138 レグルスの新年会(両片想い薔薇村おまけ)
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……む、ぐ。
[>>*13いっぱいに頬張ったおにぎりを咀嚼し、少しずつ味わいながら嚥下してゆく。 口が塞がっているので、ウンウンと頷いて「美味い」と示した。]
…………。
[指先を舐める仕草が、どことなく官能的で、一緒に生唾まで呑み込んでいたことは秘密だ。]
(*15) 2016/01/30(Sat) 17時半頃
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[こちらが一つ食べたところで、さて次はライジの番だと、鮭のおにぎりを差し出せば、にまっとした笑みが返ってきた。>>*14]
あぁ、たまには……
……あ、じゃあ全部ってぇことで。
[ささやかな返報のつもりが、一口だけかと返されて、ちょっとドキリとしてしまった。 ならばこちらからも、全部食べさせてやろうかと、まず一口目をライジの口元へ近付ける。 そして咀嚼が済んだ頃合いを見て、もう一口と、何度かに分けて食べさせてやろう。
それにしても。 こう、何かを食べている口元というのは、どことなくそそるものがある。 過剰に意識してはいけないと思いながらも、視線はつい、口元ばかりに向いてしまった。*]
(*16) 2016/01/30(Sat) 17時半頃
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[半分を一気に押し込んだもので、 ヘクターの口がご飯で一杯になってしまった>>*15 美味いと示すようにこくこく頷く姿を見て満足げに笑い。
向こうも食べさせてくれると言うので、 素直に口を開けて待つ。]
……ん、む。
[鮭にぎりをぱくりと頬張って、もぐもぐ咀嚼する。 自分の作ったものながら、良い感じに塩味が効いていて小腹を満たすにはちょうどいい。 タイミングを見計らって食べさせてくれるヘクターに合わせて、のんびり食べ進めていく。]
(*17) 2016/01/30(Sat) 18時頃
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[と、何だかヘクターの視線がじっとこちらに向いているような気がして。>>*16口をもぐもぐさせながら密かにその様子を眺める]
……なんだよ、じっと見て。
[口に入っていたものをごくんと飲み込んだ後、改めて問いかける。 ついでにおにぎりを自分の口内へ運び終えたヘクターの指先を、先程を同じようにぺろっと舐めて軽く甘噛みし。]
あんがとな。
[と言って、けろっと笑って見せた。*]
(*18) 2016/01/30(Sat) 18時頃
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[>>*17ライジが食べやすいようにと、ゆっくり手を動かしながらも、視線はつい口元へ向いたまま。 途中幾度か、唇の動きにつられるように、もそりと口を動かした。]
え、? あぁいや、なんでも……!
[>>*18ついつい見つめすぎてしまった。 指摘を受け、慌てて顔を上げはするが]
……ッん……
[米粒のついた指先を舐められ、淡く噛まれ、ぱちぱち大きく瞬いた。]
いや、俺こそ。 美味かったよ、ありがとう。
[恥ずかしげに礼を返し笑い、さてまた車を走らせようかと思ったが。 その前に、少しだけ……と、目を細くして、ライジに顔を近付けた。]
(*19) 2016/01/30(Sat) 18時半頃
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……うまかった。
[微かな声で改めて告げながら、唇を寄せる。 あまり触れすぎてしまうと、抑えきれる自信もないので、軽く触れ合わせるだけに今はしておこう。]
(*20) 2016/01/30(Sat) 18時半頃
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……っ、さて!
じゃあ行くか!
[腹も程よく満足したし、宿までの道も確認した。 あとはライジにとくに用事が無いようならば、いよいよ温泉へ向けて車を走らせよう。*]
(*21) 2016/01/30(Sat) 18時半頃
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そーか?
