64 さよならのひとつまえ
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ん、んー ……俺んち、そこそこ裕福なお家だから…… あんま脛かじってられないけどね、……最悪泣きつくよ
[あまり、親に対して甘えたことを言っていられない、が。 けれど、甘えられるうちに甘えておくべきだろう、と笑う。 二人と違って、親との仲は良好だ。
厳しい母と、穏やかな父と、生意気な妹。 それでも積極的に帰ろうとしないのは、その空間があまりにも心地良すぎるから。 甘やかされた分だけ、自分は甘えてしまう人間なのだろう。
丞にも、そうだったように。
空にならなかった鍋に蓋をすれば、冷蔵庫の方へ。
ケーキとフォークとを並べて置き、好きなモノを取れ、と促した。 自分は余ったものをもらうつもりだ。甘味は別腹なのだ。]
(0) kirisame1224 2014/04/04(Fri) 02時半頃
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布団は、……やっぱ居るかなぁ しょっちゅう人が来るならいいんだけど、ここって割りと積極的に来る場所じゃないじゃん
なら寝袋でもいいかなって、……あぁ、俺が寝るからね、寝袋のほうね
[丞、来てくれるの、と首を傾げる。 見送りに出た扉の外。 地上は明るい、だから空は暗い。 眉を寄せて溜息をついていれば、その掌は此方に伸びるのだろう。>>+245
目を、細めて。]
……結構、いっぱいあるんだよねぇ、プラネタリウム 折角だから、全部制覇しちゃおうか?
[プログラムも、きっと季節に合わせて変わるだろう。 その度に、顔を合わせる口実になればいいな、なんて。
会える人がいたら、その度に声をかけてもいいだろう。 紛い物だとしても、星の下でまた会えるのならば。]
(1) kirisame1224 2014/04/04(Fri) 02時半頃
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[そうして、その夜のうちか、それとも翌朝か。 覚悟して来い、の言葉に小さく頷く。>>+249]
いいよ、どんなとこでも行くから 利一も、星がきれいなとこ住んでるんだから、ちゃんと星勉強してね? 俺、テストするからね?
……あっ、今度メールで肉じゃがのレシピだけ教えてよ そしたら肉じゃが作るから!
[不味くなったら利一のせいにするつもり。 絡ませた指にきつめに力を込めて、ぶんぶんと振った。]
……約束、嘘ついたら針千本!
[針を用意するつもりは、さらさらないけれど。**]
(2) kirisame1224 2014/04/04(Fri) 02時半頃
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[そうして、その夜のうちか、それとも翌朝か。 覚悟して来い、の言葉に小さく頷く。>>+249]
いいよ、どんなとこでも行くから 利一も、星がきれいなとこ住んでるんだから、ちゃんと星勉強してね? 俺、テストするからね?
……あっ、今度メールで肉じゃがのレシピだけ教えてよ そしたら肉じゃが作るから!
[不味くなったら利一のせいにするつもり。 絡ませた指にきつめに力を込めて、ぶんぶんと振った。]
……約束、嘘ついたら針千本!
[針を用意するつもりは、さらさらないけれど。**]
(3) kirisame1224 2014/04/04(Fri) 02時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
kirisame1224 2014/04/04(Fri) 02時半頃
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− 自宅>>43 −
……泊まるの?本当?
[ぽつり、と、落とされた言葉に瞬く。 表情が、じんわりと明るくなっていくのが見て取れただろうか。
一晩だけ。 一晩だけだけれど、また、利一と夜を過ごせる、と。 目元を緩ませて。]
じゃぁ、特別に俺のベッドを貸してやろう 俺は寝袋、慣れてるから
……あ、でも毛布だけ頂戴
[そんな風に、少々早口気味に、夜のプランを立てていく。 寮生活では、当たり前だった。 一人暮らしでは、当たり前ではない。 たったそれだけの違いなのに、ここまではしゃぐのはおかしいだろうか。]
(52) kirisame1224 2014/04/05(Sat) 15時半頃
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[口頭で伝えられたレシピをメモに取り、紙面を掌で撫でる。 むついけのあじ、と小さく呟き、にまりと笑う。]
どれだけアレンジ加わったのか、利一が見抜けたらすごいよねぇ 母さんに聞く手間が省けた、……母さんどうやって作ってんのかな
……そーだ、利一もツブヤイターやろうよ、そしたら俺、利一にレシピ聞くから! 夕食の時間に聞くから、教えて!
