人狼議事


21 ─明日も、薔薇の木の下で。

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視点:


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/04(Sun) 01時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[ニーセンのパーカーをハンカチ代わりにして>>0:285
ひとしきり泣いたあと]

 …先輩、ありがとうございます
 あの…俺は部屋に戻りますけど、どうします?

[涙でぐしゃぐしゃの顔のまま尋ねる

もし、部屋に戻るというならば
そのまま一緒に

もし、戻らないというならば
ぎこちない笑顔で別れただろう]

(12) 2013/08/04(Sun) 01時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[部屋に戻ったのはひとりであったか
それとも、ニーセンもいただろうか?

どちらにしても、泣き疲れ
パジャマに着替えてベッドに入れば
眠りの精に誘われて夢の中

目覚めた頃に嵐が過ぎ去るように
そんな願いも夢の中に溶けて*消えた*]

(20) 2013/08/04(Sun) 02時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/04(Sun) 02時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[目覚めた時にはすでにニーセンが出た後
嵐はすでにおさまり
窓から射すのは眩しい朝日
目を細めながらベッドから出て、あることに気づいた]

 …本が…ない?

[どこかに忘れたのだろう
記憶を辿って、最後の場所は食堂なのを思い出す]

(39) 2013/08/04(Sun) 11時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[窓を開けば外は青空
湿り気のある夏の熱気は
中庭に咲く薔薇の香りを際立たせ
ぬるい風が運んで来たのを吸い込んで]

 朝ごはんでも、食べよう

[そう呟いた途端に胃袋から空腹の主張の声]

 それから…

[昨日のフィリップとの約束と
食堂で見たシーシャとの抱擁の光景が脳裏を過る
それに薄い紙の端が掠めたような痛みを感じた]

(40) 2013/08/04(Sun) 12時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[薔薇の香りは痛む胸をどこかくすぐる

"情熱"の赤、血よりも濃く深い紅
咲き誇る花々は
青空の下で色鮮やかに映えるだろう

それは、あの絵本の中のものとは
どう違うのだろう

そんなことを思いながら*食堂へ*着いた]

(45) 2013/08/04(Sun) 12時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/04(Sun) 12時半頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[食堂に入ると
リュシュカを連れたフィリップが
手招きをして隣の席を勧めていた]

 おはようございます、フィリップ先輩

[ぱっと一瞬、顔を綻びかけるが
ふと、昨夜のシーシャとの光景を思い出し
俄かに曇っていった]

 おはよう、リュシュカ

[勧められた席に腰かけた時には
かろうじて、笑顔を作れたものの
どこかぎこちなく

眼差しは微かに憂いを帯びていただろう]

(75) 2013/08/04(Sun) 17時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[フィリップの手にした本を見て]

 それ…ここにありました?

[彼が拾ってくれてたようだ]

 いえ、こちらこそ…ありがとうございます

[絵本を受け取って
はい、と答えるつもりでいたら
頭を撫でる手は耳や頬を伝って唇へ
指先で弄ぶかのように突かれ
戸惑いで言葉が出なくなる]

(77) 2013/08/04(Sun) 17時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[指先からその顔へ視線を移した頃合いに
ハッとした表情でフィリップは手を離し
食器棚の方へ行ってしまった]

 …はい

[どこかぼうっとしながら返事をしたのは
少し時間が経ってから]

 (…薔薇の香り?)

[何故だろう、部屋の窓から嗅いだ時よりも
それはさらに強くなったような気がした]

(79) 2013/08/04(Sun) 17時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[かけられた挨拶の声のする方を見ると
トレイルとグレッグがいて>>71>>74
驚きと羞恥に見舞われ身体が熱くなるのを感じた
きっと、顔も赤くなっていたに違いない]

 …あっ、おはようございます

[どうにか挨拶を声を返すが
それがやっとで、声もわずかに裏返っていただろう**]

(81) 2013/08/04(Sun) 18時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/04(Sun) 18時半頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

 ありがとうございます、フィリップ先輩

[淹れてもらった紅茶の礼を告げる
カップを置いたと思ったら
慌てて食事を取りにと、今日はやけに気ぜわしい]

 (…先輩、どうしたんだろう?)

[朝食はサンドウィッチの他にも何かあっただろうか
しかし、思ったほど食欲がわかず
サンドウィッチを2、3切れ口にするのがやっとだった]

 (…薔薇の香りのせい?)