[視線が気になって問えば、 ヘクターが慌てたような声をあげる。>>*19 ちょっとした悪戯心で指先を舐めれば ぱちぱち瞬きする様子が見えて口端をあげた。
美味かったと言う言葉に満足げに笑い。 そろそろ行くかとシートベルトを締め直そうとすると、 ヘクターが体を寄せて来る。 何かと瞬きをする間に顔が近づいて、咄嗟に目を閉じた]
ん、?
…………
[小さく囁かれた声と軽く触れる唇の感触。 一拍置いて、じわっと顔が赤くなる]
(*22) 2016/01/30(Sat) 19時頃
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………あ、ああ、 そりゃ、良かった
[上擦った声で、紅くなった顔のまま笑いを作った。
何せ、合宿以来禄に恋人らしい接触をしていない。 ささやかなキスなんかじゃ物足りなくて、もっと、と思ってしまって。
流石にそれをやってしまうと歯止めが効かなくなりそうで、 否応なくそう言う方向に思考が傾きそうになるのを 抑えるように無意識に触れた唇を指先でなぞる。]
ん。 じゃ、行くか。
[煩悩を誤魔化すように態と明るい声を出して、ヘクターに応えた。 早く着けばいい、と思っていることは口には出さずとも。 温泉へ着くまで先程よりどことなくそわそわとしつつ、口数は少なくなったろう*]
(*23) 2016/01/30(Sat) 19時頃
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[>>*22唇を触れさせたのは、ほんの短い間だけ。 あまり欲張ってしまえば、歯止めが効かなくなってしまうだろう自覚はある。 なにせ、あの合宿以来、店で顔を合わせて話す機会こそ格段に増えたが、それ以上のことは、実はあまりできていない。 なので、この旅行で、あわよくば……などと考えてしまうのは、ごく当然のことだと思いたい。
それにしても。 >>*23こうも可愛い反応をされると、こちらまで恥ずかしくなってしまうし、余計に意識してしまう。 安全運転のため、煩悩を払うように、一度少し強めに頭を振った。]
(*24) 2016/01/30(Sat) 19時半頃
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[道中、格段に減った口数に、時折ちらちらとライジの方を見ては、また進行方向を向くを繰り返す。 山奥へ入ってゆけば、街中よりも早い夕暮れが訪れ始めていて、見上げた空にはそろそろ明るい星が幾つか瞬き始めていただろうか。]
確かこの辺だったかな……。 ライジ、悪ぃけどまたマップ開いてもらっていいか?
[宿が近付いてきたところで、ライジにナビをお願いし、細道へと入ってゆく。 そして程なく、目的の地に到着した。]
(*25) 2016/01/30(Sat) 20時頃
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─ 温泉宿へ ─
[少し早く出たこともあり、到着時間も予定より少し早かった。 けれど山の夕暮れは、それよりもっと早かった。]
こんばんは。 お世話になります。
[迎えに出てくれた中居さん達に礼を言い、荷物を預け、予約した部屋への案内を頼む。 落ち着いた佇まいの建物や、従業員の和装は、とても情緒があった。 窓から見える景観もなかなかなもので、これに、星空が加わって、それを温泉に浸かりながらふたりで眺めることができるのかと思うと、つい表情が緩んでしまった**]
(*26) 2016/01/30(Sat) 20時頃
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―邪魔者は退散させてしまうに限る。>>3―
[何とはなしにヴェラの首元へと差し出した手の先で揺れる肩を見逃すには、残念ながら思考は彼へと向きすぎていた。 大仰な反応に一瞬瞳を丸めて、だけれどゆっくりと、細める。
謝罪も弁解も向けられない>>4のならば、返す言葉ははなから生まれやしない。 向けた視線は、揺れる瞳の色を確かに捉えたけれど。 彼の瞳がそれ以上何かを示す前に、じわりと細める。]
………だろ。暑いよ。
[当たり障りのない言葉が返れば、へらりと笑って。 気の抜けた笑いは、最近やっと、彼へも向けられるようになったもの。]
(12) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[いつか、好意を向けるよりも拒絶を選んだ自分は、自ら踏み込むことがどうにも苦手らしい。 だから、無理やりに踏み込むことはしない。
いつか、拒絶しておきながら視線だけは外せなかった自分は、どうにも諦めも悪いらしい。 だから、手を引き戻すこともしない。 彼から伸ばされた手は、容易に触れることになっただろう。]
……、ガキはどっちだよ。
