108 Persona外典−影の海・月の影−
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…は…のままいられるのかな…それともやっぱり…になっちゃうのかな…
もう…し…のこと…りたいな…
…
きっと…は…なんだろうな…
…の…じゃ…もできない…もどかしい…
…
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[――対峙するマヤとリツキ。 その側に在りながら、イサムは思い出していた。 言葉を交わしたときのことだ。]
(243) 2015/02/21(Sat) 21時半頃
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―回想:満月より前のこと>>156―
そうだな、生きてる。 リツキ君、でいっかもう――は、生きてるわけだし。話してるし。 足あるし。
[最後のは冗談だったのだが、 センスは少々足りなかったかもしれぬ。]
なんでかなあ、 ……両手挙げてそうっすね そのとおり!って謂えない、っつーか。
影に沈んじゃったら こういうハナシも出来ないのかなーとか、色々思うことはあるわけだよ、アタマ悪いなりに。
(244) 2015/02/21(Sat) 21時半頃
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ひとつ。……ひとつかあ。 ひとつっていうのは やっぱこうやって話もできないし、 シュークリームうめーなオマエも食う?とか出来ないって、ことじゃないの?
……一緒になっても、こう。 さみしそーだな、とか……思うんだけど。 ――、オレの、ろくでもねー思い出も、全部、ひとつってのは、ちょっと、な。
――足掻いては、みるさ。 オマエの友達とも、約束したんで。
[頬を掻き、思考をそのままぽつぽつ零した。 眼鏡越しの双眸は、酷く、随分と、真っ直ぐに見えて。 冗談めかしたような笑いは、もう、出なかったのだ**]
(246) 2015/02/21(Sat) 21時半頃
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― 少し前 満月の夜>>206/繁華街でのこと ― おー。
[ひら、とマヤに手を振った。案の定、繁華街。此処がイサムのテリトリーだ。]
マヤ君もリツキ君もこじゃれた言い回しすんねー キョージュかあ、似合うわ
[くはは、と。笑いは返したが軽やかさは控えめだ。メールを覗き込んでの反応は、半月眼。苦笑のような、羨ましそうな。]
なかよしだなー さすがリツキ君が「オレの友達はひとりしか居ない」っていうだけある。
[飴をなめる。居る?と差出もした。 断られればそれまでだ。]
道案内まで、あるなんて な
[>>207ん、と。頷き。誘いに乗って、マヤと共に小さな車道を追いかけたのだ。]
(250) 2015/02/21(Sat) 21時半頃
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― 現在:満月の夜/西部・ショッピングモール ―
[馬に乗っての疾駆は最早慣れたもの。 だんだんと自分の謂うことをペルソナが聞くようになっていることに、イサムは気づいている。
向き合う、ということだろうか。 首のない騎士を見上げ、 口をへの字にした。 自分の影、さすが自分だけはある、面倒くさい。
そうして、今。 >>215 モリアーティとホームズは 相対したのである。]
……オレがワトソンは 役が勝ちすぎてねーかなー?
[流石にシャーロックホームズぐらいは知っている様子である。]
(255) 2015/02/21(Sat) 22時頃
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そ…っか…
…これは…へ…が…て…ってるんだ…
…
…こっち…
…
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― 現在:満月の夜/西部・ショッピングモール ―
[イサムにとっては、 今のリツキがリツキである。 リツキカッコカリ、などと呼びはしたが。]
……結構長いんだな。
[>>229 ぽつり、と感想を述べる。 そこからは、デュラハーンを従えながら 余計な口を鎖して、具にふたりを、見ていた。]
―――、さみしい、か……
[そう、満月を繰り返す間に 交わした言葉を思い出す。 自分の口元を覆い、唇を噛んでいるのを、隠してしまう。]
(262) 2015/02/21(Sat) 22時頃
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―現在:満月の夜/西部・ショッピングモール―
かっこうわるい、 さみしい、か。ああ、なんか、分かるなあ……
[がしがしと、アタマを掻く。 けれども―――]
マヤ君連れてくのはダメだわ。 かわいーカノジョが泣いちゃうじゃん……なあ?
[そう、小さく呟く。 同時、馬の蹄が地を掻きデュラハーンは剣を構えた。 >>252龍は月夜に頭をもたげ、大きな影を作り出す。]
ヒュゥ、マヤくんかっ こい ー
[人差し指を唇の前に立てると、剣を掲げるように、真っ直ぐ突き上げた。今なら、ペルソナも謂うことを聞いてくれるような、そんな気がしたのだ]
(277) 2015/02/21(Sat) 22時半頃
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[>>267無数の剣に、片眉を上げる。 刺さったら痛そう、なんて場違いなことを考える。]
オーケイ、マヤ君 ―――青春の拳、叩きこんじゃって。
オレじゃ、ちょっと。 役が勝ちすぎだし 多分とどめも
させないしなー……
[苦笑は咥えた棒切れを噛み砕くことで飲み込んだ。 掲げた指を振り下ろすと、騎士は守りの盾を、マヤへと展開した]
(280) 2015/02/21(Sat) 22時半頃
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―満月の夜/西部・ショッピングモール―
っ!! く
[>>278 飛んでくる剣を、 後ろに飛んで避ける。 今はそれなりにこの身体能力をコントロールすることも出来る。]
首無しの、薙ぎ払ってェ!
[甲高い金属音がして、 蒼い燐光が散った。 向こう側に>>286龍の姿。 ――ああ、マヤのペルソナはあんなにも強い。]
オレは、弱いねえ、 わかるわー
[自嘲混じり、馬の下を潜った。]
(299) 2015/02/21(Sat) 23時半頃
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まーや ァ!?