[いいようのない胸騒ぎと胸が詰まるほどの苦しさ
思い当たることといえば、それくらいしかなく
フィリップの視線とため息がやけに気になった]

(115) 2013/08/04(Sun) 22時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[夏休みの帰省で故郷に帰る生徒が多い中
こうして、部屋も学年も違う先輩と
並んで食事をするのは不思議な気分であった

今年初めて居残ることになったが
普段の寮生活では多くの生徒に埋めつくされて
隠れていたらしい何かが
少しずつヴェールを抜いでいくような感じがする

一体、何が見えるのだろうか?]

(120) 2013/08/04(Sun) 23時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 フィリップ先輩、あの…

[どうにかサンドウィッチをやっつけて
二杯目の紅茶を飲み始めた頃
フィリップを伺うように、おずおずと口火を切った]

 今日、お部屋にお邪魔する件ですけど…
 この後、ちょっと行くところがあるので
 その後でいいですか?

[さすがにこのまますぐでは礼に欠ける
そう思い、とっさにそんなことを口にした]

(122) 2013/08/04(Sun) 23時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/04(Sun) 23時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[フィリップの声に棘のようなものを感じ
思わず身構えるが、理由は分かるはずもなく]

 …大した用事じゃないですけど
 ちょっと、顔を出したいところがあって…

[薔薇の香りに混じって流れてくるピアノの音に
ふと、懐かしい気持ちになったのだが
それはやっぱり許されないものなのだろうか?]

(130) 2013/08/04(Sun) 23時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[いつでもいいよ、の返事に思わず]

 もし、先輩がご迷惑じゃなければ…
 そこまで、ご一緒いただいても…構わないです

[情熱の赤い薔薇は強い香りと甘い蜜
それから、鋭い棘があり
その木の下には秘密がある
そんなことを思い出す]

(135) 2013/08/04(Sun) 23時半頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/04(Sun) 23時半頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[また後でと頭を撫でられて
フィリップを見上げた]

 …すみません、やっぱり一緒に来て下さい

[先ほどよりも強い口調で懇願する
少し泣きそうな顔だったかも知れない]

(138) 2013/08/05(Mon) 00時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/05(Mon) 00時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[席を立つフィリップに]

 …ありがとうございます

[泣きたいのを堪えて笑顔を見せる
嬉しいのに、何故だか泣きたいそんな気持ちで]

(147) 2013/08/05(Mon) 00時半頃

ガーディは、フィリップと一緒に廊下に出た

2013/08/05(Mon) 00時半頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

― 廊下→ ―

[フィリップと2人でしばらく無言で歩いていたが
沈黙に耐え切れず思わず漏らす]

 …薔薇の香り、すごいですね

[それに、彼は何と返事をしただろうか
どんな言葉であっても
自分へくれたものには変わりなく
ほほ笑みを返しただろう]

(152) 2013/08/05(Mon) 00時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[向かう先に近づくほど香りは増していき
少しふわふわとした気分になっていく
笑みが自然とこぼれるが、その理由は分からず]

 これから、どこへ行くと思います?

[その返事を待たずにクスッと笑いながら]

 …音楽室です
 ちょっと、ピアノを借りたいのと…
 音楽室の主へご挨拶をしたくって

[音楽室での騒ぎはもちろん知らない]

(154) 2013/08/05(Mon) 01時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/05(Mon) 01時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

 …ええ、サミュエル先輩のピアノは素敵です
 とても綺麗で…そして、やさしく歌うような音色

 …俺が、昔聴いた時とまんま同んなじ

[そろそろ、音楽室が近くなっただろうか
薔薇の香りはさらに強くなる
しかし、それに酔ってることすら気づかない]

(164) 2013/08/05(Mon) 01時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

― 音楽室 ―

[扉を開けると、中には誰もおらず]

 …あれ? サミュエル先輩?

[そういえば、少し前からピアノの音は止んでいた
譜面台には先ほどまで弾いていたらしき楽譜があり]

 フィリップ先輩…どうしましょう?

[と、首を傾げる]

 さすがに、黙って弾くのはまずいですよね?

