78 わかば荘の薔薇色の日常
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……お先に、 おやすみなさい。
[談話室に残る住人たちにそう告げて、 日向と檀の姿を見て今度スーパーに行こう、と考える。
確かめたいことが、あったのだ。**]
(106) chiz 2014/07/03(Thu) 22時半頃
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―昼頃・自室― [珍しくもこの時間に起きていた。 「起きた」、ではなく「起きていた」。 明け方突然舞い込んできた修正依頼を こなしていたら朝を過ぎてこの時間だったのだ。]
…あー…眠い、 緊急の全とっかえはきつい…、
[けれどもやっと寝れると眠い目を擦って、 布団には向かわずに煙草を手に部屋を出る。 習慣づいた仕事後の一服をしに階下へ向かい その途中で連れ立つ藤堂と宇佐美の姿を見た。]
(310) chiz 2014/07/05(Sat) 15時頃
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[眠気に今にも負けそうな眼鏡の奥の瞳が 藤堂と宇佐美の繋がれた手に視線を落として目を止めて、 それから―――…]
……はよ、 …おはすみ。
[欠伸を噛み殺すように口許を押さえると 今見たもののことには触れずに藤堂と宇佐美の隣を 通り過ぎて、階下へと降りて行った。]
(311) chiz 2014/07/05(Sat) 15時頃
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―昼頃・談話室― [階段を降りきったところでゆらりと目眩を感じた。 これはまずいパターンだ、 突然眠りの神様が連れ去りに来るパターン。 行き先を急遽一服予定の玄関先から談話室へと変える。
談話室に入った時には間中や日向は出かけていて、 徹津と草芽が2人、まだ残っている頃で。]
…仲良いね、君たち。
[昼間から談話室で共に過ごす学生の2人の頭を ぽんぽんと軽くひとつずつ撫ぜてから空いている ソファへと身を沈めた。これで何時攫われても問題ない。]
(312) chiz 2014/07/05(Sat) 15時頃
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―バースディパーティ― [甘い匂いで目が覚めた。なんだか果物の匂い。 柔軟剤に似たような匂いがあったけれどなんだっけ? 寝ぼけた頭で辺りを見渡すと桃の箱が6つもあった。 匂いの正体はこれか。 じゃああのケーキの箱はなんだ。しかも2つも。]
……ああ、來夏ちゃん 誕生日だったんだ…。
[バースディパーティーの準備が始まると納得して。 数日前は肉を囲んで男くさかったこの部屋が、 今日はケーキを囲んで男くさくなる。 斉唱されたバースデーソングは今まで聞いた中で一番野太いものだった。]
…それで來夏ちゃん幾つに…? …ああ、21?…若いなあ…。
[そりゃ皆が元気よくバースデーソング歌ってくれるわけだ。 手拍子しかできなかった三十路前は先程知ったばかりでプレゼントも用意しておらず。俺の分、あげるね。と自分の分にと切り分けられたベリータルトとチーズスフレを徹津の傍に寄せて即席のプレゼントにするのだった。]
(334) chiz 2014/07/05(Sat) 21時半頃
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[賑やかなことは賑やかなことが好きな子に任せて。 花火の時同様、バースディパーティーの様子を 少し輪から外れた場所から微笑ましく見守り。
一服吸いに談話室を出ようとして、 目に留まったのは部屋の端に積まれた桃の箱。 「間中」とプリントされた文字に緩く首を傾げ]
…これ遊くんの実家? 果樹園…へえ、
[安曇野はどこだったっけ? 頭の中の日本地図と照らし合わせ思案する。 甘い香りがした。 柔軟剤よりも、上等な、自然の香りだ。]
(356) chiz 2014/07/05(Sat) 22時半頃
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[近づく人影に気付くと桃目当てかと少し箱から引いて。 そのまま談話室を出ようとすると桃の傍の人影が こちらに近づいてくる。>>358]
……遊くん、
[箱に書かれていた名前の主が 差し出した果実に視線を落として。 受け取らないわけにはいかないから、桃を手に乗せる。]
…ありがと。 ……これ、すぐ食べれるの?
[指先で果実を柔く押してみる、 普段果物なんて買わないから これが丁度いいかたさなのかがわからない。]
(371) chiz 2014/07/05(Sat) 23時半頃
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[呼び止め桃を差出す間中の意図は相変わらずわかり難い。 自分もわかり難い方だとは言われるが間中のそれは 表情からのわかり難さよりかは感性の違いに近くて、 アーティスト型に容易に近付けない一般思考型、 そういうことなのだろうか、またわからなくなった。]
……ん、 その前に、一服。
…何か用、あった?
