64 さよならのひとつまえ
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― 食堂 ―
あ、僕珈琲牛乳!
[頼児>>4へと手を上げて主張する。 それはいつもと変わりなく。笑顔で。]
そうだ!利政ー! エアメールって何? 利政、外国行くの?すげー!
[返事をしていなかったメール>>6:*45のことを思い出して問う。 将来は海外でも取材ができるくらいの記者に、と思っているが、進学先が海外とは考えてもいなかった。]
外国って、日本語で送っても平気? 僕、英語とか頑張るからさ、遊び行ったら案内してよ。
[貰っていたパソコンのアドレス>>6:*47も登録してある。 明日からは使えなくなるらしい、元々のアドレスは残したままだ。]
(147) okomekome 2014/04/06(Sun) 17時頃
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あ!そだ!おばちゃーん! 写真写真!
[食堂のおばちゃんが呆れるくらい注文して、騒ぎながらその風景を写真に撮る。 正真正銘、最後の夜だ。
良い思い出になるように騒いで、気付けば消灯時間間際。 屋上へと向かう。]
(148) okomekome 2014/04/06(Sun) 17時頃
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[天体観測の時とは違い、誰も居ない。 そこからの景色は、暗くて見えない。 あの寄せ書きも、もう消されている。
ぱしゃりと一枚撮って、部屋へと戻った。]
(149) okomekome 2014/04/06(Sun) 17時頃
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[布団を被って、環に最後の「おやすみなさい」を言う。 しかしすぐに寝ないまま。 布団に入ったまま環のベッドの方を見て、「たまちゃん?」と何度か声を掛けた。 返事があれば、へへへと笑って「なんでもない」と返す。
このまま寝てしまうのが勿体無いと思うくらい、寂しくて。 環の布団に入り込もうかと思ったが止めておいた。 それでもやがて眠りに落ちて、別れの朝を迎えた。]
(150) okomekome 2014/04/06(Sun) 17時頃
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― 朝 ― [寝過ごしてしまうかとも思ったが、意外にも目覚まし前に目は覚めて身支度を整えた。 寮母のところへと向かい、一枚写真を撮って笑った。
その後、バスに遅れないようにと慌てて荷物を持って、寮を出てから振り返れば、そこでまた一枚。 三年分の思い出と感謝の念を込めて、最後の写真を撮った。]
(194) okomekome 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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[バスの中ではいつものようにはしゃぎ、駅に着く。 笑顔で別れようと、笑みは絶やさない。
バスの中では環や利政のところへは必ず遊びに行くと宣言した。 勿論、ありすや樹央のにも同じことを言って。
改札へ向かう前、頼児の傍へと駆け寄る。]
(195) okomekome 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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らいじ! ……あのさ。
約束守れよ!プロになったら、絶対連絡してくれな。 僕が一番初めにらいじを取材するから!
[僅かな間。 数秒か数分だったのか、自分でも分からない。 これが最後ではないと思っているけれど。
応援しているからな!と、握り拳を頼児の左胸に押し当てて笑う。]
じゃあな!皆! またなー!
