人狼議事


78 わかば荘の薔薇色の日常

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視点:


【人】 MNU機関 ジャニス

─ 談話室 ─

[人が増え、
会話が増え。

対価も支払わず飯をねだる不届き者にも
強面の天使が恵みの手を差し伸べてくれる場所。

窓の外の、闇に沈む紫陽花の色を脳裏に浮かべ
遊は一時、談話の輪から心だけを遠ざけた。]

(19) 2014/06/27(Fri) 00時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[切れ長の、感情の変化が現れにくい一重の眼が
遠くを見るように逸れたのは一瞬。]

 ありがとう。

[>>0:733体格の良すぎる天使の誘いには
たったの1秒の躊躇もなく頷いて、
既に食べ始めている面々を観察しながら、
野菜炒めの完成を待った。]

(21) 2014/06/27(Fri) 00時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 …────、

[あれ、と
遊の口が形だけで呟く。

ウッドデッキに、斑色の丸っこい影が見えた。

──ような気がした。]

(27) 2014/06/27(Fri) 01時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 ちょっと、外。
 すぐ戻る。

[野菜を切ってくれるらしい永利や
食の大明神檀に一言断りを入れて席を立つ。

すれ違いざま、剥き出しの腕に
自分のものより高い体温が掠めた。>>29]


 ───、


[ほんの一瞬。
一呼吸にも満たない刹那。

虚を突かれたように、細い眼が縦に伸びる。]

(35) 2014/06/27(Fri) 01時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[──が、すぐにそれはいつもの
人を食ったような感情の読み取りにくい表情に戻った。]

 ……一緒に行く?

[硝子の壁の外の、
今はもう、はっきりその姿を認識できた
ふてぶてしい顔のまるい猫を指差して、問う。]

(38) 2014/06/27(Fri) 01時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 おとと?



 …………ああ、

[魚のことか。
僅かのタイムラグを経て、意味を思い出す。

胸板の厚い、軍人のような男と並んで外に出る。

──と]

(47) 2014/06/27(Fri) 01時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[日向を見た猫が、
図体に見合わぬ素早さで身を翻し、
紫陽花の繁みの影で身を低くした。]


 …────日向、


[遊のじと目が、
お前のせいだと言いたげに日向を見る。]

(50) 2014/06/27(Fri) 01時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[三毛猫もまた、
それより遠くへは逃げ去らず
黒い繁みの陰から、
二つの金色の眸でじっとこちらの様子を窺っている。]

(53) 2014/06/27(Fri) 01時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 ──…、

[ウッドデッキから繁みを見下ろし
無言の時を過ごすこと数十秒。

肩を竦めて、遊は踵を返した。

無駄はしない。
猫はもう、今夜は近付いては来まい。]

(61) 2014/06/27(Fri) 01時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[室内に戻り、扉の前で佇む男>>57の前で止まる。]

 日向を見て逃げた。

[声に混じるのは笑気。
ついて来なかった日向に揶揄うような流し目を送り、
出来立ての野菜炒めが良い香りを漂わせる食卓へと戻った。]

(63) 2014/06/27(Fri) 01時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[鍛えた腕の機敏な動きを、
避け得る反射神経は持ち併せていない。

じわり──。

皮膚の内側を舐めるように染みる体温に、
返せた言葉はたったこれ>>63だけ。

燻る小さな拒絶は
狐面めいた表情と揶揄の声に紛れて消える。]

(75) 2014/06/27(Fri) 02時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[出来たての、
野菜のシャキシャキした歯ごたえの残る野菜炒めは
空腹を程好く満たしてくれた。

夜行性の遊の活動時間は、むしろここからがメイン。

珍しく誰より長く、
誰より遅くまで談話室に居残っていた南方に
講義の“次回”などをねだってみたが、収穫はあっただろうか。]

(76) 2014/06/27(Fri) 02時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/06/27(Fri) 02時半頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[焼肉チームの帰宅はいつ頃か。

談話室に入るなり
出入口を塞ぐ形で爆睡を始めた草芽を
足音を消した白猫の後ろ足が襲う。]

 邪魔。

[顔面を、素足で思い切り踏んづけた。]

