28 わかば荘の奇々怪々な非日常
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『 かえして 』
[男にそうすがったのは、対戦相手の母親。 足を。未来を。あの子に夢を、柔道を返してと、男を詰った。]
(=0) kokoara 2013/09/07(Sat) 02時半頃
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『 ごめんなさい 』
[男の前でそういったのは、男の母親。 それだけなら、まだ、よかったのだけれど。]
『 この子が酷いことをしました
謝りなさい 』
[ああ、俺がしたのは酷いことだったんだ、と。 この母親は、あちらの母親と同じ側に立っていて、
俺の隣ではなかったんだと、そう、思った。]
(=1) kokoara 2013/09/07(Sat) 02時半頃
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[何がと言えない理不尽さを感じて、けれどこちらは加害者だった。 吐き出す口はその前に、たくさんのごめんなさいで塞ぐよう言われた。
ごめんなさいと口にして、
男の意地は一度、ぽっきりと折れた。]
(=2) kokoara 2013/09/07(Sat) 02時半頃
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[それでも昔。
転びかけた妹を支えた時に。 荷運びを手伝った母に。 腕相撲をした父に。
ありがとう、とか。 すごいな。とか。
そんな遠い記憶は、遠いけれど、忘れられるものではなくて。]
(=3) kokoara 2013/09/07(Sat) 02時半頃
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[守ろうとする声はいつも向かい側。 触れれば壊してしまうかもしれない。
関わらないほうが気楽だと、忘れてしまおうと思っていた、はずだった。**]
(=4) kokoara 2013/09/07(Sat) 02時半頃
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[この笑みの前に、戻ってきたのだと。
その点だけで、 この「ただいま」が「嘘」ではないのだと、思いたい。]
(=5) heinrich 2013/09/07(Sat) 14時半頃
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[福原瑠美にとって「先生」は複雑な存在だった。 血の繋がった母親。 母と呼ぶことは許されなかった母親。
実母としての彼女は、 瑠美が5歳になったばかりの春に ふたつ年下の愛くるしい妹の手を引いて消えた。
父親とふたりきりで残された家。 散った桜の花弁が庭で舞う静かな夕方。
どうして連れて行ってもらえなかった、 どうして父もまた私を見ずに泣いているのか、 考えれば考えるほど暗く沈む心は今でも覚えている。
長い長い夕暮れの橙色の中で。 ただただ途方に暮れた。]
(=6) onecat69 2013/09/08(Sun) 12時半頃
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[隣県の端で音楽教室をひらいていた母に会いに、 小遣いを握り締めて電車に乗ったのは翌年。 家出のつもりで。
困り果てて歪んだ母の顔も、忘れられない。
慌てて繕われた笑顔の裡に潜むものを感じて、 用意していた言葉を飲み込んで。]
「わたし ピアノが弾きたい。先生 教えて?」
[精一杯の強がりと明るい笑顔を向けて。 母を「先生」と呼んだ。]
(=7) onecat69 2013/09/08(Sun) 12時半頃
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[物心ついた頃から、「憑かれやすい」子どもだった。 動物霊やら浮遊霊やら日常的に取り憑かれ、頻繁に熱を出していた。 それでもつらいとは思わなかった。それが当たり前であったから。
転機は10歳の時。 住んでいた地域の、神社の裏山、奥の立ち入り禁止の区域。 遊びに入ろうとした子どもたちに、大人が語って聞かせたのは、生き埋めにされた巫女の伝承]
(かわいそう)
[そう思った、それだけのこと。そこから先の記憶はなく、その場所にいた友達も、伝承を話して聞かせた大人も、どうなってしまったのか今もわからない]
(=8) heinrich 2013/09/09(Mon) 03時頃
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[その次の記憶は蝋燭灯る蔵の中。墨を入れられる痛みと熱。 今の師に当たる祓い屋が、「憑かれる」場所を手首から先に集めた。 それから手を霊布で封じてしまえば、憑かれることはすっかりなくなった。
後に残ったのは、この世ならぬものへ心を寄せぬという、自分の中での不文律と。 自分の手が穢れているという、漠然とした想いと、懼れ]
(=9) heinrich 2013/09/09(Mon) 03時頃
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存じ上げて、おりません、でした。
[今までの非ではない、ぐるぐる具合に、咄嗟の敬語。
呼ばれた名前。
暴れないのは、逃げないのは、何よりの答えのようでした。 ―――だって、嬉しかったから。 咽喉が痞えてことばにならなくて、だから、伝わりますように。絡めた指先に、力を籠めたのです**]
(=10) mo_om 2013/09/09(Mon) 03時半頃
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[投げ捨てた。]
(=11) kokoara 2013/09/09(Mon) 12時半頃
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もうすこし、
(=12) kokoara 2013/09/10(Tue) 00時半頃
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るみ、
(なんて呼ぶ機会は、いつの未来だろう)
(抱きしめる腕がのばせるのは、 *)
(=13) kokoara 2013/09/10(Tue) 01時頃
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