108 Persona外典−影の海・月の影−
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[暗がりから湧く黒い怪物は名前通り影――シャドウ。 月の赤さが判断を鈍らせそうでくらくらした。 まだ見えていない範囲にも敵はいるのかもしれない]
ど、ど、どうしよう。 少しなら、やっつけて……。
[月塞の衣の裾を寄り添うように掴む。 左手にぽっと炎を発した月塞を見てはっと閃いた]
そ、それで照らして! できるだけ、広くっ。
[運搬用車両も通るであろう広い道路目掛けて 月塞が月光のように輝く炎を投げた。
浮かび上がる敵影――18 ]
(214) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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[ひく、と思いの外蠢く影が多い事に表情がひきつる。 巡理の電撃>>212で倒れたものもいたが]
に、に、にげ、る……?
[泣きそうな声で後退った]
(215) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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― 北部・港付近 ―
[北部に差し掛かり、港向こうから赤黒く染まった海が見える頃。 何故か、「影」の数が急速に増えだしたのを肌で感じる]
…こいつら…人間に吸い寄せられてる…?
…メンドくさ…。 相手しきれない…。
[その時だ。目指す埠頭の一角で、戦闘音が響いていたのは。 衝突の音>>203、電撃の音>>212、何かしら此方まで音が届く。 しかも、二十に届きかねない敵影が、そこを目指しているのを目視した>>214
人だろうか。あそこまで行けば誰かいそうだ。 が 。]
(216) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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…関係ナイ 。
[自分は、楠の父親がいないか捜索する方が重要だ]
(217) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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[そもそも合流すれば否が応でも戦闘に巻き込まれる]
…時間のロス。
[これが本来の、大塚麻夜のスタイル。 基本、面倒に巻き込まれる趣味はナイ。先に捜索。 ともすれば傍若無人に、戦地へと蠢く「影」達から逃げる様に走るのだった]
(218) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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メアリーは、オスカーのような人影を見たような気がしたが、気のせいだろう◇
2015/02/15(Sun) 00時頃
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[花咲が叫べば、またペルソナが現れる。 雷が光り、また影がひとつ消えたけども。]
[月塞の炎が照らせば、ぱっと数えられないほどの影が見えた。]
な……。
(219) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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―北へ― そっか、じゃあ改めておはよー、絹ちゃん。 崖登り?そりゃもう簡単にはついてけそうにねーな。 ……置いてかないでよね?
[ちくりと釘を刺したのは、 少しばかりは残っているだろう遺恨のようなものか。 道中は言葉にそって“球体”らしきものの蠢きだけを注視する。 焔纏う三足烏は小さな焔を散らしながら己の手足のように、 気づいた邪魔物に鋭利な嘴で突っ込んでいく。]
……絹ちゃんってさー、
[何事か言いかけ言葉は、戦う物音に止まる。 球体ではない、形を成し始めた異形の群れたちと、 >>218 そこから逃げるように離れていく人影]
(220) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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[怖い。
けども、それと同時に思ったのは。
守らなきゃいけない。
先の花咲の言葉はただの軽口でしかないかもだけども。]
(221) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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― 繁華街/中央区 ―
[さて、怪異の原因はいずれにあるか。 既にゾンビの如き敵から興味を失った少年は、他の面々を観察していた。 ペルソナ。赤い月。青い部屋。黒い闇。
身体を使うことを得意としない少年は、いつものように頭を使う。 いかに効率良く解を導けるか。使える駒はどれだけあるか。]
……戦うのは、苦手?
[>>208先程までと異なる気配を察し、少年は問い掛けた。]
(222) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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[その思いが、言うべき言葉を湧き上がらせる。 彼は、後ずさる翔子を庇うように前に立ち、カードを一際握り締める。]
ペルソナーーーーっ!!
[声を限りにして叫べば、彼の周り強い風が吹き荒れ。 浮かぶのは、片手に斧持ち、蝋で出来た翼を背負った男性の姿。]
(223) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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―中央区繁華街―
くはは、―――気持ち わる。
… す っげー。
[口元を覆う手をそのままに引き攣るようにわらった。 ペルソナの姿が揺らぐ。揺らぎながら、暴れまわる。 >>182 「ぺるそなつかい」 少年が謂った言葉も遠いようだ。 随分と落ち着いているもんだ、なんて、考える暇もなく。]
く、はは。 [――ペルソナ。精神の力。また、随分と。 ろくでもないものを、見せてくれると、サムは思いながら。]
(224) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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うっわぁ…引くわー。これは引くわぁ
[思わず素で顔を顰めて、もう一度。]
……ペルソナ!