(78) 2014/06/27(Fri) 02時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[草芽を踏む前だか後だか知らないが]

 一週間は──、

[長いね──と、呟く。
粘ったら教えてくれそうな期待は、
今の南方には持てない。

なにしろ眠そうである。
昼間はなにしろ痛そうだった。

どちらにしても──]

 ……おもしろい。

[極めて小声の呟きが、
南方の耳に届くことはあるのだろうか。]

(80) 2014/06/27(Fri) 02時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[氷と、レモンの輪切りの入ったグラスを片手に
歯磨きを始めた南方を視線で追う。]

 ……いや。

[何も。

薄い笑いを唇に貼り付け、遊は頭を振った。]

(87) 2014/06/27(Fri) 03時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 南方、部屋で寝ないの?

[タオルに歯ブラシ。
基本のお泊りセット。

すぐそこに自室があるのに何故──と、
純粋な疑問をぶつける。

草芽への蹴撃はこのやり取りの一段落した後か。]

(88) 2014/06/27(Fri) 03時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[寝息を立てる障害物は身動ぎもせず
堂々と顔面で足裏を受け止めた。>>86

見事。]

 ───…、

[これも面白いな──と、
見下ろす視線に好奇心が滲む。]

(92) 2014/06/27(Fri) 03時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[ゴッ]


 ッ


[油断。
衝撃。

息が詰まった。]

(93) 2014/06/27(Fri) 03時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[足を掬われて、
後頭部が床とねんごろになったと理解するのに数秒かかった。]

 ────〜……、

[声もなく、身体をくの字に折り曲げて、
打ち付けた箇所を掌で覆って痛みが過ぎ去るのを待った。]

(96) 2014/06/27(Fri) 03時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[草芽が何か喚いているのが聞こえる。>>90


──割と、遠くの方で。]

(97) 2014/06/27(Fri) 03時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[やっと起き上がった時に、
犯人は大べそをかいていた。

残る痛みに片眉を寄せて、
ゾンビのごとく床を這う草芽に抗議の視線を送る。]

(99) 2014/06/27(Fri) 03時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[はー────。

深い、溜息を一つ。]

 ……。

[立ち上がり、力尽きた草芽の脇で止まると、
軽く仁王立ちで、だらしない半死体を見下ろし]

(105) 2014/06/27(Fri) 03時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 嫌ってない。
 誰も──いや

[それはわからないか。
だけど、少なくとも──]


 俺は、草芽は好きだよ。

[面白くて、飽きない。

そう告げる。]

(106) 2014/06/27(Fri) 03時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[灰色の空の下、掌で潰れたライトブラウンの果実は
これで怒りを収めてくれるだろうか。

立ち上がり、仲裁に走る南方に頷いて
ふっと唇に人の悪い笑みを引いた。]

(108) 2014/06/27(Fri) 03時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[勝手に怒って勝手に泣いて
床で大の字で眠る草芽の顔はやけに幸せそうで]

 ──南方、
 最後に泣いたの、いつ?

[何を思ったか、
遊は南方に、真顔でそんなことを尋いた。**]

(112) 2014/06/27(Fri) 03時半頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/06/27(Fri) 04時頃


ジャニスは、ミナカタの眉間もアコーディオン、と心の中で呟いた。

2014/06/27(Fri) 04時頃


ジャニスは、ミナカタがなんらかの答えをくれるまで、目を逸らさない。

2014/06/27(Fri) 04時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[答えが得られれば、
それが例えはぐらかしたわかるものであっても──]

 ふ

[──と、薄く笑んで、
宇佐美のタオルケットが収められている棚に向かった。

断りなく、勝手にそれを広げて掛けるのは、
床に直で眠る草芽の方。]

 南方は、風邪ひきそうなら俺の部屋に。
 明日風邪ひいてたら、必ず俺の部屋に。

[風邪の仔細を語らせる気満々の一言が、
談話室への置き土産。**]

(116) 2014/06/27(Fri) 04時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[──そんな(=70)來夏の心配をよそに、
タダ飯を食らって心の傷まない人間代表であるところの遊は
正午を過ぎた頃になってようやく階下へと下りて来た。]