[そう言って煙草の箱を見せてみせる。 間中からの用事は思い浮かばない、 だから渡されたばかりの桃を眺めて]
…俺、甘いのあまり食べれないんだよね…。 ……でも、それが一番美味しい食べ方?
(377) chiz 2014/07/06(Sun) 00時頃
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― パーティー会場の隅で ― [藤堂に呼び止められたのは間中から桃を受け取り 部屋を出ようとしたその時で、>>365]
…徳仁、
[微かに眉を寄せて。 呼び返す声は少し制止の混じる響きになる。 こういう響きで名前を呼ばれる時は、 あまり自分にとっていい話の時ではないのだ。 5年前然り、]
――…、
[そして、その制止が効かないというのも、同じで。 こちらを見て笑う姿、昼間のこちらを見つめた姿。 藤堂は自分にどういった答えを求めているのか。]
(385) chiz 2014/07/06(Sun) 00時頃
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…うん、 気付いたよ。
[昼間の連れ立った姿を指して、 それから、談話室の宇佐美の方を一瞥する。
言葉は直ぐには浮かんでこない。 煙草の箱を藤堂へとちらりと指し示すと、 談話室を出て玄関口の方へと向かう。
藤堂は…どうするだろう。 宇佐美のところへ戻っていくのか、]
(386) chiz 2014/07/06(Sun) 00時頃
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[ほら、やっぱりわからない。>>380 問いかけに返ってきたのは新たな問いだ。 どうして?と訊いたら多分また違う答えがくるのだろう。 問われた煙草の箱へと視線を落とす。 拘りはなく何処ででも買える一番ポピュラーな銘柄だ。]
……便利、かな。
[揺らすと本数の減った隙間で煙草が揺れ動く音が鳴る。]
向きあう相手が欲しい時に…役に立つ。
[自分もまた、ずれた回答を返したかもしれない。 苦笑を零した後間中の言葉にもう一度桃を見る。 まだかたい、触れても熟しているとはいえない実。]
…そう。 じゃあ、これは…どうしよう?
…遊くんが決めて、これの食べ頃。
(390) chiz 2014/07/06(Sun) 00時半頃
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―玄関口>>394― [こちらの意図はわかってくれたか、 後をついてくる藤堂の姿に瞳を眇めて。 玄関口で並んで煙草に火をつける形になる。 のぼっていく紫煙をぼんやりと見上げながら けれども今、向かい合うべき対象は隣にいる。]
―――…、
[しばらくの間の沈黙、 その後切り出された藤堂の言葉に興味を向けたように 眼鏡の奥の瞳が紫煙から逸れて藤堂を見た。]
……どう?
[小さな笑みと共に零れる問い。 何をどう、気をつけるつもりなのだろうかと 藤堂へと訊く響きで。]
(401) chiz 2014/07/06(Sun) 01時頃
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[間中の視線が興味を示したように煙草の箱へ降りていくのを感じる。 自分の視線は手の中の桃を見つめて。 ふと、間中を見上げると>>398はじめて視線が合った。 示された食べ頃に、眼鏡の奥の瞳を和らげる。]
…わかった。 じゃあ、明日の朝…これ、食べるね。
[緩く手の中の桃を握ってから、 煙草の箱を間中へと差出し]
……お礼。 一本、あげるから。
面白いと思うなら、吸ってみなよ。
[明日は桃を食べるから仕事後の一本は必要なくなった。 箱を傾け破れ目から煙草を一本覗かせて間中にしめす、]
…やっぱりいまいちだったら、その時は文句聞くから。
(404) chiz 2014/07/06(Sun) 01時頃
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[>>403こちらの問いかけに藤堂は目を逸らさない。 目を逸らしたのは…自分の方で。 自分の手元からのぼっていく紫煙を見上げる。 求めていた答えと違うな、そんなことを考えてから 自分は徳仁に何を求めていたのか、とも考えた。]
…俺が辛いって言ったらさ…、 お前、そんな簡単に距離取れんの…?
