人狼議事


74 【薔薇RP村】そうだ、あいのりでイこう

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視点:


【人】 消防隊長 トルドヴィン

―― 翌日・???島 水上デッキ ――

[――まるで、海の上を歩いているようだ。

水上のコテージから続いて海の先へ真っ直ぐ伸びるデッキを、ただただその光景に見惚れるように静かに歩いていた。
ドュエボットーニのシャツ、孔雀色のネクタイ、灰色のベストとスラックスは変わらず、けれど上着は羽織らずに、変わりに似た色の中折れハットを目深に被っている。
様相は、かの探偵青年に近い。

誰の行いがよかったか、空は気持ちのよい快晴。
足元の木のデッキと、透度の高い青色の海面。目に優しいコントラストにそれだけで気が安らぐ気がした。]


 ―― 静かだ。

[船の到着早々やってきたその場所にまだ人影は少なく。
呟いた声すら、海が吸い取っていくよう。
客船内の至る所で感じた賑やかさと、切り離されたようにすら感じる。]

(80) oranje 2014/06/19(Thu) 05時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[一歩足を踏み出すたびに、かちん、と硬質の音がする。
不格好に膨れた右のポケットには、船内の売店で購入した缶コーヒー。
立ち止まって取り出せば購入時は冷えていたそれは幾分、]

 ぬるい。

[澄ました顔で、帽子の鍔を持ち上げた。
今度>>5:164がいつ訪れるかなどわからない。
到着してすぐ飛び出し、勝手気ままに散策している今。
それなのに手元には、期待するように――缶が二つ。]

 ……馬鹿ですね。

[その二つを交互に空中に放り投げ、道化が披露するように投げ上げて弄びながら再び歩き出す。今度は先ほどよりも慎重にゆっくりと。

空と缶コーヒーとを映す孔雀色は忙しなく巡り
澄まし顔に少しだけ、笑みが浮かんだ*]

(81) oranje 2014/06/19(Thu) 05時頃

消防隊長 トルドヴィンは、メモを貼った。

oranje 2014/06/19(Thu) 06時頃


【人】 消防隊長 トルドヴィン

―― 昨夜のこと ――

[カフェバーから部屋へと戻る、その足取りはほんの少しおぼつかなかった。白ワインに酔ったのか、語ったその状況に酔ったのか。どちらにせよ気分良く、自室へと帰る。]

 ……ん、

[ベッドサイド、充電していたスマートフォンの着信ランプが点滅していた。
酔って思考が鈍った都隠はそれが仕事関係かもしれないという可能性を考えず、何の気なしにメールアプリを開く。
しまったと、その可能性を思い出して孔雀色が瞬くのは数秒の後、しかし]

 ―― ああ、BoZさん……

[仕事でもプライベートでもなく、心配でメールをだした彼からの返信>>97だとわかれば、ほっとしたように息を吐いた。]

(100) oranje 2014/06/19(Thu) 08時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 『お元気のようで、安心しました。
  暫くは無理なさらないでください。

  もうすぐそこまで来ているのですね。
  思い残したことといえば、

[メールを打つ手をそこで、止める。
相談事をよく受けていたBoZの書き込みを思い出し]

  一つだけ。
  コーヒーをご馳走する上手い方法が、わからなくて』

[――結局、書くことが出来たのは相談事未満のそれ。
送信を終えると、ベッドに身を横たえた。

孔雀色はやがてゆっくりと閉じていく。
微睡みの中、BoZの手の甲が頬を滑る、そんな優しさをも思い出した**]

(101) oranje 2014/06/19(Thu) 08時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[ぱし、と缶が手元に戻る。
都合良く幻聴が聞こえたか>>104、そんなことを考えながらもゆっくりと振り返った。
鍔に僅かに隠れた孔雀色は、それでもデッキの上に立つトレイルの姿を確りと捉える。]

 ……おや、どうも。
 楽しそうに、見えました?

[緩く弧を描いた唇は伺うようにそう告げて、片方の手で掴んでいた缶コーヒーを差し出す。]

 よろしかったらどうぞ。
 お約束しましたから、ね。

[見つめる視線は相変わらず真っ直ぐに。
彼の顔に浮かぶのは、固さの見える笑み。
両端をあげていた自らの唇は、自然と下がって]

(136) oranje 2014/06/19(Thu) 20時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 ―― そんな顔、しないでくださいますか。

[ハットの鍔を押し上げて、孔雀色を曝す。
明らかに不満げな色が濃いその視線を、その声音を。真っ直ぐにトレイルにぶつけた。
澄まし顔はもう、見えない。]

 ……勝手ながら、決めてしまいました。
 貴方の前では、偽るのを止めます。

[幾ら偽って繕っても、その仮面を剥がされてしまう。
だから。]

 嬉しかったって、言ったでしょう。
 ……嬉しかったんですよ。

[たとえ見つめる視線がそらされてしまったとしても。
ふと、ため息とともに零した笑みを孔雀色と共に向けて]

(137) oranje 2014/06/19(Thu) 20時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 また――私に、キスしてくださったでしょう?