 ───ふぁ

[談話室に顔を出すなり
眠たげな欠伸を一つ。]

(258) 2014/06/28(Sat) 00時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[今日は、昨日と同じ白いハーフパンツを穿いて
グレーのタンクトップの上から
白い麻の半袖シャツを羽織っている。

靴下を嫌う素足の足裏が
ぺたぺたとフローリングを踏む。

キッチンでなにやら新婚さんのようなことをしている
残念な男二人の横を素通りし
光を通す透明な壁に真っ直ぐ歩み寄ると、
額を硝子に押し付けて、眠たげな顔のまま涼を取った。]

(267) 2014/06/28(Sat) 01時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/06/28(Sat) 01時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[永利の声が掛かれば硝子に押し付ける部位を頬に変え
ほとんど眼球だけを近付く永利の方へ動かした。]

 ──…

[手伝って──と言われても
いまいち頭が働いていないらしく
眠そうな瞬きを繰り返しながら言葉の続きを待つ。]

(278) 2014/06/28(Sat) 01時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 …───。

[伸びて来る手を、避けもせず凝っと見上げ
触れて、撫でるような動きに僅かに双眸を細めた。

心地好い──からでなく、
行為の意図を、読み解きたくて。

結局、永利がそうした理由はわからなかったが
もう一度名を呼ばれ、寄越された疑問に首を傾げた。]

(294) 2014/06/28(Sat) 01時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 なにを?

[──手伝えばいいのか、と。
それが、遊が今日談話室に来て最初の言葉だった。]

(296) 2014/06/28(Sat) 01時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[永利の視線が指し示す“あれ”──こと、
積み重なった缶ビールの箱を見て
若干の面倒臭さを感じつつも、うんと素直に頷いた。]

 ビール?

 ……まあ、飲むよ。
 水とそう変わらないけど。

[体温でじんわりぬくまった硝子から頬を離し
眠気を払うように首を回して、冷蔵庫へと歩き出す。]

(309) 2014/06/28(Sat) 02時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[さすがの藤堂さんも、
まさか談話室居残り組が
網にも炭にも手を付けていないとは思うまい。]

(313) 2014/06/28(Sat) 02時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 嫌いじゃない──けど、
 薄いから。

[細腕は、意外と軽々とビールを持ち上げた。

この程度のものなら持ち慣れているといった様子で
息も乱さず運んでゆく。]

 どうせ飲むなら、焼酎とかの方が。

(323) 2014/06/28(Sat) 02時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[飲兵衛と評され、薄い唇が笑みを象る。

永利の言う飲兵衛が、酒好きを意味するなら不正解。
大酒飲みという意味ならほぼ正解。

余程強い酒でなければ
飲んでもほとんど酔えないので
好きでも嫌いでもないと言うのが正しかった。]

 あるかな?
 美味しいの。

[美味い酒を提供してくれそうな住人は──と、
幾人かの顔を思い浮かべた時、玄関にざわめき。

そして叫び。>>327]

(337) 2014/06/28(Sat) 03時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 ……?

[ビールを運ぶ手を止め、遊は永利を振り返った。]

(338) 2014/06/28(Sat) 03時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[なんだかよくわからないが一先ずは──]


 お帰り。


[──と、ビニール袋を携えた面々に声を掛ける。

最後の一箱を移動し終え
手首を軽くぷるぷると振った。]

(351) 2014/06/28(Sat) 03時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 ──南方も。
 お帰り。

[数分遅れて、談話室に入って来た南方へも
流れで同じ言葉を繰り返す。]

(353) 2014/06/28(Sat) 03時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[しかし、
ウッドデッキの方から入って来た宇佐美のことは]

 ……お帰り?

