人狼議事


93 Once upon a time...

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靴磨き トニーは、メモを貼った。

2014/10/13(Mon) 03時頃


【赤】 靴磨き トニー

おれのせいじゃない。
ニコは、すごいな。

[この軋みは、自分のせいじゃない。誰のせいでもない。
 例え今夜調教師が闇夜に襲われたとしても、それは丸呑みが嫌だったからだ。
 誰だって食われたくはない。それに抗うだけ。
 悪いことはしていない。自分は悪くない。
 聡い仲間の言葉に、子狼のなかの赤黒い衝動が育ち、本番前の少年を、闊達に、快活にしていく。

 早く誰かを食らわないと、殺される。
 エフェドラの殺意にも触れた今、そうした意識が芽生え始めていた**]

(*17) 2014/10/13(Mon) 03時頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2014/10/13(Mon) 19時半頃


靴磨き トニーは、メモを貼った。

2014/10/13(Mon) 22時半頃


【人】 靴磨き トニー

――ステージ――

[暗い舞台裏の扉が開けば、スポットライトの急な明るさが眩しい。
 舞台転換で出されたトランポリンに向けてまっすぐ駆け出す。
 台の縁に手をついて大きく一回転で飛び乗ったなら、一斉に拍手が聞こえた。
 大仰に片手を広げお辞儀するのが合図。軽快でどこかエキゾチックなメロディーが、高いジャンプを後押しする。
 リズムに合わせて跳んでいるのか、跳ぶリズムに曲が合わせられているのか、わからなくなっていくような錯覚。
 一、軽く跳び。二、高く跳び。三、それより高く宙返り。
 複数置かれたトランポリンを、飛んで跳ねてで行き交った。シルクと、髪と、羽根飾りの描く、アールの異なる流線が軌跡を彩る。
 足を開く、打ち付ける、着地する、跳ぶ、そのたび何度も楽隊に鈴音が混ざった。]

(220) 2014/10/13(Mon) 22時半頃

【人】 靴磨き トニー

[獣が混ざるのは、いつもこのタイミング。
 指笛鳴らしたタイミングで、小さな獣が駆けてくる。
 逆立ち、ハイジャンプ、飛び交いざまにハイタッチ。
 火の輪くぐりにステップダンス、その日その獣によって共演内容は違うが、どれであっても歓声と拍手は止むことはない。
 調教師や獣使いの補助なしで掛け合えるのはほんの1分2分の短い間だけれど、それでも挟み込むのはなにより自分が楽しめるからだ。
 獣が舞台を去れば、ついに出番も山場を迎える。]

(221) 2014/10/13(Mon) 22時半頃

【人】 靴磨き トニー

やっ!

[一つ大きく声上げて、腕の金環を投げ上げる。それをジャンプで取りに行き、宙にいる間にまた投げる。
 風をはらんだシルクの腕環がしゅるり落ちてくる間、跳んで空中二回転、投げる環の数は4つに増えた。
 それをくるくる、空中でジャグリング。片手にとっては高く投げ、高く投げては宙返り。
 5つ、6つと増やしたところ、ひとつ外れた金環を、あなや失敗かとなったところで、右足長く伸ばして爪先で引っ掛けた。
 しゃん! と強く鈴が鳴るのと、楽隊の締めの一音が重なって、跳ねる小鳥は舞台を降りる。]

(222) 2014/10/13(Mon) 22時半頃

【人】 靴磨き トニー

[拍手喝采、羽根飾りもしゃんとお辞儀して、左手を標に呼び迎えるのは、より迫力の群舞を魅せるアクロバットジャンパーの団員たち。
 出番を終えた小鳥は床蹴り、何度も回転跳びしながら袖へと退いた*]

(223) 2014/10/13(Mon) 22時半頃

靴磨き トニーは、メモを貼った。

2014/10/13(Mon) 22時半頃


【人】 靴磨き トニー

[下手に捌けて、ほうと深く息をつく。
 終わって、拍手を聞いて、バトンを渡す。そこまでの一連をやり遂げて、ようやくハッピーエンドだ。
 今日はよいエンドを迎えられたと思う。皆は少しぴりぴりしていたけれど、お客さんはそれを微塵も感じていないようだった。
 自分もうまくやれた。息をついた瞬間に疲労で崩れ落ちてしまいそうになったが、それを笑顔に変えて吐き出す。
 上手側、ステージの見える方へ向かおうと、足輪を外して走りだした。]

(237) 2014/10/13(Mon) 23時頃

【人】 靴磨き トニー

[皆集う上手。カーテンコールも近い頃か。
 鈴の輪を手に持った――音が鳴りにくいから、走るときはこうする――鳥が、ぱたぱたと戻ってくる。]

どうだった。

[ぐるり見渡して、聞く。
 自分の演目ももちろんだが、喧嘩の行く末や、先に捌けた獣の様子についても。]

(246) 2014/10/13(Mon) 23時頃

【人】 靴磨き トニー

[ザックやエフェドラの賞賛が聞こえて、笑顔はより満面のものに変わった。
 褒められることにもやりがいを見いだせる幼さが、まだ心に根付いている。

 次は、フィリップと、トリノスとも跳べる。
 高みを目指している、と怖れを思われていることなんて、知る由もない。
 自分はただ跳ぶことが楽しく、そしてそれが一人でなければ、なおさら楽しいと思っているだけのことだ。]

(265) 2014/10/13(Mon) 23時半頃

【赤】 靴磨き トニー

[そのためにも。
 自分は丸呑みにされる訳にはいかない。
 実際問題丸呑みがジョークのうちだったとしても、狼に危害を加えよう、という意志は好ましくなかった。]

ニコ。
ジャニスは、どこ?

(*19) 2014/10/13(Mon) 23時半頃

【人】 靴磨き トニー

[次は来る。
 細い月が傾いて、明日が来るのと同じように、いつも通りに次は来る。
 団長を失ったことの、本当の意味を、まだ知らない。

 例えば、その"次"はどこへ向かうのか――なんて、誰が知るんだろう。
 そんな安易なところにも思考が行かないのは、ステージの余韻で興奮しているから、だけじゃない。
 団長がいないなんて経験を、したことがなければ、想像もしたこと、なかったから。]

(272) 2014/10/14(Tue) 00時頃

【赤】 靴磨き トニー

わかった。

[中にいるらしい。
 見つけられるだろうか、不安はあるが。]

(*21) 2014/10/14(Tue) 00時頃

【人】 靴磨き トニー

[獣とのやりとりを、うまくこなせたかどうか。
 一番言葉を欲しかった調教師が、ここにはいない。
 下手から上手に来る間には見なかったから、袖を抜けて裏に行ったのだろうか。
 ルリも一緒なら、あの鮮やかな青は目につくだろう。
 探してみよう、と袖から裏口を覗くも、カーテンコールまではもう時間がない。

 終わった後にしよう。
 そのほうが、ゆっくり話もできるだろうと。]

(282) 2014/10/14(Tue) 00時頃

【赤】 靴磨き トニー

ステージの袖には、どっちにもいなかった。
裏を出て行ったと思うけど、おれ、また、出ないとだから。

あとで。また、あとで。

[もしくは、その一言で楽師は動けるのだろうか。
 信を置く仲間に、思うよう力になれないのは、少し残念だった。]

(*22) 2014/10/14(Tue) 00時頃

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