[手を振って、笑顔のまま皆と別れた。*]
(196) okomekome 2014/04/06(Sun) 21時半頃
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― 新生活 ― [電車に乗ってがたごとと。 不動産屋に挨拶して、鍵を受け取れば親に手続きを任せた新居へと向かう。
荷物は翌日に届く。 必要な家具や家電は入学式までに揃えなさいとお金は受け取っている。
がらんとした部屋に、手持ちの荷物だけがある。 ただいま、と言っても返ってくる声はない。 それが少し寂しい。]
あ。寝る場所どーしよ。
[ベッドもない部屋でポツリと呟いたとき、部屋の呼び鈴が鳴った。 家族以外住所を知らないはずの場所に誰か尋ねてきたとも思わず、荷物が早く届いたのかと玄関に出た。]
(254) okomekome 2014/04/07(Mon) 04時半頃
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[覗き穴から確認する前にドアを開けたら、親戚のにーちゃんが抱きついてきた。 思いもよらなかった人物の登場に固まりつつも、そのスキンシップから逃れる。
話を聞けば、親から住所を聞いていたらしい。 これからのことと、高校生活はどうだったかと聞かれた。
笑いながら楽しかったと言えば、写真を見せろと言われる。 記者になりたいと思ったきっかけの上、カメラをくれた人だ。 そうなると予測はしていた。]
……アルバムとかは、明日届くよ。
[あるだけで良いからと、カメラのデータと手持ちで運んだ写真を見せれば、にやりと笑われ、思わず視線をそらした。 きっとばれたのだろう。 それでも、良く撮れていると褒められただけだった。]
(255) okomekome 2014/04/07(Mon) 04時半頃
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[それから。 入学式までの間は忙しかった。 親戚のにーちゃんに手伝ってもらいながら、家具や家電を揃えて一通り生活ができる環境を整えた。 因みに、親戚のにーちゃんに数日間泊り込まれた為、自然と来客用の環境も整えられていたと気付いたのは入学式が過ぎてからだ。
たまに環宛へメールを送ったり、つぶやいたーに写真を投稿したりしていたが、忙しくて寂しいと思う暇がなかったのは幸いだった。
買ったばかりの新しいパソコンを起動したのは、入学式より前のこと。 初めて書くのは、退寮までのあの数日のことだ。 花見とタイムカプセルに、天体観測、寄せ書き、カラオケ大会。 高校生活での、最後の思い出を新聞にした。]
(256) okomekome 2014/04/07(Mon) 04時半頃
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[それぞれに希望の写真と新聞を同封して送る。
利一には学校で発行した最後の新聞のコピーと一緒に、一年の時の写真を数枚と、頼児の写真を入れた。 丞へはCD-Rに焼いた500枚分のデータと数枚の写真。頼児の写真が自然と多くなってしまった。 利政宛の封筒にはぎこちないアルファベットで宛名を書いた。図書室で係をしている彼自身の写真も混ぜてある。 頼児へは、希望した写真とやはり野球部での写真。
二人に送った写真には、あの練習試合>>3:80の写真も入っている。 頼児を正面から撮った写真には、自然と丞の姿も入っていた。
他にも、希望した写真とついでに気に入りそうな写真を一緒にして。
高校最後の新聞と、同封した手紙の最後には同じ言葉を記した。]
『世界中何処にいても、僕には会えるよ!――またな!』
[それは、いつも言っていた台詞>>0:512。 だから忘れないでほしいと願いを込めた言葉。*]
(257) okomekome 2014/04/07(Mon) 04時半頃
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友愛組合 チアキは、メモを貼った。
okomekome 2014/04/07(Mon) 05時頃
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― 10年後 ― [あれから10年。 結論から言えば記者になるという夢は叶うことなく、夢は夢のままで終わった。 代わりに、記者ではなくカメラマンになっていた。
今は記事を書くことはないが、伝える方法が文字ではなく写真へと変わっただけだ。 親戚のにーちゃんに引っ付いて取材についていったことも何度もある。
今ではそこそこ仕事は貰え、たまたま世界的に有名なメーカーの広告で使われている写真を撮った。
あの頃の宣言のように、世界中どこに居ても明智智明が撮った写真を見ることはできるのだ。]
(293) okomekome 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[写真の道に進むと決めたのは、在学中に出した写真コンクールで入賞したことがきっかけだ。
入学祝と貯めていたお年玉とで新しいカメラを買った。 それを手に、学生時代は旅行とバイトの日々だった。
旅行は各地に出掛け、海外にも行った。
異国の風景写真。 うさぎを撫でる手。 ねずみのカチューシャを無理やり乗せられた誰かの頭。 古都にある寺と袈裟姿の一部分。 カツオパフェ。 花屋の店前。
つぶやいたーをフォローしていれば、そんな写真が定期的に投稿されているのを見ることができたはずだ。
顔が写った写真は投稿していない。 それでも懐かしい皆のところへ押しかけていたことは、知れたことだろう。]
(294) okomekome 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[恋人もいたことにはいたが。 学生時代は学業とバイトに明け暮れ、バイト代が溜まればカメラを手に色々な場所に旅行に行っていた為、振られてしまった。 悪いことをした、と思いながらも追いかけようとしなかったのは、結局はその程度だったのだろう。
今はカメラが恋人だと笑って。 恋をするように、カメラを被写体へ向けていた。
今でも、あの頃のように。 レンズの向こうに、いつでも彼がいるようにシャッターを切る。*]
(295) okomekome 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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To:らいじ>>*76 Sub:おめでとう![バット] body: 一軍ベンチおめでとう! 絶対行くよ!
