持ったまま、軽く拍手した。 ちなみに、クマ柄のそのクリアファイルは、不要箱へ放り込まれた。]
俺好み?
[>>227何の曲だろうと、手を止め、耳を傾ける。]
……あ、これ……
[聞き覚えのあるその歌に、夏大会の思い出と、小さな胸の痛みが蘇る。 数年ぶりにベスト4へと進み、迎えた準決勝。 15での敗北を喫した。 引退前の、最後の試合。 人前で泣くわけにはいかないと、ずっと堪えていたのだが、夜、布団をかぶったら、涙が溢れだしてきた……]
……ありがとな。
[歌の邪魔にならない程度の声で、ぽつりと零した。]
2014/03/23(Sun) 22時頃
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[一曲目が終わると、コンビニで貰ったクリアファイルを持ったまま、軽く拍手した。 ちなみに、クマ柄のそのクリアファイルは、不要箱へ放り込まれた。]
俺好み?
[>>227何の曲だろうと、手を止め、耳を傾ける。]
……あ、これ……
[聞き覚えのあるその歌に、夏大会の思い出と、小さな胸の痛みが蘇る。 数年ぶりにベスト4へと進み、迎えた準決勝。 実力差は歴然で、1−5での敗北を喫した。 引退前の、最後の試合。 人前で泣くわけにはいかないと、ずっと堪えていたのだが、夜、布団をかぶったら、涙が溢れだしてきた……]
……ありがとな。
[歌の邪魔にならない程度の声で、ぽつりと零した。]
(248) 2014/03/23(Sun) 22時頃
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ん、分かった。 進めとく。
[部屋を離れる十文字>>240を、F1カーのチョロQを持ったまま見送った。 これはなんとなく、いるものに分類した。
掬水からの手紙が、彼の机に出しっぱなしになっていることには、まだ気付いていない。]
(251) 2014/03/23(Sun) 22時頃
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/* 実はまだ誰が誰に矢印向けてるのか分かっていない。 はふん。
(-54) 2014/03/23(Sun) 22時半頃
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[>>252歌が終わると、静かに拍手を贈った。]
いや……気にかけてくれてたってだけて嬉しいよ、ありがとな。
……必ずさ、いつか、一軍でマスク被ってみせるから。 お前も、バンド、頑張れよ。
[サインの件には、笑いながら、何ならその段ボールにしてやろうかなどと言って。 締坂が立ち上がるのには、別に気にとめなかったが]
あ。
[はらりと落ちた手紙>>258に、それを見たまま動きを止めた。]
(268) 2014/03/23(Sun) 22時半頃
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[>>264見るなと言うよりも先に、封の中身を見られてしまう。 変化した締坂の表情>>268に、何かを感じ取り、固い面持ちのまま息を呑んだ。]
……片付け、続けるか。
洗濯物畳んでやるからよこせよ。
[なるべく平静を装って、続きの手伝いを申し出る。]
(277) 2014/03/23(Sun) 22時半頃
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……そ、か?
[上擦った声>>276を聞けば、引き留めるわけにもいかす。 黙って頷き、見送ると、その場にべたりと座り込み、頭を抱えて溜め息をついた。]
(281) 2014/03/23(Sun) 22時半頃
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[ひとり残された部屋で、緩慢な動作で、残りの荷物を片付けてゆく。 ひとつ手にとっては見つめ、不要箱へ放り込み。 またひとつ取って見つめては、荷造り用の箱に入れる。
……確定、ではないのだろうけれど、締坂のあの反応は、きっと、掬水に、バンドメンバー以上のものを抱いていたということだろう。 彼女いない歴=年齢ながら、そんなことに気付いてしまうのは、多分イケメンエース様のせい。
ある日、サードがマネージャーに告白し、玉砕した。 数日後のエースの誕生日、マネージャーは、プレゼントとラブレターをエースに渡した。 あの時のサードの顔……そっくりだった。]
………。
[過去の記憶に、自分自身を重ね合わせる。 もし、自分の好きな誰かが、他の誰かを好きだったなら……と。]
(302) 2014/03/23(Sun) 23時半頃
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[自分の好きな誰かが、他の誰かを好きだったなら。
もしも、とする必要など、どこにもなかった。 常識的に考えれば、そんなもの、他の誰かにきまっている。 想像することからして、愚かなこと。
そもそも、この感情だって、遠い地へひとりで行くことが決まったが故の、ただの愁傷かもしれないのに。]
……馬鹿か。
[残り2枚程度しかないポケットティッシュを、不要箱へ放り込む。]
(310) 2014/03/23(Sun) 23時半頃
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ライジは、ティソにもらった絆創膏の上から、軽く頬を掻いた。
2014/03/23(Sun) 23時半頃
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/* かぶるあるあるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-64) 2014/03/23(Sun) 23時半頃
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/* 喉節約しよ
(-67) 2014/03/23(Sun) 23時半頃
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[静かな部屋に、誰かが叫びながらダッシュする音>>325は、とてもよく響いた。]
智明?
[何があったのだろう。 3週間前の漫画雑誌を持ったまま、廊下に顔を覗かせる。]
(328) 2014/03/24(Mon) 00時頃
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明智ー。 廊下で運動会して、主田に説教くらっても知らねーぞ。
[>>335やれやれと肩を竦めながら部屋から出ると、息切れしている様子をじっと見て]
結構いい音したけど、大丈夫か?
