78 わかば荘の薔薇色の日常
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――― 一階廊下での ―――
[勇者は、戦利品―――ではなく 預かり物を抱き締めて。 難攻不落 魔物 南方>>334を見る。
ゆうったりとした頷きは、彼の気質のようにも思えた。 八の字、くの字、忙しない眉の輪郭が弛む。]
金。
[繰り返して、首を捻った。 23歳引き籠もりアルバイターに、あまりの難題、不可能路線。 二番目、三番目の提示を、待つのであります。]
飯は、バーベキューがありますのん。 酒で手え打ってくれますか。
[相場事情を確りと脳裏に焼き付けて、また、頷く。]
(416) 2014/06/28(Sat) 17時頃
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[俺の生きるリアルタイム。 平井>>336の姿だって、二次元の姿でなく、三次元。 二次元に傾倒しがちな俺にも 眉を顰めずに声を掛けてくれるひとに、視線を注いだ。]
お疲れ様でありますよう。
程々、て、だから、悪いことはしてません。
[表情筋をあまり動かさずに、応えて、逞しい背を見送る。 この場合、告げるべきは"いってらっしゃい"なのか 理解らずに、首を、俺はまた、捻ってしまった。]
…… 南方さんはあ、どこ触られたら、悪戯ッて思う?
[―――ふと。 困惑染みる南方>>339に尋ねて。]
(417) 2014/06/28(Sat) 17時頃
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お、ちゃんと茹でてあるやつやん。さすが
[そのままでも食べられるスイートコーンも適当に切って、端の方はちゃっかりつまみ食いさせてもらう 正直、台所に来た一番の狙いはこれだった。少しでも腹に何か入れて、メインの肉や海老に臨もうと
日向はまだいただろうか。ぷちしょーとけーきの出来栄えはどうだったろう。他にも誰かいれば、適当に作業を分担して楽しく準備しただろうか
愛しの海老ちゃんは軽く洗って背綿を取り、串を打って塩を振る。…少しでも食べやすいよう、背側の殻に切れ込みも入れよう]
…またえらい立派なもん買うてきてくれたなあ
[せっかくなのでシータイガーをメインに、赤海老は数尾残しておく。それとは別に芸の分も分けておこう。いらなければ俺がもらう
あとは、ひたすら焼いて食べるのみ、かな?]
(418) 2014/06/28(Sat) 17時頃
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[そんな会話を過ぎて、離れ離れ、俺の足取り。
談話室の和やかな空気に割り込んで 宇佐美達が訪れる前には、冷蔵庫に、紙袋を押し詰めた。
ドーナツの袋と、なぞの紙袋。
中身は如何も、瓶の類で在るらしい。 流石に、見知らぬひとの部屋にずけずけ土足で潜り ずけずけ宝箱を開けて、ずけずけ盗んでゆく――― ような強靭な心を俺は持ち合わせてなくて。
中身を確かめずに、冷蔵庫に、休ませんの。 ――― ぱたん。]
(419) 2014/06/28(Sat) 17時頃
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――― 談話室 → コンビニまでの ―――
[冷蔵庫に貼り付けるメモ用紙。]
『ドーナッツ、一個、おれの。 すすむ』
[バーベキューの準備も佳境ッてもんだ。 忙しそうな住人に声を掛けるのが憚られて 自己主張をメモに留めて、俺は、すぐに談話室を抜け出す。
踊るように飛び出た、わかば荘の広い玄関。 背中から怒鳴る声>>373が聞こえたのは、その位置。
ぎぎ、ぎ、足取りが、油挿し忘れたみたいに。]
(420) 2014/06/28(Sat) 17時頃
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[海老は頭や殻からは出汁が出る。ただの塩焼きでは難しいだろうが唐揚げならいいつまみになるだろう。
どのみち塩焼きでは頭まで食べる人は少ないだろうから、今のうちに取っておいて、後で出そうか。
…なんて、海老に集中しながらも視線ではついつい永利を探してしまう。冷蔵庫を開けた時、チョコレートもメモも消えていた。ちゃんと、食べてもらえたのだろうか]**
(421) 2014/06/28(Sat) 17時半頃
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― 少し前:一階廊下 ―
[勇者の秘密を守ることを、魔物は酒で了解した。 去り際の勇者の質問に>>417]
え。なにそれ触り方によるけど…… ていうかそんな話なのかマジで?
[ここにきて滅茶苦茶気になってきた。半笑いになる。 秘密でいいと言ってしまったのは失敗だったのかもしれない。 なにか物凄い損をしたような気持ちでその場を去った。]
(422) 2014/06/28(Sat) 17時半頃
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……… しーにゃさんの声、だあ?