[再度呼び出したペルソナは、敵影を薙ぐのではなく、自身とその傍にいる者を光で包み込んだ。身体強化の魔法は、それぞれが持つ攻撃力を高めるだろう。]
(225) 2015/02/15(Sun) 00時頃
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……おい、今、あいつ明らかにきびすを返した。
[なんか見覚えのある人影だったが、果たして>>218]
って、あれ、この先、 もしかして、迂回は出来そうに無い?
[どうやら避難場所として、 まっすぐ目指す場所近くで何事か起こってるようだ。 ならここは、足止めに加担すべきだろう]
絹ちゃん、俺、置いてっていいよ。 あとでその青い部屋?行くからさ。
[今はそこそこ息切れする程度の状態だ、 不摂生な自分への気遣いがあったことはわりとわかる]
(226) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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[包み込む光を感じながら、彼は再び叫ぶ。]
行けっ!
[命じると同時、ペルソナは手にした斧を構えて影へと突進する。 振るわれると同時、1体の影ははらと真っ二つに切り裂かれて消えた。]
(227) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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[追われてる…。影の一部は、あちらでなく自分を獲物と定めたらしい]
…撤退。
[逃げても、また新手に行く手を阻まれる。北部には敵影が多すぎる。 その様を見られている事は知らなく>>226]
…三十六計。
[逃走。逃走。このまま逃げながら捜索できれば良いのだけど。 ついに足を止めざるを得ない事になってしまった。 微動だにしない人間。港に夜まで詰めてた作業員か何かだろうか]
(228) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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[逃げるとしても、道を塞がれてはいけない]
ここまで来られちゃ……ダメ。
[間合いを詰めてくるものから念で弾き飛ばしていくが、 衝撃は大きけれど月塞は殺傷力に欠ける。 怯み思わず後退った少女の前に、馨一の声が響く]
っ――。
[吹き荒れた風に一瞬両目を瞑った。 次に見えたのは、新たなペルソナ>>223の姿。 >>225包み込む光を受けて踏み止まると気を奮い立たせる]
ま、負けない、からっ!
[月塞が弓を引き絞るような動作。 威力を増した念が1体の脳天を貫き飛ばす]
(229) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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[作業服姿の男性に、最初に遭遇した様な大きな黒ヘドロが近づいた。 男性は、逃げる処か。まるで時間を停止させられている様に微動だにせず。
男性の影が、「影」に飲まれた瞬間をみてしまった>>#1]
…悪趣味…
[嫌悪を込めた表情を浮かべているうちに。 「黒ヘドロ」は作業服姿の男の影を得て、本物である男性の実体が消失した]
(230) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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[スクナビコナの鱗粉で動きを止めたシャドウを、土蜘蛛の爪が切り裂いていく>>213 この調子なら埠頭に辿り着くまで、それほど時間は掛からないだろう] ……疲れてない? 大丈夫? それにしてもさ、楠さんのペルソナ良いね。 すごく、やりやすいよ。 [何より可憐なのが羨ましい。 同じ”アカリ”でも、どうしてこんなに違うのだろう。 ペルソナが心の裡にいるもう一人の自分であるならば、この淫らがましい姿の上臈蜘蛛があかりだというのか。
そんな埒もない思いを否定するように、ふるり首を振った]
(231) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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これなら、っ。
[遠距離攻撃が通るようになり、ぎゅっと拳を握り締める。 誰かが傷を負えばその回復にも回れるように、 馨一と巡理より一歩後ろに退いて2人の隙を狙う影を 1体、1体と確実に狙い打っていく。
やがて影が退く頃にはどれくらい体力が残っているだろうか――**]
(232) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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―中央区繁華街―
―――あ?
[がり と奥歯で>>222飴の棒を磨り潰しながら]
ンなこと、 ねーし?
