123 紫陽花の館でカオスを満喫する村
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[投げられた情熱は自分のもの。 主張する男達が伸ばす手を目で追っていると──
その花は、隣の愛しい青年の手に。]
……すごかったね。
[会場の熱気にあてられてくらくらしつつ、ベネット>>225の呟きにはそう応える。 ──夢見る男達が自分への愛と確信したその花は、本当は一体どういう意図を持って、彼に投げられたのか。 申し訳ないような気恥ずかしいような、微妙な心境に、その顔は少々情けないものになっていただろうか。 首を傾げたベネットに苦笑し、頭を撫でる。]
そうだね。お礼を言いに行かなきゃ。 俺はフランシェに奢る約束もしてるしなあ。
[ベネットの分も奢るから、行こ行こ。 こくんと頷いて、さてお礼にどんな一杯を注文してあげようかと、夢から醒めた悪魔は思考を巡らせる。*]
(232) pure_g 2015/06/23(Tue) 23時頃
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――一月後、紫陽花の館にて――
げに恐ろしきは、若さと情熱。
[鬱蒼とした雨の降る季節は終わりを告げて。紫陽花の館にはそれに代わるように、明るい色の花がいくつか見える。]
ふふ、独り言よ。
[苦笑いを浮かべる男>>227に、まぁだ?と視線だけ投げかけて。 本当に若さは恐ろしいと思う。一度目は挨拶程度、二度目は大人の遊び場への憧れかと思った。しかし、そうではないと気づいたのはいつのころだったか。 左程酒も嗜まず、大衆の中でただの一度も他の女を見る事なく。ただただ彼は、自分を見ていた。]
バカね、こういう時にはそういう前口上要らないわよ。
[戯れに、グラスを奪い取ってみたこともある。酔いに任せて不躾な視線を送ったこともあっただろうに。彼は今、一人でここにいる。]
(そして私もまた――)
[一人で、ここにいる。大きな深呼吸から、緊張が伝わってきて、此方も小さく息を整える]
(233) icemaze00 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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[遊戯を、と言われて一瞬ぽかんとし──次いで、全身が震える思いがした。
まだ、終わっていない。終わっていなかった。 どうしたら物語を紡いでいける?あなたがここにいれば、あなたの──勝ち?
急速にのぼせ上った頭では冷静にその意味を吟味できないまま、震える音声をなんとか言葉に成形していく。]
あ、あの、私。急いで戻ってくるから。か、駆け出すのは、だめ。そ、それで、あなたが勝たないと、だめ、よ。お願い。
[真っ直ぐに見据えながら、不自由すぎる言葉でなんとかそれだけを念押しして、急いで身を翻す。先刻とは違う涙が溢れ出していた。
彼はあのままいてくれるだろうか。方便ではないだろうか。 ──今はそんなことは考えない。ただ信じて。急いで。*]
(234) sour 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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……うん
(235) icemaze00 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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[大人な返事は、出来なかったから。頷いて、顔を上げる。ライジの瞳に自分が映る程の距離で。]
貴方を、……選ぶわ。 だから、後悔させちゃ嫌よ。
捕まえていて
[いつか、軽々と抱き上げてくれた腕に、今は迷いなく飛び込めるのだから。]
堕ちないように、つかまえててよね!
[跳ぶように、その腕の中へと飛び込む。 白い羽が、一枚舞い降りて消えた――*]
(236) icemaze00 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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―とおい、ころ―
―――Oー485.
[呼ばれた数字に顔を上げる。 あれはわたしのことだと、わたしは知っていた。
名前は要らない。 わたしは他からの関係性で形作られた存在だから。
名前は要らない。 欲しい名前なんて、なかった。 欲しいわたしなんて、なかった。]
(237) k_karura 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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ライジ。
[ある日、引き合わせられたのは緑の髪の少年。わたしの弟だという。
『ライジ』。
名前があることを、羨ましいと思った。 だから二人きりの時にお願いをした。]
……ねぇ。 わたしのこともライジって…そう、呼んでみないか?
(238) k_karura 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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いいじゃないか。 舌の上を転げて、飛び出て、呼びやすいんだ。
[わたしの髪は、 きっといつの間にか緑色になって。 わたしの瞳は、 きっといつの間にか緑色になって。]
(239) k_karura 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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きみがわたしで、わたしがきみで。
そんな風にひとつになれたら、ふたつになれたら、この『お家』も心地よいんじゃないかなぁ?
