人狼議事


93 Once upon a time...

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【赤】 靴磨き トニー

[おいで、と呼ぶ、静かな響き。
 ずっと縋ってきた、ずっと求めていた、響き。]

――――ニコ?

[出処を探ろうと、涙はひとたび止まる。
 まだしゃくりあげるのが止まらなくて苦しいけれど、泣いてばかりいるより、声は聞こえやすい。
 獣の耳をそばだてて、探す。永遠にも思えた、ひとりきりのテントの中、ずっと探していた声だった。
 もう、聞き逃さない。]

(*5) mmsk 2014/10/23(Thu) 05時半頃

【人】 靴磨き トニー

[腕を広げる、眉尻の下がった柔和な顔を見つけたなら、一目散にそこへ飛び込んでゆく。]

(43) mmsk 2014/10/23(Thu) 05時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

――少し時間が流れ……――

 ようこそ! サーカス団メルヘンへ。いらっしゃいませー。

[続々とチケット売り場を通過していく、人、人、人。
 エフェドラはそんな彼らを、深々とお辞儀をして出迎えている]

 はい。会場は、あちらのテントになります。
 あ、はい。お手洗いはあちらに。

[正直、接客は不慣れだけど、そこはなんとか笑顔でカバー。
 この場の空気にあてられたのか、話しかけてきた相手も上機嫌で、ちょっとばかし饒舌だ]

 そうですね。そういったご要望でしたら。
 こちらの演目をぜひ、お楽しみになさってください。
 かの綱渡り師は、当サーカス団随一の……。

[なんて、対外的な一人称>>0:14を用いての、精一杯な営業スマイルは。
 相手の次の一言によって、小さく氷ついたのだった]

(44) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 ―――――――― あ ?

(45) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

[それから、数十秒の空白>>-431の後。
 大テントへ向かう『お客様』を見送ったエフェドラは。
 はぁ、はぁ、と少しだけ紅潮した頬で息を切らせながら、感慨深げにぼそりと呟いた]

 ……するんだ、ナンパ。ユーレーも。

[ついでに、トイレも使うんだ、とも思ったけれど。
 他幽霊《タニン》のライフ(?)スタイルに、とやかく口出すつもりはない。
 だから、この件は引きずることなく、きれいさっぱり忘れることにし。
 大テントの方をそのまま見つめ、その光景に目を細める]

 すんげぇ、大盛況。
 全員入んのかな、生きている人以外も含めて。

[もちろん、見えている存在が生前より広がっているというのはあるけれど。
 それを差し引いたとしても、『大入り』は間違いないだろう。
 一時期、新聞をも騒がせた『事故』を乗り越えた、この公演を。
 心待ちにしている、無数の人々――――]

(46) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 ここまで、やれたね……。

[観客達の喧騒を縫いながら、会場へ向かいつつ思う。
 外部の観客などいなかった、血塗られた公演の後。
 トップを失ったメルヘンの行方は、じっとふわふわと見守ってきた。
 葬儀が終わった後だって、ずっとここから離れずに]

 頑張ったよね。ホント。
 特に、トリノスはさ。

[だから、話し合いの場>>37も、奔走する姿>>38も。
 ずっと見ていたことになる。
 ただ見ているのは辛くって、ハロウィンだしねと、お金にならないふわふわした存在達を、無暗に呼び込んだりはしたけれど。
 欠けた歯車を、新しい形に築きなおしたのは。
 まぎれもなく、これから物語を綴っていける残されたみんななわけで。
 頑張ったね、の言葉くらいは、今、口から自然にこぼれてくる]

(47) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 でも、お疲れ様ーは、まだ言わないよーん。
 今日は観客なわけですしー。
 ……まだね。本番終わるまで。

[大テントに入ると、ふわりと浮きあがり、テントを支える骨組みの上部に腰かけた。
 やがて至る、その瞬間。
 スポットライトの中心で、トリノスが開幕を宣言する>>41

