21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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……サム
[そうか、彼はサミュエルのことをサムと呼ぶのか。 普段避けていたから、そんなことも知らなかった。
ざわり、と。 自分の中の引っ掛かりが何事か喚いた]
(280) 2013/08/05(Mon) 20時半頃
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探してくれてもよかったのにー…、
[>>278 触れると喜ぶ素振りを見せる、まるで猫のようだ。]
頭ー…? あー…朝はちょっと重かった、かも。 多分昨日寝るの遅かったから…、
[やわく、触れてくるのがくすぐったい。 酔っぱらったらこんな感じになるんだろうか、 実際目の前の相手は何かに酔っているようにも見えて]
…どうして拗ねちゃったの…? …先輩、可愛いー…添い寝だけでいいの…?
[髪に絡めた手を滑らせ頬に、触れる。]
(281) 2013/08/05(Mon) 20時半頃
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[怯えられてる気配がして、苛立ちが胸の中心から広がる。 そうさせているのは自分なのに、理不尽なものだ。 分かってはいても、窺うような視線が向けられて、苛立ちが増す。 意思表示は明確にしてほしい、なんて思うのは、彼にだけだろう。 他の誰がそうしても、きっと自分は話しやすいように水を向けて待つことができるのに]
……あなたが音楽室に行くのを、私は見てました。
[戸惑いと苛立ち。 早くこの場を立ち去るべきだとは、わかっている。 分かっているのに、言葉は流れる]
何をしていたのですか?
[まるで犯罪を犯したものを叱責するような冷たい熱のこもった声。
ぐるりと体の中で渦巻くものは、サミュエルの声変わりが始まった時、感じた戸惑いや違和感によく似ていた]
(282) 2013/08/05(Mon) 20時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2013/08/05(Mon) 20時半頃
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[>>144、>>146に頭を振って]
ありがとう 猫見つかったら、教えて下さい
[普段とは違う静かな口調で応える 口元は寂しげに笑う
身を猫のように翻し、ふわりと浮いたパーカーと前髪
夢心地で虚ろな黒い瞳は遠い所を見て、焦点は何処か]
(283) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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[蒼い薔薇は誘う ――私は奇跡を司る 不可能を可能にする
貴方が求める者を与えてあげる]
だが俺は、自分の求める者を知らない
(*17) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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っ
[ひく、と、微かに喉が震える。 恐怖を置いて、他に理由などない。 教師に怒られているのとも、同級生に八分にされるのとも違う。 東洋には逆鱗に触れるという言葉があるが まさにその瞬間を見てしまった気がして]
音楽室…? サムが、昨日、俺がリクエストをした曲を 弾いてくれたのが聞こえたので、それで。 …そのあと、尋ねてきた後輩の具合が悪くなったので 医務室に運ぶのを手伝ってくれました。 俺も調子が悪そうだから、休めって
───それだけ、です。
[指先をハードカバーに軋ませながら答える。 100%の合致ではないが、95%は真実に違いない報告]
(284) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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[すやすやと寝息をかいていることを確かめたあと、 彼は髪を撫でる手を そっとハロルドの唇へと移した]
(ダメ…かな…?)
[その柔らかい唇を啄ばみたい衝動に駆られる。 しかし、それは実行されなかった。 寝ている時に掠め取るのは卑怯だと思ったからか。 それとも、 くちづけをしてしまったら離れられないと思ったからか。 あるいは、 そのどちらもなのか。 気持ちを落ち着かせるために、深く息を吸う。 肺に満たされたのは、薔薇の香り]
(行くか…)
[彼は何かを決意したように中庭へ向かった]
(285) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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じゃ、探してた。 薔薇は…気にならなかった?