写真、撮らせてな[カメラ]
(*88) okomekome 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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[来たメールに目を細めて返事を打った。 丁度バイト代も貯まって、今度はどこに行こうかと思っていたところだ。 行き先をそこに決めてから数日。 あの宝物のカメラを持って向かった。
新しいカメラを買った為、中々使うこともなくなったカメラ。 それでも大事な写真を撮るときにと決めていた。
それを持って、彼の地へ行く。 大事な、彼の写真だ。
思いは思い出に変わったとしても、大事な友だちということは変わらない。 そう、それはずっと変わらない、のだ。
そうして撮った写真が賞を取ったことは、きっと自然なことだったのだろう。*]
(318) okomekome 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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― タイムカプセル ― [タイムカプセルを掘り返す日、持って行ったカメラはやはり二つ。 大学を卒業してからも個人的に皆に会っていたけれど、やはり懐かしいと思う。
10年前と同じ場所に集まる皆を、10年前と同じように写真を撮る。 それぞれの顔は離れていた間の年月を感じるけれど、何も変わらないと信じたい。
掘り出されたのは、皆の懐かしい写真。 丁寧にビニールで包み、更に油紙でも包んでいた写真は色褪せることなく。 写真を見れば、あの時の思いすら思い出される気持ちに。 少しだけ胸がちくりと痛んだ。
掘り返された穴。 そこへ、持ってきた写真をこっそり戻す。 入れた写真は賞を貰ったあの写真と、10年間皆の所で撮った写真。 今度は自分自身も一緒に写っている写真だ。
10年後。また、此処に来れたら良い。 そう思って。*]
(340) okomekome 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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― 噂話 ― [カメラマンとして、色んなモデルの写真を撮ることもあった。 その中で外国人のモデルに、母国の美容室の話を聞く。 有名なその店の名前>>8だけは聞くことも多く、しかしきちんと話を聞いたのは初めてだった。]
うん、日本人ってのは聞いたことあるよ。 あと僕と同い年ってのも。
今度取材に行ってみようかなー。 予約してたらついでに行きたいし、教えてよ。
[写真撮影の合間の、他愛のない話。 教えてくれたモデルは、一緒に行くことを約束してくれた。
それがかつての友だちの話とは、その時はまだ知らずにいて。 有名な日本人に会えることを楽しみだ、と笑っていた。*]
(350) okomekome 2014/04/08(Tue) 00時頃
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[折角スケジュールを調整して海外まで来たにもかかわらず、取材拒否>>366を喰らった。]
残念だなー。 じゃあ、店の中もダメ?
同じ日本人として会ってみたかったんだけど。 名刺おいてくからさ、取材じゃなくてカメラマンとしての営業って伝えて。 カットモデルの撮影とかも歓迎だよ、って。
[猫のように笑う男へ、肩を竦めて彼の国の言葉で告げる。 誰かは分からない謎の日本人。興味を持って。
名刺と数枚の写真を見本にと渡してほしいと頼んだ。 渡した写真の一枚に。 とある花屋の店先に咲く花と、それを扱う店員の手。*]
(390) okomekome 2014/04/08(Tue) 01時頃
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