[少し悪戯めいたほほ笑みで]

(168) 2013/08/05(Mon) 01時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[フィリップの返事を聞く前に
楽譜のしまってある場所を丹念に探していく]

 ショパンと…モーツァルトと…
 ベートーヴェンもついでに…出しておこうかな

[ショパンはエチュード
モーツァルトとベートーヴェンはピアノソナタ
そして、他にももう一曲分を探し出す]

 あ、あった…やっぱりこの音楽室凄いですね
 ない曲なんてなさそう

[目的の曲を全て見つけて声も弾む]

(176) 2013/08/05(Mon) 01時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 じゃあ、少しだけ…
 でも、俺はサミュエル先輩みたいに
 息するように歌えるほど上手くないんで

[ぽそっと語尾はしりすぼみになる]

 …恥ずかしいです

[椅子の高さを調整し
譜面台にあるサミュエルの使っていた楽譜を
そっと端に寄せてから
探し出した楽譜をセットする]

 最初は暗譜で弾きますから…

[まずは指慣らしでショパンのマズルカop7-1変ロ長調
ワルツとはアクセントの違う三拍子で
晴れた空を想いながら、明るく軽快で歯切れよく]

(180) 2013/08/05(Mon) 02時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[それから、エチュードに取り掛かる
op25-1「エオリアン・ハープ」は駆け抜ける風のように

小休止はモーツァルトのピアノソナタ11番イ長調
第3楽章のトルコ行進曲ではなく、変奏曲の第1楽章を
春の晴れた野原のように、明るく軽く軽すぎず
真夏の陽射しよりはやさしいけれど
春の太陽もとても眩しい、そんな春を思い出し]

(186) 2013/08/05(Mon) 02時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 う…ん、次は…こっちにしよう

[モーツァルトを思い出させる
ベートーヴェンのピアノソナタ8番「悲愴」の第3楽章
Rondo; Allegro
重い悲しみを吹き飛ばすかのように軽快に
涙が悲しみに追いつかないように

そして、再びショパンのエチュードop10-12「革命」
異国に故郷を侵攻され、その暴動に参加出来ない怒り
多くの痛みを残したショパンの叫びを]

 (…俺の身体はこれを弾きこなすには弱くて、小さい)

[その悔しさがにじみ出て悲鳴になっていたかも知れない]

(193) 2013/08/05(Mon) 02時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[思った以上にこの2曲に体力を奪われたのか
集中が切れてしまったようで
深呼吸をして息を整える]

 …これで最後です

[フィリップのそばにサミュエルがいつ現れたか
そんなことはどうでもよくなり

最後の曲の最初の音を弾き始める
ファリャ『El amor brujo:Danza ritual de fuego』
(恋は魔術師:火祭りの踊り)軽快で激しく情熱的に

それを弾き終えると、体力が尽き果てた
椅子から立ち上がろうとして、床にへたり込んでしまった]

(199) 2013/08/05(Mon) 03時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[そばに来て背中を撫でるフィリップをじっと見つめる
疲れのためか、それとも薔薇の香りに酔ったからか
どこかぼうっとしていて、目は潤んでいただろう]

 …すみません
 ちょっと…調子に乗って、しまったみたいです

[それだけ伝え終わるとフィリップにもたれかる

すでに、どちらへ向けての言葉かすら
自分自身で分からなくなっていた**]

(207) 2013/08/05(Mon) 03時半頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/05(Mon) 03時半頃


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/05(Mon) 15時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

 …ったい、サミュエル先輩?

[額にコツンと指が当たった衝撃に思わず]

 (…そういえば前もあったな)

[と、数年前のことを思い出す

確か、ボンボンをこっそり食べた直後
レッスンを受けていて、夢中になって弾いていたら
酔いが回って立てなくなったことがあった

他にも自分は激しい曲を好むため
そういう曲ばかりをレッスンで弾き続けていたら
息切れを起こして倒れたりとか

歳も近くその関係でよく顔を合わせていて
そういう現場には大抵、彼がいた]

(253) 2013/08/05(Mon) 15時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[ひとりっ子で両親はかなりの放任のため
兄弟子はそのまま、兄のような感じで
何かあれば頼っていたような気がする]

 (…やっぱり、俺の音とは全然違う)

[穏やかにそよぐ風のような音を聴き改めて思う]

(255) 2013/08/05(Mon) 16時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[物心ついた頃には
自分の中にいるのを感じた荒ぶる獣