[などと、パソコンの前の席を勧めるだろう。 まだ使い慣れていないツブヤイター、そのインターフェースを前に、一つだけ増えたフォローの文字。 誰だろう、と瞬いて、リプライ欄の「丞から」という単語に瞬く。>>6:68]
……らいじんぐ、……頼児か
[他人とはいえ本名だしていいのかよ、とは、心のなかに留めたのみ。 リプライは明日考えよう、今日は、リフォローのみ。*]
(53) kirisame1224 2014/04/05(Sat) 15時半頃
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[そうして迎えた翌朝。 怜二が迎えに、という言葉に一度瞬く。 暫し考える素振りの後、軽く頷いて。]
……んー、そだね、いい天気だし、散歩がてら途中まで見送ってくよ
[怜二とも会いたい、とはにかめばそのままの流れで小指を差し出す。 その小指が離れる前、顔を赤らめて告げられる言葉を、同じ高さの視線を送りながら聞く。 呆気に取られているうちに、指と指は離れてしまうけれど。>>48
両の腕を伸ばし、首のあたりを抱きしめればぎゅうと体を寄せる。]
(54) kirisame1224 2014/04/05(Sat) 15時半頃
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[右の頬に自らの頬を寄せ、ちゅ、と唇で音を立てる。 次いで左の頬にも、同じことをもう一度。]
……ばーちゃんの国の風習、 男同士は、特別仲いい人しからやらないの
……利一は、日本人相手にやるなよ? 絶対引くかれるから
[とびきりの笑顔を至近距離に寄せたまま、そんな風に説明を。]
……友達つくんないとこの先絶対しんどいけど まぁ、親友ポジションは利一の為にとっておこうじゃないか
[わしゃりと、髪の毛を混ぜて、体を離す。**]
(55) kirisame1224 2014/04/05(Sat) 15時半頃
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……ん、 ちょっとぶり、元気してた?
[現れた怜二の姿に、緩く手を振る。 先ほど交わしたビズなんて、名残も感じさせない距離感で。 浮かべた笑顔は普段通りだったけれど、利一はどうだっただろう。
怜二の車に乗り込む利一の背を見やり、そうして身を屈めれば車内に視線を向ける。 利一と、怜二とを、交互に見て。]
じゃ、うちの利一をよろしく頼むね? この子寂しがり屋だから
[そんな風な事を、茶化して告げた。 走り去る車に手を振って、手を振って。 見えなくなっても、手を振って。]
……あ、タオル
[同じこと>>51を思い出したのは、帰り道。**]
(76) kirisame1224 2014/04/05(Sat) 23時半頃
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− 自宅 −
[利一と別れた後、一人で帰路を辿る。 一人の道、一人の家。 扉を開けば、昨晩の夕食の名残がふわりと漂う。 何故だかそれだけで泣きそうになり、上着を脱ぐのもそこそこにベッドに倒れ込んだ。
ぎゅう、とシーツを握り込む。 利一の名残なんて、もう既にない。当たり前だ。 一年過ごしたあの寮だって、そのうちに新しい生徒が入る。当たり前だ。
当たり前のことを、当たり前に乗り切れない自分が情けない。 今まで自分を甘やかしてきた環境に、そのまま甘えてきた結果がこれなのだろう。
この心の痛みも全部、甘やかされた心地よさの反動なのだ。 痛くて、苦しくて、辛くて、耐えられないから不変を望むのに。 当たり前のように、世界は変わっていく。
そのうちに、嗚咽を堪えていられなくなって。 また今日も、一人の部屋で枕を涙で濡らす。*]
(107) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 03時頃
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− 研究室 − 数年後 −
[生存確認のような電話を切り、デスクの上に端末を置く。 電話機能とメール機能以外は入っていないデスクトップが表示され、そのうちにブラックアウトした。 乱雑に撒き散らされた紙と、観測結果を表示したモニターとに視線をやり、大きく溜息をつく。 再び紙に向き直るべく、下を向けば伸びた前髪が眼鏡のフレームを掠めた。
もうそんなに伸びたか、と、ペン立てに突っ込まれていた工作鋏を手に取る。 柄を握る右の薬指には、細いリングが一つだけ。 ざっくりと、前髪を適当に切り落せば、三つ編み頭を軽く振った。]
