108 Persona外典−影の海・月の影−
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― 崇神病院 屋上 ―
[櫻井の部屋>>35を出た後、共に病院へ来た賀来>>41を迎えに屋上へ向かう。 後姿>>52に声をかけようとして、聞こえた呟き>>52に足を止める。 少し迷って、扉の傍の壁に背中を預ける。 こちらに気付けば、ただ微笑むだろうか]
(82) 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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メアリーは、オスカーのことがふいに頭を過ぎ去った◇
2015/02/21(Sat) 01時頃
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― あかりの家 ―
あっごめんね。 ……見棄てられた?
[やっとこちらを見ただろうか。無理やりこちらに顔を向けさせた事を謝り、正面に座る。 あかりの言葉>>90を反復して。思考を巡らせていると、怒声>>91>>97が走る。 したこと。赦せるか、そんなの。]
……あかりちゃん。 あたしがもし、そういう時に何もできんかったら、どうしても赦せないって、怒る? あたしは、違う思うよ。 あたしを守ろうとするんじゃないん? あたしも、あかりちゃんを守りたいよ。 だって、大事な、大好きな友達じゃもん。 それに、本当に正しく生きられる人が、この世界にどれだけおるん。 ……おらんよ。みんな、どこかで間違ってて、正しくありたくて、もがきながら生きてるんじゃないん?
あかりちゃんを赦せんのは、あかりちゃん自身じゃろ。
(99) 2015/02/21(Sat) 01時頃
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― 崇神病院 屋上 ―
うん、多分。さっくんみたいに傷だらけってわけではなかったけど。 寝てるだけみたいに見えるんよねぇ。
[いつもと変わらない表情>>102に見えるけれど、先程の呟きが頭を掠める。]
え…っと。あの、けいくん。あのね。 だ、抱きついてもいいかなっ?
[うまく言葉が思いつかなくて、思い出したのはコタロウのことだった。あの子を抱いている時はどこか癒された。 あわあわと少し顔を赤くしながら袖を掴み、そんな願い事を口にした。]
(108) 2015/02/21(Sat) 01時半頃
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メアリーは、ケイイチに何を言っとるんかなあたしは!とぐーるぐる◇
2015/02/21(Sat) 01時半頃
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― あかりの家 ―
あかりちゃんの友達じゃもん。
[おせっかい、という言葉>>111に拳で口を隠しながら上目遣いで返事を返す。それに、巡理の目には、今のあかりが助けを求めているように見えたから。放ってなんておけなかった。]
絶対に、守るべきルール…それは、もうどうにもならんもんなん…? あかりちゃんは、一人で頑張りすぎだと思うんじゃけどなぁ。
[紅茶と珈琲と尋ねつつキッチンへと向かうあかりの背中に、告げる。]
ううん。あたし、帰る。
[鞄を持ち、立ち上がる。ローファーをはいて、扉の前でくるりと振り返って、言葉を舌に乗せる。]
…あかりちゃん。 あたしは、あたしがあんまり好きじゃないんよ。 けど、それも含めてあたしじゃって思ってる。 あと、これはあたしの予想なんじゃけど。 シャドウとペルソナは同じもので、ペルソナは、自分の中の強い気持ちだと思うん。
(119) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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……あかりちゃんの正しさ、もうちょっと柔らかく受け入れられたら、いいね。
それじゃ、また学校で。……待ってるから。
[それだけ言って、背中を向けた。止められなければそのまま部屋を辞すだろう。]
(121) 2015/02/21(Sat) 02時頃
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― 崇神病院 屋上 ―
[噛んだ台詞>>124にくすくすと笑って。]
ありがと。
[礼を言って、自分の額を賀来の肩にこつんと乗せる。いつもの距離より一歩、近づく。 胸に置いた手を背中に手を回して、コタロウにしていた時の様に優しく撫でた。 人の温かさにほっとして、擦り寄る。 (…って違!あたしが安堵してどうするのかな!?) 内心慌てるけれど、言えることなんて思いつかなくて。思考は自然と先程会った二人のことに向かう。]
意識、このまま戻らんのんかな。 みんな、あんなふうになっちゃうんかな。 ……そういう世界は、あたしはやだなぁ。
[不安をぽつりと呟いた]
(137) 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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― 中央部・崇神病院 ―
あ、五郎さん。
[屋上から階段を降りていけば、五郎と鉢合わせる。軽く走り寄り、尋ねられる言葉>>107に頷いた。]
はい、お見舞いしてきたんですよー。 さっくんの?車…って送ってもらえるんです?わ、ありがとうございます!