[手元に残った缶を弄ぶ指先を、海面の青が染め上げる。
熱の集まりそうな目元すら、その色が隠してくれたらいいのにと]

(138) oranje 2014/06/19(Thu) 20時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 私も痛いのは嫌いです。
 大体そういう暴力は、殴った方が痛いのですよ。

[視線は逸らされ>>151ても、都隠は追いかけるのをやめない。]

 嘘、……では、ないですよ。
 どちらも私であり、俺であることに違いはない。
 ただ、格好付けることを、止めた。それだけです。

[一つになった缶を、空中に放り投げる。
再びキャッチしたその重みと共に、小さなため息を一つ。

再び交じる視線に、こちらへ伸びる指>>152が映り込んだ。]

(160) oranje 2014/06/19(Thu) 22時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 いけませんか?喜んでは。

[「さあ、どうしてでしょう。」
トレイルの問いに、“俺”と称する都隠なら、きっとそう口にしただろう。
けれど返す言葉は、挑発的とも取れるそれ。
拘る理由なんて、一つしかない。]

 我侭なのですよ、私は。
 欲しいものは今までなんでも、手にして来たのに。

 貴方だけです、欲しいものをくれなかったのは。
 誰よりも優しいと、思ったのに。

[情事の最中に決して逸らすことはなかった視線。
求めたのに、トレイルの唇が降ることはなかった。
きっかけは、その我侭が叶わなかったそれ。]

(161) oranje 2014/06/19(Thu) 22時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 お聞きしましたよね、どうしてキスしてくれたのか。
 トレイルさんは理由はないと仰った。

[カフェテラスでの問い>>5:105とその答え>>5:167を思い出す。思い出して、――眉根を寄せた。]

 ……だったら。
 理由がないなら、求めたときにくださいよ。

[手にした缶を握りしめる手に、力が籠った。
抑えるような声音は、少しずつ強くなる。
感情的になりすぎてはいけない、そう思っても、偽ることを止めた都隠にその制御は難しく]

(162) oranje 2014/06/19(Thu) 22時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 そうやって、コントロールされて、
 貴方のことばかりが気になって、

 本当は意味があるのではないかと、
 拘って、勘ぐってしまう私が、
 ……ッ、……情けないんですよ!

[青い海に叩き付けるような声音を、辺りに響かせた。
言葉の合間に息を吸っているのに、どうしてこうも苦しいのか。
ただどうしようもない矜持だけが、トレイルから孔雀色を逸らさずにいる。]

 本当に貴方は。
 トレイルさんは、……優しくなんてない。

[重なった唇のぬくもりは、優しかったのに。]

(163) oranje 2014/06/19(Thu) 23時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 手にした後?
 そうですね、それなりに楽しんで。
 ……それだけです

 だってそれは、一時の魔法でしょう。

[だからどうして彼がそんな顔をするのか>>175、一呼吸置く合間に歯噛みする。
一時の魔法はあのベッドでの応酬で終わるはずだった。それを終わらせてくれなかったのは、間違いなく彼の唇だった。
触れられていた目元が、熱くてしょうがない。]

 だから、……謝らないでください。
 貴方には、謝ってほしくなんてない。

[謝罪の言葉などいらないと>>176、小さく首を横に振る。
彼の想いは見えぬ、だからこそ聞きたい言葉は、そんなものではない。]

(182) oranje 2014/06/20(Fri) 00時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 ……教えて、くださいよ。
 こんなのはフェアじゃない。
 私ばかりが欲しがってばかりで、

[どうして、目の前の彼はそんなに優しく微笑むのだろう>>177
対するように更に顔を歪めた都隠は、言葉を迷う刹那に唇を噛んだ。
負けず嫌い。なのに。]


 ―― 私ばかりが。
 貴方に、恋をして、……

[まだ自らの中に存在していた恋情というそれが、孔雀色の視線と同じく真っ直ぐに彼に向いている。
吐露した薄い唇は、微かに震えた。]

(183) oranje 2014/06/20(Fri) 00時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[歪めた顔はそのままに、孔雀色は睨むようにトレイルを見つめた>>206
ごめん、と重ねられた言葉を遮るように口を開こうとした、けれどそれは帽子を取り払われて強い陽が差す、その眩しさに敵わず]

 ―― 、……

[近づくシルエットは都隠より大きく、足元に影が伸びた。
唇が寄せられる刹那も、瞬き一つ落とさずに。]

 ……どう、違うと?

