64 さよならのひとつまえ
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―自室・朝― [どれくらい泣き続けたのかわからない。最後に貼って、貼られて、頬には真新しい湿布が乗っかっているが正直頬よりも目の方がやばいんんじゃないか、というくらいには腫れているのだと思う。
座るベッドの向かいは蛻の空だ。笑顔で出て行った宗介の鞄には昨日一枚の青いタオルを突っ込んでおいた。一緒に入れた一枚の紙を見れば、そのタオルの用途はわかるだろうと思う。]
―――……、
[淋しい、そう呟いても返ってくる声はもうないんだな。と思った。そしていつかは、それが自分の番に回ってくるのだ。]
(3) 2014/03/27(Thu) 01時頃
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『しりにしけ またな りいち』
[>>3 宗介の鞄に突っ込んだタオルには、一枚のメモが挟まれている。]
(*0) 2014/03/27(Thu) 01時頃
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[>>0 聞こえてきた新たな放送。 1人になった部屋で聞くと、ベッドに転がり蹲った。]
――――――……、
[堪えるように、息を詰める。宗介がいなくなってぽかりと大きく開いた穴が、更にじわじわと大きくなっていくようなそんな心地で。
起き上がって、動かないと。そう思っても体が上手く動かない。動かないと、動かないと。だってもう、今日しか残ってない。今日を逃したらもう、間に合わない。
本当に何も話せないまま…伝えられないまま、終わってしまう。]
…ッ
[―――…気付いてしまったのは、何時からだっただろう?**]
(17) 2014/03/27(Thu) 01時半頃
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["そいつ"をはじめて認識したのは入学式の日だった。 新入生の中で一際背が高く頭抜きん出た姿が2つ。田舎の中学で似たような身長の奴らだけとのんびり過ごしてきた自分にとって、同い年にこんな育ち方(身長的な意味で)をしている奴がいるということが衝撃だった。
(うわでっか…こわ、)
これが高身長2人への第一印象だ。そしてこの第一印象を長く引き摺ることになる。でかい奴は大抵喧嘩にも強い、身体能力が違うのだ。幸いクラスも違うし話しかけることもないだろうと思った。
そいつらから視線を外して隣の女子に話しかける。兄貴は高校に入ってすぐに彼女を作り高校生活を満喫していたようだから、自分もそうするのだろうと思っていた。それが普通だと思っていた。]
(56) 2014/03/27(Thu) 16時頃
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[意図して見ていたわけではない。向こうが、勝手にこちらの視界に入ってくるのだ。人より頭一つ抜きん出た姿で食堂に入ってきたりするのだから、目立つそれを目が見つけてしまうのは仕方のないことだ。少なくとも1年目はそうだった。
(相変わらずでけーな。)
遠目からその姿を確認して、そう思うだけ。 彼女(といってもすぐに別れたが)を介して話すようになったもう1人の高身長成斗と違って、そいつへの印象は変わらないままだ。 お堅くて真面目そうで生徒会所属の優等生…苦手だと思っていたそいつへの印象が大きく変わったのは何時だ、あれは確か1年の終わりのころの出来事だ。*]
(57) 2014/03/27(Thu) 16時頃
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―自室― [目を、覚ます。あのまま少し眠ってしまっていたようだった。夜更かしのツケだ。時計を確認してから、ベッドの上で縮こまっていた体を伸ばす。どこまでが現実で、どこまでが夢なんだっけ?朝から色々ありすぎて、記憶の境が曖昧だ。]
……小鳥谷のは…、夢だよな。
[自室に届いたこちらの心まで揺さぶられるような、そんな告白。 ある筈がない、だって小鳥谷はそんなキャラじゃない、自分がそう思っているだけだけれど。 同性を好きになってしまうなんて自分のような特殊例が、そうぽんぽん周りにいる筈がない。きっとあれは、夢だったのだ。自分の願望を重ね合わせてしまっただけの。]
―――――……、
[自分に違和感を感じるようになったのは何時からだっただろう。色んな女子と付き合うところまではいっても、誰に対しても本気になれない。彼女は作れても恋人とは呼べない。気持ちが恋まで行きつかない。 「本気で好きになれない…。」 何人かの友達に、そんな愚痴を零すようになったのは――…。]
(58) 2014/03/27(Thu) 16時頃
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[メールの新着に気付いて携帯を開く。 内容を見て眉が下がった、それから、笑う。]
……淋しいんだよ、このやろー。
[もうここにはいない相手に呟きながらカコカコと返信文章を作って送信ボタンを押す。時計の表示を確認してから身を起こした。]
…目、冷やそ。
[氷求めて、向かうのは食堂へ。**]
(59) 2014/03/27(Thu) 16時頃
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To:宗介 From:睦井利一 Sub:うるせー
―――――――――――― ちゃんとしいたか?
