人狼議事


28 わかば荘の奇々怪々な非日常

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【人】 放蕩者 ホレーショー

── その後の話/福原と ──

[あれから、男の部屋の来客頻度は、格段に上がったと言える。
絵流を客と数えるなら、毎日だ。]

……

[珈琲や、お茶や。
いただける談話室に顔をだす頻度は、元々高かったから、そうそう変わらない。]

……

[ただ、少しばかり。
男が座り込む場所は、テレビに近くなった。
全て聞き流していたテレビの音へ、少しばかり耳を傾けるようになった。]

(203) kokoara 2013/09/10(Tue) 00時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

……

[ドラマを聴き始めたのは、途中から。
7話とか言っていたから、当然ながら、さっぱり展開がわからない。
登場人物も、俳優もさっぱりだ。]


……


[ただ、そこに座って真剣に見ているらしい福原は、こういうものを楽しんでいるんだろうかと考えていた。]

(204) kokoara 2013/09/10(Tue) 00時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[共感はできそうにない。

たまに越智と話しているような、明るくも華やかな雰囲気の会話など、できるわけがない。

だから同じ部屋にいてもきちんとした会話はないわけで、けれど男は、無言が苦手ではなかった。]


…………


[ドラマの終わりの時間が近づいている。
テレビを消すだろう彼女に、昨日の絵流の寝相の話でも振るかどうかとぼんやり考えるだけの時間は、変わった自分を自覚するには穏やかすぎて。
彼女が此処に住む男性にも女性にも好かれているだろうというのは、感じるけれど。]

(205) kokoara 2013/09/10(Tue) 00時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[勝手な思いを内心だけで許容して、やはり男は、黙りこんでいる。


彼女を見やる視線の変化は、誰にも知られてないということにして。*]

(206) kokoara 2013/09/10(Tue) 00時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

── その後の話/管理人と ──


ありがとう。

[庭先だった。
口に釘を咥え、金槌片手の管理人を縁側に座って見ている、そんな時間だった。
釘打ちの音の合間、ぽつりと言う。]


…… いろいろ。
前の、三毛猫についてたやつのもだけど、


もっと、いろいろ。

[多すぎる。
世話になったことが、ありがたいことが。
ひとまとめにしたそれは、横着ではない。
思い出せないほどの多くを、感謝しそこねないためのいっしょくただ。]

(211) kokoara 2013/09/10(Tue) 00時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

…… 緑、増えたな。

[庭を見る。
増えただけでなく、整えられた。]


…… 人、入れ替わったな。

[中で何か話しているらしい住人を見る。
変わっていく中で、暖かくなっていった。]


桃地さんも。ここも。
良くなったと、思う。
暮らしやすい。

[何様になりすぎないよう、言葉を考えて、]

(212) kokoara 2013/09/10(Tue) 00時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー



  彼女が見たら、 喜ぶだろう、って。
  思った。


[褒め言葉にも励ましにもあわない気がしたそれは、
だから、言いたくなっただけの独り言。]

(213) kokoara 2013/09/10(Tue) 00時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

いい場所だと、思う。
わかば荘。


[だから、]


ありがとう。


[それと、]


これからも、 よろしく ?


[言いながら、何の話だかわからなくなる。
ごまかすように、縁側へ出てくるきっかけだったお茶を、どうぞと差し出した。*]

(214) kokoara 2013/09/10(Tue) 00時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

── その後の灰色猫 ──

[髪が伸びた。
背も伸びたんじゃないだろうか。

そんな彼はけれど、>>180仕草だけは、確かにあの頃のまま。]


…… うまいだろ。

[>>187新居が作ったものなら、間違いない。
どれだけ時間がたとうとも、男の中でこれは鉄板。]


ん。 行くか。

[気にしなくていいだとかなんとか、細々と言うのは、男と彼の間には合わない。
彼の口数が増えたことにも時を感じながら、男も立ち上がり、彼の手をとった。]

(217) kokoara 2013/09/10(Tue) 00時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

── その後の話/新居と ──

[病沢…… では、もうないのか。
成長した灰色猫と一緒に訪れた102号室は、いつもにもましていい匂いがする気がした。]

ん。

[軽く説明すれば、新居はよく喋って話をグイグイ進めてくれる。
ある意味、病沢とは反対で、でも余計な言葉のいらない相手だ。]


うまい。

[狙ったわけではないが、ありつけそうないい香り。
ありがたく頂くことにして、スプーンを口に運ぶ。
賛辞は短く、けれど惜しみなく。]

(229) kokoara 2013/09/10(Tue) 01時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー


また、頼む。


[去り際、いつも通り次の機会を願った。
食後の口元は、日頃よりは随分柔らかい。

食材を持っていく以外の礼のやり方が思いつかないから、楽しそうに話していた立花とか、福原とかに、彼が喜ぶ何かを聞いてみようか。
そんなことを考えながら、自室へ戻る。

わりと一方的に頼っているが、男からすると、多分とても数の少ない、
そして最も気のおけない、「友人」というくくりに思っているのだから。*]

(230) kokoara 2013/09/10(Tue) 01時頃

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