[だいきらい とか、そんなおとを拾う。 耳を澄ませてみたが、怒鳴り声は長続きしねー。 天露と誰が、とか、宇佐美の顔が一瞬浮かんで いや でも その後に、誰か? ―――分からん。
人間関係にはマニュアルが存在しない。
英会話はう・とぅ のように、質問と回答の答えもない。 迷う指先で、尻に触れんの。 正確には、尻ポケ。 ようし、――― 決心して、俺は、わかば荘を飛び出した。]
(423) 2014/06/28(Sat) 17時半頃
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― 談話室 ―
[天露の声は、大っ嫌いたい、というあまりに聞き取りやすい叫び以外は、一切合切、怒声を音として聞き流してしまったため、このまま知らずにいるのが一番だと決め込む。 『昨日切羽詰まってそうだったしな』とか『傘はもうちょい借りとこう』と思うに留めて、それ以上は考えない。 間中の言があったから尚更だ。相手が誰かも聞こえてないが、犬も食わない話か下世話な話になりそうなら、ただの隣人、ただの顔見知りとしては、ほとぼりがさめるまでは知らないふりで結構。そういうのは、笑っていいやつならば聞きたい。
談話室の延長コードも引き抜いて、ドライヤーとともにテーブルに放り出し、体がダルかったので、焼けるまで時間があるだろうとソファで一休みをしていた。 少しは手伝ったのだから文句を言われる筋合いも多分あるまい。 手もそこそこ足りて見える。 喉が痛んで、口元をおさえて咳をして、時計を見た。 ……頭痛薬を飲んでから、どのくらい経ったっけ。]
(424) 2014/06/28(Sat) 17時半頃
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[わかば荘から歩いて10分の、コンビニエンスストア。
近いんだか遠いんだか微妙な距離感 ―――…でも、此処が一番近いんだから、仕方ねー。 自動ドアの横に重なってる籠を取って、陳列商品を巡る。]
…… どんなお酒が好きなんだろ。
[大人と言えば、ビール? 酒が弱けりゃ、カクテル? 大穴狙って、リキュール? 洋酒?? 日本酒??? 五段六段と適度な種類が、逆に、俺の思考を静止させる。]
うぬん。
[低く唸る。 先程の、南方>>422の半笑いが、脳裏に浮かんだのだ。]
(425) 2014/06/28(Sat) 17時半頃
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[ソファに、だらしなく腰掛け、背もたれに頭を預け、束の間呆けていた南方が、はっとしたのは、談話室に檀が帰り着き、シュークリームがどうとか>>410と聞こえてきた時だったろう。]
おぉ……
[皆に言ったという事は、今日は人数分あるなと踏む。]
(426) 2014/06/28(Sat) 17時半頃
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― 談話室→ウッドデッキ ―
はいよぉ。
[>>415運んでくれと宇佐美がいうのが聞こえて、のっそりと立ち上がり、手伝いに混じった。 皿やボウルを手に持って、ウッドデッキに出て、談話室には戻らずに、そのまま焼いて食べるだけの流れに乗るつもりだ。]
(427) 2014/06/28(Sat) 17時半頃
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ミナカタは、サミュエルの切った野菜を網に乗せていく。**
2014/06/28(Sat) 18時頃
ミナカタは、ススムが本当に酒を買いに行ったとは知らない。**
2014/06/28(Sat) 18時頃
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[借りれたのなら鍵を持って、そうでないのなら ちょっとした大人の裏技を使って(良い子は真似しない) 解錠を完了した部屋へと進入する。 後ろ手に再度施錠も忘れない]
……あれ。いねえ。
[ベッドの上はもぬけの殻>>406だが、気配はある。 家探しするのは気が引けるがと前置きして ベッドの下を覗きこんだりする]
おい信也。
[他に隠れられそうな場所は、と風呂場を覗き、 トイレも覗き、ほかはクローゼットぐらいだ]
(428) 2014/06/28(Sat) 18時頃
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[男って奴はどうも協調性に欠ける。 女性や子供が多い時は、バーベキューなんて言えばちゃんと協力して下準備を終わらせ、きちんと乾杯をしていかにもイベントですって体裁を整えてからじゃないと食べ始めないのに比べ、男共と来たらてんで勝手に焼き始めるわ酒を開けるわ開始早々どっかに消えるわサボるわ収集がつかない。 企画のし甲斐がない事この上ない。