[足の痺れに悶える国民的マスコット]
(*7) 2014/03/27(Thu) 16時頃
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[それを初めて見つけたのは1年の終わりごろの事だ。期末の成績が良くなくて。出された追加課題を片付ける為に渋々普段はあまり訪れない自習室へと行った時のこと。
試験後で春休み前だから利用者はほとんどいなかったけれど追加課題をやっているなんてかっこ悪いから、人目につかない席を探そうと仕切られたパーテーションの奥を覗いたところで、誰もいない机の上に乗ったノートと筆記用具を見つけた。
誰か同じように課題をしている奴がいるのだろうか、そう思ってなんとなしにノートを覗いて。そこに描かれた絵に、目が留まった。]
(107) 2014/03/27(Thu) 21時頃
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…わ…、なんだこれ、…すげ。
[思わず、声が零れた。上手いけれど本に載ってるような絵よりはまだちょっと荒くて。どう言葉にしていいのか。でも、すごく惹きつけられる絵だった。もっと見てみたい、そう思わせるようなそんな絵。
こんな絵を描く奴が同じ寮内にいるのか、誰だろう。絵のタッチから描いているのは男のような気がしているけれど。 手洗いにでも席をはずしていたのだろうか戻ってくる人の気配に、覗いたと思われたくなくて慌ててパーテーションの向こう側へと隠れ出る。
これを描いたのは誰だ、確認するようにその人影を確かめて―――…それがお堅いだけだと思っていた頭ひとつ抜き出た存在だと知り、目を丸くしたんだ。]
(109) 2014/03/27(Thu) 21時頃
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[そんな一面を垣間見たその後。一度だけ、一度だけまともに向かい合って話す機会があった。向かい合って、というのは少しおかしい。正確には横に並んだ。あのでかい体に肩を貸す形で。>>95]
(……重い。)
[貧血で力の入らない巨体は想像以上に重くって、でも潰されるのだけは癪で必死に踏ん張って歩いている最中、そいつはずっとぶつぶつと何かを呟いている。深夜アニメ、その言葉がそいつの口から出てくるのが意外で、けれども知っている。こいつは絵を描くんだ。]
(やっぱりアニメとか見るんだ…!)
[またひとつわかったお堅い見た目の男の意外な一面に頭がいっぱいになっていたから、向けられた質問の内容が即座にわからなくて困ったように眉を下げたまま緩く首を振る。]
……え?何…? ………わり、よくわかんね。
[オタクとの会話を拒絶するリア充のようにも映ってしまったかもしれない。その後もそいつは気を使って話し続けてくれたけれども、うまく会話を合わせられないまま終わってしまった。]
(110) 2014/03/27(Thu) 21時頃
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[あの時、何か会話を続けることができたのならまた何か変わったのかもしれない。こんな気持ちにまではならなかったのかもしれない。接点はそこで途切れて、けれどもその日からそいつへの見方が変わった。 真面目そうに見えて、けれどもそれだけではない。不思議な奴、本当はどんな奴なんだ?自然とその姿を追いかけ始めたのは、きっとその辺りからで]
(……あいつワーリーより見つけやすいんじゃねえの……。)
[あまりに見つけやすいその姿が赤い縦縞模様の派手なシャツを着て絵本の中で隠れ回っている主人公を彷彿とさせて、その姿を見つける度に楽しい気分になった。 扉をくぐる時に天井を気にする仕草が自分の思っているタイミングと嵌ったりするのが面白くて仕方なかった。 たまに覗いた自習室でノートに何かを描いている姿を見つけると、声には出さずにRPGで宝箱を見つけた時の効果音を口ずさんで喜んだ。 ちらっと絵が見えて、それが少しずつ上達していく様子がわかると誰も知らない連載漫画を読んでいる気分になれてすごく嬉しかった。
「余所見しないで。」 付き合っていた彼女達からそう言われる頻度が多くなったのはその頃からで。*]
(113) 2014/03/27(Thu) 21時頃
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―食堂―
…うーっす、飯終わり? の割にはちょっとぼーっとしてね…?
