28 わかば荘の奇々怪々な非日常
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[>>1:311念押しの三度の声に、ゆっくりと見開いた眼がジャニスに向いた。無言のまま驚きの表情で瞬きを繰り返して、それから目を伏せて。 他に縋るものがないかのように、手の中のボトルをぎゅっと強く握った。考えない、と何度唱えても意味が無い。他のことを考えることも出来ない。 >>1:314立花の声は、彼にとっての追い討ちのようなものだった。目の奥が痛い。痛い。痛い。]
………………だ、って。 人 じゃない、って 言ったから、 だから、 僕は 猫で、 機械で、 それで、いい、 って 見た目だけ 人間で、 …… でも、 違う もので 、
[やはり断片的で言葉は足りない。けれど彼の唇はこれまでよりも多くのことを語る。 時折大きく間を取りながら、言葉をつっかえながら、眼球を左右へ彷徨わせながら、可能な限りの言葉を拾って、口にした。 彼の表情は変わらない。ただ時折、見えない遠くを見透かそうとするように目が細められる。 見たかったのは遠くの景色ではなく、もっと近くの――――。]
…………母さんが、 僕のこと 人間じゃない、って 。
(4) 2013/09/05(Thu) 01時頃
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[小さな頃から、本を読むのが好きだった。 沢山本を読んで、文字を追って、その内容を母親に読み聞かせるのが好きだった。けれど「賢いね」と褒めてもらえる期間は、そう長くはなかった。 何でも読んで、何でも覚える。そんな彼を母親は次第に気味悪がるようになった。「機械だ」と。「人では無い」と。そう罵られたことはよく覚えている。
猫も機械も願望を口にしない。だから彼も押し黙るようになった。 必要以上を求めないように、望まないように。 大切なものは無いと言い張った。本当は沢山あるのに。 たとえばそう、>>12この差し出されるスープボウルもきっと、彼にとっては大切なものの一端だ。 新居の目をじっと見つめ返す。]
……………ん、
[返事はやはり短く。掴んだままでいたボトルを離して、代わりに差し出されたスープボウルを手に取った。 三角座りを崩し、細い足で立ち上がってジャニスの傍らへと席を移動する。そして再びその横で、膝を折って三角座りの姿勢。]
(20) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
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[長らく蓋をして隠しておいたものと、そう簡単に向き直れるわけもないけれど。>>22立花の声に、スープボウルを両手に抱えたまま、ぱちぱちと瞬きをした。
黄色の屋根の我が家から逃げ出したあの日。 道に迷った彼に、甘い花の匂いのする女性が教えてくれたことは嘘では無かった。困った時はここに来ればいい。そう告げられた言葉に従って彼は此処に居る。
>>24立花を見て、>>25新居を見て、>>26ジャニスを見て、最後に手元のスープを見て。]
…………いた だきます。
[それは彼が人として食事をすることを選んだ末の一言だった。]
(27) 2013/09/05(Thu) 02時頃
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[温かなスープに口をつければ、目の奥の痛みが取れていくような気がした。 立花の言葉もジャニスの言葉も、彼にとってはどちらも同じように優しい。三角座りのままスープをこぼさないように微かにゆらりと左右に揺れて。少しだけ、ジャニスの身体に触れては離れる。それが照れと喜びの体現だと気付ける者はどこにもいない。
今この時間が大切なものなら、やはり壊されたくは無い。 時折物言いたげにじっと傍らのジャニスを見ては、再びスープを見下ろすのを繰り返すこと数度。]
………皆が苦しい、のは よくない し、 大切なもの を、壊すのも ダメ だと思う。 だ、から 、
[意志を伝えるのはまだどうにか問題無い。しかし願望を口にするのは戸惑いがある。誤魔化すようにスープを口にして、唇をもごもごと動かして。]
あの声 止めるの ……手伝って くだ、さい。
[よもやそれが彼の本職だとは思いもせず。目を伏せてスープの湖面を見つめたまま、か細い掠れ声で頼んでみた。**]
(31) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 02時半頃
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― 102号室 ―
