78 わかば荘の薔薇色の日常
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[腕を広げた來夏が、雨空の下でくるくる回る。 水滴が、健康そうな肌の上を跳ねる。
想像の中の楽しそうな表情は、 すでに現実の來夏を離れ、 一つのキャラクターとして遊の中で歩き出している。
>>355大丈夫──の言葉に、そっかと頷き 観察するように来夏の顔を眺めていれば、 その表情が僅かに変わった気がして視線を辿る。]
雨
[降って来た。
座っていたソファから、軽く腰を浮かす。]
(360) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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― 談話室 ―
[談話室に入ってみると、ソファには白いパーカーを着た先客がいたから、椅子の一つに腰掛けて、もう一つ引っ張った椅子の上に脚を放り出した。サンダルを履いたまま、試しに椅子二つを用いて横になってみたところ、寝心地はソファのほうが格段によさそうに思えた。]
……。
[隣人の平井に>>224炊き込みご飯や、コンソメスープ、何かの煮込み料理らしきものなど見せられた上で『いっぱい作ったからまだある』とまで言われたものだから、意識は自然とキッチンの方へ向く。 のろのろ身を起こした。 椅子から退いて、脱いだサンダルをつっかけて、キッチンへと寄る。]
(361) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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賑やかだな。
[間中にからかわれたと思ったのか、皿と共に逃亡を図る 草芽>>224を見送り、間中のリクエスト>>236に1つ頷くと 4枚皿に取り、サラスパと共に彼の前に。]
悪戯好きの様だが、何にしても真面目に受け取るところが あるんだから、もう少し誤解されない様な表情をしたらどうだ?
[彼の職業や、日頃の他人を食った様な言動に悪意が無いと 気付くのにどれだけ時間が掛かっただろうか。 彼には悪気は無いだろうが、 それが伝わらないのは不本意では無いのか。 後半は勝手な主観だが、顔で損をしている事も多い自覚が ある分そんな言葉を掛けずにいれなかった]
(362) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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――― 談話室:フレンチトーストのひと時 ―――
むくん。
[話し声が増える、頭数が増える、平和な日常。 舌先で転がるチョコレートの味、トーストの香ばしい匂い。 日常 日常 平和な日常 RPGみてえな奇天烈なんてねえの。
そわ、そわ、してた俺を手招く壇>>205に 安堵を覚えて、滑るように、台所に肩を並べる。 肩触れ合うも多少の縁、だからさ。 狭いの、気にしねー。]
くひ。 壇さんが居ると、飯、豪華でありますー。
[着々出来上がるサラダパスタ。 俺の仕事は、ざっくり、レタス毟り。]
(363) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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[遊と來夏の会話は、 傍から聞けば言葉足らずかもしれない。
遊は必要を感じないので省くし 來夏は──口下手そうだ。
それでも、遊は不自由を感じたことはない。 來夏が何を言いたいのかは、 短い言葉からでも何となく感じれる。]
(364) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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[間中は、まだソファにいた。 テレビからは解説者の声。]
(間中さんって、野球とか興味ある――…)
[…ようには見えないので、ただ流してるだけだろうか。
芸は、いまいち間中の性格が掴みきれずにいる。 苦手なのではない。 ただ、性格というか、人種が違う気がする。 見ていて面白いので友好的には思っていた。
>>347雑談していたらしい徹津の動きがピタリと止まり、 何かあったのかと訝しげたが、 >>351それも杞憂のようだった。]
(365) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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[五年という歳月をかけて、こんな風に歪んでしまったオレを 変わらない態度で接してくれるヤツもいる(>>284) 気紛れな猫のようだとでも、思われているのだろうか。 まだ人になつくことをしていたオレを知りながら。 人を避けるようにしているオレとも、付き合ってくれるようなヤツ。
永利はそいつの手によって、あるいは声によって きっと無事に起こされたに違いない。
律儀なヤツだと認識している。]
(366) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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/* たぶんそれはサッカーだよ攻太郎。
(-143) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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/* >>365 サッカーのつもりであったよwww