成斗、昼はパンか。俺何しよ。
[すれ違う成斗に手をひらひらと振って挨拶をする。目は腫れているけれども笑う事は出来て、相変わらず気遣いの効く言葉に平気と笑って返す。 氷を貰って目を冷やす、食欲はなんだか沸かなくって。動かなきゃ、そう思っているのに時間ばかりが過ぎていく。ぼーっとしている間に時計の針が夕刻まで進んでいて、いつの間にか袋の中の氷も水に変わってしまっていた。]
(117) 2014/03/27(Thu) 21時半頃
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リーは、ザック(朔太郎)が夕食を食す様子を少し離れた席から見守っていた。
2014/03/27(Thu) 21時半頃
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…サ〜ク〜、俺のことは無視ぃ?
[>>129 夕食を食べている姿を眺めているばかりで話しかけることはなかった。向こうはこちらに気付いてもいないのか、今の自分はそんなに気配が薄くなっているのだろうか。湿布を貼っていない方で頬杖つきながら、食器を片づける朔太郎に声を掛ける。]
……何か思いついたん?
(137) 2014/03/27(Thu) 21時半頃
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だって夢中で飯食ってんだもん。 …つーか、それ。メールの返信困った! 慰められる理由がねーし、っつか 俺の失恋待ちなのかとか、邪推するし!
[自分の言葉に馬鹿みたいだと自分で内心ツッコミを入れて。 ―――…泣きそうだ。眉を下げて堪えて、それから笑う。 >>145物真似の相方のツッコミを真似するように手刀を見せて、潜む声に目を瞬かせた。]
……絵……ふぅん、そなんだ? 寄せ書きってあの部活とかで書くやつ? 俺未経験だわ…ずっと帰宅部だったし。 ん、いいんじゃね?
…サクはよくそういうの考え付くな。
[感心したように朔太郎を見て、メールを送る姿を眺めていたが着信音に目の前の相手から届いたばかりのメールを開く。]
(150) 2014/03/27(Thu) 22時頃
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―――…そういうサクちゃんはぁ? なんかいつも聞いてもらってたけど悩みとかねーの? …最後だし。 今なら睦井のココも特別に空いてっけど?
[>>157 冗談めかして言って、自分の肩元を叩いて笑ってみせる。自習室、納得したように頷いて。朔太郎が自習室で理容店をやっていてよかったとも思っている。自習室を覗きに行く言い訳のひとつにしてしまっていたから。]
ん〜〜〜?ん?部活どっか入りたかったん? まいいや、校庭で聞くし。ん、行く。
[>>164小声には答えを返さず、背を叩いて笑うと移動を促した。]
(166) 2014/03/27(Thu) 22時半頃
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あ〜、食堂のおばちゃんがマヨをご飯に乗っけんの キモいって思ってるから置かないらしいって聞いたことある。 つーか俺くさくねえし! ジャージもちゃんとリセットシュットしてるし!
[都市伝説のように食堂の謎を語りながらだらだらと移動をはじめ、途中智明を見つけたのなら>>172手を振った。]
なに、智明ミキティ探してんの?ここいねえけど。 今から校庭行くけど一緒行って探す?
(179) 2014/03/27(Thu) 23時頃
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[それから、再び朔太郎に向き直る。寮母室に向かったのは頼児達とは入れ違いになっただろうか。]
ん〜〜〜…、 …俺ほんと、そういうの興味なかったから…。
[朔太郎の声には困ったように眉を下げて笑う。趣味らしい趣味もなく、特技だってない。時の流れは何時だって嘘をつかない。3年間の間努力をして何か築き上げたものと何もしてこなかった者の差は見るに明らかで。]
……宗介とかもだけどさ、何かに打ち込めるやつ 本当すげえな…って、いつも思ってた。 サクとかもさ。髪切んのとか。それで実家継ぐんだろ? 将来に役立ってんじゃん、すげえじゃん。
(184) 2014/03/27(Thu) 23時頃
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探す探す、つってもミキティちっこいから 見つけんの苦労するかもしんねーけど!
[>>182 樹央が聞けば怒りそうなことを口にしながら智明に頷き]
利政に伝言ゲーム? ……メールのが、早くね……?
[伝言ゲームの話題には少しばかり真顔になる。智明の持つカメラを見て]
あ〜〜……昨日ごめんなカメラ。 撮れなかったし…今どんな感じで撮れてんの? 今までの写真見れたりとかしねーの?
[言いながら助手として朔太郎の着いていった。]
(186) 2014/03/27(Thu) 23時頃
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園芸とかは?鋏使うじゃん、チョキチョキって。 あれ?切った花は園芸になんないんだっけ?