[怒ってもいる、困ってもいる、情けなくて、恥ずかしくて、けれど近くに彼が居ることが、肩に乗る手の重みが、どうしようもなく、嬉しい。
唇をなぞる指先の感覚すら、気恥ずかしい。
だからますます不機嫌な色に塗り変わる都隠の表情は、]

(215) oranje 2014/06/20(Fri) 03時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 え、

[またすぐに塗り替えられる。
驚きと共に確りと開いた孔雀色は、目の前に一杯になったトレイルの顔を映し]

 ―― そんなこと、

[知らなかった。
続く言葉は重ねられた唇の合間に消えた。
三度めの邂逅も、やはりとても優しく。
口付けに意味を求めた自らも、与えてくれた彼も、同じ感情を持つというのなら]

 っ、……困ります。
 大変、困ります。

[少し顎を引き、唇を話すことが叶えば]

(216) oranje 2014/06/20(Fri) 03時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 ……一時の魔法では、困ります。

[まだ手にしていた缶コーヒーが、デッキの上へ落ちる。
真っ直ぐに見つめたままの視線は細くなり、浮かべたのは笑み。]

 言ったでしょう、私は我侭なんです。
 トレイルさんが一時的で良かったとしても、

[空いた両手は、更に彼に身を寄せるようその背に回した。
その温かさは、更に都隠の恋情を震わす。]

 ……その望みは、叶えてさしあげられません。

[ほんの少し踵をあげる。その動作はパーティールームのそれと同じ。
しかし唇は重ねずに、彼のそれを待つように]

(217) oranje 2014/06/20(Fri) 03時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 一時の魔法は、恋ではありませんから。
 ……恥ずかしいので、言わせないでくださいます?

[この歳で、とはにかんだ笑みもまた、ふわと浮かんで隠すことなく。彼の言葉とは裏腹に、腰に回された手に力が籠るのがわかって>>221唇を固く結んだ。

落とされる、熱の感覚>>222
唇ではないそれがもどかしく、それでいてまた、彼のことが好きになる。恋に、溺れていく。]

 ……はい、

[呼ばれたその名に返事を一つ。
待っていた唇を受け入れた。]

(227) oranje 2014/06/20(Fri) 04時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[4度目のキスは少しだけ、目を伏せた。
それでも再び離れるころには、真っ直ぐに彼を見上げ]

 な、ん……ッ

[問いかけに返事をする暇もなく、今度は深く咥内へ侵入される。
柔らかな舌が絡み、漣とは違う水音が生まれる。
触れるだけでも嬉しかった、それが深くなればなるほど、]

 ……ふっ、……ぅ

[――馬鹿みたいに、また彼が好きなる。
重ね合わせた唇の柔らかさと交わる温かさに孔雀色は陶酔しながらも、悔し紛れに背中に回した手は、彼の上着を強く強く握りしめていた。]

(228) oranje 2014/06/20(Fri) 04時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[体重をかける爪先が痺れる程に味わうような口付けは、息を吸う暇すらない。
ただ、貧欲に彼だけを求めた。
求められただけ、与えたいとも思った。
ふつりと唇が離れても暫く、息を忘れたようにトレイルを見つめたまま]

 ……っ、はぁ……
 誘っているのは、どちら、ですか、

[酸素を求め喘ぎながら、その合間にも唇に触れる舌の感覚にまた物欲しげに目を細めて]

(246) oranje 2014/06/20(Fri) 09時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[彼の問い>>241に言葉を紡ぐ前に、また唇は塞がれた。
触れたその先から零れるように笑みを浮かべる。
伝わらないわけがない。自惚れだと、恐れる必要もない。

唇がまた離れれば、浮かせた踵をそっと下ろした。
耳元をくすぐる声音と、首元に感じる柔らかな髪に小さく笑声を漏らして]


 ……はい。
 私もトレイルさんが好き、です。

[自覚すれば、深みに嵌っていく恋情を言葉に乗せた。
抱きしめる両腕は更に強く、茶色の髪に自らの金糸を絡ませるように頬を寄せて。]

(247) oranje 2014/06/20(Fri) 09時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 ……でも、そうだな。

[回した片腕を、彼の頭を撫でるように移動させながら、零すのは少しだけ不満げな]

 尚 ……って呼んでくれたらもっと、
 好きになって、差し上げられますよ?