檻に閉じ込め飼いならしたと思っていても
気がつけば、何かの拍子で顔を出し

しまった匣の蓋をしたと思っていても
蓋を破壊し尽くそうと暴れだす

見た目とは裏腹に
自分のピアノが自身に余るほど激しいのは
その獣の咆哮であり
獣を自分の中から逃がすためのもの

多分、そこが自分と彼との決定的な違い]

(256) 2013/08/05(Mon) 16時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[サミュエル自身が
こちらどう思っているかは知らない
が、その音色に憧れる一方で
自分にとって彼は

越えたくても越えられない壁
元からして相入れないもの

サミュエルの為人は好きではあっても
その音を作る能力――才能は
絶望を齎し、自分の最も嫌いな自分を暴き出す
残酷な存在として、あり続ける嫌なものであった]

(257) 2013/08/05(Mon) 16時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/05(Mon) 16時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[自室へどうかのフィリップの誘いに
抗える理由が何もなく]

 …す、すみません
 いえ…ありがとうございます

[身体を預けっ放しも迷惑だろう
支えてもらいながら、どうにか立ち上がり
そのまま音楽室を後にした]

(261) 2013/08/05(Mon) 17時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[こちらに合わせているのだろう
フィリップの歩調はゆっくりとしたもので
特に話すこともなく、無言でいると

 『もうすぐ着くから。』

と声をかけられ
ようやく自分で思ってる以上に
様子がおかしいのだと気がついた

余計な気を使わせてしまったことに申し訳なく
ただ、はい、と答えて頷いた]

(266) 2013/08/05(Mon) 17時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[昨日、一緒に歩いていた時には
手を引かれていただけだが

奇しくも今日は
昨日見て泣いたシーシャとの抱擁
それとは違うと思いながらも

思いがけず近くにいられて
不安が少し和らいだような気がした

これも薔薇の香りのせいなのか?]

(270) 2013/08/05(Mon) 19時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[フィリップの部屋に通され
手早く整えられたベッドに寝かされて]

 …まるで、こどもですね

[頭を撫でられ、弱々しく笑う]

 あの…もし、ご迷惑じゃなければ
 …手を握ってくれますか?

[気を使わせたくないという思いと裏腹に
口から吐いたのはそんな*本音*]

(273) 2013/08/05(Mon) 20時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/05(Mon) 20時頃


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/05(Mon) 20時頃


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/05(Mon) 22時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[フィリップに手を握ってもらい
ふわっと笑いながら]

 …ありがとうございます

[軽くきゅっと握り返す
ついていられるのは自分が眠りに就くまで]

 (…急用でも?)

[昨日と予定が変わっているようで
何だろうと疑問に思いながらも訊くのは憚られ

空いた手で髪を梳いてもらうのが心地よく
いつしかうとうとと眠りに就いた]

(326) 2013/08/05(Mon) 23時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[この部屋も薔薇の香りに満ちている
眠りに落ちる前、そう思ったが

自分に触れてる手の心地よさの前では
意味のないことのような気がして

その手がずっと離れなければいいのに
叶わないと知りつつも、願わずにはいられなかった]

(337) 2013/08/05(Mon) 23時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[うつらうつらと眠りながら見た夢は

薔薇咲き乱れる中庭
赤い血よりも紅い花を咲かせる木の下で
囁き合う誰か

その顔は――まだ見えない]

(346) 2013/08/05(Mon) 23時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[目が覚めた時には、やはりひとり]

 (…今朝と同じか)

[違いといえば
ここがフィリップの部屋であるというだけ
リュシュカすらも今はサミュエルの元

まだ、薔薇の残り香が漂う部屋で
ひとりで声を殺して泣いた]

(367) 2013/08/06(Tue) 00時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 …どうしよう?

[ひとしきり泣いて、それでもまだ涙が出そうだが
泣いてばかりでは拉致があかないのは明白で

このまま、フィリップを待つべきか
それとも、自分の部屋に戻るか、他の誰かに会うのがいいか

泣くのをどうにか抑えて考える]

(368) 2013/08/06(Tue) 01時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 そういえば…
 サミュエル先輩がピアノ弾いてない?

[ふと、それに気づいた
先ほど自分が訪れた時にも一旦留守にしていた
この薔薇の香り以外に何か寮内で起こっているのか?]