[甘えるような言葉に、気の抜けた表情に。緩めた顔の上でゆるりと眉を下げる。 呆れの中に、僅かな安堵を滲ませて。 指先に触れるマフラーを、一度、確かめるように撫でた。
ポケットに入れたままの手に力が篭ったのは、きっと彼だけが知っている。]
(13) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[片手で解くには当然、手間取りはしたけれど。 ようやく解いたマフラーは、ヴェラのさらに奥の椅子へと放り投げる。
空になった手は再び彼の首筋へと戻して、喉まで覆うハイネックの淵に一度、指を掛けて。]
室内でくらいもっと気の抜けた格好すれば。 俺、それでも暑いと思うよ。
[薄着がちの自分が彼より暑がりなのは説明するまでもないだろうけれど。 一度ぐいと指を掛けて襟口を広げては、ぱ、と指を離した。
急所だからか。それとも他の何かか。 何にせよ守られたその場所は不可侵領域のようで、だけれどいつかは自分に向けて、確かに晒されたはずのもの。
それがいま再び塞がっているのは、どうにも納得がいかなくて。 呆れめいた言葉に混じった拗ねの色は、彼になら気付かれるだろう。…気付かれると、期待してもいる。]
(14) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[ライジから追加された飲み物の選択肢>>1:28にはうんうん頷いてから、結局視線はヴェラへと。>>1:45 グレープフルーツよりもカシス。異論はない。
カウンターを囲む面々から漂ってくる、温度を増した甘い空気。もっと前の自分ならば、男ばかりでそんなの、なんて言いはしていたのだろうか。 今となっては自分はそれを言えた立場ではなく、…何より幸福そうな三人を見ていれば、込み上げるのは安堵と分けられた幸福以外にあり得ない。]
もう俺腹ペコ。 はやく乾杯しねっすか、
[急かすような言葉は、だけれど浮き足立って弾むような声音。 馴染んだ居心地の良い空気に、思考も気分も上昇の一途を辿るばかりだから。
注文を受けたライジから差し出されたグラス>>1:37を受け取るのに多少反応が遅れようと、なみなみと注がれたアルコールをうっかり零しそうになろうと。 ヴェラのポケットへと差し込んだ手のひらを引き戻す思考なんて、相変わらず浮かびはしなかった。]
(15) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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待ってました、かんぱーい! お世話になりました、去年はめっちゃいい年だった! えーと、今年もサミュエル・ワイリーをよろしくお願いします、かな。
[乾杯を急かすヘクターの声>>1:40には腰を浮かせかけて、ライジの音頭>>1:41に合わせてグラスを掲げた。]
(16) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[先駆けて出されたつまみの皿>>1:33を恋しそうに見つめつつ、冷えても渇いた喉に、ぐいとサワーを流し込む。
そんな間にも次々と漂ってくる良い匂いに、視線だけはちらちらと厨房へ向けながら、他愛ない世間話>>2に耳を寄せた。]
…いや、あんたのソレは料理に入んないと思うんだけど。 火が使えないって時点でどーなの。
[会話に参加する中でいちばん料理に疎いのはヴェラか。 呆れじみた視線を向けながら、肯定するヤニク>>8にはむっとした目線とともに同意を求めてみたり。
それでも胃袋を掴む、なんて言葉には。]
意地か何なのか知らねっすけど。 …素直に認めれば、俺に胃袋掴まれてるって。
[恋人、なんて言葉を聞き逃した訳ではないけれど。 キルロイとの関係を嬉しそうに豪語するヤニク>>1:38の前では、いささか照れも霞む。]
(17) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[思わず詰まりかけて、逸れた話に混じって流そうとしてしまった微笑み混じりの問い>>1:25への回答も、こっそりと。]
ヤニクが上手くいってるようにさ、俺も上手くいってんの。 抜け駆けとか、そーゆーのはずるいじゃん。
[彼のように豪語することはできなくて、どうにもぼかした言い方だったけれど。 未だ離れようとしないポケットの手ばかりが雄弁なのだから、仕方ない。]
ごちそーさまはヤニク達もだろ、どー見ても。 ヤニクがキルロイに作る飯はさあ、俺に出されんのより美味いんかな。
[ごちそうさまはむしろ、この場の全員に向けたい言葉でもある。 ヤニクへは、料理に篭った"愛情"とやらを揶揄する言葉も添えて。]
(18) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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ありがとございます!
