93 Once upon a time...
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[>>71呼ばわれる名への返答は、 少しくらいの唇の開きでは 言葉にならなかった。
足音が呼吸音にかぶさる。掻き消す。 求められる答えに思考が行き着くより先に、 観衆が席に着いた。息をのむ音。 それでようやく、「掛けるものを」と声が出た。]
[死体にコートが掛けられて、 舞台に幕が引かれた。
終演は訪れない。 >>74追悼をうたった人形が、それを望む。 宣誓を置き去りにする彼女へ掛ける言葉は、 すぐには出てこない、から]
(76) 2014/10/14(Tue) 21時半頃
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怪我を。
[観衆を越えていくその背に 届いたものか知れない。]
……、 しないで。
(77) 2014/10/14(Tue) 21時半頃
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[駄目だ。とは言わず、 それ以上の言葉を、音を、 無意味に消費することはやめた。
少しでも開けば入りくる鉄錆びの空気を 舌の上で転がして、噤むばかりだ。]
(78) 2014/10/14(Tue) 21時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 21時半頃
愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 21時半頃
スージーは、ザックに話の続きを促した。
2014/10/14(Tue) 21時半頃
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[>>75死体のそばに転がる、土の人形へ 灰色を少し注いだ。 きっと、本人は気づいていなかったのだと、 不可思議に染色された、不気味な人形を 持ち主に届けてやらねばと思う一方で 男の脚はそれ以上動かなかった。
ひどく匂いが籠っていた。]
――、いつまでも、こうしてらんないから。 あとで二人を動かすよ。 ……ゥン。団長のとこで、いんじゃない。 ゥン。あとでね……あとで……。
(79) 2014/10/14(Tue) 21時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 21時半頃
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――朝――
[羽根を失った子猿の朝は、いつもよりかは早かった。 いつもならずるずると二度寝をするところだけれど、今日は何故だかそのまま目が覚めた。 昨日の疲れもあったから、まだもう少し寝ていたいと身体は言うくせに、目を閉じても眠れそうになくて、テントを出る。 朝の空気はまだぬるくもならず、肌寒い。 目覚ましに水でも飲もうか、と水場へふらふら、片目擦りつ歩いていく。 噂の拡散力は高い。すでに、早起きな団員たちの戸の立たない口のせいで、空気はざわついていた。]
(80) 2014/10/14(Tue) 21時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 21時半頃
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― 朝 ―
[悲劇がまだ終わっていないと、 団員達のざわめきを聞きながら、奏者は楽器の手入れをしていた。 衣装は勿論脱ぎ、ゆるやかなシルエットの普段着に身を包み あぐらをかいてバンドネオンを膝上に置き]
………よし、できた
[水で洗ったばかりの髪はまだしっとりと濡れている。 血の香りは、もう何処にも残っていないはずだ。 重くなった革袋を背負い、立ち上がる。 倉庫には行く気がしない。 当然、腹が減っているわけもない。 普段は足を向けない、練習用テントへと、ゆっくりと歩き出す]
(81) 2014/10/14(Tue) 21時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 21時半頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 21時半頃
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[普段なら夜を心細いとは思わない。 ひとりのほうが落ち着ける、とそんな風に思っていた。
団長の死を自らの目で確かめてなお 人狼なるメルヘンに対しては強い反応をみせぬのは それに向き合い考えるのがこわいから。
団長をあのような姿にした存在が居る事は認識している。 けれどそこから先を考えるのを避けていた。 まだ近くにあるかもしれぬ人狼なるメルヘンが 御伽噺の中から出てきたものではなく 自分の知る誰かである可能性を思うことを無意識に避けて。
避けてしまったからぼんやりとした不安が心細さに繋がり 繋いだ手のあたたかさを再び求めることへと繋がったのだけれど。]
(82) 2014/10/14(Tue) 21時半頃
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[悪夢が一度きりなら――。 ぼんやりとそんな事を願う。 目隠ししてもいつか解けてしまうから。 解ける前に幕が下りれば、と願うけれど そんな願いは叶えられようもなく 夜が明ければ新たな犠牲者を目の当たりにすることとなる。]
(83) 2014/10/14(Tue) 22時頃
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― 練習用テント ―
[空中ブランコの練習台を見上げた。 ネットの下からだと、よく見えない。 たとえ向こうに誰か――フィリップがいたとしても 此方はよく見えないだろう]
………
[何か言いかけて、口を閉じた。 俯けば、冷え切った前髪から、雫がぽつり、床に落ちた]
(84) 2014/10/14(Tue) 22時頃
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ねぇ、トニー よく眠れた?