[ゴロウの後をついて歩き、思い出せるままに話すだろう。 変わった性質を持ったシャドウ>>3:397>>3:406>>3:428のこと、櫻井が傷を負った時>>17>>18>>46のことを思い出せる限り。 巡理はあの時、意識が朦朧としていたのでうろ覚えなところもあるだろうが、話せる限りを話した。]
(153) 2015/02/21(Sat) 03時頃
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― 崇神病院 屋上 ―
影を…
[全ては予想に過ぎないと分かっていても、話される言葉>>149に顔をあげる。]
取り戻せるなら、取り戻したいねぇ。 小さい子が笑えんような世の中は、よくないわ。
[背中をとんとんと撫ぜられれば、再び顔を胸へと預ける。コタロウよりもゆっくりな心音を聞きながら、目を伏せる。立季の目的>>2:474>>2:475は巡理にとって不可解なものであった。]
うん。分かり合えないから、苦しくて。 だからこそ愛しいのに、ねぇ。 …あたし、戦うわ。 どうすればいいか、正直分からんけど。 大事な人が奪われるのは、我慢できんもん。
[結局は、シンプルな考えに落ち着く。そういう奴なのだ、花咲巡理という奴は。 求めても手に入らない苦しさは幼い頃から友達だ。未来に絶望しても、時は過ぎる。たとえ間違ったとしても、生きるために戦わなくてはいけない。永劫に、自分自身と。変わり続け、巡る理の為に。 賀来の胸に手を当てて、顔をあげて笑った。*]
(161) 2015/02/21(Sat) 04時頃
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― 中央部・崇神病院 ―
気配? ……そういえば。あの白いシャドウ、捕まえたりしとったけど、炎は出してなかった気がするん。 ただ食事に来ただけ、みたいな感じじゃった。 けど、さっくんには火傷みたいな傷あったよね? ……他に、おったんかも。 立季君以外の、なぁ。居るとは思うけど、あそこにおったかまでは分からんなぁ。
[思いつくままをぽつり、としゃべって、窓の外の風景を見た。**]
(162) 2015/02/21(Sat) 04時頃
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メアリーは、オスカーに話の続きを促した。
2015/02/21(Sat) 04時頃
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― 中央部・崇神病院 ―
[五郎の見た幻覚>>172(>>84>>85>>88)の話に、目を見開く。そんな不思議なものは、巡理は見たことがなかった。青い部屋で力に目覚めた者たちの力は、満月の夜以外の日常でも幻視することがあるのかと驚く。 仮定の話>>173にじっと耳を傾けて。賀来>>177の言葉に、少し考える。]
そう、かもしれん。
[悪魔めいた風貌のペルソナ>>3:351は、以前聞いたものと異なる技を振るい、白いシャドウを屠っていた。巡理のペルソナに強化された拳も脅威だっただろう。 それを邪魔に思った他のものに、背後を狙われたのだとしたら。 ちゃんと見ていればよかったと、苦い後悔に自らの胸倉を掴む。]
……五郎さんは。翔子ちゃん、は。 なんに襲われたんですか。……立季くん、ですか。 来月…どこに行けばいいんでしょう、ね…。
[尋ねる言葉を口にするのは怖かった。聞きたくなくて、でも聞かなければいけない。五郎の語る話を聞いて、彼らと別れた後、携帯を取り出す。
ペルソナ使いの連絡用アドレスの一つ。 長く使われなかったそれを選び、ボタンを押した。]
(185) 2015/02/21(Sat) 13時半頃
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------------------------------------------------ From:花咲巡理 To:幸川 立季 件名:(No Subject)
君に 会いたいです