[>>194 なんとなく鋏関連で浮かんだ部活動を挙げてみて]
俺は背伸びなくてもモテてたし! つかOVER170を基準にすんじゃねえよ、 170は一応届いてんだし。
…そか、…なんか偉いな。 ちゃんと親孝行できてんの。
[朔太郎の嘘になんか気付かないから、朔太郎の言葉にはただ感心するように瞳を細めた。]
(202) 2014/03/27(Thu) 23時半頃
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…なんだそりゃ。 それこそメールすればいいんじゃね…?
[>>195 不思議な伝言ゲームに眉が下がる。はりきり屋の智明だ、きっと受けた仕事を放棄することはないのだろう。だから真顔で頑張れと拳を返す。 ―――…3年間で特技らしき特技は何もできなかったけれど、本当に何も興味を持てなかった入学の頃に比べれば、少しは変わったのだと思いたい。学校行事を楽しめるようになった。星を見るようになった。馬鹿やって歌ってみたり、絵を描いたり、少しずつ、少しずつ…変われているはずで。]
カメラ2つ持ってたじゃん? あれ、なんで使い分けてんの?用途別? なんかあっちでは特別なもん撮ってたりすんの?
[智明に見せられた小さな画面には昨日の記憶の断片が映されている。瞳を細めて笑って、天体観測から花見、それより前は見れないのか智明の操作する送りボタンを一緒に押してみた。]
(203) 2014/03/27(Thu) 23時半頃
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ありすそこまで鬼じゃねーよ?意地悪だけど。 死ぬちょっと手前で加減してくれると思う。ギリ手前で。
[>>210 笑って白線を引いていく朔太郎の様子をジャージのポケットに手を突っ込んで眺めていく。助手に任命されたのに手伝いもしない、そういった率先した行動だとか気遣いを身につけるには3年間では足りなかったようだ。 『卒業おめでとう』の文字に目を細める。これを見せる時自分はどんな表情を浮かべているのだろう。想像もつかなくて。想像がつかないのではない、笑うのだと。一度だけ強く、目を瞑る。]
(222) 2014/03/28(Fri) 00時頃
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へぇ…雰囲気。消えないってのは大事だよな。 思い出が消えるとかは――…淋しいし。
[>>215 誰もいない廊下は何を思って撮ったのだろうか、残してあるということは失敗の写真ではないのだろう。映るのは智明の見ている世界だ、送りボタンを押しているとようやく人がまた現れ始めた。]
人が映ってねぇ…あ、映った。 つか、お前ら本当仲良しなー…、
[何枚か捲って行ってあることに気付き、手を止める。]
…ん、これって頼児―――…
(232) 2014/03/28(Fri) 00時半頃
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…のさ、チーム決まった時の。 智明取材行ってたじゃん?あの写真ないの? 俺見てないから見たいー…ってかそーだ思い出した! 最後の新聞読めてないの俺!智明! 住所教えっから、コピーして送って!!
[思い出した重要事項にパン、と両手を合わせて智明に拝み倒す姿勢を見せて。その後、携帯が鳴る。メール着信だ。 尻ポケに手を突っ込んで「あ、」と小さく声を零した。携帯の他にもう一つ塊が入っている―――…ライターだ。]
(235) 2014/03/28(Fri) 00時半頃
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あ〜…これ返さねえと。 今日じゃないと間に合わねえし…。
[怜二から借りたライターを握りしめて呟いて。 自分で言った言葉に心臓が厭な音をたてる、堪えるように少し眉を寄せて。時間はあっという間に経っていく。別れの時間まで、もうあと少し。]
…ん?
[>>236小さな呟きは聞こえたけれど言葉の意味までわからない。]
…わり、ちょっと俺一旦抜け。 これ怜二のなんだわ。返しに行ってくる。
[智明と朔太郎にライターを見せて、向かおうとするのは怜二の部屋だ。]
(239) 2014/03/28(Fri) 00時半頃
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…えー、面白そ。 他にもそういう写真ねえの?また見てみたい。
[>>240 智明の写すものの理由に素直にへえ…と感心の声が出る。もう一度見直したら、意味のないと思っていた写真が姿を変えた。すげえな、と呟く。今までだってこの元クラスメイトは自分にとって意味のないものに意味をつけてきた。学校行事然り、]
命を吹き込めるやつって、いるんだよな…。
[小さく呟いてから。眉の下がった智明の背を叩く。頼児の名前を出したからだろうか、淋しがっているのかと勘違いして]
まー、頼児はちょっと遠い存在になっちまうけどさ。 智明なら追いかけれんじゃん。
[記者として。1年の時はそれを夢にしていると言っていた気もするから。]
それにまだいるし。 喋んなら今のうちだよな。…今のうち。
[少しだけ、智明と同じように眉が下がる。別れはあっという間だ。メールで話すことができたって、やはり淋しいのだ。新聞の話には後でメール送る!と伝えた。]
(254) 2014/03/28(Fri) 01時頃
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To:宗介 From:睦井利一 Sub:てめ
―――――――――――― レアな俺の気づかい を、、、!!!!! 返せーーー!!!