[そう、顔を斜めに傾けたのだ。 いまひとつ、ペルソナの手綱を握りきれぬままの様子なれど、眸は半月であった]
(233) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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文明の利器も、怪奇現象にはお手上げってな。
[男も自分のスマホを確認し、大仰な溜息と戯言をひとつ。 その後翔子より告げられる警告>>203を耳にして、先に佇む異形に視線を向けた]
あれが、シャドウ………
[『敵』を認識すれば、男の胸元が青き光を放つ。 その数20近く。普段の男なら、選択したのは逃げの一手だろう。 けれど男の本能が、闘いを求める声が、憎き敵を撃てと叫ぶ。
それは、―――――――荒々しくも猛々しい、獣の声]
(234) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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――――――ペルソナ…
(235) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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[蒼く光る己自身を表すカードを、その手で握り、砕いた。 男の内に燻ぶる熱を体現するかのように、業火が身体を取り巻いてゆく。
暫くして炎が引き、男の背後に現れたのは、獅子の頭、山羊の胴体、尾には毒の蛇を持つ、奇形獣]
敵を、全てを灰燼とかせ――――…
[男が命じれば、奇形の獣は獅子の咆哮と共に炎を吐き出す。 その炎は2体の影を焼き払い、じゅうと耳障りな音を残して消えていった]
(236) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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…楠のおっさんじゃなかった…
[基本的に、自分の周囲にさえ危害が無ければ構わない。 が。生憎、目の前で影に喰われた人を見て、無関心を貫ける程の無情でもない]
…困った。 …多分。俺だと押し負ける…。
[人の影を喰らった影…ドッペルゲンガー、とでも云うべき敵は既に自分に気付いていた。 人の形を得た影は…明らかに、今まで見たどの影より格上だった…]
(237) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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はは……ああ、おはよー。 ……置いてかないよ。頼りにしてる。
[>>220 自分も暢気な方だと思っているが律はそれ以上かもしれない。 何処か勝手に浸っていた所に釘を刺され、語調が僅かに硬化する。 罪悪感らしきものは、感じていたらしい。
律の適切な攻撃が北への進路を作る中、言葉数少なくなり 短時間の周辺警戒と移動の繰り返しに集中してが――]
……俺が?
[問い返すが同じように戦闘音を聞きつける。]
(238) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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[秋山も異形を屠っているのだろうか。敵影へと身を躍らせた巡理の目には見えない。 舞っているかのごとくステップを踏み、異形の死角へ回り込み、倉庫の近くへと向かう。 倉庫の傍に山積みされた1mほどに切断された鉄パイプを掴んで、月塞の傍の異形へと投げる!]
かっくん!秋山さん!しょーこちゃんも!! 使えそうなら使って!
[自分も得物を持ち替えて、こちらに焦点を定める異形を避けつつ、月塞の作る壁へ走りだした。]
(239) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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あ――……これは。 多すぎる上に迂回できないな。 船に行くなら突っ切るしか無いか。
[>>218 >>226 離脱する人影を視界の端に捉えながらため息一つ。 響く轟音と瞬く光。吹き抜ける風が埠頭で繰り広げられる戦闘の激しさを伝える。]
流石に足止め置いて逃げるのは気がひけるんだけど。
[微苦笑して肩を竦める。 視線は前方の戦場から、誰ともしれぬ影が駆けた抜けた道へと視線は移った。]
(240) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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[アカリのペルソナがシャドウを切り裂いていく。 それを、含みのある視線で見つめる。]
っ、はっ、はっいっ! 大、丈夫、です……っ。
[息が切れているのは、隠す気はない。 流石に、光の影響で運動ができない身なのだから。 そこで演技するのは、無理だというものだ。]
……わかる、んです。 この子は、スクナビコナは、戦えない、って。 こんなことしか……できないん、です。
[人を引き付ける見た目ばかりで、中身がない。 そして、その虚を実に見せようとする。 ……我ながら、なんと浅ましい、仮面だろうか……。 そう、恥に思っていた。使い方をよくわかる自分と共に。]
(241) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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……弱い奴は影に飲まれて、簡単に死ぬ。 ここは多分、そういう世界だ。 何処に逃げても敵がいて……
気を抜けば、あんな風に首を駆られる。
[>>233少年は、猛り狂う首無しのペルソナを指差した。 その横に蠢くゾンビの上に、猿の放つ雷が落ちる。 一瞬、稲光に照らされて辺りが輝く。
少年は、ほんの微かに、笑っていた。]
(242) 2015/02/15(Sun) 00時半頃
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[ギィン!と耳障りな音が眼前で響いた]
…強敵。油断できない。
[黒影の手が、刃状をしている。飛び掛られたと同時に、腕を交差させると、ノームの鈍器が黒影の刃から護ってくれたのだ。 回し蹴りで、スイングする鈍器に、キィン!と金属音で影に弾かれる。
黒影が高く跳んで踏み潰そうとしてきたのを、バックステップ。 戦闘音が図らずも発生する。どうか後続が来ないでほしい限りでいた]
(243) 2015/02/15(Sun) 01時頃
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