………………ん。
[>>37新居の言葉が降る間、ずっと視線を落としたままでいた。 何と無く何かが満たされるような、ほわりとするような感覚に、頬が少し熱くなっているのが自分でも分かる。赤面している。見られるのは恥ずかしい。ふぅ、とスープの湖面に息を吹きかけ、立ち上る湯気で誤魔化した。
>>40ジャニスが「待っていた」という、その言葉の意味を推し量るには情報が足りない。 しかしちらりと横目で見たジャニスの口元は確かに、笑っていると判断しても良い形に口角が上がっていた。 気分を害したわけではないらしいことが分かれば、それだけで十分だ。小さく切られた野菜を、コンソメと共に口の中に流し込んで、咀嚼しながら続く言葉を探す。 三角座りで、素足のままの両足の先を擦り合わせながら。]
(64) 2013/09/05(Thu) 14時半頃
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………で も 。 ああいうこと、言うのは きっと、 何か、理由がある、……と思う。 ………………彼女 だけが、悪い、 んじゃなくて、 ………壊したい 、って 思わせるような こと。 だから、 ………… ん………… 僕は、彼女が 困ってる なら、 助けて あげたい。 …………彼女も、 ここにいる、なら、 ここの ひと、だし。
[人、と言えるのかどうかは彼にも疑問ではあるが、言葉を話し、自らの意図を伝えるのは人のすることだ。 擦り合わせた足先を見つめながら>>42>>43新居の言葉には一度首をかくりと縦に動かす。しかし彼の望みはそれだけではない。 恨みつらみを口にすることは、自分を傷つけるということでもある。暴言を吐いた時、母は泣いていた。]
僕も 困って、ここに来て ………… 助けてもらった から。 だから、 彼女も 助けてあげられたら 良いと 思う。
(65) 2013/09/05(Thu) 14時半頃
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[これだけ多くのことを口にするのは、いつ以来だろう。 >>67時折つっかえながら、言葉を探しながら、しかし新居に驚かれるのも無理は無い程、今までの彼に比べれば饒舌に言葉を発していた。 思うことを口にする、人として当然のそれを躊躇う気持ちはある。いまだに様々なものを拭いきれたわけでもない。 ただ、今の問題は自分自身のあれこれよりも優先しなければならないことのように、今の彼には思えていた。]
……………どう したら、いいんだろ。
[>>69頭を下げるジャニスの様子に一度目を見開き、赤みが引き始めていた頬に再び熱さを感じて、ふいと視線を逸らす。 嫌なのではない、恥ずかしいだけだ。視線を逸らしても尚呟く彼の声が、視線を落とす彼の心中を素直に表す。 かくり、と首を右に傾げて、>>77立花の声に元の位置に戻して、それからまた傾げて。
国谷、という名前が、時折梯子を上る足音の主なのだろうとは気付いている。けれど、彼はそれに対して口を挟むつもりはない。彼はいる。自分達と同じように。必要なことはそれだけだ。]
(105) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 22時頃
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[>>94キッチンに立花が去っていく。その姿をきっちりと見送ってから、首の位置を戻して落としていた視線を上げる。 下から新居とジャニス、二人の様子を窺うようにじーっと見上げて、スープボウルに口を付けて。]
………………ん、
壊したい なら、壊したいものを 持ってる人が、いれば 来て、くれるかも 知れない。
……………僕には 多分、 いっぱいある、よ。
[身を案じてくれた立花の前では決して口に出来なかったことを、ぽつり、ぽつりと言葉にする。何が出来るか分からない。けれど、まずは会わなければ話にならない。 もし自分が倒れたというのが彼女の言葉のせいならば、自分はきっと彼女にとっては良い餌なのだろう、と 彼は客観的に考える。]
それに 会話する、のも 出来る。 僕も 彼女も 人間、…… だから。
[説得を試みてはどうだろうか、と。 意志を告げる言葉は遠回しに。]
(110) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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………………ん。