[と、どこか面白がるような、人の悪い笑みで出迎えた。]

(357) 2014/06/28(Sat) 03時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[ぴくり。
南方の声が掠れている。

身軽になった身体で、
目標(ターゲット)の隣にすすすっと移動した。

視線の向きは覗く喉仏の方角へ。]

(360) 2014/06/28(Sat) 04時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 声──

[掠れてる。

そう言いかけた段階で、
南方は咳払いを残して談話室を出て行った。

とって「くる」と言うことは、
つまり、戻って来る。

であるため追い掛けはせず、
一仕事した余裕の体でソファに腰を落ち着けた。]

(363) 2014/06/28(Sat) 04時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[南方が談話室で髪をスタイリングし始めるのかと
奇行に期待していたが、
実際は炭に風を送るためだったようだ。

それはそれで頭がいいと、
自分はソファから一歩も動かず感心する。]

(364) 2014/06/28(Sat) 04時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[テキパキと支度を進める住人達を
片膝立てて背凭れに体重を預けた
楽な姿勢で眺めること7分。


──飽きた。]

(366) 2014/06/28(Sat) 04時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[>>365自分の喉を触る南方の手に
気配もなく、背後から伸びた遊の指が重なる。]


 調子


[悪そう。

──嬉しそうな声が、南方の耳の真横で囁いた。]

(367) 2014/06/28(Sat) 04時半頃

ジャニスは、ミナカタに触れた手は、夏なのにひんやりと冷たい。

2014/06/28(Sat) 04時半頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[南方の反応を見ようと
その横顔に向けられていた視線が
固いものがぶつかる音に引き寄せられて下へ降りる。

ドライヤーが、ウッドデッキに落ちていた。]

 疵、

[…──いや、それはまあいいか、と言葉を切り、
不機嫌そうにこちらを見上げる南方と、
間近に視線を交わす。]

(369) 2014/06/28(Sat) 04時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[嫌がるようなら
反応を見るだけで満足しようかとも思っていたが
うつると言われて離れる理由がなくなった。

ドライヤーで風を送る南方の隣に
裸足でしゃがみこむ。

爬虫類めいた冷たい手は、むき出しの膝の上に。
視線は炭でなく、隣で火起こしに励む男の方に。]

(370) 2014/06/28(Sat) 04時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 
 ──…。

[疵を心配したのはドライヤーの方なのだが。
何か勘違いしているなと、南方の横顔を見る。

自分の持ち物に対する執着が薄いのだろうか。

南方の視線がこちらを向くが、
視線は交わらない。

見えないそれを辿ると、己の手指に行き着いた。

確かめるためにもう一度南方を見たが、
南方の目は、既に炭へと戻っていた。]

(374) 2014/06/28(Sat) 05時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[南方は炭を見る。
遊は南方を見る。

天露もそうだが、南方も。
なにが気に入らなくて
そんなに険しい顔ばかりしているのか──。]

(375) 2014/06/28(Sat) 05時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[隣にいたから聞こえた小さな咳払いに
膝の上の手が動き]


 ……よしよし。


[子供をあやすように、おおきな男の背を撫でた。]

(376) 2014/06/28(Sat) 05時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[ウッドデッキに程近い窓から
鳥も驚いて飛び立つほどの声が響く。>>373

南方の背を撫でてから、
遊も目だけで声の出処を探った。


なんというか──]

 すごい声量。

[違うところに感心してしまう。]

(382) 2014/06/28(Sat) 05時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[これ以上皺を寄せるのは難しそうに思われた眉間に
更なる深い皺が刻まれて、
心の中で、おぉ──と感心する。

以前天露にしたように、
南方のそれも指先でなぞろうと身動いだ瞬間名を呼ばれ
なんとなく、そのまま南方の背に留まった。]

 ん──…

 うん。
 いいと思う。

[じっと炭の赤いグラデーションを見てから頷いて──]

(383) 2014/06/28(Sat) 05時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 今の、天露の言葉──

[遊の唇が、すうっと弧を描き]

 昨日の草芽と一緒。

[意味深な笑いを浮かべて、南方を見た。]

(384) 2014/06/28(Sat) 05時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 ふーん。

[聞いてない。
へー。
そう。

南方の答えを興味なさげに一蹴し、
そういえばと話題を変える。]

 南方、風邪ひいた?