あ〜……うん、俺が勝手なだけ。 勝手に気にして、勝手に悩んで… 意味ないなぁ…って思ったら…自分で自分へすねた。
[チアキはどうしてるだろう。 気になるのに行けない。 セシルがあっちに行った筈なのに
心配しても、自分が勝手に気にしてるだけなんだ。 妙な空しさと、その隙間に入ってくる薔薇の香り]
…したいことがあるなら、いいよ。 シーシャがいってたのが、なんだかしんないけど。
(286) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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(薔薇の香りが気持ち悪い)
[纏わりつく芳香を振りほどくように、日常を探す、猫を探す]
ああ、何て気持ち悪いんだ。
[不快さは心内で呟くだけでは飽きたらず、口から零れた]
あの女の身に着けていた香りが何故、ここまで追って来る。 俺の血に流れる罪はそこまで重いのか?
(愛は汚らしい)
Es gibt mehr Wege als einer, der eine Katze tötete
(287) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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ー中庭・薔薇の木の下ー [心の中に響く薔薇の声。 その呼び出しで来たものの、誰もいない。 彼は少しあたりを見回した。 その目つきが険しいものになっていたことは否めない。 薔薇の誘惑を拒絶しようとして、此処に来たのだから]
[ふと、視線が留まる。赤い薔薇の蕾だった]
(これが元凶?)
[手折ってしまおうと茎に手をかける。 しかし、より強くなった薔薇の香りに くらりとして膝をついた]
(288) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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[意識を手放していたのは一瞬だろう。 それなのに、何故か手首に荊の痕が]
“ 捕まえた ”
[誰とも知れない声がした]
(289) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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[ふうん、と。 自分で訊いたくせに、興味のなさそうな声。
ふうん]
後輩が元気がなかった、ですか?大丈夫だといい、ですね。
[くるり。 振り返った顔は、穏やかなはず。きっと。
そのままの表情で、一歩一歩、彼に近付いた。 怯えた彼を壁際に追い詰めるように]
今朝、知らない曲、は。アーネの注文、でしたか。 楽しかった、ですか?よかった、ですね。
[自分が何をしているのか、何をしたいのか。 分からないまま、無意味に怖がらせるように]
(290) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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/* セシルとチアキの関係がドキドキする。 いや、桃い方向じゃなくて。 読んでいて楽しいのです。
(-88) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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/* ん? いまどうなってるんだ?? セシル→サミュエル←グレッグ サミュエルはどっち??
あと、チアキ←トレイル←シーシャ?? いや、シーシャはわかんない。 ラルフ←シーシャになるのかな?
ニーセンは? ううーん?? みんな幸せになれるといいなー。なんて。
(-89) 2013/08/05(Mon) 21時頃
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[薔薇に捕まった自分はどうなるのだろう と、 唇を噛み締め ひとり思う]
(そういえば、薔薇に纏わる噂があったような…)
[薔薇が生徒を捕まえる。 その生徒は誰かを襲い、 襲われた生徒は薔薇の虜になって また誰かを襲う。 そんな無限のループ]
(もし。もしその噂が本当なのだとしたら)
ハロルドのところには帰れないな…
[彼は自室と逆の方向に足を向けた]
(291) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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―廊下→食堂―
[感情をある程度、爆発させた後は、冷えてゆく感情]
そういえば、飯食ってない。
[唐突に思い出す己の現状]
飯食いに行くか
[繋がらない唐突な思考の流れに苦笑いが浮かぶ]
(292) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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“ 捕まえた 捕まえた ” “ ひとりぼっちのあなたを捕まえた ”
[赤薔薇が歌うようにはしゃぐ]
薔薇の木の下へ行ったら 解放してくれるんじゃなかったのか。 どうして…っ
“ 解放するなんて言ってない ” “あなたの望みを叶えると言っただけ ”
[単純な言葉遊び]
そんなものに騙されて、俺は…っ
(*18) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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[返ってきたのは短い返事だった。 相槌というほうが正しいのだろう]
…調子が、悪いみたいで。
[振り返る動作。 こちらを見る目とかち合って、思わず一歩下がる。 間合いが詰められようとすれば、さらに一つ。 また、一つと下がっていくうちに背中に壁が触れる]
あ、まり…有名な曲では、ないですから …その、東の、うただし
[母の生まれた国でも知っている人が少ない曲。 海を渡ってこちらならば尚更。 手首に薄くあった茨の赤は、恐怖を感じれば感じるほど濃く]
(293) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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わっかりやすい嘘…、 …いいけどねー…?俺は嬉しいし…。
薔薇、は、なんか、たまに匂うよねー…。 ん…でもどっからかはわかんないや…。
[トレイルの拗ねの理由、語る声音の先には、 トレイルとトレイルではない誰かの姿。]
……誰かなあ……、
[ぽつりと低く呟いてから半身を起こし、 トレイルを押し倒すような形で向き直る。]
んー…、したいことー…? 今は拗ねた先輩を甘えさせてあげたい気分…?
