93 Once upon a time...
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――炊事場――
[飲み水なら炊事場だろう。それから果物の一つでも口にしたらその酸っぱさは朝にはいいかもしれない。 そうして一人向かえば、入った途端に息を詰めるような声。]
……?
[首傾げれば、炊事班の一人が怯えたようにこちらを見て、それからがっかりしたように肩を落とした。]
何。何かあったの。
[水、と声をかけ、彼がコップに水を汲む間にすっと箱に積まれたりんごをひとつ拝借した。 ああもう、と苛立つ炊事班は、けれどもいつもみたいに叱らずに、代わりに表情を苦くしながら変わらんなあと吐息で笑った。]
(95) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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『流石に団長の話まで、知らんわけじゃないだろう。 人狼だよ、人狼。狼の化物が出たんだ。 今朝がた早くさ、また……その、殺された、ってんだ、二人』
[だから夜、俺も殺されるかと思ってよ、と炊事班はすまなさそうに眉を下げた。 自分だって、今朝からのざわついた空気は、感じていた。 だけれど、団長の死を悼む空気に似ていたから、きっと昨日の朝の空気の延長だろうと思っていた。 違う。違う。それだけじゃない。]
……だれ、が。
[何か言いしれない感情がぞわりと身体の中を駆けていく。 誰が死んだって、]
『それがよ――』
(98) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[続けられた名前を聞いた瞬間、水も林檎も放り出して、物置小屋まで駆け出していた。]
(99) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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――物置テント――
……っ、!
[実際の場所を、はっきり聞いたわけじゃない。 ただ、炊事場ではないところ、団員のテントではないところ、人のいるところ、辿って行ったら、ここまで来ただけだ。 ふたり、そこにいるのを見て、何故かどきりとした。]
ブロ、ドラ……
[きっと二人は何があったのか知ってここにいるのだ、と思うから。]
(104) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[よく眠れたか、には聞こえてすぐに、頷いた。 が、続いた言葉に対しては、眠ってしまった自分も悪かったかもしれないし、謝ってもらう意味などないと思っていたけれど。]
ねえ、ニコ――
フィーは、どう、したの。
[それに答えがもらえるまでは――俺じゃないと聞けるまでは、昨日はごめんを許せる気はしなかった。 ニコラスじゃ、なかったとして。その死が誰によるものかなんて、考えてもみないのだけれど。]
(*11) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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なんで、
[ブローリンとエフェドラを見て、ようやく絞り出した言葉はその三音。 どこまで知っているか、という二人の疑問には、少し言葉足らずが過ぎる。]
どうして、
[それでも、疑問しか出てこない。 子犬の細い吠え声が聞こえた。どうして。どうして生きているんだ。二人も、死んだのに。 どこへやっても仕方のない感情が、プードルをきりと睨みつけた。]
(112) 2014/10/15(Wed) 00時頃
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[全部食べちゃった、と聞いていた。 だからプードルの声がしたのは、意外だった。そして、その細い鳴き声が苦しかった。 ジャニスの名残があるせいで、ジャニスがいないことが強調される。 子狼はあの調教師が好きだったから、どうしてもじわりと、思い出が滲む。 ひとの味を知る前なら、あのプードルを真夜中に食らって、飢えを凌いだろう。 でも、もう無理だ。あの甘い血の喜びを知ってしまった。]
おれも、食いたい……
[今が朝で、よかった。 狼の血の騒ぎは、まだ抑えられるほどには、静か。]
(*12) 2014/10/15(Wed) 00時頃
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[返ってきてほしくなかった響きが、返る。 どくんと、胸の内側が鳴った。]
どうして。 どうして、フィーも、殺したの。
[ジャニスを殺しに行った先、合わせてもう一人食われたとなれば、自然殺したのはニコラスとなって脳内でピースがはまる。 どうして。別れを知ることもできないまま、失われた。 食べたかったかと言われれば、Noでもないのだけれど、そういう思いでは、なくて。]
(*14) 2014/10/15(Wed) 00時半頃
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送、る。
[ブローリンの声を聞いて、は、と視線を上げる。 こんな風に子犬に感情をぶつけても仕方ない。 エフェドラにも諭されて、唇を湿した。]
ドラ、送る?
[お見送りはいーよ、と言われてしまった。 口説き文句とか、その後何か、というあたりまで、頭はついていかないが。 必要はないのだということだけは伝わった。]
(122) 2014/10/15(Wed) 00時半頃
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殺、して、ほしくなかっ、た。
[フィリップと、トリノスが生きてさえいれば、今日は次への一歩のはずだった。その朝が来ると思っていた。安心しておやすみと、その言葉を信じていた。 失われてしまった、片方。無論、そんな保証をニコラスに押し付けるのは門違いだ。 けれど、それを冷静に考えられる頭ではなかった。混乱と、哀しみと。 明日が失われてしまった真実ばかりが、頭の中を占める。]
奪われたくないなら、奪う……
[この手で、爪で、奪う。]
(*17) 2014/10/15(Wed) 01時頃
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どうして。
[謝罪を重ねてほしいわけじゃなかった。理由があれば、よかった。 ニコラスの言う言葉をみんな鵜呑みにできるほど、大人になれなかった。]
奪われたく、なかったの。誰に、奪われるの。
[ニコラスの言葉を拾うなら、奪われたくないから奪ったのだ。 疑問を重ねたが、返事はなかった。 細い溝があるような遠さを、感じていた。]
(*18) 2014/10/15(Wed) 01時頃
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[睨む相手が違う、というのには、頷いて視線を下げた。 その通りだ。この子犬が、やったわけではない。]
……?