[振り出しに戻る。**]

(387) 2014/06/28(Sat) 06時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/06/28(Sat) 06時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

─ 少し前 談話室─

[買い出しを終えたらしき來夏のおはよう>>414
遊は、お帰りを返す。

來夏と草芽の間の物理的視線的距離感が
昨日までとは異なっていることに、
遊はすうと目を細めた。*]

(484) 2014/06/28(Sat) 21時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

─ ウッドデッキ ─

[一見どこを見ているのかわからないと
言われることのある遊の細い目は、
その実様々なことを目聡く見つけがちである。

例えば──
ドライヤーの線を巻き取り
電源タップを拾い上げる不自然な動作の鈍さだとか。

例えば──
咳をこらえようとして
こらえきれずに漏らした空咳だとか。

見ていないようで確り見ていますよ、
ミナカタ=サン。]

(499) 2014/06/28(Sat) 22時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[南方教授が身を持って教える生風邪講習の開催は
もはや疑いようがないほど確定的となった。

高まる期待にまだその時ではないと己を諌め
談話室に戻ってゆく南方の背中>>388
ひやりとした手のかわりに生温い視線で撫でた。]

(500) 2014/06/28(Sat) 22時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[芯に火の着いた炭の
透明感さえ感じる赤さを
網目の隙間からぼうっと見ていると、
中から調理された肉や野菜が運ばれて来た。

遊は、自分では手を伸ばさず
誰かが焼いてくれるのを待っている。


──檀の怒号>>472が空気を震撼させた。]

(503) 2014/06/28(Sat) 22時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[泡盛を持って檀に近付く藤堂>>473
その側で網を見詰める遊にも気付くか。

勧められればしげしげと瓶のラベルを眺め

苦しゅうない──
と言うような上から目線の頷きとともに
右手を差し出して酒を要求した。]

(506) 2014/06/28(Sat) 22時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[無礼な右手の要求に
突っ込みながらも素直に泡盛をくれる藤堂>>511

受け取ったグラスに注がれた氷と泡盛の透明を見て
狐目をゆるりと細めた遊は
そのままの眼で藤堂を見てこくりと頷き]

 ください。

[と口にした。]

(522) 2014/06/28(Sat) 23時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[唇の先を湿らす程度に
控えめにグラスを傾け、ついた雫をちろりと舐める。

舌先に、バニラのような甘みが広がると同時に、
強い酒精が味蕾を刺激した。

ひと舐めした泡盛は
酔えずとも香りと刺激で楽しめそうで]

 ──おいしい。

[そう言うと、
遊は手の中のグラスをほぼ水平にまで傾け
陽光に喉仏を晒して
一度に半分以上の中身を胃に流し込んだ。]

(539) 2014/06/28(Sat) 23時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[風邪に酒が効くというのは大いなる間違いで
免疫力は低下するし、体温も下がるし
更には水分まで奪われるので、いいとこなしなのが現実。

酒の中でも強い方の泡盛を
ロックで飲むという南方の自殺行為を
遊の哀れみの籠もった眼差しが見守っていた。]

(544) 2014/06/28(Sat) 23時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[働かざるもの食うべからず。


──であるならば
道菅は俺の肉を焼く仕事をすればいい──と、遊は思う。

実際誰のために焼いている肉かは知らないが
好い色になり脂が滴り落ちる段になると
何も言わず肉の刺さった串を取って齧りついた。]

(547) 2014/06/28(Sat) 23時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[隣から注がれる視線>>546
温度のないそれをどうかして感じ取った遊は
空になったグラスを見て、來夏を見て]

 ……
 飲む?

[と尋いた。]

(548) 2014/06/28(Sat) 23時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 
 甘くて美味しい。

[飲んで感じたそのままを來夏に伝え
自分のグラスに二杯目の泡盛を注ぐ。]

(550) 2014/06/28(Sat) 23時半頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/06/28(Sat) 23時半頃


【人】 MNU機関 ジャニス

 ──……

[手を伸ばして掴みかけた串を対面から強奪>>556され
自分の胃に収まるはずだった肉に恨めしげな視線を注ぐ。

が、奪い合わずとも網には肉が並んでいる。

そんなに飢えているのかと勘違いして
別な串を手に取り、草芽の口の前に差し出してみた。]

