138 レグルスの新年会(両片想い薔薇村おまけ)
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え、……うん、
[気の抜けたように向けられた言葉を呑み込むのには、予想外に時間が掛かった。 おかえり、なんて言葉>>*14には、しばらく縁がない。
他愛ないそのひとことが、まるでどこか子供の頃に戻ったようで。 だけれど向けられる視線に、触れる手に浮かぶ感情は、子供のそれでは有り得ない。>>*15
頭の形に沿って髪を抑える手に、小さく肩を竦めて。 彼の手が触れたすぐそばから、確かめるように自らも髪を撫でた。 自分の手と違って、彼の手ばかりがひどく温かく、感じる。]
余計なお世話。 いつだってイケメンじゃん。
[悪戯っぽく向けられた笑みに、むすりと返して。 それから自分も意趣返しに、にまりと笑う。 こうして2人揃って他愛ない笑顔を向けられるようになるのにも、それはそれは時間がかかったような、気がする。]
(*34) g_r_shinosaki 2016/02/01(Mon) 11時半頃
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[──それなのに、彼はまだ自分を信用してくれてはいないらしい。>>*17 否、信用していないのは"自分"ではなく、"彼自身"か。
ごく当然のように続けられた誘い>>*16だけならば、勝手に決めるなと天邪鬼じみた言葉を掛けてしまうところだったのだけれど。 マフラーの奥でくぐもる問いに、そんな声は詰まって消える。
彼に向けては素直な言葉よりも先に、捻れた言葉ばかりが先立ってしまうことが、多いから。 彼のその態度が逆に自分を素直にさせてくれているのだと、…そんな感謝はまだ、悟られたくはないけれど。]
……予定あったとしても、蹴ってる。
[ぽつり、呼応するようにくぐもった声で落とした言葉は、いささか不誠実。 友人付き合いも多けれど、今の自分にとって絶対の1番は揺るぎなく彼の他にはいないのだと。 彼のマフラーのその奥へと、伝わったか。]
(*35) g_r_shinosaki 2016/02/01(Mon) 11時半頃
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[彼の手で抜かれたイヤホンはそのまま。 嫉妬やら何やら、そういった感情にはあまり敏くはない。 彼が懸念したような認識は向けなかっただろうけれど、それを知ろうと知らずと、どのみち。
イヤホンの音楽も、校門の喧騒も、そんな全てがまるでどうでも良いかのように、今は彼ばかりに視線を。]
俺、今さ、あんまり金持ってないんだよ。 ファストフードがイイトコって感じ。
[ポケットを叩いて、肩を竦めながら。 恥ずかしげもなく貧乏学生アピールをしては、彼の手首を掴んで歩き出そうと。 人通りの多い校門で、手を掴む、まではできなかったけれど。]
だから、……食いに行くのは、ちょっと。
[ぐいぐいと引いておきながら、目的地など決まってはいない。 自分が金銭面で大人に甘えるのを、彼が知らないはずもない。 難儀な問題の終着点は、既に見えたようなもの。
彼から特に改善策が得られないなら、──もしくは否定が返らないなら、進む先は決まっているようなもの。]
(*36) g_r_shinosaki 2016/02/01(Mon) 11時半頃
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