(339) 2014/03/24(Mon) 00時頃
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とりあえずもっとゆっくり深呼吸しろ。
[>>353近寄って、どうどうと背中を撫でてやる。]
買い出し? で、財布とりきたのか。
[荒い息の中の言葉を解読成功。 顔がやけに赤いので、ぶつけたのではと、少し心配そうに、明智の頬を見て]
気をつけろよ、俺みてーに傷つくっていい顔じゃないだろ。
[頬に貼った絆創膏を、指差し示す。]
(358) 2014/03/24(Mon) 00時半頃
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/* 皆好んで地雷を踏みに行きますねwwwwwwwwwwwwwwwwwww
すばらしい。
(-76) 2014/03/24(Mon) 00時半頃
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[>>366誰かの足音が聞こえ、明智の背に手を当てたままで振り返ると、十文字だった。]
あっ、す……
[先程の締坂の件を話さなくてはと思ったが、部屋に入って行ったので、とりあえず明智が先かと。 しかし、十文字はまたすぐ出てきたので]
丞ーー!
後で、ちょっと話ある!
[彼が去ってしまう前に、叫んでおいた。]
(372) 2014/03/24(Mon) 01時頃
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リーチ?
[麻雀か……あぁ、利一か。 気付くまで、約2秒。]
あー、だったら急いで行ってやれ。 壁に激突しない程度の早さで。
[再度、トントンと背中を叩いてから、手を離し]
ばーか。 スパルタで有名なチーム行くんだ。 傷のひとつやふたつ、負って当たり前だって。
(380) 2014/03/24(Mon) 01時頃
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お前が泣くのかよ。
[>>387今日はなんだかツッコミを入れてばかりな気がするが。 笑顔を向けてくれた明智に、ひとまず大丈夫そうかと安堵を浮かべ]
そういうのは、あちこちにいるナントカ王子とか、うちのイケメンエース様に任せときゃいいの。 俺は、泥臭い汗臭いの担当。
[「元のユニフォームの色が分からなくなるほど、泥にまみれて練習しろ」とは、所属の決まっているチームの一軍コーチの名言だった。 行くからには、そのつもりなのだから、並程度の造形な顔など構っている暇はない。]
だから別に……あ。
[気にしないと言おうとしたら、写真を撮られた。 不意打ちだったので、ちょっとマヌケ顔になった。]
(395) 2014/03/24(Mon) 01時半頃
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泣くのか。
そりゃまぁ、応援くれる奴は多い方が嬉しいけどさ……。 ってお前、その写真どうすんだ。
[>>401頬に絆創膏までついた間抜け面、あまり残されたいものではなく]
おい、それ消せ……って智明!
あー……
[カメラに手を伸ばそうとしたが、部屋の中に逃げられた。 観念したように嘆息し、4-Mの部屋に戻る。]
(405) 2014/03/24(Mon) 02時頃
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ライジは、戻り際に聞こえた悲鳴に、一瞬、何事かと振り返った。
2014/03/24(Mon) 02時頃
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─ 4-M ─
[部屋に戻れば、そこはやけに静かで、閑散として見えた。 十文字のゲーム音楽も、締坂の歌もない。
今はまだ、こうして一応荷物もあるし、十文字と締坂とだって、勿論他の皆とだって、まだ顔を合わせることができる。 けれど、もうすぐ本当に、離れなくてはならなくなる。
選んだ道に、後悔などあるはずがない。 その為に、ずっと頑張ってきたのだから……]
置いてかれたら、泣く……のかな。
[俺が。
もし───あいつが、自分より、先に寮を離れてしまったら。 はたして、笑って見送ることができるだろうか。
正直なところ、自信がない。]
(409) 2014/03/24(Mon) 02時頃
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[十文字の机に寄れば、まだ、あの手紙が置きっぱなしになっていた。 また、誰かが来て見られないとも限らない。 どうしようか10秒迷って、とりあえず自分のスポーツバッグに隠しておいた。]
……馬鹿だよ、ほんと。
[好きになった誰かは、別な誰かが好き。
確認をとったわけではない。 けれど常識的に考えて、好きになるのは異性だろうから。
ただの感傷だ、一時的なものにすぎないと。 否定するほどに、膨らんでしまう。 消し去ろうとするほどに、鮮明になる。
だから───]
なんで、なんて…………
(424) 2014/03/24(Mon) 02時半頃
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……俺が聞きてーよ、そんなもん……
[避けてきた想い。 避けるほど強くなり、胸にぶつかってくる想い。
真実だと認めざるを得ない力で、胸を締め付けてくる。]
ほんと……なんで………
[胡座をかき、整理途中の引き出しの中を覗き込み、少しよれた写真を一枚、手に取った。 しわを伸ばすように撫でて、大切に、スポーツバッグの横ポケットにしまい込む。]
……何で、お前、なんだろうな……
[好きになって、しまったのは───**]
(425) 2014/03/24(Mon) 02時半頃
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/* ところで、十文字てーと、アイシールド21思い出すのよな。
(-86) 2014/03/24(Mon) 03時頃
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/* みにぶくろツボったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-87) 2014/03/24(Mon) 03時頃
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