28 わかば荘の奇々怪々な非日常
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─204号室─
[植頭を自室に通すのは、少々の緊張を伴う。 先に玄関に入ると、素早く室内に視線を巡らせ 出しっぱなしになっているものはないかチェックする。
それから、どうぞ──と、中へ通した。]
(101) 2013/09/05(Thu) 21時半頃
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[>>87 宝生の言葉に首を傾げれば生温かい風がそよぐ]
俺は幽霊じゃないぜ?
[心外だなとでも言わんばかりに肩を竦めた。 見えない者にとっては同じことかもしれないが、国谷にとってはその差は大切なものに思える]
(@14) 2013/09/05(Thu) 21時半頃
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え、君は俺が見えるのか?
[>>@13 絵流の言葉にパッと表情が明るくなった]
俺は国谷利右衛門信綱だ、よろしくな!
……ところでなんでその部屋にいるんだ?
(@15) 2013/09/05(Thu) 21時半頃
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[>>81 階段を上がる独特の足音にそちらを振り返れば丁度瑠美が二階に上がってきたところだった。 >>91 近づいて、自分に気づかずに宝生と絵流に話しかける瑠美に箱を一つ差し出した]
はい、これ 食べたいって言ってただろ?
[差し出した箱の中に入っているのはMarxxlixxのチョコレートの詰め合わせだった]
(@16) 2013/09/05(Thu) 21時半頃
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――… また公園に捨てたとしてよ? 万が一そこで死んじゃったら、 私の寝覚めが悪くなる……から、それは嫌。
[(>>99)次の質問は難しい。答えに困る。
積極的に部屋に置いてあげるのは躊躇われる。 それなりに年頃の女子であることは弁えていて。
誰かと同じ空間で生活するのも、怖い。
本音に、少しの嘘を織り交ぜて。 話ながら宝生と絵流を交互に見つめる。]
…………宝生さん、この子も飼わない?
[そして行き着いた結論。あっさりとした提案。]
(102) 2013/09/05(Thu) 21時半頃
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……誰。 さっきの。声。
[ひとつ声が増える。
――国谷利右衛門綱吉。………誰?
死角だった空間から浮上して現れた箱。 丁寧なデザインが施された箱。 憧れのチョコレート店のロゴマークが刷られた。
困惑のあまり目を瞬かせて周りを見回す。 誰も居ない。誰も。]
……………くれるの?
[宝生との話を少し休んで。
箱を受け取ってみようと。 国谷の手に瑠美の手が重なり、透ける。 空気から掬い上げるように箱の重みを手にした。]
(103) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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[>>@14この言葉は聞こえない。 この姿は見えない。 だから、まだ彼?がそこにいるかはわからないが。]
…… 国谷。 物が持てるなら、メモとペン持ってこい。
[空気に話しかけるには少し覚悟が必要だった。 顔の向きは少し国谷とはずれていたようだが、男に気付くすべはない。]
(104) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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[これだけ多くのことを口にするのは、いつ以来だろう。 >>67時折つっかえながら、言葉を探しながら、しかし新居に驚かれるのも無理は無い程、今までの彼に比べれば饒舌に言葉を発していた。 思うことを口にする、人として当然のそれを躊躇う気持ちはある。いまだに様々なものを拭いきれたわけでもない。 ただ、今の問題は自分自身のあれこれよりも優先しなければならないことのように、今の彼には思えていた。]
……………どう したら、いいんだろ。
[>>69頭を下げるジャニスの様子に一度目を見開き、赤みが引き始めていた頬に再び熱さを感じて、ふいと視線を逸らす。 嫌なのではない、恥ずかしいだけだ。視線を逸らしても尚呟く彼の声が、視線を落とす彼の心中を素直に表す。 かくり、と首を右に傾げて、>>77立花の声に元の位置に戻して、それからまた傾げて。
国谷、という名前が、時折梯子を上る足音の主なのだろうとは気付いている。けれど、彼はそれに対して口を挟むつもりはない。彼はいる。自分達と同じように。必要なことはそれだけだ。]
(105) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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どうしてそうなった。
[>>102前半はわからなくもない。 が、後半に眉間を揉む指に力がこもる。]
…………。
…… おまえは。える。
どうするつもりだ。
[一応、当事者だ。 大山脈よりはマシになった視線を向ける。]
(106) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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[>>@14の幽霊という言葉に疑問マーク。]
見えるって、見えてるけど。
[見えたらダメなんだろうか。良くわからないが嬉しそうだ。]
くにやりうざえもんのぶつな? 名前、すげぇ渋いな。
俺、ルミのペットになったから、ここに住む。
[よろしくと挨拶しながら、 来るなり、宝生と喋り出したルミを横目に見た。]
(@17) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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信綱だ、綱吉じゃない
[>>103 ころころと笑顔を浮かべていた表情は真顔になって声も少しだけ堅くなる]
……うん、プレゼントだ
[それでもプレゼントはプレゼント。 はいと渡せば、瑠美の手が国谷の手に触れ――]
貫通したな
[瑠美が箱をしっかりと持ったのを確認すれば箱から手を離した。 試しにと瑠美の頭に手を伸ばす。 触れることが出来ればぽむぽむと何度か頭を撫でただろう。 瑠美に感じられるのは空気の壁が触れるような感触だけだろうが……]
(@18) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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よく分からないから後にするか
[あっさり切り捨てると、>>104 宝生の言葉に箱を示すようにひょいひょいと動かし手が塞がっていることをアピールした]
そう言えばあの子はどこに行ったんだ?