でもここで挫けちゃ駄目よフランク。頭の中で天使の声がする。無論錯覚だ。疲れてるのか。普段と違う特別なイベントを通じて仲良くなったり、喋る機会のなかった人同士の会話の切欠になったりとかは絶対にある筈だから希望を捨てちゃあいけない。]
……ふー────…。
[ウッドデッキのベンチの端でビール片手に咥え煙草のフランクは、野良猫の集会じみた自由すぎる光景を前に、助けを求めるようにハーブの繁みを眺めた。]
(429) 2014/06/28(Sat) 18時半頃
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――二階へ――
[談話室を出れば、タクさんがこちら側に向かってくる>>404ところ。 彼は一階の住人だから、下にいることに疑問を持ちはしない。 管理人室に行くらしいのを横目で見つつ、自室に向かった。 窓にかけていた傘を取り込めば、華はつぼみに逆戻り。 どこかの部屋にてるてる坊主がいたなんて知る由もないけれど、今日はまだ降らなさそうだ。 梅雨の晴れ間、なんていい日だろうと、すっかり乾いた傘をベッドの上に放り投げ、代わりにカメラバッグを手にとった。]
(430) 2014/06/28(Sat) 19時頃
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[昨日のドーナツがあったスペースに、マシュマロの袋を詰める。 会計申告>>341を誤魔化すのは苦労した。というより、確実にバレていたんだろうけど、見逃された、ともいう。
あとはカメラ、財布、スマホ、ペンと、メモ帳。 レンズはいつものマクロと、85mm。 それから昨日の写真が入ったSDカードに気に入りの写真を追加して、カメラに差し戻す。 ――もし見たい人がいれば、見せるつもりで。]
(431) 2014/06/28(Sat) 19時頃
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[再び部屋を出る頃には、写真の追加なんかをしていたのもあって、タクさんはもう見える範囲にはいなかった。 まさか208にいるとは思わず、通り過ぎて、下へ。
食材運び>>415が残っているなら、手伝おう。]
(432) 2014/06/28(Sat) 19時頃
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(でも、その前に。)
[85mmレンズつけて、ウッドデッキの端へと向ける。 ビール片手に煙草をふかす横顔>>429、切り取ってカメラの中に収めた。]
(433) 2014/06/28(Sat) 19時頃
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[―…自力で道を探すつもりが。
何とか均一に切り揃えたケーキを大皿一枚に並べたが その具合がどうにも良くねぇのだった。ごっちゃごちゃ。 余ったクリームと果物も一緒くたにに。ごっちゃごちゃ。 101号室の様子にも似た皿出来上がり。
戻ってきた檀(>>409)が見た皿の有り様はこんな感じ。]
んー……ぁー…、 …美味、
[おかえりと言おうとした口は喋るの諦めて 与えられたシュークリームをもぐもぐと咀嚼する。 こっくりとしたクリームと、桃!]
…美味い。 おかえり。
[じんわり目元と口元緩ませ笑うと、やっと安心できた。 安堵に綻んだ顔にはもう迷子の不安の翳りは無かった。]
(434) 2014/06/28(Sat) 19時頃
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[その後の作業を進める手からも迷いは消えて。 アドバイス(>>410)通り、爪楊枝を刺していく。 ポイントとなるらしき刺す位置には気を使ってちくちく。
宇佐美が台所にやってくる頃合いには、 ごっちゃごちゃな プチショートケーキの針山が完成していた。
一仕事終えて。 庭や談話室で進む準備には加わらず。 あちらこちらから聞こえたり聞こえなかったりする 人間模様が込み入った具合になっていく気配を 談話室のテーブルに頬杖をついてぼんやりと傍観。*]
(435) 2014/06/28(Sat) 19時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/28(Sat) 19時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2014/06/28(Sat) 19時頃
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あ、來夏ええところに これ持ってってもろてええ?