[思わず零れた言葉、続きそうになった言葉は 紫煙と共に飲みこんで…煙が喉に痛くて、 俯いて二度、三度と咳が出た。]
(410) chiz 2014/07/06(Sun) 01時半頃
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―玄関口>>412― [咳き込む背に触れる手はいつもと変わらなくて。 苦笑交じりの藤堂の言葉に俯いたまま目を閉じる。]
―――…、
[その言葉で、充分だった。 本当は少し前から充分だと思っていた。]
…徳仁、 俺さ…、
[だから落ちついて、藤堂を見て、 こうして笑って伝えることができる。]
――…引っ越そうかって、考えてる。
[昼に2人の姿を見た時に、決めていたのだ。]
(418) chiz 2014/07/06(Sun) 02時頃
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―玄関口>>419― [藤堂の口許から逃げていく煙を目で追って。 苦虫を噛み潰したような顔、もう、充分。]
考えたけれど…、
多分、今のままだと 誤魔化してけなくなると思うから。
多分、その通りになると思うから…。 だったら…早く決断した方がいいって。
[先日の告白が"なかった"のなら、 もしくはもう少し時間を置いてからなら、 この考えは必要なかったのかもしれない。 そう考えて、 結局、同じ答えに行き着きそうな気もして苦笑が零れる。]
…だからさ、 徳仁、
(426) chiz 2014/07/06(Sun) 02時半頃
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……お前も、 引っ越し、考えて。
[紫煙を吐き出しながら、 しゃがみこむ赤い髪を見下ろす。 藤堂を見つめた瞳は笑みの形を変えずに。]
(427) chiz 2014/07/06(Sun) 02時半頃
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…206と103、 俺とお前の部屋を、交換すんの。
[持ちかけるのは引越しの打診。 意地の悪い話の持って行き方をした、自覚はあった。]
(428) chiz 2014/07/06(Sun) 02時半頃
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[大きな溜息には笑みを零す。>>432>>433 意地が悪いことをしたとは思うが、 どうしようかとは悩んでいたのは本当だ。]
…秋か…、 結構先だな…、
[藤堂からの返答に、仕事なら仕方がないと紫煙を吐いて。]
…ん、 できたら…、 その間はできるだけ徳仁の部屋に呼んであげて。
[瑛士くん、と指し示して。特に夜は、と付け加える。 夜はずっと起きているし音が気になる性質なのだ。]
……瑛士くんには、話した?
[赤い髪から視線を逸らしてまた煙を追いかける。 訊くのは、自分と藤堂の間にある"過ぎた"関係性のことで。]
(440) chiz 2014/07/06(Sun) 03時頃
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[眉寄せて悩む姿に目の高さを合わせるように>>446 藤堂の傍にしゃがんで。けれども藤堂を見ようとはせず 見上げるのは煙がゆっくりと消えていく先の闇、]
…話さなくていいよ。
瑛士くんに…、 俺のことで余計な気遣わせたくない。
[しゃがんだ分遠くなった空を見上げて口にした言葉に 本音は別のところにあるな、と自嘲する。 これは宇佐美に対しての優しさではなくて保身の言葉だ。 あの部屋のあった事は他の誰にも立ち入られたくなくて。]
(497) chiz 2014/07/06(Sun) 17時半頃
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…けど、 徳仁…お前はいくらでも 俺の事を気にすればいいとも、思ってる。
[身勝手だ。自嘲混じりに小さく笑って。 短くなった煙草を携帯灰皿に押し付けた。 一服と話に区切りがついてしまえば 此処に留まる理由も消えて、立ち上がる。]
(498) chiz 2014/07/06(Sun) 17時半頃
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…お前の方が荷物も多いだろうし、 時期の都合はそっちに合わせるよ…。
一度掃除の業者入れた方がいいと思うし…、 まあ、その辺はおいおい…。
[時間がある時にでも話せばいいと言葉で締めて、 呼び止められなければ、こちらの用事はこれで終わりだ。]
(499) chiz 2014/07/06(Sun) 17時半頃
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―玄関口>>507―
…ん、 お前に任せる。
[相槌に瞳を細めて。 身勝手な要望を並べたけれども、 どう動くか、告げるかは藤堂の好きにすればいいとも思う。
気持ちは、もう充分に受け取ったから。 大事にされているとも、わかったから。 隣に並ぶ男を信用しているから、 どうなっても受け止められる。そう思える。