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(186) 2015/02/21(Sat) 13時半頃
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― 崇神病院 屋上 ―
[語られる言葉>>175>>176に耳を傾ける。決意のような言葉を聞いて、右手を頭に延ばした。コタロウにしていたように撫でるだろうか。]
うん。あたしもそう思う。 頑張ろうね。自分の、誰かの、大事な人の為に。
[どうして目覚めたのが自分だったのか。我妻を含め、みんなだったのか。理由は分からない。 けれど、巡理の中には確信に似た感情があった。
誰かのために。大事な人のために。 大事な人の、大事なもののために。 拙くても、不格好でも、手を伸ばす。 強く望む者が目覚めているのではないかと。 そしてそれはきっと、誰の心の中にもある――]
帰ろ?おなかすいちゃった。
[帰宅を促して、屋上を後にするだろう**]
(192) 2015/02/21(Sat) 14時頃
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― 後日 ―
[昼休憩、二段のお弁当を学校の友だちと食べながら談笑する。代り映えのない時間だけど、そこには幾人かがいない。世界はもうすぐ終わるんじゃ、なんて物騒な話に苦笑する。届いたメール>>183を開いて、首をかしげる。てっきり五郎さんと居たと思っていた。] ----------------------------------------- From:花咲巡理 To:秋山 五郎 件名:Re:聞きたいことがある。
神社にはいなかったです。 真弓さん、一緒じゃなかったんですか? ----------------------------------------- [正月で忙しなかったのもあり、しばらく顔を見ていない。高屋敷の家は大きな家だと聞いていたのもあり、この時期は忙しいだろうと遠慮したのもある。放課後、図書館へ行ってみようかと思いながらメールを返した。 さらに返ってきたメール>>184に、うすら寒いものを感じつつも、いるかどうか、確認する必要はあると判断して。その日の放課後、訪れた図書館で彼女を見つけられた*だろうか*]
(193) 2015/02/21(Sat) 14時頃
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― 満月の前日 ―
[時間をかけて戻ってきたメール>>191を見て、目を細め薄ら笑う。立季が五郎に告げた言葉>>3:491は知らないが、彼女のメール>>3:108>>3:234は見ている。]
分からん、ねぇ。知らんて思うとるん。 ……君のそばに、本当にあの子はおるん。 おらんのんなら……。
あたし。
[携帯を握りしめ、静かに虚空を睨みつける。 静かに。赤い炎が青くなる程に、熱く。 巡理は激怒していた。これ以上のメールは返さない。直接、問い質す。ライラプスなら探すことは可能だろう。 返答によっては、翔子が送られた場所へ送り届けてやる。 静かな決意を胸に、翌日の夜、土曜の公民館>>178で相談した、集合場所へと*向かうだろう*]
(194) 2015/02/21(Sat) 14時半頃
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―ある日の放課後・図書館―
[花咲巡理が図書館へと足を運ぶ頻度は極端に少ない。本を読むより身体を動かす方が性にあっているのもあるが、静寂と知性が支配する空間が、あまり好きではなかった。 それでも学校の課題やテスト勉強で利用することはあり、貸出カードは流石に所持していた。カウンターで仕事を行う真弓の姿>>202に、わずかに安堵する。 仕事中に話しかける事は彼女にとって良いことではないだろう。特に借りたいものも無い。 が、ふと気が向いて占いのコーナーを探す。 適当に一冊、タロットの本を棚から取って、カウンターへと歩く。真弓に本を差し出しながら、微笑んだ。]
真弓さん、こんにちは。 貸し出しお願いします。 ……あの、真弓さん。 年越しの時、どこにいました?