[それでいて、笑みをも含めた声音を。]

(248) oranje 2014/06/20(Fri) 09時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 溺れさせるつもりですか?
 仕方がない人ですね。

[くすくすと笑いながら、それでもこのまま青い海に身を委ねてもいいかとすら思った>>281
押し寄せる波のように、吹き抜ける潮風のように。寄せられた唇のくすぐったさに微かに身を捩りながらも、トレイルの望みを確かに聞いた>>282。]

 ……ええ。
 私が、……私だけが。叶えてさしあげますよ。

[孔雀色を逸らさず見つめていたときから。
ずっと、彼をそうして見つめ続けたかったのかもしれない。
声音に滲ませる欲すら、浮かれたように漣の合間に揺れて]

(294) oranje 2014/06/20(Fri) 20時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 ……おかしいな、本名なのですけれど。

[耳元で囁かれる声>>283は、都隠の本来の名を紡ぐ。
鼓動がひとつ、大きく跳ねた。
それを望んだのだけれどどうして、気恥ずかしさは増して]

 っん、……
 貴方が呼ぶから、特別のようだ。

[歯が立てられる感覚に背を微かに震わせながら、それでも回した腕は更に彼を強く抱く。
背を滑る手が奏でた衣擦れの合間に、「好き」と小さく呟いて]

 私はどう呼べばいい?トレイルさん。

[甘える声音を、寄り添う彼に伝えて]

(295) oranje 2014/06/20(Fri) 20時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[戯れるように彼が触れるから、また薄い唇は笑声を漏らす。くすぐったさと気恥ずかしさは、恋情を更に煽るように。
だから、改めて向き合うそのときにも、上気した目元は隠さぬまま]

 利政さん。

 ……利政さん、利政さん。

[柔らかく細めた孔雀色を真っ直ぐに向けた。
逸らさぬまま、何度か唇に馴染むように呟く。]

 ええ、大事にしていただきますよ。
 私は大変、我侭ですから。

[約束を叶える>>303変わりに、彼にもっと愛されようか。
目を伏せる間も無く啄まれる唇に、また双眸は陶酔に染まり]

(317) oranje 2014/06/20(Fri) 23時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 ……、っふふ、
 呼吸出来なくなっても、知りませんからね。

[波音の間に零れるのは冗談とも本気ともつかぬそれ。
背中にまわした手を名残を惜しみつつそっと引いた。
もう一度踵を浮かして口付けると]

 少し、歩きませんか。
 利政さんのことが、もっと知りたい。

[足元に置かれた、そして落とした二つの缶を拾い上げて誘うように彼を見上げた。
脱がされたハットは、そのまま利政に持ってもらおう。
そのかわり、空いた左手を彼に差し出し]

 手が寂しいと泣いております。

[何度めかの笑声とともに、そんな言葉を零して]

(318) oranje 2014/06/20(Fri) 23時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[どうにも澄まし顔に戻すことは許してくれないらしい。
言いきられて>>350しまっては、照れて赤面するしかなくなってしまう。]

 ……ダメだ、勝てない。
 貴方には、多分ずっと、勝てません。

[負けず嫌いが、そう口に出来るのは。
惚れた弱みというそれなのだろう。
悔しげに歪められる双眸と、笑みを浮かべる表情はちぐはぐで、それでいて楽しげに]

(358) oranje 2014/06/21(Sat) 01時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 当然でしょう。
 目が覚めても、何度でも。

[たまらず笑い声を零しながら>>351、差し出された右手に自らの左手を重ねた。
これで寂しくないと言葉にするように指先は絡み付き、その隣に身体を寄せる。少しだけ上にある利政の顔を見上げて、わざとらしく肩口に頭を押し当てた。]

 綺麗な場所ですね。
 その……名前は少し、気になるところではありますけれど。

[一足早く上陸したそのときに、案内のパンフレットで見た島の名前を口には出さぬまま。
利政を促して、デッキの上を歩き出す。]

(359) oranje 2014/06/21(Sat) 01時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 そうだ、一番気になっていたのですが、

[彼のすべてを知りたいと願っても、どこから聞き出せばいいのか悩んでしまう。
その中でも一つ気になっていたことを口にした。]

 利政さん、私よりお若いでしょう。
 まだ……20代?