(565) 2014/06/29(Sun) 00時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[日向を見ると、
彼に猫っぽいと言われたことを思い出す。

どこが──と、
口には出さないものの思ってはいる。

欧米人かというような胸板を持つ日向は
例えるなら大型犬だろう。
小型犬のように激しく尾を振るアピールはしないが
人肌を恋しがる寂しがりやの側面があるように思う。

高めの体温を、掴まれた手首はまだ覚えている。]

(571) 2014/06/29(Sun) 00時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[來夏の返答>>560を聞いて
藤堂が來夏の前に置いたグラス>>538をその手に持たせ
自分の手の中のグラスの縁とキスさせた。

少しペースを落として、
來夏が泡盛に口をつけるのを見守る。

草芽とのやり取り>>561>>572を見て
不意に冷たい手で、來夏の頭を撫でた。]

(575) 2014/06/29(Sun) 00時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 ッ …──?

[來夏の頭に触れていた手が
横から伸びて来た手>>580に引き剥がされる。

まったく想像していなくて、これには少し驚いた。

ソナーのようにそちこちに伸びていた意識が
草芽の前髪の下辺りに集約される。]

(583) 2014/06/29(Sun) 00時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[噎せる來夏にも
どしたと聞く藤堂にも反応出来ず
草芽に腕を確保されたまま、狐目に探る色を纏う。

周りには、この草芽の突飛な行動も
いつもの喧嘩まがいのやり取りの
延長線上に見えているかもしれない。]

(589) 2014/06/29(Sun) 00時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[草芽の温度が、手首を通して登って来る。

日向ほど熱くもなく
南方ほどぬるくもなく
無駄に着込んだ無駄布に蒸されて上がったのだろう温かさで。

数秒で離れた温度に、
日向の時に似て安堵を覚えた。

視線の向きは前髪に邪魔されて見えないけれど
狼狽える動きは頬のこわばりや首の角度でも窺い知れる。]

(604) 2014/06/29(Sun) 01時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[草芽はいつも、
言葉では威勢のいいことを言っていても
相手が起きている時に強い態度に出たことなどなかった。

素直な謝罪も、自発的な行動も、
すべてがいつもと違っていた。

噎せる來夏の背をさすっているのは
汗ばむ草芽の温かい手。


もしかしたら───。]

(605) 2014/06/29(Sun) 01時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[やっと仲良くなった來夏を取られるようで、
草芽は自分に嫉妬したのかもしれない──と、思った。]

(606) 2014/06/29(Sun) 01時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[そうならな、ここは後輩に譲ってやろうと
差し出していた肉を手元に引き寄せ
くちりと齧って移動する。

藤堂の目の前で、
グラスを持った手の小指で泡盛の瓶の口を挟み
堂々と酒を持ち逃げする体勢。]

(611) 2014/06/29(Sun) 01時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[來夏を草芽に任せ、
ベンチで烟草をふかす管理人の前にぺたぺた歩み寄る。
見上げるフランクを見下ろす姿勢で]


 ──…ごちそうさま


[と、感謝の意が滲み出している予定の
人を食ったような表情で言って、薄く笑った。]

(613) 2014/06/29(Sun) 01時半頃

ジャニスは、ミナカタが着々と積み上げる死亡フラグに喜ばしい気持ち。

2014/06/29(Sun) 01時半頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[藤堂よりも後に談話し✹に入った遊は、
当然平井らのコントは目撃し損ねた。

完成したばかりのアルデンテなペペロンチーノを
誰かの皿からフォークひと巻き分だけ失敬し
水がわりの泡盛を飲んで舌鼓を打つ。

テーブルの上に、
日向が作ったらしきプチケーキを見つけると
無造作に指で摘んで口に放り込んだ。

甘そうに見えたそれは、実に2

 1.甘かった
 2.中華風の複雑な味わいを醸し出して……
  ってこれシューマイだわ。]

(624) 2014/06/29(Sun) 02時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/06/29(Sun) 10時半頃


【人】 MNU機関 ジャニス

─ 談話室 ─

[談話室には宇佐美もいた。
ご機嫌と言われて浮かべる薄い笑み。

──確かに、今、自分は機嫌がいい。]