[口を動かさずに、囁く声は明るい声を持って届けられる]
昨夜はごめん、ね
[結局、誤魔化して何も答えなかった。 こわいもの、食べたいもの。 "言葉として"浮かばなかった。 二人の想いで腹がいっぱいで 二人の思い出で胸がいっぱいだったから]
(*10) 2014/10/14(Tue) 22時頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 22時頃
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―― 大テント:関係者入口 ――
[「ちょっと出る。」その言葉を告げれば 倉庫内を離れる男を止めるものはいなかった。
それでも大テントを離れていかないのは あとで“運搬”をするためだ。]
……、 [両手を顔の前に合わせ、 唇に人差し指をくっつけた。 両の親指で顎を支える。 朝の空気の清浄さが、少し、恨めしかった。]
(85) 2014/10/14(Tue) 22時頃
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[俺は異性扱いされていないのかもしれないと気づいた。 絡まる腕、近づく距離。猫が甘えるような仕草。 抱きしめて腕のなかに閉じ込めてしまいたいのに、 優しくて安心するなんて言われたら多分何も出来ない。 いや、何かするつもりも無かったけれども。誓って。]
スージー、もう寝た?
[深夜、寝息が聞こえるようになってからこっそりと声を掛ける。]
……ありがとう。
[さらりと流れる金糸を一房すくい取って唇を押し付けた。 勿論寝ているのを邪魔しない程度にそっと。*]
(86) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 22時半頃
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[>>81遠目に、 テント群のひとつへ消えていく金糸を見た。 死体の現場へ急ぐ一群が ちらほらと視界に入る中で、観客にもならずにいる姿。
彼は知っているのだろうか、 とポーズを変えないままに思う。 ――悲しくない、とまた言うのだろうか、と瞬きの下。 寂しいのも一緒だと、また。]
[化粧はなく、肌色のまま。 それでもきっと交わす言葉では その本質まで共有は出来ないのだろう。]
(87) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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[「人狼」が居るのなら狙われるのは団長だけでない、 その牽制も兼ねてスージーを一人にしないようにという目論見 一応今晩は成功したようで無事二人共朝を迎えた。]
おはよう。
[もそりと毛布から身を起こす、少し身体が痛い。]
(88) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/10/14(Tue) 22時半頃
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[トリノスの腕を解放するのは小さなテントに入ってから。 引っ張り出した毛布は二人分。 トリノスの近くで毛布をかぶり横たわる。 夜の冷気に少しだけ身体を丸めて 視線は夜を共に過ごしてくれるその人へと向けられる。 何か話そうと思うのに舞台で疲れてしまったのか それとも団長の事が心の負担となっていたか うとうとと微睡みが訪れて 夢うつつのまま、名を呼び、おやすみ、と紡ごうとしたけれど それが向けたいひとに届いたかどうかまでは確かめられず 深夜には、小さな寝息が規則正しく漏れ始める。
夢の中、声>>86が聞こえたような気がしたけれど 触れる気配も声も、きっと己の思いがみせる夢。]
(89) 2014/10/14(Tue) 22時半頃
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―― 朝 ――
[夢、だから、おはようの声>>88に目を覚ました時、 見えた光景、彼の位置は眠る前と変わらない。 毛布の中でもぞと身動ぎ、ゆると身を起こす。]
おはよう、トリノス。 ……身体、平気?