(-144) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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おう、俺は夜いらんから残ってたら食っていい。
[雨が降りそうな空を見つつ>>341 たぶん残っているだろう]
結構手抜きだからな、楽してうまいほうがいいだろうし。 そういってくれるから作りがいもある。
またいつでも作るし言ってくれ。
[餌付けは楽しいので、こうやってどんどん声をかけてしまう。 それから食べ終わるのを待たずに屋上を後にした。 徹津の傘は……持たずに階下へ]
(367) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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あ。
[むしむし、むしむし、毟り毟り、レタス山。 慣れない包丁で、輪切りの、胡瓜山。 ちくわって如何すんだっけ。 適当に輪切り、小山。 出来上がったのを、檀に渡して、日向>>286の手際とか眺めて。]
大丈夫かよう。
[声は掛けても、手は出さなかった。 リハビリテーションの機会をみすみす毟り取る真似とか 戦友に対して、そういうのは、フェアじゃない。
着々出来上がる、空腹の虫が鳴く、朝飯兼、? 水道で手を洗ってから、一枚、二枚 テーブルに落ち着く前に、各自>>208お好きなように、俺は、口に運ぶ。
口いっぱいに、広がるのは、しあわせの味ってやつだ。]
(368) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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[お茶を一口飲んでから、ふたをする。 そういえば墓地の方に人影があったことを思い返し。
窓の外を見ればとうとう泣き出した空が地面をぬらしている]
……あー……
[どうすっかな、としばし悩む。 傘をもっていってやるかどうか。
まあ断られるかもしれないがもしかして、と気をもむよりはと。 部屋にあるビニール傘を二本手にして、自室をでる]
(369) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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[変わる前と、変わった今と、両方を知っているからこそ気にかけてしまう。 5年前に戻ればいいと思っているわけではなく。 今がしんどくないようになればいいのにな、という程度ではあるが。 濡れてるかもしれないと気になるぐらいには、心配している。
さすがに猫扱いしているわけじゃあないけど、そう受け取られて>>367いてもあながち間違いとは言い切れない]
― 墓地近く ―
[玄関でビーチサンダルを突っかけて、ビニール傘を差して歩く。
信也がすでに戻っていればそれでいいし。 まだいるようならもう一本の傘を差し掛けるつもり]
(370) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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好き嫌いは人それぞれだが、おせっかいを言わせてもらうと 少しは栄養に気を付けた方が良いぞ?
[逃亡を図る草芽と入れ変わる様に姿を見せた 天露の言葉>>235に一瞬残念そうに眉を下げかけたが、 続いた台詞>>241が全てを拒否されたようで 深い溜息まで思わず出てしまった。
子供ではあるまいが、それでもおせっかいの様に言葉を掛けたのは まだ嘗ての記憶にもう少し皆と距離が近かった頃があったから]
倒れても知らんぞ。
[追い掛けもせずに掛けた言葉はそれだけだった。]
(371) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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[遊さんに対してこうして信を置くようになったのは、彼の書く文章に一度惚れ込んでからだ。 いつ見せてもらったのだったか、その世界観にとぷんと沈み込むように、いつしか落ちていた。 だから、頭の中に自分でない自分がいる>>360なんて、伝えられていたら嬉しかったのだけど。 そうでなくとも、ぽつぽつ言葉交わすだけでも居やすいと思っている。 たぶん、空気感が近い。]
降ってきた。
[ぱらぱらと硝子戸が水滴をつける。 外に目を向けるも、まずは昼食を片付けてしまおうと思って、テーブルに向かった。]
(372) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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[扉を蹴飛ばした部屋の主もそうだ。 今でこそぽんやりとしているように思うが、ここへ入って来たときは随分と荒れていたように思う。 オレが変わりだしたのも同じくらいの頃だったから 親身に何かをしてやったこともないのに。
随分と酷い起こし方だったろう(>>287) 鍵を別の人間に預けたと知っても、怒らないんじゃないだろうか。 ある意味、そうであってほしいというオレの希望的観測なのかもしれない。]
(373) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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>>365サッカーじゃねえの?
(-145) 2014/06/25(Wed) 23時頃
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へぇ、炊き込みご飯!
[>>358南方の言葉に目を輝かせ、 釣られるようにキッチンへと入った。]
戦の前にはやっぱ飯だよな。 米、米!
あ、おかずもあるっ!! 食べていいんかな?