[聞きたいことはそれだけだ。頭が良さそうな彼女と、索敵能力のある彼女のペルソナなら、あの夜危機にうまく対応していたのではないかと、巡理は思う。 たった一つだけの質問を終えれば、貸し出し手続きを終えた本を持って、頭を下げて礼を口にし、立ち去るだろう。]
(212) 2015/02/21(Sat) 18時頃
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[図書館で聞いた真弓の返答>>220には、困ったように笑って。 それでも、どうして事前に連絡してくれなかったんだろうと、そんな事が頭に浮かんで。頭を振ってそんな考えを消す。]
こちらこそごめんなさい!お仕事頑張ってくださいね
[それだけ言って、その場を立ち去った。 勝手な期待などしないと、何度言い聞かせても。 それでも悪魔は心の裏側から顔をのぞかせては囁きかける。
土曜日の話し合いの時の事を思い出す。 久しぶりに顔を合わせたあかりの顔はやはりどこか浮かないように見えて、巡理の胸を軋ませた。 千の言葉を重ねても、一つの事さえ伝わらない。 毎日かける電話は今も、留守番電話のメッセージ。 それでも、いい。好きだ。愛してる。 …胸を張って、心からそう言えたらどんなに良いだろう。 未だ世界は闇の中。きらめく星もただ見えず、それでも夜明けはやってくる。日常と言う名の不変の定理。檻の中には誰もいない。]
(225) 2015/02/21(Sat) 19時頃
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― 満月の夜・北部 ―
[扇を扱わない左手に、櫻井の祖父母に頭を下げて借りてきたグローブ>>3:328を嵌める。男性用のそれは巡理の手には大きすぎるから、マジックテープを親指と人差し指の方に巻き、手首で固定する。手を握って開いて、違和感を体に馴染ませた。
秋山から「雛宮律に似たシャドウ、若しくは父親に酷似するシャドウ」について問われた言葉>>232は、見ていないと答えた。その代わりと言っては何だが、禁足地にいたシャドウは消えたと伝える。あれが我妻とコタロウの仇であろうと巡理が勘違いしていること については、言葉を噤んだ。 神社の調査に誘われれば、迷ったものの首を横に振る。。 「あたし、行きたいところがあるん」 それだけ告げて。巡理はひとりでいた。
北部。翔子の家の近く。深夜と言えど煙を吐き出し空を濁らせる煙突の立ち並ぶ古い工場群。並ぶライトが夜景の一部となって世界を彩る。 海上にはクレーンがいくつも首を擡げ並び、朝日が昇りふたたび動く時を待っている。 時折、鉄工所の煙突が天に赤や緑の炎を吹き上げた。
[00:00:00。 全てがゼロになる瞬間、世界は色を変える。]
(259) 2015/02/21(Sat) 22時頃
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― →西部・ビルの上 ―
…ライラプス。おいで。
[自らの相棒を呼び出して、その首に手を伸ばす。そのまま抱きつき撫でれば、優しい友は静かに目を細めた。]
……さちかわりつき。探せる?