[トリノスの眠っていた場所を見てぽつと零す。 一緒にこちらで寝ようと誘えば良かっただろうか。 今度があるなら、と寝ぼけまじりの頭でそう思う。
小さなテントの外から人々のざわめきが聞こえくるのも 丁度そのあたりのことだったろう。]
(90) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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─ 朝 ─
[いつものように、猛獣たちの檻を覗いていく
昨夜、倉庫で起こった惨劇の被害者が ジャニスとフィリップだけでなく 彼らの連れたルリ、ムスタングもそうだと聞き 容赦なき所業に顔を顰めた後、ふと気づく
シェロと一緒にデビューしたプードルは いったい、どこへ行ったのだろうかと
念のため、檻のどこかにいるかも探すが やはり、帰って来た形跡はなく 現場から逃げ出したか、誰に連れ出された模様]
(91) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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[―――昨夜。 猛獣使いとの共演は、盛大なる拍手で成功を収めた。 終演へ、そして新たな食事へと向かって奏者の想いは高まり バンドネオンの中で、部品がひとつ、はじけとんだ。
ひとつだけ、音が出なくなったまま 奏でられた夜の旋律は歪で悲しげで……]
(92) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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――惨劇の場を去る時――
[子犬を抱いて、足早に去ろうとする>>74。 普段、絶対にやったりはしない、舞台衣装のままでの外出。 それを、言い咎めるものは誰もいない。 惨劇の舞台に心を呑まれているのか、それとも、惨劇の場に居座っていた女に忌諱してのことか。 群衆を裂き、まさに場を離れようとした時、その声>>77は微かに聞こえてきたのだった]
…………っ。
[疲労により、霞がかかった頭に空白が訪れる。 大きく押し寄せる感情とは別に、恨みがましささえも小さく湧きあがる。 まったく。前口上の後>>2:68>>2:69と言い、どうしてこの男は人形の心をかき乱す事ばかり言うのか、と。 あの時は寂しさに耐えていたけど。 予想していた言葉と声とは違っていても、今、不意に告げられた声は遠く。 まるで天から聞こえたようで……]
(93) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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――――ご、めん。
[この声はもう、届かない。 ザックにも、きっと、勝手な期待と思いを込めて、同時に告げた、相手にも。 疲弊しきった思いたい体で、そのまま走って外へ出る]
ごめん……なさい。ジャニス、ごめんなさい。
[裏方として、華形を思い続けてきてくれていた、彼の優しさを思い出す。 でも、仮に彼がそう思ってくれていたとしても、それは、『無理』だとエフェドラは思う。 あの惨劇の場を見て、確信した。 これはもう、単純に『殺してやる』とか、『刺し違える』とか、そんなレベルの相手じゃない。 人形一体の命なんかじゃ、きっと、全く足りやしない]
それでも、やるの。許して――――。
[人形が泣くなんて知ったら、フィリップはどんな感想を抱くのだろう。 団長亡き後、耐え続けていた滴を1つだけ残し、走り去った*]
(94) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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――炊事場――
[飲み水なら炊事場だろう。それから果物の一つでも口にしたらその酸っぱさは朝にはいいかもしれない。 そうして一人向かえば、入った途端に息を詰めるような声。]
……?
[首傾げれば、炊事班の一人が怯えたようにこちらを見て、それからがっかりしたように肩を落とした。]
何。何かあったの。
[水、と声をかけ、彼がコップに水を汲む間にすっと箱に積まれたりんごをひとつ拝借した。 ああもう、と苛立つ炊事班は、けれどもいつもみたいに叱らずに、代わりに表情を苦くしながら変わらんなあと吐息で笑った。]
(95) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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…ジャニスが連れてたプードルを知らないか?
[倉庫周辺を中心に、誰にともなく尋ね歩いていると 発見されて間もない時分にエフェドラ>>74が 抱いて倉庫を出たという話を耳にする]
誰か、エフェドラを見てないか?
[倉庫で彼女とザックが話していたと聞き さらに探し人が増えてゆく]
…ザックとエフェドラを見てないか?