[30を越してから、少しずつその境界線がわかるようになってきたように思う。年上の部下が多い中、年齢当てを密かに行って来た特技未満のそれを問う。]

(360) oranje 2014/06/21(Sat) 01時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 そうですね。
 ……そういうのも、案外悪くありませんね。

[より美しく映える、空と海と、延々と続くような錯覚すら覚えるデッキ。データや資料として見ても美しいと感じたのかもしれない。まして先ほどまで一人だったその時と風景は変わるはずも無いのに。
彼の隣で見る世界はもっと、美しい。
のぼせていることは、自覚していても。]

 ……、あ、っと。
 早足の癖は、抜けませんね。

[歩くペースは至極ゆったりとしたもの>>403
つい、一歩先へと踏み出してしまうたび、利政を振り返っては「すみません」と小さく謝って]

(414) oranje 2014/06/21(Sat) 04時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 もうすぐ?
 では誕生日、だから?

[記念>>404に重ねる誕生日というキーワード。
笑みを浮かべる利政を仰ぐ孔雀色は、驚きで大きく開かれて]

 おや、首にリボンでも巻きますか。
 大きすぎるプレゼントですけれど、邪魔になりません?

[持ち上げられた左手が彼の唇に触れたなら、くすぐるように少し、動かした。]

 ……本当に。
 ご所望は私で、よろしいですか?

[伺うように細めた二つの孔雀色。自らの顎を持ち上げ有無は言わせぬとばかりに得意げに笑みを浮かべるが、なんだかそれも子どもじみていて数秒と持たず笑ってしまった。]

(415) oranje 2014/06/21(Sat) 04時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン


 ふふ、……ああ、すみません。
 利政さんが生まれたことに感謝しなければ、と思うのですけれど

[かちん、と右手に持った二つの缶が鳴る。
鐘の音としては、些か不格好ではあるけれど]


 ……なんだか、プロポーズのようで。

[これくらい、浮かれるのは許してほしい。
“あいのり”なのだから、と。]

(416) oranje 2014/06/21(Sat) 04時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[再び肩に頭を軽くぶつけて、悪戯っぽく彼を見上げる。
そんなに褒めても>>424何も出ないと言いたいのに、何でも出してしまいたい気持ちになるのがとても悔しい。]

 私の誕生日はもう少し先、9月18日です。
 それで33になります。

[互いの年齢すら、知らなかったのだ。
一つ知るたびに距離はもっと縮まる気がする。
デッキを踏む足音すら軽やかに]

 いけませんか?
 明日は、私を。
 ……次は、利政さんを。

[リボンで括ったプレゼントとは随分縁がなかったが、そんなプレゼントなら何よりも嬉しいだろう。
指先に這った舌先の湿った感覚に、刹那息を飲む。つないだままの手が微かに震えた。]

(461) oranje 2014/06/21(Sat) 19時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[潮風が、僅かに凪いだ。
その合間に利政の視線が、真っ直ぐに注がれる>>426
だから一度足を止めて、孔雀色を同じように返した。]

 っ、――!!

[上手く言葉にならなかった。
浮かれて口にしたその願望を、彼はストレートに叶えてくれる。また、目を見開くのは自らばかり。
どうしても悔しくて、どうしても嬉しくて]

 ……受けないわけが、ないでしょう。
 どうして、貴方は、本当に、もう、……

[口を開けば悔しさを滲ませた言葉ばかり。
口付けられる温度は甘く、噛み付かれる痛みは優しく。
見上げる彼が満足げに微笑むのだから、伝播するように自らも笑みを浮かべていて]

(462) oranje 2014/06/21(Sat) 19時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン


 叶えてさしあげますから。
 ……だから、私を利政さんのものにしてくださいね?

[薬指に残された痕が消えてしまう前に。
再びその指を絡めると、手を引いて]

 ――……ね、
 誓いのキスは、どこでしますか?

[漣の音が遠く聞こえる。
囁く声は、潮騒に紛れて微かに]

(463) oranje 2014/06/21(Sat) 19時半頃

消防隊長 トルドヴィンは、メモを貼った。

oranje 2014/06/21(Sat) 19時半頃


消防隊長 トルドヴィンは、メモを貼った。

oranje 2014/06/21(Sat) 19時半頃


【人】 消防隊長 トルドヴィン


 そのままで。

[敬称を問うた彼に返すのは少し拗ねたような返事。
恐らく利政はわかっているだろう、だから笑みを浮かべたまま。

孔雀色は、僅か揺れた瞳を見つめていた。
その意味は問わねばわからない、しかし決して逸らさない。
嘗てそうして、注いだ視線で彼を求めたように。

だからその表情が無邪気な笑みに変わったなら>>482、照れと共に込み上げる想いを慈しむように、孔雀色を細める。]