 うわっ。すごっ。
 あたし、トリノスがこれだけの人前で喋るの初めて見たわ。

[まるで、人が違ったみたいだ、なんて思うのも一瞬のこと。
 湧き起こす、割れんばかりの歓迎の拍手]

(48) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 ……始まるねー。

[会場にあふれる期待の高まりの中、ぺちぺち両手を叩きながら思う。
 始まる。いや、もう始まっている。
 悲しい過去を乗り越えて、メルヘンの紡ぐ新しい物語が。
 エフェドラは両手を叩く。
 それを祝して、聞こえない音に気持ちを乗せて。
 けれど、未来を想う胸を抱いて、ただ黙っているのを抑えきれなくなったのか。
 やがて、ふと視線を逸らして、軽く微笑み問いかけた]

 今のお気持ちは? …………旧、団長。

[生者が死者の織りなす拍手は。きっと、長く、長く。
 なかなか、鳴りやむことはなかったことだろう**]

(49) ginlime 2014/10/23(Thu) 21時半頃

妄執の誓い エフェドラは、メモを貼った。

ginlime 2014/10/23(Thu) 21時半頃


【人】 愛人 スージー

―― 公演前日/丘の上の墓地 ――

[葬儀が終わってもスーザンは公演までの間黒を纏う。
喪服とまではいかぬものの質素な装いで
公演前日のその日も、その土地にある教会の墓地を訪れていた。
仲間たちが等しく眠る場所は丘の上にある教会に隣接する。
其処からはサーカス団のテントが見下ろせた。
其々に供えられる白い花と艶やかな林檎。]

 ――今日はお土産があるの。
 後援者からの差し入れでね、
 せっかくだからみんなにも、と思って。

[今頃はテントで団員たちも林檎を食べているかもしれない。
風に舞う癖っ毛を首根のあたりで押さえて微かに微笑む。]

 次期団長はザックか、なんて話もあったけど
 今ね、そんな風に言われてるの、トリノスで。
 すっごく頑張ってくれてるの。

(50) helmut 2014/10/23(Thu) 22時頃

【人】 愛人 スージー

 思わず惚れ直しちゃうくらい、なんて。
 それはトリノスには内緒にしててね。

[ぽつりと零した言葉。
隣にいる衣装係の彼女へと視線を向けて
髪を押さえていた手、人差し指を唇に宛がう。]

 ――…本当は、まだ、実感ないんだ。
 明日の公演、本番で、ひょっこりみんなが顔出すんじゃないか、って。
 いつもみたいに、夢のようなメルヘンをみせてくれるんじゃ、って。

[遺体をこの目でみたはずなのにそんな思いも未だあり
割り切れぬまま寂しげな顔を見せる相手も極わずか。]

 …………。

[さびしい。またあいたい。
みんなのこえがききたい。
そんな我儘は声に出来ぬまま、仲間が安らかであれるよう祈る。*]

(51) helmut 2014/10/23(Thu) 22時頃

【人】 愛人 スージー

―― 公演当日 ――

[プログラムリストを見て自身の出番を確認する。
今度はきっと手順通り。
いつも通りにすればいいのだと自らに言い聞かせていれば
原稿を手にするトリノスから声が掛かり顔を上げて]

 言い回し?

[瞬き、原稿の示された個所を読み、頷く。]

 ええ、よく出来てると思う。
 ……開演、もうすぐね。
 あんなに頑張ったんだもの、きっとうまくいく。

[自らの為でもある励ましの言葉を口にして
緊張を払拭すべく女はトリノスへと笑みを向けた。]

(52) helmut 2014/10/23(Thu) 22時頃

【人】 愛人 スージー

[開幕を知らせる挨拶がトリノスによりなされる。
スポットライトを浴びて朗朗と響く彼の声。
眩しげに目を細めて、そうして見惚れるような眼差しを注ぐ。
見違えるほどの光景をこれからも幾度となくみれるのだろう。