[わたしもライジになる。 同じになる。 わたしがわたしになる。
同じになる。
ふふと小さく、笑った。]
(240) k_karura 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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[時折大人の目を盗んで、弟の名を呼ぶ。わたしの名前を呼んだ。]
……ライジ。ライジ? どこに居るんだ、ライジー!
[見えなくなった姿を探す。]
(241) k_karura 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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ヒナコは、>>-1036 むー…[てしてし。やつ当たり]
narumi 2015/06/24(Wed) 00時頃
フランシスカは、ヒナコかわいくてついwwごめんね[ぎゅう]
icemaze00 2015/06/24(Wed) 00時頃
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ライジ! こんな所にいた!
[廊下の壁に背を預け、 小さな弟は腕を組み、ただただ笑っていた。**]
(242) k_karura 2015/06/24(Wed) 00時頃
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無論、来なくても構わない……て、もう聞いていないね。
[駆け出していく背>>234を遠く見守って、掛けたばかりの眼鏡を外して、脂が浮いていないか確かめる。睫がレンズに乗っていて、熱い息を吹きかけて風に飛ばした。何度吐き出しても、熱は篭もる。体の奥に残り続ける。]
生憎と、僕は村陣営でね。
[嘘は吐けないんだ――と、傍らの紫陽花に自嘲しつつ、その向こう側からの遠い空へと夜明けの証を認めながら、その場で暫しの時間を費やした。]
(243) Elizabeth 2015/06/24(Wed) 00時頃
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Cool head,but warm heart.
[さあ、暫くしたら話をしようか。誰にも話したことのない昔話を。そんな続きのない終わってしまった物語から、また新しい物語の一頁を記す為に。
始まるまでの僅かな時間、 開演までの道すがらポップコーンとコーラの類でも買って、ゆるりとその時を待ち続けよう。]
(244) Elizabeth 2015/06/24(Wed) 00時頃
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全く、面倒臭い。
[誰にも見せない顔で、誰にも見られたくないだろう顔をしてもう一度深く息を吐いていた。**]
(245) Elizabeth 2015/06/24(Wed) 00時頃
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トレイルは、さっきから読むのに必死。もぐもぐ
pure_g 2015/06/24(Wed) 00時頃
トレイルは、ベネットレイルwww
pure_g 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[花火に梅シロップ、食事を楽しんだ後は そろそろ宴もお開きでしょうか、そんな雰囲気。
名残惜しい気もするけれど、 雨よ止むなと呪うように窓を睨んだ数日前よりは いくらか心も晴れやかで。
それはきっと、 ここにいることを決めたから。
大半の者とまた館で再会できるだろうし、 愛しい彼とはこれから日常を共にできるから。]
(246) pure_g 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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……そろそろ帰ろうかねー。 部屋に招いてくれるんだろ? ベネット。
[ああ、その前に館の掃除する? と 当たり前のように笑って。
また館でゲームを楽しめる日を夢見つつ、 明日からの現実に心躍らせる。*]
(247) pure_g 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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おや、雨は上がりましたか。
またお困りの時はいつでもいらっしゃい。
紫陽花と一緒に、お待ちしていますよ―――*
こうして、その館はまた、次の縁を結ぶ場所として
街に存在し続けたのです。
/* 願わくばまたこの場所でお会いしましょう〜!!
お疲れ様でしたーー!! */
(#3) 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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[雨が上がって、 皆で遊んで。
名残惜しい宴の終わりが見え始めても。 まだ彼は隣にいる。>>247
招く、じゃなくて。 いつか、帰ると言って欲しいと願いながら。]
遊び疲れたし、掃除は明日にする? 二人で来ようか、…また。
[それでも、今日から先に 「二人が」いるから。]
(248) 唐花 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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[「二人で」いるから。]
(249) 唐花 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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[また、紫陽花の館で。*]
(250) 唐花 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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トレイルは、ベネットかわいい(定期)……帰ろうか[なでり]
pure_g 2015/06/24(Wed) 00時半頃
イスルギは、ホレーショーおっつおっつ
Elizabeth 2015/06/24(Wed) 00時半頃
ベネットは、●RECに今気付いたww
唐花 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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……そ、うとも。 わたしが、おまえさんを選んだの。
ホレーショーだけを、選んだの。
[あまり言わせないでくれ。 分かっているくせに。
思い込んで良いのだと、 本当は分かっているくせに。>>213
花火よりも望むものがある。 こくと頷き、 深く頷き返した。>>214]
……あぁ、行こう。
おまえさんと、どこへでもずっとだ。
(251) k_karura 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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[一蓮托生なのだから。**]
(252) k_karura 2015/06/24(Wed) 00時半頃
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