 私も、大事にします。
 貴方よりも、もっと。

[絡まる視線に、頷きを一つ。
これくらいの負けず嫌いは、今は許してほしい。]

(485) oranje 2014/06/21(Sat) 22時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 そうですね、こういう明るい場所もいいですが
 夜景とかも、いいですし。
 天気はできれば晴れがいいですけれど……――

[つらつらと我侭を連ねて、けれどその先は飲み込んでしまった。
繋がった指先が強く握られる。
再び彼を見上げたときには、]

 ……、

[真っ直ぐに告げられた声>>483に、息を忘れる。
形のいい唇が自らの唇に触れた、その邂逅に誓約の意味が込められているのなら]

(486) oranje 2014/06/21(Sat) 22時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン


 ……、私、だって、!

[唇を離し、今度は自らもう一度、触れるだけの誓いを。
自由にならない右手の缶がまた、軽やかに音を立てる。
もどかしさと愛しさとが、胸を締め付けて苦しい。]

[目の前一杯に利政の顔が広がっても、孔雀色は逸らさぬまま。
ただその身体に寄りかかるように身を寄せて]


 ……すみません。
 今は利政さん以外、……見たくない。

[美しい海も、空も。
目の前の彼には、敵わない。]

(487) oranje 2014/06/21(Sat) 22時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 お願いされずとも、大事にしてさしあげます。
 知りませんよ?撤回は許しませんからね。

[問い>>506に返すは偉そうなそれ。
矜持はぐずぐずと融けて、薄い唇からは我侭ばかりが紡がれる。想いが通じたのなら少しは格好つけたいと思っても、仮面をつける暇を与えてはくれない。]

 困ります、ね。

[デッキの上を滑るようにステップを踏み、身を寄せ利政の腕の中に身を委ね。小さく呟き、孔雀色を軽く伏せた。]

 私にだって、格好付けさせてくださいよ。
 本当に、優しくない。

[頬を首筋にそっと寄せた。
唇をその筋に這わせるように、ため息をついて]

(515) oranje 2014/06/22(Sun) 00時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 ――……優しくない利政さんも、好き。

[好きなところを一つ、呟く。]

(516) oranje 2014/06/22(Sun) 00時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 そういうところが、優しくないんです。
 ……ああ、もう、

[利政の声音>>519の一つ一つが優しすぎて、困ってしまう。困るほどに、嬉しくて。
彼の上着越しに感じる温かさを、擦り付ける頬に感じる。
このまま解け合って、愛おしさで満たされた思考すら彼に流れ込めばいいのにと、そんなどうしようもない思考に支配されながら]

(526) oranje 2014/06/22(Sun) 01時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン


 ええ、そうですね。
 折角ですから、ゆっくり楽しみましょうか。

 ……貴方を帰したくなくなったら、すみません。

[確信を持った言葉に>>520、抑えきれるだろうかその欲を紡ぎ。]

 ―― 夜、待ち遠しいですね?

[身体が離れるその隙に、小さく小さく呟いて
再びゆっくりとデッキを歩き始めた*]

(527) oranje 2014/06/22(Sun) 01時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

―― どきっ★海辺の… ――

 穏やかではありませんね。

[大きなサングラスをつと下げて、見せたのは澄ました顔。
白い素肌にパーカーを羽織り、水着は紫色のブーメラン。
海辺に設置されたサマーベッドに横たわり、やる気満々の様相>>518のガッチャを眺めていた。

海辺に立つ参加者?の彼>>@166の臀部を眺めながら考えるのは]

 ……ナマコプレイ……
 レベル高い……

[擦ると固くなるアレ、を思い出して深く頷き。
ベッドサイドのテーブルに乗せた、焼けた肉を行儀悪く指先で摘んで口に入れた。]

(535) oranje 2014/06/22(Sun) 02時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[男らしい答え>>538に関心し、手を振って送り出した都隠はその場から一歩も動かず、皿に乗せられた肉をまだ啄んでいた。
料理?大体外食です。]

 ……パラソルくらい持ってくればよかったですね。

[食材採集を見物しながら、強い日差しに再び孔雀色をサングラスで隠す。
日に焼ける体質でもないかわりに、今日明日の風呂はきっと拷問だろう。だがそんなこともここ数年あるかないか、たまにはいいかと気は緩んでばかりで]

 ……んっ、っはぁ、おいし。
 お肉、焼けたら持って来てくださいますか?