[>>296 悲鳴が聞こえて、 咄嗟に名前を呼ぶのだが。 もうちょっとしっかりしろよオレのペルソナ、とデュラハーンを叱咤する。無理に割り込んでは邪魔になる、致命的な一撃が行かないように、「守る」という騎士の本分を―己の贖罪を―命じた。 蒼い燐光は強さを増し、ペルソナの主ではなく戦う少年に注がれる。]
――ひょー 廃人っぽい
[くは、と息を笑いに交えてひとつ吐く。 ゲームに極振りはあるあるな話だ。 音ゲーにはあまりない要素だが。
デュラハーンの抱えた首が、半月に眼を開いたのにまだ気づかない]
(301) 2015/02/22(Sun) 00時頃
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―満月の夜/西部・ショッピングモール―
ひょー 筋金入り…… 何のネトゲが、後で教えてよ
[>>315 軽口は短く早口で。 どろりと流れる>>306黒いものに苦しげに眼を眇めた。]
ちょー痛そ……
[こんなことを思うから、 弱い、すぐ死にそう、などと謂われたのだろうか。 ひとつ、唇を尖らせた]
血でも涙でもない 何かが流れるかもしれねーじゃん…… っマヤぁ!
[>>320 ただの、独り言。すぐにはっと顔を上げて右手を前に突き出した。>>316蒼い燐光、なお、強くなって]
(325) 2015/02/22(Sun) 00時半頃
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[――馬に乗った騎士。 腕に抱えられた彼自身の首。
蒼い蒼い光を湛えてリツキを見ていた>>322 半月の眼、どこかペルソナの主に、似て――]
(327) 2015/02/22(Sun) 00時半頃
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…よ…は…っちゃ…
…だから…
…ここにいれば…いの…
…
…かに…しい…も…しい…もいっぱいあった…
…でも…は…みたくない…
…しさだって…かにあったんだから…
…
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―西部:ショッピング街―
[残念ながら、回復の術のようなものを この騎士は備えていないらしい――と、 イサムは繋がりから理解している。]
雷やーだね すっげー痺れ そ……
[ならば。 自身を囮にするのが、最善と。 庇うのを悟られないよう、片手を挙げて、軽い口調で煽ってみせる。 再びリツキの意識がマヤに向くのに気づき、間に立ちふさがろうとしたとき、それが、見得た。>>332 ]
(342) 2015/02/22(Sun) 01時頃
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やめろ――っ!!!
[>>347 リツキが静かに言い放つ。 花束のように束ねた稲光。 影の海を切り裂く白い閃光。
庇うように手を伸ばして 駆け出す刹那。
デュラハーンの首。 半月に開いた眼が大きく見開かれる。
蒼い燐光ペルソナから放たれて マヤを守るように盾を張らんとす。 彼のペルソナが、顕現するが早いか否か。
閃光の中、――騎士の姿は変容した。]
(350) 2015/02/22(Sun) 01時半頃
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に…ぜる…
…が…いたのとほぼ…じ…だったろうか…
…と…は…を…わせた…
…わず…を…す…
…が…に…している…
…るように…を…り…わせた…
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―西:ショッピングセンター―
……っ、はぁ ……
[盾が砕けたとき。 また。届かないのかと――青褪める音が聞こえたような気がしたけれども。蒼い騎士が、膝をつくイサムを支えた。
リツキを、マヤが、>>357穿つ。 すべて、スローモーションのように見えた。 ゆらり、光が、弾けて。 後に残るのは、凪いだ海のような静けさだ。]
……リツキ。
[黒い闇が零れ落ち、其れをすくうように相対するマヤを見つめながら 小さく呟く声は微かに震えた。]
(380) 2015/02/22(Sun) 03時頃
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…もう…いたんだ…
…どれが…なのか…
…でも…ってるんだろう…ね…
…この…らばり…
…
…
…
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―西部:ショッピングセンター―
――っ、 !!!
[>>384 血塗れの騎士が、影の首をはねる。 今度こそ、血の気がひく音を聞いた気がする。 膝をついていたイサムは、前につんのめりながら、駆け寄っていった。]
……っ ば っか……!!なんで…!
[唇震わせ、声を落としても最早 届かぬと知れる死のにおい。記憶鮮明に蘇る。
今、傍らにあるは友を抱きかかえるマヤ、 その震える肩に>>396 幾度か、ためらいを見せてからそっと手を添えた]
(402) 2015/02/22(Sun) 03時半頃
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もう…
…しい…も…しい…も…
…なくなる…のかな…
…
…そうだったら…
…い…ね…
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……、 …――
[こういうとき、何と謂ったらいいのか、分からない。 ただ黙って、側に、傍らに、立つ。
イサムの背後、 くるくると、首無し騎士の前でカードが廻る。 月のアルカナはそのままに、 蒼い燐光、は一度首無し騎士の姿を包んで輪郭を失わせ、次に、ジャッカルによく似た大きな漆黒のペルソナへと姿を変えた。 死者を守る、とある神の似姿だ。
其れは散り散りになる身体に、 鼻先を押し付けるような仕草を見せた。]
(406) 2015/02/22(Sun) 04時頃
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――……うん。
[そ、とマヤの肩を、撫ぜて。]
―――うん。…… がんばったよ。
オマエは、…… ただしいこと、 した。 ……マヤ君にしか、……できなかった、こと。
――……えらいよ
[そっと、寄り添いながら、肩をなでて。 出来ることは、其れだけ、で**]
(418) 2015/02/22(Sun) 06時頃
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