[>>130否定を、されなかった。 一音限りの小さな頷きが孕む感情は多く、ひとつひとつを言葉にすることは彼には難しい。ただ、至って分かりやすいひとつを挙げるなら、それは喜びだ。 ゆっくりと時間をかけてスープを全て胃の中に収め、空になったスープボウルをテーブルに置く。 >>131ジャニスの視線の意図を察すれば、空いた両手で三角に折り曲げた膝を抱えて、顔を隠すように額を膝にくっつけて。 ゆらり、ゆらりと身体が左右に揺れ、唇がほんの微かに動いた。
自分の足の間に出来た小さな暗闇。そこに一言だけ置いていく。]
(138) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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[外の騒動を聞きつけたか、或いは>>@29がさりと鳴ったキャットフードの音に気付いたか。簡素なベッドの上で丸まって眠っていた「ネコ」は、ぴくりと耳を動かした。 気だるそうに顔を持ち上げて、ひらりと音も無くベッドから飛び降りて、扉の向こうの喧騒に耳を傾ける。
「ネコ」にとっては、誰がどんな存在かなど、どうでもよい話だ。美味しいご飯と心地良い寝床、それだけあれば何も問題は無い。]
………なーう。
[扉の前で、訛りのある声で鳴く。 向こう側にある餌を要求する。]
(140) 2013/09/05(Thu) 23時半頃
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[実際のところ、説得という手段が有効であるのかは分からない。ただ、専門家らしきジャニスが否定しないならば問答無用で非というわけでもないのだろう。 >>143依頼、依り代。顔を伏せたまま断片的に聞こえるそれらに耳を傾けていれば、そこに>>152立花の声が混ざり込んで、顔を上げる。 空になったスープボウルが彼女の手の中にあるのを見れば、かくりと首を縦に揺らした。 そこに置かれていた新居の店のチラシにも、細い指を伸ばして。四つ折りにして、ポケットに仕舞う。 フエラムネと、チュッパチャップスと、フライヤー。ポッケを叩かずとも、増えていく縁。]
……………ん。
[やや間を開けて言葉でも了承を。視線は立花から右へ、左へ。ちらちらと動いてから、自分の足先へと落ちた。 言葉の代わりに、手伝いの代わりに、何か感謝を示せるものを探してみたけれど見つからない。少しだけ、首を傾げた。]
(158) 2013/09/06(Fri) 00時頃
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[「ネコ」は正しく、扉の開く音と扉を開いた相手とを認識する。 尻尾をピンと真っ直ぐに立てて、>>@30伸びてきた手に額を擦り寄せる。
人を敬遠していた飼い主の代わりに、誰にでも懐くし甘える。 それが「ネコ」の美点である。]
………なーう。
[鳴く。そこに確かに存在する姿を認めて、鳴く。]
(161) 2013/09/06(Fri) 00時頃
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[>>164迷惑をかけているかも知れない。しかし、それでも頷いてくれたジャニスのことを思えば、今更遠慮は出来なかった。 ジャニスからも立花からも視線を逸らし、見るのはただ自分の足先だけ、だったはずが、>>171そこに立花の顔が潜り込んでくる。 無言の彼の代わりに、繰り返される瞬きが驚きを示した。]
…………割れたら、 危ないから、 その………気を、つけて。
[やや的外れな返事なのは自覚している。それでも今の彼に言えるのは、こんなことぐらいのものだ。 任せてくれ、と言っている相手に、それでも手伝うと言えるだけの度胸は無く、ついてに自分で洗うと言えるだけの甲斐性も無い。感謝の言葉など、最上級の難易度だ。 ぐっと眉を寄せ、精一杯悩んだ後に細い指先を伸ばして立花の手にそっと触れた。手の甲を少しだけなぞって、離す。]
怪我 しないように ………おまじない。
[と言っても、気持ちを少し込めただけだが。]
(174) 2013/09/06(Fri) 00時半頃
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[猫はこの手の感覚が鋭い。 勿論「ネコ」も例外ではない。 触れる手だって、人間のものと遜色は無いのだし、要は撫でてくれればそれで良いのだ。 そして、>>@32餌をもらえるなら、もっと良い。]
なーう。
[「ネコ」に分かるのは、いつもとパッケージが違うことだけだ。 しかし、物の少ない飼い主の部屋でがさがさと鳴るのが自分の餌だけだということを、「ネコ」は覚えている。 精一杯手を伸ばして爪を立て、箱を手に入れようと画策する。 勿論、「ネコ」は尋ねられたことに答えない。部屋の中に誰がいても誰が来ても、「ネコ」には問題はないのだ。]
