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78 わかば荘の薔薇色の日常
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
onecat69 2014/07/06(Sun) 03時頃
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[とても間近に聞いた動揺を露わにした声も、 触れた目元の体温や微かな動きも、 唇を掠める睫毛の感触も、記憶に深く刻まれる。
この目が笑ってくれるところを見るのが好き。 だから離れる間際に愛しむような淡いキスを残し。
ついでに…と言うには度が過ぎるかとも思ったけど 悪戯心のまま、そこをちらりと舐めたりも。]
……猫みたく、ザラザラしてねぇでしょ。
[そして、檀が目元に指先添えるのと同じように、 さりさり…自らの唇を人差し指の背で撫でながら 談話室を離れる。
一度だけ振り向いた時、 桃を持参した間中の姿を見たのだった。*]
(478) onecat69 2014/07/06(Sun) 14時半頃
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――夏から秋にかけて――
[あの梅雨明け日から、二ヶ月。 包帯はもう要らないし、元通りの自由を得た。
思い切り動けるってやっぱり素晴らしいと実感して 調子に乗って芸と一緒に庭で筋トレしてみたり。 世話になっていた礼のつもりで 休みの日は宇佐美の洗濯物請負業務を手伝ったり。 (大雑把な干し方を何度か指摘され、干し方を覚えた。)
進がクリアした件のRPGゲームの結末に息を呑み、 彼が選んだ三次元での新たな冒険の話から いつかまたって曖昧な約束をして。
…なんやかんや、 平井の作る丁寧な食卓を60回くらい食べてるうちに 夏が過ぎて雀色時が目立ちはじめる時期になっていた。
その間、ほとんど毎日、檀の部屋の扉を叩いた。]
(510) onecat69 2014/07/06(Sun) 18時頃
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――引っ越しの日――
[九月の末・某日。 まさか台風直撃か…という心配は杞憂に終わって、晴天。
午前中に搬出を済ませて空っぽの部屋。 …ちなみに、引っ越す旨はご近所さんでは檀と進にしか 直接は伝えなかったので、突然の騒音ごめんなさい。
互いに仕事を終えた夜の時間を使って 幾つかの料理と菓子の作り方は教わっていたが、 檀に手書きの餞別レシピノート渡されてちょっと驚く。
手書きで丁寧に描かれたノート、ぱらぱら捲って。]
ゃー……餓死はしなくて済みそう。ありがと。
[徒歩20分もかからない距離に越すには大袈裟な 神妙な顔で別れの握手を求め、右手を差し出す。 たかが徒歩圏内。されど徒歩圏内。だ。]
(511) onecat69 2014/07/06(Sun) 18時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
onecat69 2014/07/06(Sun) 19時頃
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――夏の思い出――
……味噌、醤油…麺つゆと海苔にゴマ油… …を、混ぜて入れれば…大概美味い。覚えた。
[料理指導の日々、檀には大変苦労をかけたと思う。 芸と同じ道を歩む予感をひしひし感じさせる 物覚えの悪さと危なっかしい手付きを散々見せつけた。
それでも日が経つにつれて。 食わせてもらった美味いものに笑みを浮かべて 檀がそれにつられるように笑ってくれる回数と、 俺が作ったものを檀が食べて笑ってくれて それに安心した俺が笑う回数がほとんど均等に。
頭を撫でて、撫でられて、猫を待ち、猫に逃げられ、 たまに誕生会の夜に談話室の隅でしたような 少しばかり踏み込んだ接近で額や掌を重ね。
―…日々は流れた。]
(581) onecat69 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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餓死とか…ゃー……たぶん、しねぇって。 米より、シュークリーム食いたい。桃のやつ。
あれ…美味かったな。
[頭の上の厚い掌の心地良い重みはすっかり馴染んでいて、 そうされると、俺は檀に一歩近付く。 ふたりで買い物をした雨の日に詰め分より もう一歩進んだ、今の俺と彼の間に横たわる距離。
いつかのシュークリームの味、思い出して。 緩むまま緩ませた無防備な笑みで頷く。 困った時は、真っ先に頼ります…って。]
(582) onecat69 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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…また、すぐ会いに来る。
[ちょっと甘えるくらい許されろ。
こっそり残した別れの挨拶への 檀の反応はひとしきり見た後。 ドヤ顔で言い残すと、荷物詰めた鞄を背負って、 わかば荘とさようならをして坂を駆け下りた。
いってきますじゃなくて、さよなら。わかば荘。**]
(585) onecat69 2014/07/06(Sun) 22時半頃
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――十月中旬――
[日増しに秋も深まる夜長の頃。 運転席に置いた文字盤の大きなアナログ時計、 針が示しているのはまだ17時少し前だ。 アクセルを踏み込み進む坂の上、空はもう夜の色。
緑屋根の古アパートの前で配送車を停め、 荷台からこの住所宛の小包を幾つか抱え出し。 最終の配達のために、配達員は玄関を開いた。]
どうもー……三毛猫宅配便でーす。 ぁー…ついでに珈琲ごちそうして下さい、桃地さん。
[十月からこの区域を担当する事になったくせに やけに親しげに図々しく呼びかける配達員の声は わかば荘の新しい日常の一つになる。
なんせ、仕事ついでに甘ったれてここで一服するのは この男の、この半月ほぼ毎日の日課である。*]
(601) onecat69 2014/07/06(Sun) 23時頃
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――106号室に毎日届く小包――
[ほとんど毎日わかば荘を訪ねる配達員は、 決まって一階廊下奥…106号室の扉前に荷物を置く。
宛先はもちろん「檀 薫」 差出人はやっぱりもちろん「日向翔平」。
その荷物のだいたいが小さな箱。中身はと言うと。 猫餌の詰め合わせであったり、 招きパンダの置き物・ゲイ太だったり、 クール便指定の手作りクッキーであったり、様々。 花の鉢植えや、ブリキの飛行機だった日もあった。
部屋の主が、仕事で不在な時間ばかりを狙った、 ちょっとした悪戯であり、コミュニケーション。
106号室を離れる時、配達員は決まって、 その部屋の扉を愛しそうに撫でた。**]
(606) onecat69 2014/07/06(Sun) 23時頃
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――真意――
[わかば荘よりずっと古いアパートなりに、 二階に位置する俺の新居はなかなか居心地が良い。 天窓から落ちる日光はいつだって明るいし、 雨の音も風の呻きも間近に感じられる。
そんな天窓から秋の月星が見える夜。
甘い香りを連れて訪ねてくれた檀(>>=98)を、 また少しずつ物が増えつつある室内へと迎え入れ。]
……何で…って、 キスする意味なんて…一個しか無いんじゃねぇかな。
[貰ったばかりの桃のシュークリームを齧りながら、 じりじりと檀との間の距離を削っていく。 削って、削って、そのうちゼロに。]
(611) onecat69 2014/07/06(Sun) 23時半頃
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