84 Es 3rd -Test days-
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[百合の花弁は、妖精が翅を休めると その重みで緩やかに土の上へとひしゃげてしまう。 それを気にするでもなく、やわらかな白い「布団」にくるまって
うつらうつらと、浅い微睡に抱かれた**]
(4) 2014/07/27(Sun) 05時半頃
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―百合の中―
[背中の翅を微かに鳴らし、白い花弁で水滴を拭う頃 一際高く香る甘い匂いに、意識は惹き付けられる>>10 噴水よりも傍で跳ねた水音の方へと視線をやれば 銀糸に赤い眸を持つ同族の姿が在った。
「綺麗」だと、蕩けるような声音を紡ぐ彼の嗜虐性を 覗ける能力は持たずとも、彼の収集癖はその胸元に眠る雛で理解出来る。 ――その血が甘露のように芳醇な味である事も]
お前の目を刳り貫かせてくれるなら、分けてやってもいい。
[口角をニィ、と持ち上げケタケタと哂う。 あの赤い眸を洞に、醜く歪ませたら愉快であろうと、 どうせ、元より背の翅に興味など無いであろうとの 想定込みの微笑だった]
(30) 2014/07/27(Sun) 21時半頃
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―百合の中・微睡へ―
[清浄な花の香と花弁に包まれ次第にうとうとと眠りへ誘われる頃、 誰かの声が鼓膜を擽った>>29 歌手の歌声ではない。もっと近しい存在の――…
うつらうつら、夢現に揺らいでいた意識は 翅に触れられ完全に覚醒した]
らふ……、なんだ、それは。
つか、触るな。
[翅の先でぺし、と音楽家の指を叩いてから、ゆるゆる翅を瞬かせて視線を重ねた]
(31) 2014/07/27(Sun) 21時半頃
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[さしたる興味も無く、もの珍しげに眺める視線も 稀有であるが故に欲する指先も… 無関心と同等に腹立だしく感じるようになったのは、 この姿が馴染んでからのような気がする。
もっとも今、奏者の指を叩いたのは単純に、寝入りばなを起こされたが故の 小さな反撃にすぎないが>>40]
それは、わかる。
[そしてこの花が白百合という名だという事も、知っていた。 だからこそ、もっと白いのだろうか、とか 清浄―と妖精は感じていた―な香りがするのだろうか、とか。 聞きたい事柄はあったけれど、彼へ問うても埒があかぬと、 記憶よりも強く脳が知っていた為、深く追求することはなかった。
彼に対してはある種、芸術家肌の合理主義者という印象が在った。それが正しいのかは、果たして謎だ]
(41) 2014/07/27(Sun) 23時半頃
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見たいものだけを見て、聞きたいことだけを信じるのが、ヒトだ。 オレの存在に気づける奴なんて、早々居ない。
お前等と違って、機動力だけはあるし、な。
[『こんな小さな人間が、吸血種が存在するはずがない』 彼らが妖精宛らの自分を目にした時、最初に表面化する表情はそんなところ。 それ故に『なかったこと』にされる事が多いのだと理解出来るか。
屈強な力はなくとも、翅を用いて機敏に動く事、逃げる事も得意であると 煩わしげにも感じられるその物言いを、鼻先で笑い飛ばした]
(42) 2014/07/27(Sun) 23時半頃
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[ひとつの事柄に対し、きちんと納得の意を示すのもこの音楽家の特徴だと感じていた。 理解力が高いのか、執着が薄いのか。 何となく後者の予感がしていたが。
不意に灯された問い>>54、其処にまじる熱意染みたものに、 暫し面食らうよう眸を瞬かせたのは言うまでもなく]
――覚えたのか? …或いは、与える悦びを悟ったか。
そうだなァ、……罪の味、が一番近いかもしれん。
[下卑た笑いを響かせる。 童貞を捨てた若者を見下ろすような眼差しに似ていたかもしれない。
罪の味。麻薬を口にしたような、毒薬を浴びたような。 素の人間から頂く血液と異なる背徳的な感情を、「誰か」に対する行為と重ねていたかもしれず。
妖精の言葉に彼が如何なる反応を示したかは解らずも、踵を返すその足を制止する事はなかった*]
(59) 2014/07/28(Mon) 02時頃
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―夜半の月―
[奏者との語らいに時に苛立ち 時に愉快と笑い声を響かせながら 妖精は柔らかな百合の花弁を数枚引き千切り、 眠くなった折に布団にしようと胸元へ抱えて飛び去った。
夜半を過ぎた月は優しい光で界隈を照らすのみ、 伝承のように死を齎してくれる事はない。
それはとても、苦しくて、――辛いこと]
逃げ、……だよなァ…
[子供のまま成長を止めた彼>>44と同じ事柄を思案していたなどと、思い知る余地はない。 けれど彼の姿形を思えば多少なりとも自身と変わらぬ立ち回りで 部隊を支えていたであろうと―― 過去の記憶を掘り返すまでも、なかった]
(61) 2014/07/28(Mon) 02時半頃
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[月が傾いてからのこと。酒を販売する為だけに存在する、 明るくも大きな四角い箱が出来たのだと、人々の噂を耳にし翅音を響かせる。
そこには、既に銀髪瞬く血色の眸の先客の姿は消えていただろう。 動かず場を陣取るは、快活そうな青年と――大きな、妖精から見て酷く嘴の尖った、鮮やかな鳥の姿。
思わず手にしていた花弁をはらはらと地面へ落としてしまい]
――…なんだ、…お前は。
どこの組織から、来た。
[視線は青年ではなく、明らかに鳥に注がれている。 大きな鳥は、恐ろしい。 幾度、喰われそうになったか、わからない]
(62) 2014/07/28(Mon) 02時半頃
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―芸術劇場跡―
[自動販売機付近の青年(とオウム)と冷戦を敷いた後 妖精の翅音は再び広場を抜けて森の手前に鎮座する、 半焼したままの芸術劇場の前へと辿り付いた。
思い出せぬ記憶のかけらの奥底で、未だ鮮明にその色を放つ 轟々と音を立てて建物を飲み干す炎を…
その残像を前に虚空へ浮いていた**]
(64) 2014/07/28(Mon) 02時半頃
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―芸術劇場跡・誰かの気配―
[燃えさかる炎の熱、怒号。 脳の奥で、鼓膜の傍で過去の記憶が甦る。
だから、ここは好きじゃない。 けれど、ここがあるから余所へ拠点を動かせないのだ]
……カトンゥド…、
[ぽつり、告げた名が音に変わるか否かというその瞬間、 背後に感じた誰かの気配>>65
翅を強く羽ばたかせ、その手から逃れ高く舞い、瞬時に壁を探した。 ちょうど時を同じくして鳥使いとあの大きくて色鮮やかな鳥が此処へとやって来るか。 先ずは最大に危険を感じる着流しの男の視線から逃れる事が賢明と、 妖精は焼け崩れたままの劇場の壁面へ身を隠した**]
(68) 2014/07/28(Mon) 04時頃
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