挨拶を終え戻ってきたトリノスに女は
仄かに頬を紅潮させて「いつものトリノスじゃないみたいだった!」
なんて言葉を興奮さめやらぬまま言った後]

 とっても、かっこよかった。

[と、待ちきれぬ観客の拍手とざわめきに紛れそうな囁きを
トリノスの耳朶へと触れさせた。*]

(53) helmut 2014/10/23(Thu) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

  ――メルヘン――


[陣取るのは、ステージ目の前中央。
 公演に、拍手。

 物語の語り手は、トリノス。

 人狼を体験した物語が
 また新たな物語を宿した。

 さあ、今宵の物語が、開演――**]

(54) かやせ 2014/10/23(Thu) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[飛び込んできた熱を、そっと抱きとめた。
身体はもう持たないはずなのに、子供だからやっぱり体温が高いんだな、なんて考えて、少し笑えて、胸の内が同じようにあたたかくなった]

 トニー、一人残して
 ……先に来ちゃって、ごめんね

[一度だけ。
最後に、一度だけ謝った。
舞台上とは違う、短いままの赤毛を
ゆっくり撫でて、ぽんぽん、と叩いた]

(55) 茄子 2014/10/23(Thu) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

 もう、本当に 大丈夫だよ
 何も心配しなくていいから

 ………もう、痛くないからね

[泣き声が、肩の震えが止むまで、そうしていた。
死してより、暫し止まっていた奏者の心は子狼の涙に解かれ
そして、メルヘンに皹を入れた狼たちへも捧げられた祈りと、死者への弔いの想いに、
生前より浮かべていた笑みそのものの
穏やかな気持ちを取り戻していた]

(56) 茄子 2014/10/23(Thu) 23時頃

【人】 靴磨き トニー

――あれから――

[厚い布を捲る。おずおずと、中を覗き込む。
 そこはライトで眩しくて、いきいきとして、期待に瞳をきらきらにした人たちが、数え切れないほどにいた。
 そう、あの時もこの光に、呑み込まれたんだった。
 この位置から舞台を見るのは何時ぶりになるんだろう。
 鳴らないはずの鼓動がとくとくうるさい気がして、ぎゅっとそばにいたニコラスの服の裾を掴んだ。]

(57) mmsk 2014/10/23(Thu) 23時頃

【人】 靴磨き トニー

[胸にあるのは、小さな不安。自分はここで受け入れられるべき存在ではない、という、自業自得の不安。
 実際チケット売りのエフェドラからは、目を盗んで逃げ出して、それからはずっとニコラスの影に隠れっきりだ。
 小さな身体はこんなことに大活躍だった。

 あの日も、そんなふうに子供の体を滑り込ませて。
 今思えばとっくにばれていたのかもしれないが、それも構わず目の前で繰り広げられるメルヘンに、心を奪われた。
 大入りの隙間、席を見つけて腰掛けて、夢の夜を待つ。
 まずはじめは、団長の――]

(58) mmsk 2014/10/23(Thu) 23時頃

【人】 靴磨き トニー

……トリノス。

[口上を謳う男は、ブランコ乗りだった。いつもとどんなに雰囲気が違ってもわかる、慣れ親しんだ仲間。
 彼をそこに立たせたのは自分、で。自分さえ動かなければ、ここにはあのでっぷり太った団長が、脂ぎった頭をふきふき、それでも心底嬉しそうに、ショーの開幕を語るはずだったのだ。

 だから、トリノスを見る表情は複雑に険しく――けれど口数少ないブランコ乗りとは思えないほど、鮮やかなハッピーエンドの幕開けだったので、次第に黒い瞳は大きく、丸く。
 最後は満面、周りの子どもたちと何ら変わりないきらきらした目で、いっぱいの拍手を送った。]

(59) mmsk 2014/10/23(Thu) 23時頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

――    ――

[それは、公演の始まる前のことか。
 一人の女がテントを訪れ、その場にいた団の者に問いかけた]

 失礼します。団長様はいらっしゃいますか?