[周囲を見回すライラプスの背中に登る。その首にしっかりと捕まると、ライラプスは走り出した。 たどり着いた先は西部のショッピングモールの近くのビルの上。眼下には少年たちが対峙する舞台>>209が見える。]
そういや、友達って言ってたっけ。 隣のあれ、誰じゃろ。…見届け人? 西部劇みたいじゃねぇ。
[男同士の戦いならば、横から手を出す趣味はない。人知れず、巡理は眼下の様子を伺った。]
(260) 2015/02/21(Sat) 22時頃
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おらん、ね。……嘘吐き。
[小さく言葉を吐き捨て、目を細める。 あの子が、どこにいるのか。 自ら問いただしたい気持ちはあるけれど。]
麻夜くん、信じても、ええかなぁ? 力を貸してあげて、ライラプス。 ……蘭陵王、君も。
[もう一度だけ、人を信じて。 あの時不足していた手助けを、彼らへと伸ばす。 ライラプスへ速度上昇の力を。次に蘭陵王へ身体強化の力を二人へかけるように指示を出し、自らはそのままで駐車場を見下ろす。魔法を掛けおわれば再びライラプスを呼び出し、その場を後にするだろうか。 目指す場所は、東部。崇神神社へと走る。*]
(271) 2015/02/21(Sat) 22時半頃
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メアリーは、オスカーを見て呟いた。任せる。信じるから、ね!◇
2015/02/21(Sat) 22時半頃
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― 満月の夜・祟神神社 ―
[神社の境内へとたどり着いた巡理は、ライラプスの頭をかつてコタロウにしたように優しく撫でる。]
ありがとう。少し休んで良いよ。
[柔らかく声をかけてカードに戻し、鉄扇を取り出して右手に持つ。 周囲の様子を伺いつつ歩を進めた。 歩くたびにじゃり、じゃりと石は鳴り、僅かに積もった雪は靴底で小さく軋み鳴く。 やがて、対話する男たちを見止める。 彼らはまだこちらに気づいてはいないようだ。 声をかけようと軽く手を上げた時、雛宮の傍にあるのであろうか。 賽銭箱から黒い影>>288があふれるのを見止めて小さく息を呑んだ。]
(295) 2015/02/21(Sat) 23時半頃
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― 満月の夜・祟神神社 ―
雛宮っ賽銭箱と足元>>304!!
[それだけ言って、大地を蹴る。 賀来>>300と五郎の横をすり抜け、雛宮の元へ。 雛宮の腕に手を伸ばす。掴めば危険が及ばないよう立たせるために腕を引くだろうか]
(310) 2015/02/22(Sun) 00時頃
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ひっ…!!あああっ!
[足元からねば着く感触が足首まで登り、不快感に総毛立つ。思わず怯んだ瞬間、雛宮>>318が後ろに回りこむ。捻り上げられた腕が痛みを訴え、悲鳴が喉から飛び出した。反射的に暴れようとして捕まれた腕を動かすがぴくりともしない。]
ちょ、何、言って。ひなみや?
[雛宮の胸に頭を預けるように見上げれば、見えたのは黒。そして紅い目。いつかのことが頭を掠め、息をのむ。]
(328) 2015/02/22(Sun) 00時半頃
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おち、る?
[呆然と言葉>>323反芻して、息を呑む。]
雛宮……まさか。さっくんの傷…… 君がしたん?雛宮、シャドウ、なん?
[震える声で問いかける。]
(334) 2015/02/22(Sun) 01時頃
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[粘着く闇から片足を引きずりだす。動く、まだ。けれど、宥める声>>333、穏やかな返事>>337に今まで知ってきた雛宮の色は見えない。それは、何よりも強い肯定に思えて。その事実に巡理は小さく身を震わせ、かくりと首を下ろした。 小さく震えて抵抗をやめた身体に雛宮は何を思うだろう。]
………っ。
[小さく喉から声が漏れる。下げていた頭を一気に上げて、後頭部で顎に向かい頭突きを仕掛ける。同時に肘打ちを腹へと叩き込もうともがく。さらには捕らわれたままの足を軸にして引きずり出した片足で雛宮の足を蹴り付けて、思い切り寄りかかるように重心を雛宮の方へと寄りかかり、後ろへと倒そうとした。]
(338) 2015/02/22(Sun) 01時頃
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っざっけんな!
[怒りの言葉と共に繰り出された攻撃は、頭突きが顎に当たれば脳震盪に近い感覚を引き起こすだろうか。 腹を狙った肘打ちは一瞬息が詰まるかもしれない。 脛を狙った蹴りはあたればそのまま体勢を崩す矢も知れぬが、あたらないかもしれない。 そもそも、彼は攻撃は通るのだろうか?]
(343) 2015/02/22(Sun) 01時頃
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ぅひゃぁっ!?
[前へ突き飛ばされ>>345れば、後ろ手に回されていた腕はすぐに前に戻せず影の海に頭から突っ込むかと目を瞑った瞬間、引き寄せられる>>351感覚に驚く。]
けいく、やっ!