 …音楽室にいってみよう

[もし、彼がそこに戻っていれば
何かを聞きだせるだろうし
そうでなければ――ピアノの弾いて時間を潰せばいい

 『音楽室に行ってきます』

そう書き置きを残して、フィリップの部屋を出た]

(371) 2013/08/06(Tue) 01時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[再び絵本は忘れられたままで]

(373) 2013/08/06(Tue) 01時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 01時半頃


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 01時半頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

― 音楽室 ―

 …サミュエル先輩?

[音楽室には誰もおらず
声をかけてはみても、その姿は現れず]

 (…やっぱり、何かあったの?)

[薔薇の香りはどこか不安を掻き立てる]

 どうしようかな…

[それを紛らわすために、楽譜を漁る
ベートーヴェンの熱情のソナタでもと思ったが
先ほどのことを思うと躊躇われ
結局選んでしまったのはショパンの楽譜]

 (…あ、ちょっと間違えたかも)

(394) 2013/08/06(Tue) 08時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[しかし、引っ込めるのも癪である
そのまま、譜面台に乗せてページを開いた

ノクターンop9-1変ロ短調の出だしを弾き始める
緩やかな、降り止まぬ雨のようにまとわりつく
どこか甘くて憂鬱なメロディ
やがて転調し、さらに甘さを増していく

寮内を漂う薔薇の香りのように
それは胸を苦しめる

寂しい、哀しい、切ない、そばにいたい

その想いに応えるかのように背後から羽ばたきの気配
肩に止まる重みと爪の感触は――多分、リュシュカ

だけども、鍵盤の上で動かす手を止めたくない
そのまま最後まで弾き続ける]

(395) 2013/08/06(Tue) 08時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[最後の和音まで余韻を残して弾き終わる

背後にひとの気配を感じで振り返ると
サミュエルが覗き込んでいて
驚きと恥ずかしさで赤くなる]

 サミュエル…先輩っ!

[真近で聴かれるのは、やっぱり恥ずかしい
しかも、無防備に自分を晒した音だった

先ほどよりも遥かに恥ずかしい

泣きたくなったが、泣く訳にもいかず
笑顔とも泣き顔ともつかない表情で*固まった*]

(398) 2013/08/06(Tue) 09時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 09時頃


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 09時頃


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 09時頃


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 09時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[抵抗する間もなくサミュエルに抱きしめられる]

 …サミュ…おにいちゃん?

[ボンボンを食べた後の時にも
こうして抱きしめてくれたのを思い出し
思わず、呟いた

あれはいくつの頃だったか

自分も身体は大きくなったはずなのに
彼の方がやっぱり、わずかに大人に近くて]

 (…ずるいよ…いつまで経っても追いつかない)

[抱きしめたまま、自分の頭や背中に触れる
大きな手が妬ましかった]

(419) 2013/08/06(Tue) 12時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 …どうして?

[その疑問は
自分を包み込む温かさの前では無力で

 『人恋しく、なっちゃた』

という言葉が
さらに抵抗感を消してしまう]

 (…寂しい…どうして、俺を置いていくの?)

[それがこどもの身勝手なわがままなのだろう
そう思えば思うほど、抑えきれなくなり

――サミュエルを抱きしめ返していた]

(421) 2013/08/06(Tue) 13時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[薔薇の香りが強くなったと思った直後
軽いノックが聞こえ
肩からリュシュカが飛び去った

 『フィー』

その向かう先には
彼のご主人様フィリップがいた]

 …フィリップ先輩?

[この香りは彼が齎したものなのか?
そう思えるほど、強くなっていて
くらりとめまいに襲われる]

(424) 2013/08/06(Tue) 13時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[素っ気ない、けれども棘あるひと言は
まるでナイフのように突き刺さり
ぼんやりしていた感覚が霧散する]

 …フィリップ先輩!

[しかし、それは彼の耳には届かなかったのか
扉は閉ざされ、リュシュカと共に姿を消した]

(425) 2013/08/06(Tue) 14時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

 おにいちゃん…サミュエル先輩…
 お願い、正気に戻ってよ!

[彼の腕の中でジタバタもがいて
どうにか身体を引き剥がし
惚けた顔にパーンと平手打ちをすると
サミュエルはいつもの彼に戻っただろうか?