信用、と口の中で小さく呟く。 5年前に捨てた感情、取り戻せるとは思わなかった。 ゆっくりと深呼吸するように息を吐く。 向かい合っていた紫煙も闇の色に溶けきった。]
…徳仁、
(512) chiz 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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…戻ろっか。
[伸びをする藤堂よりも先、わかば荘へと入っていく。 藤堂は再び談話室へ、 自分は談話室へは戻らず桃をひとつ手に自分の部屋へ。**]
(513) chiz 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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[翌朝食べた桃は想像していた味よりも青臭くて、 熟した甘さには程遠い酸味もあって、そしてかたくて。 やはり間中が最初に言ったように新聞紙に数日くるんで 食べるのが一般の正しい食べ方だったのだと思った。
『よかったけど、いまいち。』
次に間中に顔を会わせた時告げたのはそんな矛盾した感想で。 食べきったとも伝えた声は、けれども満足げなものだった。
未熟なものが熟したものよりも素晴らしく良いなんてことは、 滅多にない事なのだと思う。それがわかっただけでよかった。
今年、夏に食べた桃は、その桃ただ1つきり。 いい桃を貰ったと、間中には感謝をしている。 そういえば、 渡した煙草をどうしたのかは、あれから何も訊いていない。*]
(548) chiz 2014/07/06(Sun) 21時頃
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[引き籠りの生活にはとりたてて大きなイベントも起きず、 例年と変わらぬように日々が過ぎていく。 朝まで起きて仕事、その後就寝、 昼過ぎに起きて諸々済ませてまた仕事。
たまに談話室に降りて檀と日向の菓子作り師弟が キッチンにいたらその様子を少し離れた場所から眺めたり、 徹津に運動がてらの散歩の誘いを持ちかけたり。]
(564) chiz 2014/07/06(Sun) 22時頃
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―8月某日・自室― [ベランダ側の窓を開けた。 ひんやりと冷えた室内の温度と外の熱気が混じって丁度良い。 エアコンの寒さは得意ではなくて、けれども 冷房をつけないでいるとパソコンが機嫌を壊す。 面倒くさい時期だと思う。 ベランダで火をつけていない煙草をくわえていると 赤い髪の男が坂を歩いて出ていくのが見える。 声を掛けずに、その背を見送った。
数時間前、 同じ坂道を金色の髪の青年が歩いていくのも見送った。 後ろ姿からでもわかる落ちこんでいる様子に、 喧嘩でもしたかな…とぼんやり思う。]
…可愛くっていいねえ、
[素直な可愛げが羨ましい、と宇佐美を見ていて思う。 あんな風には振舞えない。若さかな、そう考えてから 人柄なのだろうと考え直し、くわえた煙草を揺らす。]
(565) chiz 2014/07/06(Sun) 22時頃
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[多分藤堂は宇佐美のバイト先に向かったろうから、 帰りは2人一緒に戻ってくるのだろう。 仲がいい、と呟いて。 目を閉じじんわり感じる夏の熱気にひとつ、 心を決めると眼鏡の奥の瞳を開く。]
…ん、 今日は…素麺にしよう。
[そうと決まれば買い出しだ。 エアコンはつけたまま、古ぼけた財布を手に今日の買い物を考える。 素麺と麺つゆ、玉子は冷蔵庫に残ってたっけ…? それとアイスも買ってこよう、これは 連日熱中症死亡者になりかけている隣人用に。]
(596) chiz 2014/07/06(Sun) 23時頃
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…そういや、 この間美味そうな海老のサラダあったんだよね…。
買ったら瑛士くん食うかな…。
[たまには自分だって宇佐美を甘やかしてもいいだろう。 夜中に彷徨い部屋に訪ねて来る寝ぼけた宇佐美のことは 藤堂の知らない自分と宇佐美だけの秘め事で。 寝ぼけた声で藤堂の名前を甘えるように呼ぶことは 本人も覚えていないだろう自分だけが知っていること。
何時の間にか増えている、大事なもの。また、ひとつ。]
(597) chiz 2014/07/06(Sun) 23時頃
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…よし、 行こう。
[ひとつずつ、ゆっくりと、取り戻していく。 その為に自分には、まだわかば荘という場所が必要で。
玄関へと降り靴を履く、 すれ違う住人に「おかえり」と声を掛けて]
…いってきます。
[当たり前のように馴染んだ言葉を口にすると、 じりじりと暑さの残るアスファルトに足を踏み入れた。**]
(598) chiz 2014/07/06(Sun) 23時頃
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