[忙しいはずのこの段階で、面通しが叶ったかどうかは分からない。
 難しいならば、無理は通さない。
 その者か、新団長か。
 ともあれ、伝えるべきことだけはきっちりと、口に出したことだろう]

 託を、賜っていまして……。

[墓の付近で出会った者からと、そう告げて。
 顔を隠していた布を、そっと緩めた]

(60) ginlime 2014/10/23(Thu) 23時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 クラウン……と言うのでしょうか。
 そういった容貌の方から……『前口上、楽しみにしてる』と。

[食いちぎられた顔にある、その双眸は白濁しており。
 彼女の言うような、決容貌も光も捉えることはできそうになかったが。
 ただ、それだけ告げると頭を下げ、一本しかない腕で掲げてその場を辞した]

 ……みなさまの公演。
 私も、楽しみにしています。

[その首には、もはや生者においてその効力は、彼女しか知る由もないだろう。
 赤黒い土人形が吊るされていたと言う**]

(61) ginlime 2014/10/23(Thu) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ― 公演の日 ―

[生きていく彼らが、そして御伽噺が続いていくこと。
確かめたかった。
そして、楽しみたかった。

トニーもそうだったようい、この奏者もまた
一人の裏方として、また「客」として
メルヘンのファンなのだから]

 大丈夫だよ

[そう、何度も言って
低い位置にある赤毛を撫でた。
最初は不器用だったこの仕草も、もう慣れたもの。
整然、メルヘンにいた他の子どもにも――たとえば、ペギーとか、と視線は自然と彼女を探す――こうしてやれればよかった、と
ほんの少しの後悔を抱えて、開演を待つ。
出迎えの音楽を奏でているのは、まだ慣れぬ後輩だろう。
あ、またひとつ音を外した、と苦笑して、暗いテント内に慣れるよう、今はあまり意味もないが数度瞬きをした]

(62) 茄子 2014/10/23(Thu) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[やがて、スポットライトに照らされたリングの中央で
新たな御伽噺が幕を上げる。

死者を見送り、そして引き継いでくれた偉大なる、新団長]

 トリノス………

[心が沸き立つ。
知らず、握った拳に力が入る。
きっとトニーにも負けないくらい目を輝かせて、
そして精一杯の想いをこめて、拍手を送った―――]

(63) 茄子 2014/10/23(Thu) 23時半頃

【人】 愛人 スージー

[前口上も団長としての大事な仕事。
けれどトリノスは空中ブランコの演目に欠かせぬひとでもある。

大事なその舞台をスーザンは舞台袖でじっと見詰める。
翼がはえたように軽やかに宙を舞うさまをみる間は
観客のひとりでありファンのひとりであり。
彼の紡ぐ『メルヘン』の世界に浸る。

そうして、舞台から戻ってくるトリノスを迎えて
滴る汗をぬぐうためのタオルを手渡し]

 ――…トリノス!
 今日の舞台も最高だった!

[ふわ、と伸びた両の手は彼のうなじで絡ませ抱きつき
猫のような灰色の眸は伏せられ、寄せるくちびる。]

 大好き。

[吐息混じりの囁きは微かな熱孕む。**]

(64) helmut 2014/10/23(Thu) 23時半頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

――いつか――

 すごーく、罪悪感はあるんだけど……。

[そう言って、エフェドラは背中の上に、ぽふりと覆いかぶさった]

 何もしないでいると、成仏しちゃう気がするんだよね……。
 だから……。
 定期的に、『それっぽいこと』しておかないと。

[正直、死んだ後になっても、そこら辺のシステムはよく分からない。
 ただ、うっかりやりそびれてしまったせいで、昇天することになったら嫌だから。
 本音じゃないけど、覚悟を決めて。
 後ろから抱き付いた相手の耳元で、その名をおどろおどろしく告げてやった]

 サ〜〜イ〜〜モ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
 

(65) ginlime 2014/10/24(Fri) 00時頃

【人】 妄執の誓い エフェドラ

 いーつー死ーぬーのぉぉーーー?