………これ終わったら、遊びに行きたい…… コーヒー飽きた、……なんか甘いもの……
[あぁ、でも丸一日遊べる体力があるだろうか。 星と数字と書籍に囲まれる日々が続けば、衰えるものは衰える。
変わってしまうのだ。
不変と思っていた星だって、いずれは。]
(109) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 03時頃
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[その数時間後。 SNSサービスの一行メッセージに、一文が書き込まれる。
「今週の土日暇なら誰か遊ぼう!!研究室でひからびちゃう!!」
教授もフォローしている事も構わず、送信。 苦笑交じりに咎められるのは、翌日のこと。*]
(110) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 03時頃
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− 十年後 −
[セットしていたアラームが鳴る。手を伸ばして、それを止める。 いつもならばそのまま起き上がり、支度を始めるのだけれど、今日は違う。 今日は、違うのだ。
この天井を見上げて過ごす朝は、何度目になるだろう。 いつからか、数えることをやめてしまった。 この天井が、かつての寮の天井ならば良いと、願うこともなくなってしまった。
ようやく体を起こせば、大きく伸びを一つ。 洗面台までのろのろと歩き、長く、柔らかく伸びた髪を梳く。 3つに分けて、編みこんでいく。
ヘアゴムで髪をまとめながら、決めておいた服に袖を通す。 黒いシャツにループタイ、ライトグレーのスラックス。 パステルカラーだって気付いたら着なくなっていた。
自分だって知らないうちに、自分も変わっていくのだろう。 自嘲するように、笑う。]
(215) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[数分後、主要駅を目指して走る電車の中に、最低限の荷物を持った姿はいた。 一日二日は宿泊できる備えだけれど、そのまま一日で帰ってもいいな、などと大雑把に計画を立てる。
主要駅まで、時間はかかる。 すこしだけ仮眠を、と、背に体重を預け、目を閉じる。
途中、乗り込んできた男子高生達のふざけ合う声が聞こえ、薄く目を開いた。 10年。 10年のうちに、あの声達とは遠くに来てしまった。
今だって変わらず星を見ている。 見ているけれど、昔ほど純粋に楽しめていただろうか。 今の仕事が、嫌なわけではないのだけれど。
引きずられそうになった思考は、調度良く響いてきたアナウンスにかき消される。 おります、と、適度に人が満ちてきた車内に告げながら、出口を目指した。
そのまま、新幹線乗り場へと向かう。]
(216) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[滑らかに滑りだした車内と外とを区切るように、窓際の席、カーテンを下ろす。 イヤフォンの耳からは、アップテンポの曲。 大学に行くまでは聞こうとすらしなかった曲だ、らしくない、と言われるだろうか。 高校生の時の自分らしさなんて、もう、よく覚えていない。
今の自分に、慣れすぎていてる。 変化を、受け入れてしまっている。 あれだけ拒んていたというのに、時間というのは、残酷だ。
音量を絞れば、目を閉じる。
楽しいことを、考えよう。 感傷に浸っていては、楽しくなるものも楽しめなくなる。
その思考の根底は、今だって変わっていない。 そう、大丈夫、変わっていないのだ。
楽しいことを、楽しいことを。]
(218) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 23時頃
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[うとうとと、眠りと覚醒の狭間を漂っていれば、目的の駅は直ぐだろう。 ここからは、あのバスだ。
まだ、あの時刻表は健在なのだろうか。 多少はずれているのかもしれない。
余裕を持って出てきているから、大丈夫だろうけれど。
もしかしたら道中、誰かに会うかもしれない。 その時は、どうしようか。 どんな風に、笑っていたっけか。
とにかく、笑顔を浮かべればいい、そして、それから、]
―――― ……久しぶり、
どれくらいぶりかな、……あっという間だったね?