[メモとペンを持って出かけた白栖。 生憎とメモとペンはそれしか覚えがなかった]
(@19) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 22時頃
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フッ、家が古いからな
[>>@17 名前が長いのはその所為だろうと告げると絵流の言葉に92(0..100)x1回程瞼を瞬かせた]
……そういう趣味の人間もいるんだな。
[ちらりと瑠美へと視線を移す。 世界はまだまだ広いようだ。 もっと縮めなければならないと胸を新たに決心する]
ま、そう言うことならよろしくな 絵流の分のはないけど
[箱はわかば荘の住人の分しか用意していなかった]
(@20) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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信綱。 ……どこかの将軍みたい。どちらにせよ。
[声は聞こえる。 声は、ずっと聞こえていた気がする。
おはようとか。こんにちはとか。ばいばいとか。 会話とも呼べないような言葉を交換していた。 影が薄くて素早くて照れ屋なご近所さんだと。 そう思っていた。
空気の塊と会話をする瑠美は、 宝生からはどう見えるのだろう。 やっぱり何処か壊れて見えるのかしら。]
………あ り、がとう。
[国谷の手…見えざる手に撫でられ。 空気に圧されて、髪が少しだけ揺らいだ。 撫でられているとも解らない、曖昧な感覚。 不思議。]
(107) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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[>>102ビックリと目を大きく見開き、ルミをみる。] 俺、宝生さんに譲られるん?
[宝生を見る。>>106]
どうするって。 俺、ルミの飼い猫なんだけど。
[ルミと宝生を見比べていたら、 >>@18 国谷の手が、ルミに貫通した。]
あ。
(@21) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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透明人間?
[国谷を凝視した。]
(@22) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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立花さんも、ですか。
[信綱と話をしたと立花が言うと、軽く眉上げて。いいひと、と信綱を評する立花の言葉に、少し視線を伏せて頷く。あるべき形におさまらぬ存在に、それでもこのわかば荘の人々は想いを寄せる。 黒い手袋に包んだ手が窮屈で、軽く握って、力を込める]
……理由。
[日頃、依頼で除霊を行う時には、事実関係の調査はするけれど、そこからの霊の心情には踏み込まない。心許せば土壇場につけ込まれることもある]
欲しがるのではなく、壊す理由。 壊す者が、壊された者だということも、よくある話ではありますが。
[立花の疑問に、今までの経験で得た一般論でのみ返して]
(108) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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ふぅん、俺は世界最速の男だ
[>>@22 凝視してくる絵流に反射的にそう応えた]
(@23) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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…………飼い猫なのか。
[>>@21話が噛み合わない。 心なしか肩を落とした男は、困ったように福原を見た。]
……飼い猫になる前は、何だったんだ。
[なんとか会話を試みようと、頭を捻る。]
(109) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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今のが、速すぎて見えないという噂の…。
[>>@23感心したように、国谷を見た]
すげぇなお前。
(@24) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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[>>107 お礼を言われるとどこかくすぐったい。 目を細めて、ゆるりと頭を撫でていればふわりふわりと瑠美の髪が風に揺れただろう]
どういたしまして ヒントをくれたお礼に少し奮発したんだ 喜んでくれるなら、幸いさ
[チョコレートが高いものだなんて初めて知った日でもあった]
(@25) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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[>>94キッチンに立花が去っていく。その姿をきっちりと見送ってから、首の位置を戻して落としていた視線を上げる。 下から新居とジャニス、二人の様子を窺うようにじーっと見上げて、スープボウルに口を付けて。]