多分、その目に映る自分はこどものような*泣き顔*]

(426) 2013/08/06(Tue) 14時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 14時半頃


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 19時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[平手打ちで我に返ったサミュエルは
こちらを見て、驚いていた]

 お、おにいちゃんの…バカッ…

[そうぶつけた声は涙声を通り越し
泣き声といってもよかったか

目から頬を伝ってポロポロと
涙がこぼれ落ちるのを自覚してしまうと
最早、留まることを知らない勢いで]

 (…これじゃ…まんまこどもじゃないか)

[サミュエルの寝間着の袖は
みるみるそれを吸い込んでいった

頭を撫でられていくうちに
涙は徐々に引いていき嗚咽も治まっていく]

(441) 2013/08/06(Tue) 19時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[空いてる右手で奏でるのはG線上のアリア
何度も何度も繰り返し
左手が添えられた頃には涙も止まり
心も凪いでいた]

 …リクエストしてもいい?

[上目遣いでおねだりしたのは

同じバッハの『主よ人の望みの喜びよ』と
BWV 846 《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》の
「前奏曲 第1番 ハ長調」(アヴェマリア)

サミュエルはそれに応じてくれただろうか?
もし、だめだというのなら
自分に弾かせてくれと交渉するだろう]

(444) 2013/08/06(Tue) 20時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[小さな頃から知ってる仲とはいえ
サミュエルに出来るおねだりを
どうして、フィリップにはしづらいのだろうか

こうして、サミュエルやニーセンの前では
恥ずかし気もなく見せられる泣き顔を
彼の前では見せたくないのは何故なのか

薔薇の香りを胸いっぱい吸い込めば
締めつけられるほど苦しく痛くなっていき
フィリップのことを思うと和らぐような気がする
*それはどうしてだろうか*]

(445) 2013/08/06(Tue) 20時半頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 21時頃


少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/06(Tue) 23時半頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[弟弟子のささやかなおねだりに
兄弟子はひとつ頷いて

祈りの歌を奏で始める
どちらも耳に馴染みのある曲で
声にならない歌まで聴こえてくるような

サミュエルのバッハを聴く度に
彼は音楽と相思相愛なのだと思い知らされる

悔しいまでに染み入るような清らかな音
ずっと、彼の背中を追いかけて
追い越せないままずっと、その背中ばかり見続けて
多分、自分はピアノを弾くのに疲れてしまった]

(509) 2013/08/06(Tue) 23時半頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[誰のため、何のために弾いていたのか
それすらも失った瞬間

――燃え尽きてしまったのだろう]

 (…フーガじゃない、カノンかな?)

[カノンは終わりにどうにか追いつくが
自分はサミュエルには多分、追いつけない

それが分かるくらい
聴ける耳が自分にはあったことに
泣いたこともあったのだが

その哀しみもこの音の前では意味も価値もない]

(511) 2013/08/07(Wed) 00時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[2曲とも弾き終えたサミュエルが
こちらへゆるく傾げる

そろそろ、音楽室を出て休みたいという

見れば彼は寝間着のままだし
その様子から食事もまだなのだろう

無理をするなと、いたわりの言葉に
ふわっとほほ笑んでから]

 …うん、大丈夫…さっき休んだし

[同行については、静かに首を横に振った]

(515) 2013/08/07(Wed) 00時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[去り際に頭を撫でられて
ぷぅっと頬を膨らませて抗議する]

 サミュエル先輩こそ、医務室係なんですし
 医者の不養生なんてことにならないでくださいね

[と、笑顔で見送った]

(519) 2013/08/07(Wed) 00時頃

【人】 少年探偵団 ガーディ

[サミュエルが去った後
この薔薇の香りは何なのかを
聞くのを忘れたことに気がついた]

 …ただの狂い咲きじゃないよね?

[もしかしたら
フィリップは何かを知ってるかも

次に会えたら、彼から聞きたい

そう思いながら次に弾く曲を考える]

(521) 2013/08/07(Wed) 00時頃

少年探偵団 ガーディは、メモを貼った。

2013/08/07(Wed) 00時頃


【人】 少年探偵団 ガーディ

[譜面台の楽譜を一旦片づけ
次に弾くことに決めたのはベートーヴェン

14番目のピアノソナタ「月光」

始めの一音を静かに鳴らし始める
淡い月明かりを思い浮かべて、そうっとそうっと
水面に映る月のように、微かなる揺らぎに身を委ねて]

(526) 2013/08/07(Wed) 00時半頃

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