109 【誰歓ガチ】冬の終わりのドリームランド
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破壊者が・・・覚えておれ住人ども 某は諦めぬぞ!!
[追放されるカリュクスの背を見送ると、煙と共に消え去った]
(3) viola 2015/02/24(Tue) 01時頃
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奈落へ続く道を走る。
義眼から脳に突き刺さる痛みに耐え続け、探し出したこの世界を破壊する者は、住人たちの手に寄って奈落へと追放された。 己が求めたその先へ歩いて行ったのだ。
その後を追い走る。
走れども走れども背後に広がる、眩しい光に包まれた夢の国からは遠ざかる気配はない。 足元を照らす光からは逃れることは出来ない。
いつもそうだった。 ここではない別の場所へ行きたかった。
超人的で不老不死の肉体と、夢見憧れた他所の国の調度に囲まれ、食べたい物を食べて好き勝手に踊り跳ねる世界で満足することはなかった。 常に飢餓感を覚え何かが足りない。
(16) viola 2015/02/25(Wed) 10時頃
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なによりもここは眩しすぎる。目が痛んでも涙は流れない。
このままカリュクスを追いかけても、またいつものように造られた四肢に罅が入って砕け散り、意識が戻ると体は元通り。夢の国の菓子の樹の上の上、銀の卵の形をしたラボの中にある畳張りの四畳半で目を覚ますのだ。
違う。
狭い部屋は同じだった。 せんべい布団ではなく固いマットレスのベッドで目覚め、赤い縁の眼鏡を掛ける。手早く身支度をすませてから、近所のドーナッツ屋でいつものチョコファッションとコーヒーを2つ買って仕事場に向かうんだ。そして他愛もない話をして笑いながら一緒にドーナッツを食べ……ドーナッツ……真ん中が……空洞の……欠けた……
(17) viola 2015/02/25(Wed) 10時頃
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どうなつの森……流れ落ちてくる……捕まえて食べよう……
キラキラとした映像が紛れ、浮かんだ記憶が霧散していく。
「やめてっ」
足を止めてその場にしゃがみ込む。 黒い手袋の下、機械の指で自身の肩を抱き震えを抑え耐え忍ぶ。
「・・・ここから出るにはどうしたらいいでござろうか」
希望の兎はもういない。
(18) viola 2015/02/25(Wed) 10時頃
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ミツボシは、ぴょこぴょこ舞いながら手を振った**
viola 2015/02/26(Thu) 01時頃
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