[指先に絡んだタレを舐めとり、声をかけたのは金網奉公>>541>>569へ。
向ける視線は茶色いグラスで隠れても、楽しげに笑みを浮かべた唇は隠せずに*]

(571) oranje 2014/06/22(Sun) 05時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[実に良い環境だ。
おいしい料理に美しい風景、海辺ではしゃぐ男たちと、]

 ――……どうも、トレイルさん?

[都隠の元にやってくる、優しくて優しくない人>>578
再びグラスをずらして孔雀色をのぞかせれば、その上に大きな影が覆った。
開いたパラソルに、困ったように笑みを浮かべる。]

(586) oranje 2014/06/22(Sun) 06時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 貴方はそんなところまで、お見通しで。

[パラソルが欲しいと口にした言葉は、届いていなかったはずだ。それに日焼け止めは塗っていない>>579
囁かれる声音に返事をするその前に指先を舐めとられ、半開きになったままの唇はまた吐息を漏らす。]

 …………、全く、

[口に出来たのは、それくらいのもの。
利政が金網のほうへと戻るその前、パラソルの下で黒いパーカーの裾を僅かに引いた。

「また、来て」
と、小さく伝える唇だけは、真っ白な砂浜よりも熱っぽく*]

(587) oranje 2014/06/22(Sun) 06時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 それは、まあ……誘ってますし。

[視線の向いた先>>595を追わず、薄い唇は微かに笑声を漏らした。誰と言わずとも彼ならきっと、わかるから。]

 いいえ、特には。
 ただ今度は、野菜をいただけるとありがたいですね。

[食の好みとしては肉がいいが、栄養面を考えてしまうのは最早癖か。それだけリクエストをすると、一息おいて]

 ……待ってますからね?

[最後に、重なった指先>>596の名残惜しむように裾を離すと、孔雀色を微かに細めてサインを灯した*]

(624) oranje 2014/06/22(Sun) 16時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

―― 続・どきっ★海辺の… ――

[利政が去って暫く、また肉を指先で摘んでは口にするそれを繰り返し。繰り返し押し寄せる波、素潜り大会の様子を眺めていた。]

 ……、ふ、 くぁ

[謂わば、食っちゃ寝状態である。自然と腹が満たされてくれば、眠くもなるというもの。
自然に溢れ出た欠伸を手で覆って隠しつつ、それでも落ちそうになる瞼には逆らわず、サングラスの奥で瞳を閉じようとした――が、]


 ――ん ッ…… こんにち、は?

[人影が、パラソルの前で立ち止まる>>604
初めは都隠へ向けられた挨拶だとは気がつかず、反応は数秒遅れるも軽く頭を下げて応える。]

(625) oranje 2014/06/22(Sun) 16時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 ああ、失礼致しました。
 初めまして。

[したままだったサングラスを取り払い、眠気覚ましついでに金髪を二三度振る。ベッドに横たわっていた身体を起こすと、改めて孔雀色を始めて会う彼へと向けた。]

 プリシラさん。ご丁寧に、ありがとうございます。
 トトと申します。ご挨拶、随分遅れてしまいまして。

[浜辺や金網の周辺には、顔を知らぬ人物もいる。だが概ねまだ出会っていなかった参加者なのだろうと納得していた。
だから彼がオフ会――あいのり、というべきか――の参加者であることは改めて尋ねることもなく。]

(626) oranje 2014/06/22(Sun) 16時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 それで――

[彼が“あいのり”のことを知っているのか知らないのか。
問うことは無く、少しからかうような声音は]

 ……良いお相手は、見つかりました?

[細められた声音と共に問うた*]

(627) oranje 2014/06/22(Sun) 16時半頃

消防隊長 トルドヴィンは、メモを貼った。

oranje 2014/06/22(Sun) 16時半頃


【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 ありがとうございます。
 デザインのアイデアにでも繋がればよいのですが。

[褒められることに悪い気はしない。現した孔雀色>>634への賞賛に、軽く頭を下げて微笑む。
砂浜の照り返しと、目の前の彼の燃えるような髪色が眩しい。空いた手で目元を擦ったが、その眩しさが緩和されることはなかった。

都隠の問いかけに、プリシラの反応は実にわかりやすく映る。外れた視線の先は追わず、澄まし顔の男は薄い唇の両端をあげたまま]

 そうですか、それはなにより。
 良いオフ会に、なりましたね?

[サングラスをかけ直しながら、あくまでオフ会を強調して。]

(660) oranje 2014/06/22(Sun) 20時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[こちらへと問う>>635声音に、グラスの奥で孔雀色は二三度瞬かれる。
微かに細められた二つの瞳は、真っ直ぐにプリシラへと注がれたまま]

 俺、ですか。

[肉体的にも精神的にも、沢山の思い出が刻まれた。
何より心に深く穿たれたのはなによりも、かの人への恋情。]

 ……さあ、どうでしょうね?