[10年なんて、なんとも無かったという風に、挨拶をすればいい。**]
(219) kirisame1224 2014/04/06(Sun) 23時頃
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− バス停 −
[ポケットの中から、着信を告げるバイブレーションが伝わったのは、バスが目的の駅に着いてから。 何か仕事の話だろうかとバス停の傍立ち止まり、表示される名前に瞬く。
指先で、通話を選択して。]
……もしもし? どしたの、……俺もう、寮の近く来てて、……
……ん、うん そこなら離れてない、……遊具ってまだある?赤いやつ
……そこで待ってて、行くから
[肩と耳との間に携帯を挟みながら、右の薬指から指輪を抜く。 誰かに悟られる前にと、細い銀色をポケットの中に落とした。
僅か残った赤い跡は、きっとすぐに消えてなくなる。]
(354) kirisame1224 2014/04/08(Tue) 00時頃
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……そうなの?夏?……仕事関係?
そうか、……なんなら俺の家住む? ルームシェアとかじゃなくてさ、……まだ、迷ってるんだけど うん、……観測所のね、求人があって
……応募しようかどうか、まだ悩んでる 南半球の星なんて、ここからじゃ絶対見れないから
[苦笑交じりにそんなことを伝えていれば、目の先、公園にその姿はあるだろうか。 大きく手を振り、通話を切って。]
利一は俺んちで限界知ったよね、……ちょっとは強くなった? 俺もどっかで限界知りたいんだけどなぁ ……いつも利一が先に潰れるしなぁ
[くすくすと笑いながら、暗くなった画面をポケットに落とす。 指輪と触れ合い、かちりと硬質な音が鳴る。
タイムカプセルか、と、少しだけ目を細めた。]
(355) kirisame1224 2014/04/08(Tue) 00時頃
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[あの時、もう少しあの集まりに積極的になっていればよかったのだろうか。 馬鹿馬鹿しい一文だとしても、未来に向けて残していればよかったのだろうか。 上だけじゃなくて、前を見なくてはならないと、思うきっかけになったのだろうか。
掘り起こされるタイムカプセルを、少しだけ離れた場所から見る。 あの時とは違う、満開の桜が頭上には広がる。
10年後、自分はこうなると、かつての自分に見せたらどう思うだろう。 あの時の自分も、今の自分と同じように、「仕方ない」と笑うのだろうか。
笑うの、だろう。
春は別れの季節で。 春は始まりの季節で。
自分はあの春に、始まれていたのだろうか。*]
(356) kirisame1224 2014/04/08(Tue) 00時頃
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そうなんだ、……よかったじゃん 利一、高校の時何やりたいのかぜんぜんわかんなかったから
……目標達成、おめでとう、
[祝福の言葉は、思ったよりも素直に出た。 同時に、ひしりひしりと感じていた彼との差を、はっきりと自覚してしまった。
自分は今でも利一のことを親友だと思っている。 けれど、本当にそれでいいのだろうか。 もっと相応しい人間が、利一にはいるのではないだろうか。
なんて、親友に自分を選んでくれた利一には、口が裂けても言えない。 全てを、口にする必要なんて、無い。]
(383) kirisame1224 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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……うん、南半球、応募しても採用されるかはわかんないけど ……うちの教授とかは、多分頼めばバックアップしてくれる、と、思う
……やりたいこと、……最近、わからなくて
[弱音のように零した言葉を、離れていくマイクは拾わない。 笑いながら、手を振る。
歩み寄る利一の姿は変わっていないようで、それでも大きく変わっていて。 置いて行かれるという焦燥感が、一気に胸に満ちる。
笑顔が崩れたのは、ほんの一瞬。]
――――……久しぶり、利一、
[一歩、利一との距離を詰めれば、三つ編みを揺らして両の腕を伸ばす。 崩れた笑顔を見られないように、体を寄せる。
少しでも、彼が此方を向いていてくれるなら。 細いそれを繋ぎ止めるように、いつかの日のように頬を寄せて、唇で音を鳴らす。*]
(385) kirisame1224 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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