(651) 2014/06/29(Sun) 17時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[明日には──いや、早ければ今夜にも──、
臨場感溢れる体調不良話が聞けそうだと、
風邪ひきかけの癖に
日本酒にも手を出す南方を見て思ったから。

今のうちになにか、
礼(もとい餌)になるものを用意しておくべきか。

なぜかケーキの皿に並んで
ケーキに擬態していた焼売を噛みながら、
遊はぼんやり考えた。]

(652) 2014/06/29(Sun) 17時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 あ
 宇佐美。

[焼売を飲み込み、
口の中が空になると
遊は酒を一口飲んで宇佐美を呼び]

 ありがとう──あれ。

[棚のタオルケットを指差し、言った。
一日以上前の、親切への礼。

タイミングがおかしいとかは、気にしない。]

(654) 2014/06/29(Sun) 17時半頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/06/29(Sun) 20時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

[遊はあまり、
真意が相手に正確に伝わっているかに拘らない。

だから宇佐美がどう受け取ったかは知らないが、
一昨日の親切の遂行者が宇佐美であることは
ちゃんと気付いている。

理由は簡単な消去法。

ある日ある時から
談話室の棚に置かれるようになったタオルケットを
持ち主の宇佐美本人以外で勝手に使用するのが
遊の他にはいないから──というだけの話。

ね、簡単でしょ?]

(665) 2014/06/29(Sun) 20時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[よほど大事なことなのか
繰り返し部屋で寝るよう言われると]

 ん?

 あぁ
 ────……

 …──うん

[どこを見ているのかわからない眼差しで
庭に面した壁面硝子へと視線をやり、
考えているのかいないのかの微妙な間を経て
心のこもらない空返事を返した。]

(666) 2014/06/29(Sun) 20時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[宇佐美が眠ってしまうと、
永利が置いていった飲みかけのグラスに
それが最初から自分のものだったかのように口をつけ、
最後まで飲み干す前に何か思いついたのか、
半端な状態でその場に戻す。>>642

瓶の中の泡盛はその段階で既に半分以下に減っている。

それからいくらも経たないうちに
遊は空になった自分のグラスを流しで軽く濯ぐと
ふらりと談話室を出て行った。

泡盛の瓶はしっかり持っていったので、
宇佐美の隠蔽工作は使えないようだ。]

(667) 2014/06/29(Sun) 20時半頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/06/29(Sun) 20時半頃


【人】 MNU機関 ジャニス

─ 201号室 ─

[泡盛の名品玉友を
首尾よくBBQ会場より持ち出すことに成功した遊は、
財布を取りに自室に戻った際、
謎の雄叫び>>689を受信して、不思議そうに首を傾げた。**]

(699) 2014/06/29(Sun) 22時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/06/29(Sun) 22時頃


MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/06/29(Sun) 23時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

─ 花火が始まる頃 ─

[朝から雨は降っていないのに
陽が射さないからいつまで経っても乾ききらずに
所々水溜りの残る坂道を
サンダル履きのなまっちろい足がのんびりと下ってゆく。

今が盛の桃の樹の葉と同じ色をしたわかば荘の屋根が
振り返ればまだ見える場所。]

(743) 2014/06/29(Sun) 23時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[ぱ─――――――…ん!! と]


 !

[火薬が空に弾ける音に振り返ると、
誰かが打ち上げた光の花が、紫陽花色の空に咲いていた。]

(744) 2014/06/29(Sun) 23時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

 ──……

[しばし足を止め、
光が消えるまで佇んでいる。


光が消えても───まだ。
少しの間そこで、空を見上げていた。]

(745) 2014/06/29(Sun) 23時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[名残を惜しむようにゆっくりと前を向き
再び坂道を下り始めたのは二発目の花火が打ち上がる前。


傘は持たない。
濡れて困る服ではない。

ただ、ずぶ濡れの男が入って来たら
コンビニの店員も薬局の客も嫌な思いをするかもしれないから、
目的の物を買い終えるまで雨が降らなければいいと思った。]

(747) 2014/06/29(Sun) 23時半頃

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