[ひゅ〜どろどろ]

 ……よし。充電完了。いつもありがとー。

[やることやったら、背中から飛び降り。
 ふわふわっ、と去っていく。
 今日のメルヘンはどんなかなーって、心の内に抱きながら**]

(66) ginlime 2014/10/24(Fri) 00時頃

妄執の誓い エフェドラは、メモを貼った。

ginlime 2014/10/24(Fri) 00時頃


【人】 薬屋 サイラス

[団長役としての仕事を終えたら衣装を着替え、
 フライヤーとしてブランコの合間を飛ぶ。
 何度も練習してきたけれど、してきたからこそ緊張するが
 身体はきちんと役目を終えて出番を終えた。

 裏に引っ込むとすぐスージーがタオルを渡してくれる。
 自分だって演目を終えた後なのにと思いつつ
 甘えてしまって情けない限りだ。]


 ありが、と……――――ッ!!?

[浮かぶ汗を拭うよりも先に細い腕が絡みついて、
 引き寄せられるままにしっとりと唇は重なる。
 目を閉じる暇は無かった。]

(67) meiji 2014/10/24(Fri) 00時頃

【人】 薬屋 サイラス

[あまい囁きを耳に受けた瞬間、
 硬直していた時間は動き出す。

 OKここはまだ舞台袖で表ではショーが、終わりそうだ。
 そして腕の中には愛しいスージーが居る。よし。]


      ……俺も。


[回る思考とは反対に絞り出せたのは一言だけだった。**]

(68) meiji 2014/10/24(Fri) 00時頃

【人】 靴磨き トニー

[大丈夫だよ、はいつだって、子狼の心を凪にする。
 不器用でも触れてくれるその手が、ほんとうにあたたかい。
 たとえ温度がなかったとしても、それは子狼にとっては、どんな暖炉より、あたたかい。]

うん。

[そしてその度、子狼は少し高いところにある金髪を見上げて、赤毛の頭で頷くのだ。
 そばにいて、二人で仲間を食らった夜も。
 また出会って、泣きじゃくる中そっと撫でてくれた時も。
 今でも。

 不安は、溶けていって。
 今夜はハッピーエンドを心から楽しめそうだ。
 初めてサーカスを見た子供と同じように、はしゃいで、はしゃいで、はしゃぎ疲れて、メルヘンのピンク色した、夢を見よう*]

(69) mmsk 2014/10/24(Fri) 00時頃

【人】 厭世家 サイモン


[あの人狼騒動の後。
 幾人もを殺され、殺しもした男は。サーカスについて、死について、人生について、色々考え――ナイフを置く事も、十分に考えて。けれど結局、何も変えはしなかった。
 新たに動き出したサーカスに、男もいた]

[ナイフを投げる。ナイフが刺さる。
 男のナイフ投げは相変わらず百発百中だ。
 舞台を降りて、笑う。次々に喋る。
 男のお喋りも、相変わらずだ]

……、
本当になあ。
ずりぃんだよ。俺は。

[時折、
 無口になる事は、増えたけれど]

(70) mimu175r 2014/10/24(Fri) 00時頃

【人】 厭世家 サイモン



……!
っ、 ……?

[だが、そんな時には、不意に。
 ぞくりと寒気を感じるような事が、何かに触れられたように感じる、声が聞こえたように思う事が、あって]

なんだよ、
……怖い話は、団長のヨメの化粧の秘密だけで十分だぜ?
なんて、な。

[やはり結局、男はお喋りなのだった**]

(71) mimu175r 2014/10/24(Fri) 00時頃

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