[いいのか?と聞きながら、茶わんを手にしてるあたり、すでに食べる気満々である。]
(374) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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[平井の言うあれは、要は『勝手に食えば?』という事だろうから、背中で住人たちの会話や、テレビから流れてくる音を聞きながら、適当な皿を探す。 会話よりも、テレビの中の歓声を気にしていた南方は、歓声や解説に落胆の色がにじむのが聞こえて、振り返った。 試合運びに不満があってか「あーあー……」と残念そうな声を出して、肩を竦めて、テレビから視線を外す。 見つけた皿を軽く水で濯いでから、炊き込みご飯を軽めによそった。]
(375) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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[雨だ。…って思うより早く庭の景色は変わった。 濡れてこっくり深い緑に染まる芝とハーブの葉。 薄灰の雲はにじんで青を呑み空を覆ってしまう。
三毛猫はふるりと身震いしてから北へと駆け去った。 勝ち逃げ、許すまじ。
聞き慣れた雨音、湿った草木の匂い、 音がこもって談話室が少しだけ狭く感じる。 雨の日は、他人の存在感が膨らんでいるように思う。 そのせいかもしれない。]
あ。
[そのあたりで、ふと気付いて。 デッキで乾かしていたスニーカーを救出せねば。 慌ててデッキへ出て、二足の靴を回収。]
(376) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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[キッチンに名無しで置かれたものを、 食べて怒られたことは記憶にない。 故に食べていいものなのだ、と思い込んでいた。
大概に図太い性格であった。
そして、そのキッチンに置かれたものは大概美味い。 そこらのレストランより確実に美味かった。
知らぬ間に誰かが食いっぱぐれているのかもしれないが、早い者勝ち、と言わんばかりにご飯をよそい、 おかずまでチャッカリと盛りつけた。
フレンチトーストを3枚平らげたことなど、 記憶の彼方である。]
(377) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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[喉の奥に葬った言葉が 來夏の唇を借りて産まれ落ちる。
遊は細いつり目を糸のように細めた。]
(378) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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―談話室―
ふいー、腹減った。 あ、テツの傘か?赤いの。部屋の前にあったぞ。
[手ぶらで戻ってくると今度は自分の分も用意する。 ほかにも誰か食べると言い出すようなら、それも併せて。
食べたら仕事を片付けて部屋も片付けて、 出かけるにしても雨だ。少し億劫な気分になった]
(379) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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[ちなみに暑苦しいと思われていた日向の心>>286など 知る事も無く。]
お、案外手際が良いな。
[集中を妨げる様に、更に暑苦しさを増す様に覗き込んで びしばしと背中を叩いていたりもしたが、勿論悪気は無い。]
(380) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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平井サンなら、そんなケチくせぇことは言わねえとも。
[無責任に攻太に頷く。>>374 炊飯器前で少し迷ってから、攻太用には茶碗に山盛りにして手渡した。]
(381) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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[洗濯は好きだ。 汚れても、最初から無かったことのように綺麗になる。アイロンを掛ければ、どれだけぐちゃぐちゃの皺も無くなる]
翔平さんの分はこんだけ、やな…あー今着てるやつ どうしよ。くれへんかな?
[まあ次の洗濯の時でいいか。今日明日くらいは部屋着として使わせてもらおう。と勝手に決めるくらいには気に入ってしまった。お返しする分を適当な袋にまとめる
その後は再び通販サイトと明日の講義の確認…バーベキューの時間に外せない授業が入っていた。大抵の単位は足りてるはずだけど、これだけが少し微妙だ]
…海老、あったらとっといてもらお
[肉より魚派。なので平井の昼食は本当に美味しかった。バーベキューに参加できないのは残念だけど、こういった機会はまたあるだろう]
(382) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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あ、食ったら各自材料費くれよ。 300円ぐらいな。
[それから飲み物までは用意しないので、 各自茶を入れるなりなんなりと。
「夜まで残っていたら」というつもりで南方に言ったのに 夜まで残っていそうには無かったのは 盛況でいいことだとは思うが、タダ食いは許さん]
(383) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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俺はおかんでも給食の人でもねーしな。
(-146) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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[管理人の声が聞こえた時は既に自分の分は食べ終わっていて、 手伝おうかとも思ったが他にも声が聞こえたので 行く必要は無いかとあっさり力仕事を放棄する。]
今のうちか?
[皆管理人の元や思い思いの場所へと移動する中、こっそり 牛乳とツナを失敬して自室へと向かった。 姿を見せれる者がいれば、トーストはまだあるぞと声を掛けて。]
(384) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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[ひたひた濡れた靴は、窓際に置かせてもらう事にする。 テレビの傍に置かれていた新聞紙を広げて敷いたから 管理人もきっと大目に見てくれる。と、良い。
玄関に置いとくより窓際の方がはやく乾きそうだし。 イメージ的に。
窓に向かう俺の背後に、炊き込みご飯の食卓団欒の様子。 さすがに腹は許容量限界近くまで満ちているから とてつもなく食いたいが、我慢する。 食いたいが。]
なぁー…達久くん、飯余ったらおにぎりしといて。 夜食に欲しいそれ。
[名案を思いついた。 しかも炊き込みご飯のおにぎり、めっちゃ美味い。 茶碗で食べるより美味く感じるから不思議だよな、あれ。]
(385) 2014/06/25(Wed) 23時半頃
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