[いつの間に近くに来てたのだろう。強く抱き寄せられる感覚と、迫る炎。あがる悲鳴に呼ぶ名は―]
ライラプス!
[いつも応えてくれたコタロウが残したペルソナの名を呼べば、 女教皇のカードが信頼に応えて新たな力を与える。 呼び声に応えて現れた黒き獣は二人の前に位置し、高く吼えて聖なる光を放った。 じわりと、賀来の受けたダメージが癒えていくだろうか。]
(358) 2015/02/22(Sun) 02時頃
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[続く言葉>>352、聞こえて息を呑む。 不条理を、憎む。そんなの。]
憎んで、何か変わるん。 変わらんよ。あたしは、変わらんかった。
[賀来の腕の中で静かに話す。 巡理を背にして木刀を振るう賀来の後ろから、じっと雛宮を見つめた。]
……公平、平等?心を無くすことが?
[捕まれていた右手はうまく動かない。左手で鉄扇を顔の前に斜めに掲げ、ゆっくりと扇を開く。視界に櫻井のグローブが目に入り、祈った。
(さっくん、力を貸して)
巡理の傍ら、影が揺らぎ静かに櫻井のペルソナが姿をうっすらと現す。 誰の元へ攻撃の手が伸びるのか。 どこへ飛んだとしても、悪魔が巡理に与えたサクリファイスは、その攻撃を阻もうとするだろうか。]
(369) 2015/02/22(Sun) 02時半頃
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メアリーは、ケイイチをじっと見つめて微笑む。守るよ、絶対◇
2015/02/22(Sun) 02時半頃
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[遠く、悪魔が笑う幻聴に巡理は軽く眉を潜めて、扇を開ききった。]
蘭陵王、叱っておいで!
[雛宮へと雷の一撃を落とし、走る。 狙いは賀来なのかと、察して。 その前に自分の身を挺するように走りこんだ。]
(378) 2015/02/22(Sun) 02時半頃
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[賀来の前に立ち、雛宮をじっと見つめて口を開く。]
……ライラプス。救いの手を。
[巡理の傍らに黒銀の毛並みが寄り添い、高く吼える。聖なる光が世界を包み込みすべてを癒していく。]
ヒナミヤ。……こんなん。 あかりちゃんが悲しむよ?
[尋ねられる問い>>388に返す言葉なんてなくて。頭に浮かんだ言葉を静かに告げた。]
(391) 2015/02/22(Sun) 03時頃
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っう、ぁっ!?
[雛宮がその刃を守りの女神に振るった>>390瞬間、袈裟懸けにされたペルソナと同じ位置に痛みが走る。 同時に秋山>>398がその身を傾げ闇へと倒れるだろうか。それを見ることなく、荒く呼吸を繰り返す。胸元を押さえて悪魔の様に笑う。]
っ……雛宮にとって、一番の悲劇、はっ ソレじゃ、ないん……っ?
[剣霊>>399が刃を振りかざせば、自らも対抗しようと叫ぶ。]
ライラプス!
[迎え撃つように無数の剣へと炎が襲いかかる。炎を飲み込み、飲まれ、刃を打ち落とし、打ち漏らし、その火は本体である雛宮にも届くであろうか。 巡理自身も首と心臓の前で腕と鉄扇を構え、防御の姿勢をとる。身体を切り裂く痛みに悲鳴を飲み込むが、やがて攻撃の手が止んだ瞬間、その場へと崩れ落ちた。それでも、朦朧とする意識の中、もう一度自らのペルソナを呼ぶ。]
ラ…ラプ、ス。癒、し……
[黒銀の獣は望みに応じてその場にいたものたちの傷を癒していく。それを見届ける前に、巡理は夢の中へと落ちていく。
傍らに、ひらり、ひらり。カードが二枚*落ちた*。]
(407) 2015/02/22(Sun) 04時頃
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メアリーは、アカリちゃん……ごめん。雛宮が。…逃げ、て◇
2015/02/22(Sun) 04時頃
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