[送る、というブローリン。断るエフェドラ。 どちらの意見を取るべきなのか、瞬いて。]
もしかしたら、そう……?
[この歳の少年らしくない無知さで、エフェドラを見やる。 そうした知識が一切合切ないわけではないが、隠語になってしまうと、推察の力は弱く。]
(127) 2014/10/15(Wed) 01時頃
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トニーは、エフェドラを呼び止めはしない。
2014/10/15(Wed) 01時頃
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う、ん。
[なあ、と話を振られて、思わず頷いた。 エフェドラは悲しいと言った。知らないと悲しいなら、知ったふりをしておこうとも思う。 これで悲しみがなくなるなら、安い。]
それ、で、探すのか。
[探せる、とブローリンは言った。エフェドラに囁いたようだったが、球を取り出したのと微かに聞こえたその声とで、状況をつなぐ。 その水晶玉で、見つけられるのだろうか。 何が映るのか、こちらから覗き込んでも歪んだブローリンしか見えなかった。]
(137) 2014/10/15(Wed) 02時頃
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うん、ペギーは、守る。 わかった。
[男の子なんだから、しっかりしろと。 素直にわかったと言うことしか出来ない、守り方なんて知らない、が。 意識は、胸の奥に宿る。
子犬がエフェドラの元へ駆けていくのを見て。 テントへ戻るエフェドラを、見送った。]
(138) 2014/10/15(Wed) 02時頃
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見てない。
[人探しにはふるふると首を横に振った。昨夜にもこんなことをした気がする。 ブローリンはよく探し人をしている――と同時に、見つからない、ということがほんのりと怖く思えた。 昨日ブローリンが探していた二人は、もう。]
おれ、ペギー、探しに行く。 だから、ザック見つけたら、ブロが探してたって、言っとく。
それで、いいか?
[彼女はどこにいるんだろう。 昨日の朝、泣いていた顔が頭の裏に焼き付いている気がした**]
(141) 2014/10/15(Wed) 02時頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 02時頃
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[守る、とはどういうことだろう。 さっき、似たような言葉をもらったけれど、違う。 奪われたくないから、奪う。違う。奪いたくない。それは自分のものにしただけで、守れていない。第一ペギーは美味しくないらしい。 殺さなければ、殺される。ペギーの命を狙う相手を、殺せばいいのだろうか。誰がそんなことを。ペギーは狼じゃない。誰もペギーを殺したりしない。これも違う。 じゃあ、どうすればいい。見つかったら、それこそ自分が殺されるのに。
――見つかったら、殺される?]
ブロ、
[いや、けれど、それでも。彼から殺意は、まだ強くは感じない。まだ見つかってない、殺されるとは限らない。それなら殺したくはない。 漏れ出た響きを振り払うように首を振ったが、声だけしか伝わらない離れた仲間に、その二音はどう聞こえるか**]
(*19) 2014/10/15(Wed) 02時半頃
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――テントの並ぶ中――
ペギー、知らないか。
[あてもなくブローリン>>160と逆に歩きだして、団員をつかまえては聞き、つかまえては聞き。 見たの見ないのの答えは曖昧なものが多かった――気もそぞろでそれどころでない団員も多いし、人間は移動する――ので、捜索は半分範囲の狭い散歩だった。 守る、とは何だろう、どうすればいいんだろう。考えながら。 頭を動かしたら、腹が減ってきた。]
(181) 2014/10/15(Wed) 22時頃
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[守る、とは何だろう。狼の襲撃を受けないようにする、ということなら――]
なあ、ニコ。 ペギーは、うまくなさそうって、言ったよな。 ……ペギーは、食わないで、いてくれるか?
[きっとこの一言が、一番効果的だと、結論づけた。 だけれど腹は減る。肉の味を知って、身体が肉を求めてる。 誰を食おう、誰を――]
(*20) 2014/10/15(Wed) 22時頃
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[思い返せば食べたのはひとかじりの林檎だけだ。残りは置いてきてしまった。 本能のまま食事場に行く途中、団員たちが声を掛け合うのが聞こえた。 大道具班の団員だ。公演も終わったのに何を運んでいるのだろう、と目を向ける。何か布のかかったものを運んでい――>>156]
フィー、?