(176) 2013/09/06(Fri) 00時半頃
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[ジャニスの電話の向こう側の声が話す内容>>173>>175は、勿論聞こえない。 >>180こちら側でジャニスが返す同意の意味も同様だ。 ただその会話の中に自分の名前が出てきた以上、やはりどうしても気にはなってしまう。そっと会話に聞き耳を立てていた。 >>184こちらに話を向けられるまでは気にしないふりを貫くつもりだが、時折ちらりと様子を窺っているのは恐らく、簡単に見破られてしまうに違いない。
>>189へにゃりと、笑みを見せる立花とは対象的に、何かを考えるように今度は彼が唇を引き結ぶ番。気の利いた言葉までは求めないけれど、せめて意図が伝わるような言葉を探して。探して。]
…………ん 、 お皿、 じゃなくて、 気を付ける のは 手、の方、だから、 ……怪我、 しない ように。
[噛み砕いて分かりやすく、というにはやはり少し物足りない結果になった。]
(197) 2013/09/06(Fri) 01時頃
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[>>@36抱かれれば視線の高さは変わる。 外からの見え方はさておき、それは「ネコ」にとって当然のことである。 正直に言えば、飼い主の細くて頼りなく骨ばった腕よりも、他人の腕の方が安定感があって心地良い。今日部屋で寝かせてくれたもう一人の人の抱き方は少しぎこちなかったけれど。
当然だがやはり国谷の声には返事は返らず、「ネコ」はのんびりと腕の中に収まっている。 食器のかちゃかちゃ鳴る音を聞きながら、床に淡いピンクの肉球をつけて、乱れた毛を毛づくろいする。 皿に落ちるキャットフードの乾いた音を聞いても、「ネコ」は焦らず騒がない。何せ自分は餌の奪い合いをせねばならない野良猫とは違うのだから。]
なーん。
[許可が出て、「ネコ」はキャットフードに口を付け始める。 優雅さを心掛けていた食事の姿勢が少しずつ乱れていくのは、いつもよりご飯が美味しい所為だ。がつがつ、食べる。]
(204) 2013/09/06(Fri) 01時頃
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[>>203ジャニスの声が呟く単語に、>>199立花の笑みを見ていた目を伏せて、横に逸らす。ぱちりと瞬きをする瞼に映り込むのは、不愉快そうに眉を寄せる母親の顔だった。 廊下で聞いた声と、窓の外に見えた墓と、母親の姿が重なる。もう、手を伸ばしたくても伸ばせない。だから。]
……………ん。 あの、 食器、 お願い。
[短い了承の一音の後、立花に一言残すのは、来ては危ないかも知れない、と告げる代わり。そう頼んでおけば、追いかけてはこないだろうことを期待してのこと。勿論、拙い言葉でそこまでの意思を伝え切れるわけもないのだが。 >>205触れた立花の指先から伝わる温もり。驚きに目を見開く瞬間に、瞼の裏にあった残像が消えた気がした。]
…………いって、きます。
[首から上が熱くなるのを誤魔化しきれないまま、ぽつりと一言。 比較的速やかに三角座りを解いて、ぺたぺたと素足でジャニスの後を追いかける。運動に縁のない生活をしている都合上、颯爽と後に付き従うだとか追い抜くだとか、そういうことは出来なかった。]
(207) 2013/09/06(Fri) 01時頃
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[>>@38「ネコ」が話すことが出来たならば、プレゼントにこのチョイスは素晴らしい、と 褒め称えたことだろう。 「ネコ」から見た飼い主はまるで自分の同族であるように日がな一日のんびりとしていて、本を読む他に何をしているのか分からない始末である。]
……………。
[吾輩は「ネコ」である。 などと喋ることはやはり無く、国谷の問い掛けにも「ネコ」は必死で餌を食べているだけだ。近くの部屋の喧騒もどこ吹く風。着々と腹を満たすミッションを遂行していく。]
(211) 2013/09/06(Fri) 01時頃
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― 204号室 ―
[人の部屋に入っても良いかを迷うだけの余裕は無いらしいことは、ジャニスの様子で分かった。ぺたぺたと緊張感の無い素足の足音は、>>208>>210人の喧騒に巻き込まれて消える。 「彼女」の依り代が何であるかを知らずにいたけれど、どちらにせよ今はまだ邪魔をしてはいけないのだと察することは出来た。 読み漁った様々な本の内容を思い出しながら、この場で一番必要そうなことを考える。考える。考える。