[ちょうど手が空いているらしい徹津をちょいちょいと呼び寄せ、下処理が済んだ海老の乗った皿を差し出す]
それとな、明日のXX休講になっとったで 行くつもりやったら気いつけや
[運搬は口実なので受け取ってもらえなくても構わない。昼間大学で得た情報をそれとなく伝えられたらそれで。くらいの気持ちで 傍らのカメラにお、と目を向けるが、興味は視線でしか伝えられない]*
(436) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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────っ、…
[泣き疲れて、ぐったりとしていたら。 開かないはずの扉が開いて。 身を縮めて息を殺していた。
部屋に入ってきた気配はベッドの下を覗く。 そこには隠しまくっている性癖しかつまっていない。
風呂場には細すぎる髪を労るためのシャンプーとリンスのボトル。 トイレは綺麗なカバーと足拭きマット。
クローゼットには丸まった餓鬼が一匹。]
(437) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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ん、
[仕事があると手持ち無沙汰にならなくていい。 言われるままに海老の皿を持っていく。]
休講、
[その言葉は、自分にとっては"行かなかったことがマイナスにならない"という意味だ。 はじめから行く気がなかったのが、行く意味すらなくなった程度のこと。 なので、それ自体に特に何を思うでもなく、視線が向くのだけ気づいた。 気づいたが、瑛士がこちらを気にかけるのはいつものことで。何を気にしているのかが口にされなければ、それでおしまい。]
(438) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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[脳裏によぎった情景を振り切るように首を左右にぶんぶん振って、檀がいなくなったタイミングで日向に話しかけた]
…翔平さん、俺の分も食ってええで シュークリーム
[想像とは随分違う"ぷちしょーとけーき"というやつ。スポンジじゃなくて食パンがベースなら、1切れくらいならいけるかもしれない。1番クリームが少なくて、フルーツが多めなものはあるだろうか]
(439) 2014/06/28(Sat) 19時半頃
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サミュエルは、シーシャの熱があがっていないか心配している*
2014/06/28(Sat) 19時半頃
ドナルドは、サミュエルの体調は大丈夫だろうかとふと思う。
2014/06/28(Sat) 20時頃
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― 自室 ―
[自室に戻ってまず煙草を一服。 達久がマスターキーを借りるところは見ぬまま部屋へと戻り。
椅子に座って大きく煙を吐き出した。 そういえば朝からまともに食べていない。
まあしばらく休憩したら食べに行くかと、ぼんやりしている]
(440) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[>>329褒めてくれと言いたげな言葉に、返ってきたのは制止の声。 >>389藤堂も同意するように頷くのを見て、機嫌は急降下した]
……。
[無言になり、表情で不機嫌を示して。 みんなが用意する輪から離れると、冷蔵庫からビールを一本取って、ぷいっと部屋から出て行ってしまう。
とはいっても、このくらいの不機嫌はいつものことで。 30分も放って置けば、何がきっかけで怒っていたかも忘れた顔で戻ってくるのだが]
(441) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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……外あちい。
[ぢる、とビールを啜るのは、わかば荘の裏手の塀の向こうで。 子供の家出にもならない数メートルの逃避行は、>>373感情が爆発するような信也の声で中断した]
へっ?え?
[ぱちぱちと瞬いて、きょとんとして。 なんだなんだ何があった。目をまあるくする。
普段ならば、ダッシュで戻って状況も分からないのに信也を守ろうとし出す事案だが。 その声が、なんだか切実さを帯びていて。
つい、行くのを躊躇った]
(442) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[>>373炭に火がつく前に響いた信也の叫び声は、ウッドデッキにいた管理人もバッチリ届いていた。
>>372「話すのが怖い」 そう言う声に、やっぱりそうかと溜息混じりの再認識。
その気になれば信也を捕まえて話し合い──も可能な状況になったが、結局フランクは、庭から動かなかった。 今の信也を宥められるのは、あの叫び声をぶつけられた相手だけだろう──と。]
(443) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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―ウッドデッキ― [よく動く何人かが戻ってくるとやはり準備も捗る。 藤堂に頭を下げた後は簡単な雑用係になっていた。 元々行事ごとに率先して動いていくタイプでもない。 むしろ大人数で賑やかにする場は不得手な方なので 準備段階から参加しただけでも褒めてほしい位だ。
南方の火の起こし方に>>362そんなやり方もあるものかと半ば感心して眺めていたところで天露の剣幕が聞こえてきた。>>373 驚いたように声のした方向を見てから、視線が何かを探すようにそこから逸れてウッドデッキを見渡すように彷徨う。 目的のものを見つけられなかったのか、視線はまた南方のドライヤーへと降りて]
…じゃ、あとお願いね。
[任せると言葉を残し、賑やかな場所から逸れるようにわかば荘の一歩外へ。結局ほとんど働いていない。]
(444) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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[>>404管理人室ではなく庭に現れて鍵を要求する達久に、「お前かよ」のジト目を送り]
自分で引き篭もってんだろ。 そんなんで鍵は開けれません。
[と肩を竦めた。
ボンクラ息子への試練である。 と同時に、何とかしやがれという信頼の無茶ぶりでもある。]
(445) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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