[――けれど、澄まし顔の男が簡単にその心を開くわけも無く。ただ口元に引いたままの笑みだけが、言葉とは裏腹にプリシラと同じだと伝えていた*]

(661) oranje 2014/06/22(Sun) 20時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

―― 或る専務の噂 ――

[最近、都隠の服装にあるものが加わった。
中折れハットだ。
時折機嫌良くなにかのテーマソングを紡ぎながら、書類を捌いていることもある。
行き先不明の長期旅行から帰還してからというものの、憑き物が落ちたか憑いたか――どちらにせよ、悪い方向に向かっているわけではないようだ。]

 「今日はもう、帰っていい。
  お疲れさま、また明日。」

[一秘書に向ける視線も、以前より柔らかくなったような気がする。少し前には営業の新入社員に声をかけにいったとも、社外で出くわした社員に彼自ら声をかけたとも噂で聞いた。
決して体面は悪くないけれど、どこか一枚壁を隔てた“諦め”のようなそれを、最近の都隠からは感じない。]

(670) oranje 2014/06/22(Sun) 21時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 失礼致します。

[――なにより。
一礼して扉を閉めるほんの少しの間に、彼がプライベートで使用するスマートフォンを引き寄せて微笑む姿が見える。
その表情はまるで、初めて恋を知った少年のような。

その一瞬を知るのは、恐らく秘書の私だけ*]

(672) oranje 2014/06/22(Sun) 21時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

―― 或る専務の…… ――

[専務として、宛てがわれた部屋の一室。
高層のビルから下界を見下ろす光景は、いつ見ても美しい。けれどその美しさには圧倒的に何かが足りない。

ガラスに映り込む都隠は、シャツにネクタイ、ベストとスラックス。机の上に置いた中折れハットを被れば、探偵ヒーローの出で立ちのオマージュだ。
それでも目指したハードボイルドの域には、到達することは難しいらしい。
なぜなら、]

(673) oranje 2014/06/22(Sun) 21時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

 
 ……、ふふ。

[スマートフォンを耳に押し当てるその顔は、明らかに緩んだ顔をしている。
会社の一室に、プライベートを持ち込むことなど、あの旅行に行く前は考えても見なかった。与えられた責務を全うし、会社の導き手となる。それ以外に何も考えることなどなかった。

しかし。
真っ直ぐに生きてみようと、思えるようになった。
仮面を脱いでも変わらず微笑んで受け入れてくれた人がいる。ずっと、大切にしたいと思える人がいる。
そんな彼と共に歩むのに、自らを偽ることができようか。]

(674) oranje 2014/06/22(Sun) 21時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[――ぷつり、とコールの後に電話が繋がれば。]

 こんばんは、利政さん。

[愛しいその人の名を呼ぶ。
専務としての仮面が剥がれ落ちる。
吐き出す息すら、彼を愛おしいと叫んでいるようで]


 ――……早く、会いたい。

[ガラスに映った孔雀色が、
過日見た青い海のように揺らめいた**]

(675) oranje 2014/06/22(Sun) 21時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

―― 陽の落ちる浜辺で ――

[サングラスはもう、外していた。
夕陽に染まる浜辺を、満足げに眺める。
優しいかの人のこと、金網周辺の撤収作業も手際良くこなしてしまうのだろう。
何れ訪れる彼を待つその時間すら、信じられないことに我侭な男は楽しんでいる。

砂からパラソルが引き抜かれるその音に、顔をあげた。
パラソルと、利政の影が、都隠の上に落ちて]

 ……、待っていましたよ、利政さん。

[唇から零れたのは、自らが思っていたよりも拗ねた声音。
呼ぶ名は彼の、本当の名を。
触れて、離れた唇をもう一度強引に重ね合わせた。]

(719) oranje 2014/06/22(Sun) 23時頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン


 知りませんよ。
 責任取ってさしあげますから、
 ……もう私以外、見ないでくださいね。

[頬にそっと指先を這わせて、誘うようにもう一つ口付けを。
交わる視線に孔雀色は瞬きを一つ、二つ。
やがて浮かぶだろう星々の瞬きにも似た、煌めきを彼だけに**]

(720) oranje 2014/06/22(Sun) 23時頃

消防隊長 トルドヴィンは、メモを貼った。

oranje 2014/06/22(Sun) 23時半頃


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