引き剥がす。 なら、引き剥がされた「彼女」は 何処へ向かうのだろう。]
………………。
[>>215越智の声に、視線を向ける。 すう、と息を吸って、吐いて。]
(217) 2013/09/06(Fri) 01時半頃
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[越智とジャニス、二人の様子をしっかりと見るには、部屋の真ん中辺りにいる彼には少しばかり距離が遠い。 けれど、>>225引っ張り出された黒い靄の姿はしっかりと見て取れた。嫌なものを想起させる。しかしそれだけではなくて。 何となく、見られているのだと感じることは出来た。射るような「ネコ」の視線にも似た気配。]
……………ん、
[>>227頷く表情を見て、数歩前へと進む。 靄が近づく様子を見せても怯まず、そのまま数歩、また近づいて。 話をする時は目の見える距離。離れていては、いくら目を細めても見透かせない。]
(232) 2013/09/06(Fri) 02時頃
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………大事なもの 壊したい、なら 僕の、少しだけ、あげる。 けど、壊しても 多分また 沢山、出来る……と、思う し、 ……壊す のは、君の手も 多分、痛い から、 [何をどう言えば伝わるだろう。難易度は高い。 どれだけ本の内容を覚えられても、言葉を知っていても意味が無い。少しの落胆にも、隙を付け入ろうとするように寂しさが押し寄せる。けれど、>>221おまじないを貰ったのだ。
「いってらっしゃい」と言われたなら「ただいま」と返さなければいけないのだ。]
(233) 2013/09/06(Fri) 02時頃
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………だから、悪い事 するんじゃ なくて。 苦しかったり、 辛かったり、そういうのが あったら、 ……ここに来て、 話をしたら、 いいと思う。 ここのひとたちはみんな、 優しいから。
だから、 大丈夫。
[説得と呼ぶにはやはりどうしても拙い。 思いを上手く言葉に出来ない歯がゆさを押し殺し、恐怖を煽られるのを堪え。]
…………大丈夫、だよ。怖くない。
[専門的な知識は皆無と言っても良い。 しかし、触れられることの温かさは知っている。 静かに言葉を添えて。黒い靄に、白い手を伸ばした。**]
(234) 2013/09/06(Fri) 02時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/09/06(Fri) 02時頃
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― 204号室 ―
[大丈夫、だなんて根拠のない薄っぺらな言葉だ。しかし、それでも真っ直ぐと立つために自分を奮い立たせるぐらいの用は果たせる。 >>#2嘆く声から耳を塞がずに、悲しみと怒りを受け止める。精神力が削られていく音が聞こえるような心地がする。 それでも動かずに、白く細い指先で靄の曖昧な輪郭をなぞる。
悲しい、寂しい、苦しい、辛い、どれも当たり前に存在しているもので、それを無くすなんてことは出来ない。 生きている間の恨み辛みを死んでからも引き摺る辛さはきっと、彼には想像もつかないものだ。その全てを和らげ、癒すなんてことは出来ないけれど。]
…………ん、 大丈夫。 辛くて、眠れない なら、子守唄を 歌うよ。 寂しくて苦しい なら、 傍に、居るから。
だから、 大丈夫、だよ。 ―――――― 母さん。
[この声が、眠りを導く一時の安らぎになれば良い。 ほんの僅か、口角が持ち上がる。両手を伸ばし、黒い靄の輪郭を引き寄せて頬を寄せた。 自分が母親に出来なかったことを、そして「彼女」が子供に出来なかったことを、分かち合うように。**]
(242) 2013/09/06(Fri) 11時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/09/06(Fri) 11時半頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/09/06(Fri) 21時半頃
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― 204号室 ―
[触れていた靄が>>#7手の中で霧散する。 おぼろげだった感触を追うように、掌を握って、開いて、握って、開いて。 >>#8降る声は彼の母親のものではない。既に会えない母に愛されていたのかどうか、既に彼には分からないことだったけれど。]