[金色の髪がちらりと覗いていた。それから赤いものが滲んでいる。 昨日、許しが出るなら一緒に飛ぼうと、新しい朝を迎えるはずだったフィリップ、が。 後ろに続くのは、報告が確かなら、ジャニスか。 明るい朝は来ないのだ、と見せつけられたような思い。 どこに向かっていたかも忘れて、呆然と、それを見て立ち尽くしていた。]
(183) 2014/10/15(Wed) 22時頃
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[もう、三人で飛ぶ朝が来ないのなら。 迎えるはずの次、が壊れてしまったなら。]
トリノス、 おれ、が、奪う。
[フィリップには別れすら思えないまま、朝になってしまった。 なら、せめてトリノスだけでも、目の前で別れを告げる。 奪われたくないなら、奪う。 奪われたくなかったのは、迎えられたはずの朝、で。 今誰にも殺されたくないのは、トリノス。]
(*21) 2014/10/15(Wed) 22時頃
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[次は誰か、と聞かれていた>>*5。 この自分の少し歪んだ殺意は、その"次"に当たるのか、もっと先か、それはニコラスの動き次第でもあるから、確実に次というものではないかもしれないけれど、最低でも自分の中の次、は彼に決まった。]
(*22) 2014/10/15(Wed) 22時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/10/15(Wed) 22時半頃
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[どうして。どうして二人も、と視線は"運搬"に縫い止められたまま。 ふと、エフェドラの言葉を思い出す。 ペギーを守れ、と言った。ペギーがこんな風になってしまわないように、ということだ。 エフェドラは、こんなことが続くと、まだ続くと思っている?]
おおかみ、なんか、こわくない――
[けど、ほんとうに怖いのは、誰だ?]
(190) 2014/10/15(Wed) 23時頃
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[誰だって、もう、怖い。]
(191) 2014/10/15(Wed) 23時頃
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――ニコ。 トリノスは、おれが食う。だけど、だめだ。 ドラが、……殺しにくる。おれたちを。 わかってる。殺しにくる。気づいてる。
[エフェドラの策はまだ知らない。だから、その毒の塗られた釣り針に、食らいつきたがる。 たとえエフェドラの狙いとは違った方向かもしれなくとも――殺されたくないから、殺す。]
どうする?
[どちらが殺るか、という意味だ。 子狼の短絡な思考では、殺さない選択肢は、薄い。]
(*24) 2014/10/15(Wed) 23時頃
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トリノスは――今でなくてもいい。おれが殺せるなら。おれが食えるなら。 だけど、ドラは、おれたちを殺しにくる。
いやだ。
[優先順位は明確だった。一緒に行こう、というのにも頷きを返す。 子狼は殺意だけは立派だが、食べ方を知らない。 殺し方は知っていても、痕跡の消し方も、こんなテントの森のなかで人に見つからずに誰かを襲う方法も知らない。 知れば――ひとりでも、トリノスを食らえる。]
(*27) 2014/10/15(Wed) 23時半頃
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[ペギーを守る、探すとは言ったけれど、もう一度エフェドラに会おう。 休んでいるかもしれないから、様子を窺いつつにはなるけれど、子猿の頭のなかの優先順位は変わって、今一番会うべきはエフェドラだった。 今ここにいる誰が、ペギーを狙うというのだろう。聞いてみよう。 それが聞ければ、ペギーを守るのも、きっとやり方があるはずだ。
女性団員の宿泊テントを訪ねるのは少しばかりか勇気がいるけれど――ペギーもここに戻っているなら、いずれ訪ねることになっただろうし。それと同じだ。 足の向かう先は、また変わった。]
(201) 2014/10/15(Wed) 23時半頃
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ブロ。
[団員テントの近く。声をかけられて、振り向く。なんだか覇気がない気がした。 ペギーは結局、会っていないからいない。 今はエフェドラに、会いたいんだ。]
ドラ、まだ、寝てるかな。
[別れたタイミングを知っている彼に、聞いてみる。 なんたって女性団員のテントのどれが誰のかなんて知りゃしないのだ。 ただ、答えの前に取り出された水晶球に、目を奪われる。]
(212) 2014/10/16(Thu) 00時頃
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[水晶球から覗き込まれる感覚が、ひどく嫌なものに思えた。 頭の裏側から撫ぜられて、めちゃくちゃにされるような。 寒気に似た嫌気を覚えて、低く唸る。]
ウゥーッ、るるる……
[それはまだ、赤い響きの中にだけある音。 けれど、危険信号であることは、その唸りひとつでニコラスにも伝わったか。]
(*29) 2014/10/16(Thu) 00時頃
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[結局あの水晶球は、何が見えるのだろうか。 気になってこちらから覗いても、ブローリンはブローリンだった。 だから、きょとんと見上げていたものの、何度か見ていたその球に対する興味はすぐになくなった。
ブローリンからエフェドラについて言葉があれば、従い。 彼女を探しながら、夜が来る。]
(217) 2014/10/16(Thu) 00時頃
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[水晶球から目線を外す。 ニコラスの言葉通り、息を深く吸って、吐く。 夜が来る。もうすぐ夜が来る。 狼達の、夜が来る――――]
(*32) 2014/10/16(Thu) 00時頃
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