人狼議事


62 Bye Bye CUCKOO'S NEST

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蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2014/03/25(Tue) 22時頃


【人】 蟻塚崩し エルゴット

[ごめんね、は返せなかった。
ありがとう、も言えなかった。

背中に感じる温もりは、壊れていない、健やかな命。
壊したら、追い出される。
この子だってきっと、此処にいちゃ駄目だ、って怖い顔をする。

壊れたのは、誰だっけ]

 マ、 ぁ マ

[一日で一番冷え込む明け方。
曇った窓に星を描いた。
細い隙間から、きらきら光るものが見えたけれど
それは、星じゃない。
星はもう、見えなかった]

(6) 2014/03/25(Tue) 22時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 し ししししし、 知ら、ない
 けど

[目的地ならば。此処が終点ならば
外に出てもいいのかもしれない。

窓を開ける。
冷たい空気が車内に流れ込む。
手を伸ばして。
きらきら光る、湖へ伸ばして]

 と とと とどか、ない

(9) 2014/03/25(Tue) 22時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 い、かない
 だ、だだだだ 駄、目!

[言葉だけ。
ドアは今にも開きそうで、それを押し止めるではなく
いまだ窓にはりついたまま。
広い、外は。

外は。

外を、なんで
怖がっていたのだっけ]

 だ め ……だ だだ、よね

(15) 2014/03/25(Tue) 23時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 ………い、いいい いい、のかな

[自信なさそうに肩を落とし
窓から少しだけ離れた。
ドアを開ける勇気は、まだない]

(16) 2014/03/25(Tue) 23時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[開いたドア。
きらきらが重なる。
届かないと知って窓から伸ばした手は
今は膝の上で固く握り締められている]

 い いいいい …い い
 …俺、も 行く

[車から、飛び降りる、
裸足が、柔らかい土をしっかりと踏みしめた。
洗われるかもなんて、そんなこと想像もしないから
ゆっくりと、少しずつだけれど
湖へと向かっていく。

朝日が眩しかった。
空気は、知らない匂いがした]

(23) 2014/03/25(Tue) 23時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 な ななな な ぁ に

[全身が奇妙に強張っている。
理由は忘れたけど、理由がわからないから
やっぱり外は怖くて、
果てのない空が、怖くて。
手を握りしめていた。
見上げてくる、その姿は
車内よりずっと小さく見えた]

 ど …し、しししし し、 たの

(28) 2014/03/25(Tue) 23時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[手を開いて、すぐにまた握り締めた。
顔を上げ、デメテルを見る。
その手は、随分小さくて、けれどふっくらしていた。
子供の手だった。
自分とは、随分違う、柔らかそうな手だった]

 で も ……こ、ここここ 壊し ちゃ ……うう、 う、から

[足が止まる。
手を開いて、そのまま。
水のきらきらは、まだ遠い]

(33) 2014/03/26(Wed) 00時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[白い膝に、痛々しい痣。
傷だって、痣だって
あの閉鎖病棟でいくらでも見たし
いくらでも作ったけれど]

 い い、痛い よ

[優しい手は、いたい。
柔らかい笑顔は、いたい。
怖い。困る。逃げたい。痛い。
でも、きっと、今は]

(37) 2014/03/26(Wed) 00時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット


 あ あああ、あ …の

[手を、骨ばった手で、握った]

 あ、 り       が と

[ほんの少しだけ、口元が緩んだ。
笑みには、どう逆立ちしてもなりきれないほど
少し、歪んだだけだったけれど
少しだけ、本当に、少しだけ**]

(38) 2014/03/26(Wed) 00時頃

蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2014/03/26(Wed) 00時頃


蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2014/03/26(Wed) 22時頃


【人】 蟻塚崩し エルゴット

 ― 少し前、湖に降りて ―

[デメテルの悲鳴がわからなかった。
病院で一人ずつゆっくり身体を洗えるわけもなく
男の身体なんて見慣れていたし
それを恥らうという感覚は、もとよりなかった]

 な なななな、 …なに

[背中に隠れる彼女の顔が見えず
犬のようにぐるぐる回り
そのうち引かれるがまま、少し離れた湖畔で
人差し指で水面を揺らしていた。
きらきら、眩しくて
少しだけ、楽しかった]

(76) 2014/03/26(Wed) 22時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 ……か、お

[促しを聞いていたかどうか。
珍しく吃ることなく、小さく呟いて
盛大に水をはね散らかせながら顔をあらった。
おさげもなにも、気にしない。
青いリボンも、ずぶぬれだ]

(78) 2014/03/26(Wed) 22時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 い いい、  い 犬じゃ、ない

[ふるふると首を振れば、それこそ犬みたいに飛沫がとんだ。
差し出されたハンカチが、何のためかわからずに
水に濡れぼやけた瞳でデメテルを見た]

 かお、あらう?
 お おおおお 俺 もう

[きらきらの向こうに空が見えた。
果てのない空だ]

 も ももも もう
 ……もど、ろ

[狭い車内が恋しかった。
ゆっくりと、たちあがる。
濡れそぼった髪から雫がいくつも落ちた]

(84) 2014/03/26(Wed) 23時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 ふ、ふふ ふ…く
 かかっ か、風邪、ひく、から

[撫でられるがまま、じっとしていた。
手をひかれるがまま、歩き出した。

デメテルの普通さが眩しくて
きらきら光る髪が眩しくて
少し後ろを歩きながら、ぎゅ、と強く目を瞑った]

(90) 2014/03/26(Wed) 23時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 ― 車へ ―

[涙を流す人がいた。
それが涙だと、すぐにわかった。
皆濡れていたのに。
自分も、濡れていたのに]

 ………お、おおお おな、か
 すすすすす空いてた、の かな

[車に戻って、扉を開きながらそう、零した。
まだ、髪の毛はやれないから。
何もすることはできないけれど]

(97) 2014/03/26(Wed) 23時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 しゃ、しゃべ、 ……ら、らら らなくても いい

[運転席の後ろに座りこむ。
扉が閉まる音がした。
もう、湖は見なかった]

 は、はははは 話し、た て も
 わか わ、 らっ ない、から

[いくら離しても、いくら時間を過ごしても
何もわからない。何もしらない。
何も、覚えていられない]

(103) 2014/03/27(Thu) 00時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

 お、 おおおおお 俺、は

[わからない。わかりたくない。
寂しい、も。わからない]

 …………ぅ

[座席の下、すべりおち。
ぎりぎりの隙間で膝を抱える]

 俺、は
 し、ししししし    死ね、なく
 ……な …た

[見えるところでしぬ、って約束したから
だから、何があっても、何処にいこうと
生きるしかなくなった、と
*俯いて、動かなくなった*]

(107) 2014/03/27(Thu) 00時半頃

蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2014/03/27(Thu) 00時半頃


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