…………ん、
[一音のみの小さな了承と共に、かくりと、首を縦に動かした。「彼女」が不幸なまま消えてしまうので無ければ、今はそれだけで良い。]
(265) 2013/09/06(Fri) 22時頃
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………………。
[>>#9最後の声を聞き留めて、大きく息を吸って、吐いた。 久しぶりに沢山言葉を話し、喉を使い、言葉を探して頭を巡らせて、所謂瘴気も真正面から受けた。目の奥に、余韻の痛み。 首を振って払おうとすれば緊張の糸が切れたことも相俟って、ふらりと視界が揺れた。耐えていた足から力が抜けて、床に膝をつく。 そのまま倒れてしまわないように両手を床に伸ばしたけれど、少し間に合わず。ぱたりと床に倒れ込むように寝そべった。]
(272) 2013/09/06(Fri) 22時半頃
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[>>273倒れ込んで尚開いたままの両の目は、ジャニスの手を見ようと上へ寄る。しかし額に触れているそれが視野に入るわけもない。 結局眼球を下におろして、ジャニスの顔をじっと見ることにした。 気だるい、けれど不快では無い。泥のような疲労と共に、達成感と満足感が寄り添っている。 指を伸ばして、ジャニスの服を緩く掴んだ。振り解こうと思えばすぐに解ける。それが彼にとっての精一杯の甘えだった。]
…………………。
[微笑みを見上げ、ぱちりぱちりと瞬きを数度。恥ずかしさに、僅かに頬に赤みが差した。]
(282) 2013/09/06(Fri) 23時頃
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…………………?
[>>297ジャニスが感謝を述べる理由が分からない。疑問は音にならず、不思議そうな視線だけが彼の気持ちを雄弁に語った。 頬を撫でる手がくすぐったくて身を捩るけれど、振り払うなどは出来ずにされるがまま。
管理人の声に、無言のまま瞬きを増やす。これまで人の集まるような場所は極力避けてきた。管理人の呼びかけとあらば、集まる人物の数は多いだろう。]
…………行っても、 いいの。
[起き上がるか否か、運ばれるか否かよりももっと初歩的な疑問。 頷きも何もしないまま、視線だけを躊躇いがちに横へ逃がした。]
(300) 2013/09/06(Fri) 23時半頃
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………………ん、
[>>305戸惑いはいまだにある。誰も彼もが自分を認めてくれるわけではない。それを恐ろしいと思う気持ちも。 しかし瞬きを繰り返す彼の脳裏にあるのは、かつての母の罵声でも、努めて機械的にあろうとした日々でもなく。 ジャニスの服を握っていた手に、ほんの少しだけ力を込めた。願望は口にしないまま、ゆっくりと身を起こして。]
…………いく。
[自分の足で、自分で選んで。 ついてきてほしい、という代わりに、そのままシャツを握り続けていた。]
(311) 2013/09/07(Sat) 00時頃
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― 談話室 ―
[>>318ジャニスが二人に声を掛ける際は、ちらりと後ろを振り向いた。 「彼女」が寄り代としていた越智の秘密の詳細は、彼にとっては気にする理由もないもので、だからこそ彼の煩悶は理解できないものだけれど。 それでも、向ける視線は気遣いのそれ。無言のままでは、彼の視線の意味を悟られることも無いが。
ジャニスの手に背を支えられながら談話室に近づけば、>>316珈琲の匂いが漂ってくる。 人の集まる気配に一度だけ足を止めて、それからふと、別のことにも気付いた。]
…………………。
[珈琲が飲めない。 必然的に、談話室の入口で足は止まったままになってしまった。]
(324) 2013/09/07(Sat) 00時半頃
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― 談話室 ―
………………ん。
[>>328ミルク。 聞いた途端、一瞬目が輝いた。猫耳などあればぴくりと動いただろうが、残念ながらそこまでは無く。 頷く際には、いつもと同じ無表情に、微かな了承。
>>332ジャニスの頷きを見て、再び足を踏み出す。 人の集う談話室で、なるべく人の少ない隅を探すのは最早習性のようなものだ。]
(338) 2013/09/07(Sat) 01時頃
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