…ヘクターさん、雷雲亭の店員サンやってたっけ? 息ピッタリってかんじ。
[そこに潜む思惑>>11は知らずとも、あまりに手際の良いヘクターの動きに、感心の声を漏らす。 先にも会話に出したばかりの彼の本業を忘れたはずもないのだけれど。
目の前に湯気の立つ丼が置かれたなら、待ちきれないとばかりに箸を割ろうと、……割りたい。 ヴェラへとちらりと視線を向けつつ、繋いだ手にはそれに反して、今一度力が篭った。 色気か食い気か、…なんて、いっそ幸福すぎて笑えるような難題。]**
(19) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[普段通りろくに視線も向けずに過ぎようとした校門に、随分見慣れた──そして焦がれた姿を見つけたのは、いつのことだったか。>>*0
ポケットに入れたままの端末は、メッセージの受信を知らせるには控えめな振動。>>*1 誘いに気付かないまま帰路につく、そんな可能性だって大いにあった。
それでも、夕闇に覆われ始めた薄暗い世界の中で、溶け込んでしまいそうな暗い髪は。 しっかりと、自分の視界に飛び込んできた。]
(*27) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[その姿の認識が、あまりに鮮明すぎたものだから。 大きく目を丸めて、反射的に駆け寄りかけて。あと数歩まで近付いたところで、ようやく気付いたように足を緩める。]
……なにしてんすか。 ここ、大学。 あんたの相手はもっと子供でしょ。
[呆れた声音に反して、乱れた呼吸。 乱れた髪を直すのも忘れて、思いもよらない来訪者を正面からじっと見つめる。
一定を越えて踏み込んではこない彼の姿が、だけれど踏み込んでは踏み込まれた彼の姿が、目の前にあるのは。
なにしろあまりに、予想外のことだったから。]
(*28) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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──俺を、待っててくれたの?
[ポケットの端末の存在なんて、すっかり意識の外。 耳に挿した無音のイヤホンを外すことすら忘れて。 推敲する間も無く喉から溢れた問いかけは、──揶揄も皮肉も忘れた素直な問いかけは、期待に満ちた子供と変わりない。]**
(*29) 2016/01/30(Sat) 20時半頃
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[そんなこともありつつ車は坂道を上り。 山間は日の暮れが早いと言うこともあって 空には薄らと星が見え始めていた。]
ん、あー、そうそう、ここを左っぽいな。 もうちょい言ったら看板が出てるみたいだぜ。
[ヘクターに頼まれるまま地図を広げて あーだこーだとナビゲーションをしつつ。 特に迷うと言うこともなく、無事に宿へと到着した]
(*30) 2016/01/30(Sat) 21時頃
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―宿―
こんばんは。世話になります。
[ヘクターの後に続いて仲居さんに挨拶をし。 荷物が入ったバッグを持って部屋へと向かう。 普段見る景色とは違う佇まいの宿は、外観もそうだけれど内装も新鮮で、へえー、なんて言いつつ辺りに視線を走らせる。
案内されるまま暫く廊下を歩くと、 程なくして2人部屋に到着した。
従業員さんの話では露天風呂は大浴場にもあるけれど、それぞれ個室にも小さいものがついていて、脱衣場からそのまま繋がっているから好きに入って大丈夫だそうだ。豪勢な事である。]
ヘクター、ヘクター。 な、早く風呂入ろうぜ、風呂。
[部屋に入るとさっさと荷物を置き。 早速風呂に入ってみようとわくわく促す。 特に止められなければ、さっさと服を脱いでしまうつもり*]