[まるで、昨夜の繰り返しのような有様に 嫌な予感しかしてこない
現場をちらりと見た限り、蛇や鳥だけでなく 一度に大の男2人すらも手にかけている相手である 彼らはそれに気づいているのであろうか?]
(96) 2014/10/14(Tue) 23時頃
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エフェドラは、子犬を戻しに物置テントにいるだろう。
2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[さすがに衣装のまま眠る事も出来ず 夜着に羽織るのは大きめのシャツ一枚。 立ち上がれば膝の少し上あたりまで裾がくるので ワンピース代わりに使うこともあり その姿でうろうろするのも当人はさして気にせず。 寧ろデコルテが隠れるあたりで衣装よりも露出が少ない。
毛布はその場に置いて 手櫛で髪を軽く整えれば 眠る間に掬われた一房も他と紛れてしまう。]
また何かあったのかしら。 見に行こうと思うんだけど――… トリノスは如何する?
[首を傾げてトリノスに声を掛け ゆらと立ち上がれば裾からは白くしなやかな脚が覗く。]
(97) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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『流石に団長の話まで、知らんわけじゃないだろう。 人狼だよ、人狼。狼の化物が出たんだ。 今朝がた早くさ、また……その、殺された、ってんだ、二人』
[だから夜、俺も殺されるかと思ってよ、と炊事班はすまなさそうに眉を下げた。 自分だって、今朝からのざわついた空気は、感じていた。 だけれど、団長の死を悼む空気に似ていたから、きっと昨日の朝の空気の延長だろうと思っていた。 違う。違う。それだけじゃない。]
……だれ、が。
[何か言いしれない感情がぞわりと身体の中を駆けていく。 誰が死んだって、]
『それがよ――』
(98) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[続けられた名前を聞いた瞬間、水も林檎も放り出して、物置小屋まで駆け出していた。]
(99) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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ブローリンは、エフェドラの姿を見つけて、呼びかける。
2014/10/14(Tue) 23時半頃
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――物置テント――
[子犬を檻に戻し、その隣に座り込む。 慣れ親しんだこの場所で、1人1匹の時間をすごす。 一晩中、幻想の人狼を追い続けた疲労のせいか、眠気が強く襲ってくるも。 先ほどの想い>>94を反芻するように、ぽつりと呟いた]
サイモン……。
[もう、彼に。 ナイフの使い方を教えてくれなんて、遠回しなお願いをするつもりは、ない*]
(100) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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エフェドラは、ブローリンの声が聞こえ、眠りから覚め……
2014/10/14(Tue) 23時半頃
ブローリンは、エフェドラとプードルの無事な姿を見て、安堵のため息をひとつ。
2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[ぎしぎしするような気もするけれど、 あとでじっくり柔軟すれば、たぶん大丈夫だ。]
…………。 ちょっと、かたかった。
[素直に申告していると、外が少し騒がしい気がする。 スージーをちらりと見て出てみようと促す。 と、その前に。]
ズボンかなにか。 それから、いこう。
[穿いて欲しいです、目に毒なので。 うっ。]
(101) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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サイラスは、毛布に顔を埋めて転がりたい気持ちを我慢した。
2014/10/14(Tue) 23時半頃
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……は?
フィリップと、ジャニスが?
[公演の日が終わり、翌朝。 朝一番に聞き、また発したのは、そんな言葉だった]
(102) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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[物置テントの片隅で、檻に入ったプードルと そばにいたエフェドラは、寄り添うようにうとうとと]
…よかった、無事で
[彼女の心中を測り知ることは儘ならぬが ジャニスとフィリップのこともあり 間に合ったのだと、ひと息吐いて呟いた]
(103) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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――物置テント――
……っ、!
[実際の場所を、はっきり聞いたわけじゃない。 ただ、炊事場ではないところ、団員のテントではないところ、人のいるところ、辿って行ったら、ここまで来ただけだ。 ふたり、そこにいるのを見て、何故かどきりとした。]
ブロ、ドラ……
[きっと二人は何があったのか知ってここにいるのだ、と思うから。]
(104) 2014/10/14(Tue) 23時半頃
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