[ダッシュしている国民的マスコット]
(*14) 2014/03/28(Fri) 01時頃
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―2-G前―
怜二〜〜〜〜、 れ〜い〜じ〜!!
…なんだよ、いないのかよ。
[呼んでも部屋から返事はない。留守かと思ってドアノブを引いたら>>28 開いてしまって眉が下がった。やはり留守だ。そっと中を覗く。]
…田舎じゃねんだから…閉めとけよ…、 変なもん見られても知らねーぞ。
[怪しいものなども、片付けは終わってしまっているだろうから大丈夫だろうかと中にお邪魔することにする。荷物を漁るつもりはない。
同室者もいなくなってしまって、同階の怜二もいなくなってしまう。今くらい淋しさ紛らわせをさせてくれたっていいじゃないか。
部屋の隅に座って、携帯を開く。宗介からのメールに返信をして時計の時刻を確かめた。長く、息を吐いて膝に額を押しあてる。 あと少し。あと少し。 あと少し―――…して怜二が戻らないようならば、ライターは机の上に置いていこう。**]
(273) 2014/03/28(Fri) 01時半頃
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―少し前のこと>>341― [もう一度宗介にメールを送信し終えたところで扉が開いた。不法侵入の自覚はあるので一瞬ぎくりと体を強張らせて。戻ってきた部屋の主の顔の痣に気付くと更に表情まで強張った。]
…は? 怜二…お前何やってんの…?
[軽く咎めの声音になったのは、その傷が殴られてできたものだとわかるからだ。伊達に3年間、生傷作り続けてはいないのだ。]
…取るけど。つか、待って。 俺んトコに湿布あるから持ってくる。
[そのまま部屋まで湿布を取りに行く予定だ。治療は手伝うつもりだけれど誰かと会う予定を聞いたのならそいつに頼めと湿布を押し付けただろう。**]
(378) 2014/03/28(Fri) 17時頃
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[怜二の部屋を出た後も、校庭に戻ろうとはしなかった。 寄せ書きに何を書いていいのかわからない。白線の大文字を見せてどういう顔をすればいいのかわからない。 これで最後なのに。――…これで、最後なのに。]
…サボっても、そんな変わんねーだろ…。
[きっと誰かが成功させる。自分がいなくても。足は企画から逃げるように西寮から遠のいていく。中央棟、辿りついた先は誰もいない自習室で。 入るのはパーテーションで仕切られた奥、半個室のように隔てられた席。ここならきっと誰にも見つからないと。このまま消灯時間まで、ここで時間を潰してしまおうと、そのつもりで。**]
(379) 2014/03/28(Fri) 17時頃
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To:宗介 From:睦井利一 Sub:行くけど
―――――――――――― すぐはむり。金ねー し。つかお前もこい 。なんもねーけど。 星くらいしかねーけ ど。あとかつお。
[財布を落とした国民的マスコット]
(*36) 2014/03/28(Fri) 17時半頃
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[楽しいと思っていた世界が180度姿を変えてしまったのは何時だっただろう。あれは2年の年越し前だ。 寮の食堂で彼女から言われた言葉が切欠だった。
「利一はさ、女の子が好きで彼女を作ってるわけじゃないよね。」
はじめは言われたの意味がわからなくて、首を傾げた。よく言われる「愛が足りない」の派生だろうか。そうじゃないと、彼女は言う。「欲しいのは彼女がいるって形だけ。はじめから好きになろうとしていない。」のだと。
その言葉にムッとして彼女から視線を外した。好きになろうと努力はしている。そも、好きというのは努力をしなきゃいけないものなのだろうか。わからない。目の前の彼女といるのは楽だけど、好きかと言われると恋ではなくて。
(じゃあ…俺って誰が好きなんだよ。) 「…利一、余所見しないで。」
ふと思い浮かんだ考えと、彼女の言葉と、食堂に現れたひとつ頭の抜きん出たそいつの姿が合わさってしまったのはその時で。
カチリ、とピースが嵌るような感覚―――…焼き付いていく。 気付いてしまった。一瞬にして世界が…あの時変わったのだ。]
(383) 2014/03/28(Fri) 18時半頃
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[叩きつけられた正解をすぐに受け入れることはできなくて。 混乱する頭の中に拒絶の言葉がいくつも浮かんだ。
嘘だ。違う。ありえない。だってこんなの普通じゃない。 気持ち悪い。