………………ん、
壊したい なら、壊したいものを 持ってる人が、いれば 来て、くれるかも 知れない。
……………僕には 多分、 いっぱいある、よ。
[身を案じてくれた立花の前では決して口に出来なかったことを、ぽつり、ぽつりと言葉にする。何が出来るか分からない。けれど、まずは会わなければ話にならない。 もし自分が倒れたというのが彼女の言葉のせいならば、自分はきっと彼女にとっては良い餌なのだろう、と 彼は客観的に考える。]
それに 会話する、のも 出来る。 僕も 彼女も 人間、…… だから。
[説得を試みてはどうだろうか、と。 意志を告げる言葉は遠回しに。]
(110) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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[>>@19箱が揺れた。 うん。]
わからん。
[何アピールだろう。 どうも自称猫と空中浮遊国谷は馬が合うらしいとみえ、もうこいつらで住めばいいのではと本気で思う。]
国谷がどこに住んでいるか、だな……
[昔住んでいた、という。 今は、 病院、だと。]
………… 国谷選手。あんた、何処に居る……
(111) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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フッ、褒めても何もでないぜ
[>>@24 何せ渡せる箱がないのだから]
ところで、宝生のにーさんに伝えてくれないか
手が塞がってて持てないって
(@26) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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― 202号室前 ―
[扉が開いて、 初見の顔が見えた>>39のでぺこりとお辞儀をした。 部屋の中へと招かれると、]
あ、はい。お邪魔します……。
[扉をパタンと締め、 ついいつもの癖でカチャリと鍵を掛けてしまった。]
(112) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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[チェーンを摘まみ上げたところではっとして、 カチャリと鍵を開け直す。
新居の部屋では、後に立花が続いたのでせずに済んだのだけれど。 変に思われたりしなかっただろうか。
これから話そうと思っていることもことなだけに、 おどおどと視線も泳いでしてしまう。
けれど、折角承諾してくれたのだ。
きちんと話さなければ、と視線を初見に縫い留めたところで 乱れた髪>>39に気付いた。]
(113) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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ここにいるぞ!
[>>111 思わず両手を上げたので箱が落ちそうになったが、途中でキャッチする]
ふぅ、危なかった
[体勢を整え、宝生に向き直る]
俺はここにいるぞ 他のことは知らない
(@27) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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あ、もしかして眠って、ました……? ごめんなさい。
[謝罪をしながら促された通り座り、茶をいれてくれる姿に翠を向けた。
何から話すべきか頭の中で整理をしようとするが、 きっと上手くは出来なかっただろう。]
先生は、……幽霊っていると思いますか? 姿を見たり、声を聞いたり……とか。
[植頭の言う非現実的な話>>0:30を、 よりにも寄って大学の先生にしようと言うのだから、 切り出しはつい、目を伏せてしまった。
笑い飛ばされるだろうか。
けれど「子供の話だ」と上辺だけ頷かれるのも望んでいなかった。 だから、すっと視線を上げ、初見の両の目をしっかりと翠で捉えた。]
(114) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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飼い猫になる前は…
[>>109そんなの、決まってる]
捨て猫。
[キリリと答えた。]
ところで、国谷が、 手が手塞がってて持てないって言ってんだけど。
[なんでまた伝えなんだ。直接話せばいいのに。]
(@28) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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私、今日初めて幽霊に会ったんです。
会ったと言っても、 見えも聞こえもしなかったけど。
窓が勝手に開いたり、珈琲カップが浮いて目の前に降りたり。 ペンが動いて、紙に文字を書いたり、
……自己紹介、してくれたり。
[国谷との初遭遇から、 見た現象をそのまま伝えた。
立花が声を聴くことが出来ることは、なんとなく伏せておいたけれど。]
(115) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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