(*31) 2016/01/30(Sat) 21時頃
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[山道に入ってからはだいぶ入り組んでいたが、ライジのナビのおかげで迷わず宿につくことが出来た。]
普段から隣乗っててくれたら、仕事も楽でいいかもな。
[なんて言いはするが、おそらく彼が、仕事中でも隣りにいたら、そちらばかりに気を取られてしまうかもしれない。*]
(*32) 2016/01/30(Sat) 21時半頃
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[そして無事に宿につき、案内された二人部屋には、ネットで見たとおり、小さいが専用の露天風呂がついていた。 胸元のタトゥーのせいで、大きな風呂は避けてしまうというのもあるのだが、それ以上に、ライジとともに過ごすなら、やはりふたりきりの時間がほしい。]
はー、結構いい部屋だな。 ライジどうする、何か……
[なにか飲むか、なんて問う暇もなく。 早速露天風呂へと足を向け、服を脱ぎ始めてしまったライジに、一瞬唖然としてしまったが]
……あ、あぁ。 そうだな入るか。
[折角なのだから、ゆっくり風呂に入ってくつろいだほうが良さそうだ。 楽しげなライジについつられ、彼を追うように、露天風呂へと向かった。]
(*33) 2016/01/30(Sat) 21時半頃
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[もそもそとライジの仕事を手伝おうとしていれば、サミュエルから店員サン>>19などと言われてしまい、いやいやと恥ずかしげに首を振った。]
や、ほら。
どうせならライジにも早く席ついてほしいっつーか、な?
[照れながらも本心を零し、運んできた料理を、少しだけ彼の前に寄せて置く。
普段はラーメンと、餃子だったりチャーハンだったりばかりだが、こうやって見ると、カツ丼も美味しそうだ。 ひそかに、今度作ってもらおうと、心に決めた。]
(20) 2016/01/30(Sat) 22時頃
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[確かに割と綺麗な部屋だが、それよりも意識は風呂に向いていて。すたすた入って行けば、ヘクターが何か尋ねかけていたが>>*33 聞くか聞かないかの間に脱衣場に向かって彼を招く。
少し驚いたような顔を向けられたが、特に異論はないようだった。
脱衣場でさっさと服を脱ぎ、 がらりと扉を開ければそこには確かに小ぶりではあるが 星空の下に湯気が昇る温泉が広がっていて。]
ほー、見事なもんだな。
[風流な光景に、思わず感嘆を漏らす。 軽く掛け湯をしてしていれば 後からヘクターもやって来ていたろうか。
先に湯船に入り、こっちこっちと 側に来るよう手招いて笑い掛けた*]
(*34) 2016/01/30(Sat) 22時頃
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[出来上がった料理を伸びる手に出していれば、>>11 腹を空かせた様子のサミュエルから揶揄染みた声が飛んでくる>>19 相変わらず繋いだままの手を一瞥して、にやりと笑みを浮かべ。]
なんだ、食わねーのか。伸びちまうぞ? 仲が良いのは結構だけどな。
[ヘクターがあれこれ皿や調味料を 出しに手伝ってくれることもあり、 準備は思ったよりも早く終わった。]
ん、あんがとな。こんなもんか。
[早く来いと急かすような様子に>>20 少しくすぐったそうに苦笑して 改めてヘクターの隣に席に腰かける。 いただきます、と手を合わせて 自分の分のラーメンに手を付けようか*]
(21) 2016/01/30(Sat) 22時半頃
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