浮かんだ言葉に、頭を強く殴られたような衝撃を受けた。 そうだ、こんなの…こんな気持ちは普通じゃない。 気持ちが悪い…知られればそう思われるに決まっている。
ならどうすればいいのだ…隠すしかない。 気付かれてはいけない。誰にも。家族にも。 友達にだって。誰にも。―――――…誰にも。]
(384) 2014/03/28(Fri) 18時半頃
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[幸いそいつと喋る機会はないから、 そいつには気付かれることはないと思っていた。 だから3年のクラス替えで同じ紙の中に並ぶ 自分とそいつの名前には嬉しさと恐さが綯交ぜになった。
顔を合わせたら表情で勘付かれてしまうかもしれない。 話をしたら、うっかり言葉でバレてしまうかもしれない。 嘘をつくのが下手な性格だとは自分でよくわかっている。 気付かれてはいけない、気付かれては―――…
それから、
そいつとすれ違う時には表情がばれてしまわないよう 一歩後ろに引く癖がついた。 向けられる言葉に返す声が上擦らないか心配で、 言葉を短く返す癖がついた。
折角、同じクラスになれたのに。 折角、近付ける理由ができたのに。 折角、――――――…でも、それも今日で。終わりだ。**]
(385) 2014/03/28(Fri) 18時半頃
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―少し前>>393―
…はぁ?喧嘩って…。なんで? …あと1日我慢できなかったのかよ。
[視線が逸れる。溜息をついた。理由を訊いたってこういった場合は返事が返ってこないものなのだ。湿布、と呟いて部屋へ取りに行く。ライターを渡すことはその時忘れてしまっていて。
取りに戻った湿布は少し大きめのサイズだ。尻用だ。繰り返して言おう、これの元の用途は宗介の尻用だ。それともう一つ、渡そうと思っていたものを手に部屋へ戻ると怜二の前でハサミを不器用に使って湿布を顎用に刻んでいく。聞こえてきた怜二の声に意外そうに顔をあげた。]
……淋しいに決まってんじゃん。
[そう呟いて。]
明日からはお前もいなくなるからもっと淋しいんだよ。 2階残ってんの、俺だけじゃん。
[緩く眉を寄せた。]
(424) 2014/03/28(Fri) 21時半頃
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―自習室― [1人きりの自習室で携帯を操作する。文明の利器というものは素晴らしい、1人きりでも誰かと会話できる。誰も入ってくる筈がない、そう思っていたから何時の間にかパーテーションの向こう側に人が増えていたことには気付かなくて。>>405名前を呼ばれるとびくりと肩を震わせて名を呼んだ相手のことを驚いた表情で見つめた。]
………十文字。
[呼ぶ声が、掠れてしまった…ような、気がして。]
(435) 2014/03/28(Fri) 22時頃
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[>>409 動画、と言われて首を傾げた。動画なんて送られてきたか?もう一度宗介から送られてきたメールを読み返して、小さく声が零れる。]
あー…、…見てない。 つか、俺の携帯じゃ見れない…。
[古い型の旧式携帯なのだ。そのような高度な機能はついていない。携帯を十文字に掲げて見せてから、一度言葉が途切れる。 頭の中がうまく回っていない、だから次に話しかけるべき言葉が思い浮かばない。1年の終わりの頃と同じだ。気遣って会話を続けてくれるのは十文字の方で。]
―――……、 お前は…?…地元、帰んの…?
[地元は近所だったような気がする。1年の時の短い会話、後で思い返してそれだけ覚えてた。眉が、下がる。]
(436) 2014/03/28(Fri) 22時頃
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To:宗介 From:睦井利一 Sub:寝袋でいい
―――――――――――― 布団あったらそのま ま住みそうでやばい 。
[拗ねた国民的マスコット]
かつおくらいならお ごれる。いつでも来 いよ、部屋きたねー けど。
(*51) 2014/03/28(Fri) 22時頃
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―少し前>>429―
―――――…そういう問題じゃねんだよ…。
[難しい顔で湿布と向かい合いながら>>429ぽつりと怜二に返して。顎を出す様子にはちょっと待て、と静止の声を掛ける。難しいのだ。]
…怜二だってさみしいんじゃん。 今、そう言ってた。
[歪な湿布の形はちょっと星の形に似ている…気がする。こちらに来いと手招きしながら]
…マジで怜二も1人苦手…? 春からは?1人暮らしじゃねーの…?