…ね、今誰かのこと考えてた…? 他の奴のこと考えるのはやめてよ…、 …今くらいは、さ…。
(294) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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/* この先を考えてないー。 ▲ガーディでいいと思うんだけど、 どうやってもっていこうかなー。 流れに身を任せていいですか? (訳:好みの展開になると思うけどいいですか?)
(-90) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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“ 赤薔薇は捕まえたよ ”
“ 蒼薔薇は? ”
“ 白薔薇は? ”
“ ねぇ、また一緒に咲けるよね ”
(*19) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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/* 裏庭→トレイル シーシャ 音楽室→サミュエル 図書館→チアキ セシル 食堂→ニーセン フィリップの部屋→ガーディ あとは誰がどこだ? そして何処に行こう…
(-91) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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[セシル>>258の頭をくしゃりと撫でた。 犬のような声と、涙目で見上げてくる顔。
自分にされたいことを、彼にしたいと思うように。 幽かに嗜虐心が掠めたが、直ぐに打ち消した。
拙い話し方のセシルは。 同い年だが、年下相手のように守ってやりたいと思う相手だ。 そんなことを思うはずはない。]
……なんか、薔薇の匂いが辛いって休んでるみたいでさ。
[トレイルのことを告げると、逃げるように其処から離れた。]
(295) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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[医務室を覗く。薔薇の匂いが、妙に濃い気がする。
誰かが寝ている気配にそっと見れば、後輩の姿。 彼以外誰もいない。
残された書置き>>243に目を落とす。]
なんだ。もう良くなったのか。
[持って来たサンドイッチは少し迷って、そこに置いた。 寝ている後輩が気付いた時にでも食べれば良い。]
(296) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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[嫌な音が、した。]
ー 音楽室 ー [遠く、どこかで重いものが幾つも落ちる音。 それも何かにぶつかりながら>>268 俺はピアノを弾くてを一度止めた。 音は続かない。 思い出す、音を、頭の中再現する、響き
図書室?? 苦手な場所だ。歌えない場所だから。 一瞬迷う。けれど、嫌な音。 感覚がすべてな自分が 感覚を疑ってはいけない。 感覚に正直でいなければいけない。 俺は音楽室から、図書室に向かおうと]
(297) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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蒼い薔薇はまだ咲けない
(*20) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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嘘か本当かなんて…どうでもいいじゃん。 ここにいるのはシーシャだよ
[押し倒される形、見上げて自嘲のように笑う]
そんじゃ、甘えさせてよ。 こーしてんのは、気持ちいい。
考えてた人は…忘れた。 シーシャがやめろっていうからやめた。
[腕をまわしてその口許にキスを送る。 それでも脳の奥にこびりついてるものは消えないけれど 薔薇で霞んで、夢の中にいるような感覚]
(298) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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[一瞬止まる、赤い鳥、リュシカ、 息だけで呼びかけた、素直ないいこ、腕に止まる。
腕に、赤、今度こそ、図書室に]
(299) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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[薔薇の匂い。 嗚呼、なんでだ。煽られる。
寝ている後輩。二人きり。
此処にいては駄目だと、足早に離れた。]
(300) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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―食堂―
[誰もいない食堂。冷えた朝食すらもない厨房に眉をひそめる]
しょうがねーな
[厨房に入り込むと、冷やされたミルクをコップに入れ、喉を潤す]
ああ、生き返った。 あいつら腹空かせてないかな
[口にしたものの野良猫のシューニヤ達は逞しく餌を自分達で得るだろうと]
(301) 2013/08/05(Mon) 21時半頃
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