(441) 2014/03/28(Fri) 22時頃
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―少し前・自習室>>444―
………ん、
[寝ていた訳じゃない。けれども先程声を掠れさせてしまったから、緩く首を横に振って否と返答をする。最後だ。話さないと。そう思っても頭も口もよく回ってくれなくて。 近づいてくる十文字の姿に少し驚いたように肩が揺れた。座っているので一歩下がることはなく、差し出されるのは最新ではない携帯だ。スマホじゃねんだな、という言葉は声にはならず脳内でだけ呟かれた。]
…あんがと。
[最新式じゃないから画像が粗い。声も少し割れているような気がするのは十文字の携帯の所為か、それとも元のファイルの所為かわからない。思わず笑って、]
――…ブレであいつほとんど見えてねーの。
[声も姿も見えるのに、ここから離れてしまったからだ。]
(460) 2014/03/28(Fri) 22時半頃
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[都会の名前が挙がると眉が下がった。今日で終わる、というのに。何を期待していたのか、自分でもよくわからなくて。]
……そ、か。 ん…俺は実家。…地元の大学。
[都会に出る程の学力はなくて諦めた。地元の大学でもまさか受かるとはと両親も担任もひどく驚いてはいたが。]
―――……絵?
[反芻する。思い浮かぶのは2年間遠くから見続けてきたあのタッチだ。その絵を描き続ける為に都会へ行くのだろうか、あの絵は十文字の将来に繋がるようなものになったのだろうか。 ―――…伝えないと、]
………あのさ、十文字…、
[伝えないと、]
(461) 2014/03/28(Fri) 22時半頃
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[そう思った言葉は、十文字の言葉>>411に阻まれた。 頭の中が、真っ白になっていく。]
―――…なんで、
[―――…なんで、]
…………なんで、お前に………… …んなこと言われなきゃ…なんねーの…?
[ぎゅっと戦慄いた口許を引き結んで十文字を見上げる。 睨むように相手には映ってしまったかもしれない。
――――――――……泣きそうだ。]
(462) 2014/03/28(Fri) 22時半頃
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―少し前>>451―
淋しかったら誰でもいいんです〜って? ……お前には俺はそんな風に見えてたのか。
――…まー、いいけど。
[少しだけ声のトーンが下がる。実際とっかえひっかえ、と呼ばれるくらいには彼女を変えていたのだし、某匿名大型掲示板にはもっとひどいことも書かれていたらしいから、そう思われたって仕方がない。 歪な湿布に文句は言わせず、貼る手つきは少し荒いものになる。]
…俺だってそうだよ。宗介とは連絡今もとってるし。 でも、怜二はメールあんま返してくれなさそうな気がする。
[少し不貞腐れて言うのは花見の時のメールを思い出してのことだ。湿布を貼る手が少し強張ったのは、怜二の「普通」という言葉に反応してだ。]
……普通じゃねえよ。
[思わず小さな呟きが零れて]
(466) 2014/03/28(Fri) 23時頃
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―少し前>>475―
……言ってないかもしれない。 …俺は怒ってねーよ。 …怜二を今ので怒らせたかもしんないけど。
[>>475 こちらの物言いで相手を怒らせてしまったようだ。自分でやる、という怜二の言葉には手を止めて。困ったように眉を下げる。 遠回りに出て行け、と言われているようで。出て行くべきか、床を見つめて]
……ごめん。怒らせたんなら謝る。 …怜二とも、こんな別れ方したいわけじゃねーよ…。
(480) 2014/03/28(Fri) 23時頃
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―少し前・自習室>>469― [生徒会長って誰だったっけ…?よく覚えていないけれども縦ロールがよぎった、ああ、あれか。よく覚えていないけれども濃いキャラだったような気がする。]
……そ、かつお県。
[ぽつぽつと、返していくのはやはり短い言葉の断片ばかりで。それでも今までで一番会話が続いているんだ。これで最後で。伝えられるのはきっとこれがラストチャンスで。なのに。
…なんでよりによってお前が、それを言うんだ。]
(494) 2014/03/28(Fri) 23時半頃
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[>>470目と目が合う。こんなに近くで見るのは初めてだ。 そんなことを考える余裕もなかった。 ――…いたい。痛くて仕方がない。穴が広がっていくようだ。]
………………、
[十文字が謝ってくれる。返せる言葉がない。 今、口を開いたら本当に泣き出してしまいそうで。]
…………ん、
[また、謝ってくれる。首を小さく縦に振った。 それが今できる精一杯で…―――沈黙。沈黙。]
[十文字はまた謝ってくれたかもしれない。 それから――…こちらを気遣って、>>412出て行った。]
(495) 2014/03/28(Fri) 23時半頃
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―少し前>>487―
……俺ってさ、 男から見て…ヤなやつに見えてた…?
[ぽつりと訊いてみるのは今まで誰にも聞けなかったことだ。卑屈ではない。なんとなく、聞くのがこわかったこと。目の前の男ならば正直に答えてくれるんじゃないか、そんな気もして]
…綺麗に別れたいとは思ってないけど、 でも…こんな別れ方はやだ。…から、謝る。
[人間ができていない、という言葉は怜二と利一、どちらに掛けたものなのだろうか。なんとなく自分自身のことを指しているんじゃないかと思い、最後の片付けを始める怜二の姿を眺めて。 出て行かないのか、次にそんな視線を送られたら出て行こう、と思った。]
(500) 2014/03/28(Fri) 23時半頃
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―少し前>>503―
…間違ってねーけどさ。 ……お前らしーの。
[返ってきた答えに、眉を下げて笑う。必要なもの、不要なもの、怜二の中で必要と選別された帽子がしまわれていくのを見ながら壁にコツンと頭を当てる。]
……わかんね。なんか…言葉にすんのって難しい…。 なんでかって、俺もよくわかってないけど…、 ……本当に好きなやつを探してたんだと思う。
[まぁ、やっぱヤなやつか。怜二の言葉には頷いて笑う。全てのやつに好かれようとまでは思っていない、思っていないけれど…]
自分を折って謝ってるわけじゃねーよ。 怜二も大事な友達だから、謝らずに別れる方が 俺にとっては、俺いじめなの。
[わかんねーかな、そう呟いて立ち上がり]
(517) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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…大事な友達だよ、俺にとって。怜二も。
[机の上に置くのはRの掘られたライターと、一本の花火。]
……餞別。花見の。 お前来れなかったんだから、どっかでやれよ?
…ガキくせえって思うかもしんないけどさ、 まだ…急いで大人になる必要もないんじゃね?
3月31日までは俺ら高校生なんだからさ。
[怜二の顔は見れない、なんとなく。 最後にこちらが向けるのは眉の下がった笑みで。 今度はちゃんと正面向いて扉を開け、出て行った。*]
…まー、最後までうるさくってごめん! 明日見送れるかわかんねーし今のうちに…元気でな!
(518) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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―自習室― [十文字がいなくなった後も、 しばらくは自習室から動けなかった。 十文字は何も悪くない。 そう見える行動を取っていたのは自分で、 自業自得、というやつだ。
―――…ろくに喋ったこと無かったから
十文字は何も悪くない。 それもこの1年間自分が避け続けていたからだ。]
……俺さ、
.
(524) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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[伝えたかったこと…伝えられるはずがない。 だって、こんな想いを抱くのは普通じゃない。 ましてや、話をしたこともないやつに言われるなんて。
時計の音ばかりがやけに耳に響く。 カチカチと止まることなく。 別れの時間まで、あと少し。 もう会えなくなるまで――…]
(525) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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―自習室― [そろそろ寄せ書きで招集が掛かることだろうか。 席を立つ。校庭に向かうのではなく、誰にも会わないうちに部屋へ帰ろうとそのつもりで。もうきっと、ここに来ることもない。 くるりと自習室を見渡して――…1冊の、ノートに目が留まる。 ここに来た時にはなかったものだ。
もしかして、と手が震えて。そっとノートを手にとってみる。 開いたノートには文字ではなくページいっぱいに走り回る線が。 悩んだような消し跡だとか、思い浮かんだアイデアのメモ書きだとか。誰のノートなのかなんて考えなくてもわかってしまう。]
……また、絵上手くなってんの……。
[こんなに近くで見るのは、初めてだ。 それが苦しくて、嬉しくて、笑って、笑い声と一緒にノートにひとつの染みが落ちる。鼻を鳴らして、ノートを汚してしまわないように目を何度も擦って、それでも頁を捲る手が止まらない。
色々――――…話したいことがあったんだ。 さっきだって、伝えたいことがあったんだ。 最後の頁まで捲って、裏に書かれた文字。]
(542) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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「将来の夢は?」
[答えはどこにも書いていない。 あいつの夢は、なんだったんだろう? 聞かずに終わった。将来の夢は…?―――俺の、夢は…*]
(544) 2014/03/29(Sat) 00時半頃
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