21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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サミュエルは、心の疲れから、懇々と眠る
2013/08/08(Thu) 21時半頃
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[強気の発言>>228に くすりと笑う。 ただ甘やかされる子は好きじゃない。 こういうハロルドだからこそ、好きになったのだと思う]
セシルなら大丈夫だと思うよ。 ひとりじゃなかったし。 何かあったらラルフがなんとかするだろ。
[心配している。ハロルドの声から、それを感じた。 務めて明るい声を出し ハロルドの不安を和らげようとしたけれど、 うまくいくかどうか。 だって彼は、セシルたちのこと以上の 心配事を抱えていたから]
ハロルド。あの…さ……
[言葉が途切れる]
(235) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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[眠り、深くなれば、シーシャ、服 握っていた、手、解けて 抱き寄せられ、見えなくなった、小指、 痛くないかな。泣き疲れ、寝入り端、静かに思った]
(236) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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[フィリップの手元をぼんやり見てて 嵐の晩にはなかった>>0:46>>0:47 手首の包帯が目に止まった]
…先輩、それ大丈夫ですか?
[昨夜は包帯はすでに巻いていただろうか もしかしたら、怪我でも? と、思い不安で顔を曇らせた]
(237) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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これ? …うん、
[大丈夫だよ と言うべきか悩んでいる。 不安にさせたくない。でも]
[赤薔薇が欲しているのは 想いをこめたくちづけ。 ニーセンのときも、その前も、赤薔薇には勝てなかった。 だからきっと。 共にいてほしい という愛する人の願いも 裏切ることになる]
[カタン…とフォークを置いた]
薔薇は好き?
(238) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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[セシルに関する返答には それもそうだと納得したので]
…そうですね ラルフ先輩もいましたから
[多分、自分が心配するまでもないだろう]
(239) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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―医務室→音楽室―
[ゆっくりベットから起き上がると、流れる音がない事に気づいた]
まったく珍しいな。
[トンと軽く床を鳴らして降り立つ。医務室の扉を開けると、誰もいない廊下をゆっくり歩き出す]
誰もいないなら……
[誰もいない音楽室を扉を開け、猫のようにスルリと入り、扉を閉める ピアノ鍵盤を子供のイタズラのように一つ、二つと鳴らす 拙い手で弾き歌うはカルミナ・ブラーナの第三部]
(240) 2013/08/08(Thu) 21時半頃
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[あどけない笑顔。 甘ったるい声。 煽られるのは、罪悪感とサディズム。
嗜虐心のまま、もっと鳴かせようと 膝を押し付け、強制的な刺激を与える]
怖くありません、よ。
[くつ、と漏れる嫌な笑み。 首を圧迫する手を強めて、穏やかにいう。 薔薇の香りが、頭を埋める]
どんな気分ですか?
[快楽へと突き落とすために強く押し付けられる膝に反して、よしよしと頭を撫でる包帯の巻かれた手。 未熟な性を無理矢理暴く行為のなか、その手だけが場違いに平穏だった]
(241) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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…んァッ! や、…ァ……
[強すぎる未知の刺激に、気がおかしくなりそうで。 ふるふると何度も首を振る]
や、やだ…こんなの、こんなのしらない…ッ
[薔薇が、薔薇が香る。 怯えたように手は、彼の背中へと縋っていた]
(242) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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[フィリップの問いに]
…先輩はどうして薔薇がお嫌いなんですか?
[昨夜の問いの答えはもらえなかったが つい今しがた、中庭を見ている顔から すでにそれは見て取れて、さらに問いで返す]
(243) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2013/08/08(Thu) 22時頃
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[返された問い。少し意外そうな顔をして、 それから 彼は笑った]
どうしてだと思う?
[こうやって想いの強さを確かめるのは 彼がまだ孤独を恐れている証左]
(244) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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ー 談話室 ー [聞こえる、知ってる曲、知らない音。>>240 有名、世俗カンタータ、 第3部: 愛の誘い 3. COUR D'AMOURS。 シーシャ、腕の中、眠ったまま、身じろぐ。]
ーーーーーーーー…………っ
[愛の誘い、その中、愛、愛欲的、それ。 短い息、吐いた、熱い。 Amor volat undique アモルはそこら中を飛び回る 愛の女神、飛び回って、当然親密、 悦び、知らぬ、過ごす夜、屈辱 はじめの、曲、そんな歌詞]
(245) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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[フィリップの用心深い問いに 目を伏せて]
俺は…先輩さえいてくれれば 薔薇なんて咲こうが枯れようが構いません
でも、俺から先輩を奪うものなら…嫌いです
[視線を彼に戻してきっぱりいった]
(246) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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[息する、もう一度、震えた。 目、醒める、目の周り、熱い。 泣いた、腫れ、だけじゃなくて。
聞こえる、格別、技術、あるわけではないけど、 どこか、拙さある、声、薔薇の香り、合間って、 息、震える。このまま、色々、まずい、 シーシャ、起きた俺、気づいて、どうしてる? 熱くなる、目の周り、身体、どう見られるか 知りたくない、だから、視線、逸らして、もがいた。]
(247) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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そっか。なら、赤薔薇には気をつけて。 どんなに俺を恨んでもいいから、 赤薔薇を信用するな。
[ハロルドには、おそらくわからない言葉。 それでもよかった。 ただ、彼が言いたかっただけ]
(いつ赤薔薇が仕掛けてくるかわからない) (けれど、残された時間を精一杯…)
[精一杯、幸せになろう]
(248) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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もうお腹いっぱいだよ。
[この話はここまでだ と言うように 強引に話題を変えて。 残したパンケーキが乗った皿を手に立ち上がる。 厨房へと歩きかけ、振り返ると]
そうだ。今晩はリュシュカを 君の部屋に泊まらせてやってくれないか?
[それは不在にすることを知っているが故の台詞。 別れの時間はすぐそこに]
(249) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[グレッグ、足音、近づく、聞こえる。 夜、思い出す。火に油を注ぐ、 振り払う、音、記憶、首、横、振って。 ソファー、二人寝、狭い、もがく、転がる]
(250) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[首を絞めていた手を離す。 すがる手が愛らしくて、苛立ちに眉をしかめた。 怪我させてでも、逃げればいい。 いまされていることは、本当に理不尽なことなのだから。
過去、自分ができなかったことを押し付けてることには気が付かない。
ズボンをくつろげ、右手をそっと服のなかに侵入させる。 そうしてその膨らんだつぼみのような、熱を持った欲の先端に爪を立てた]
わからない? ……これは、気持ちいいと、いうのですよ。
[開放へと導くために、やすりがけるように下から上へと手を動かした。 卑猥な水音をわざと響かせる。
自分の頭に広がり始めた頭痛と胃の痛みは、まるで警告のようだった]
(251) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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…先輩、それはどういうことですか?
[フィリップを恨むことなんて 自分には全く思いつかず]
先輩を恨むなんて… 俺に出来る訳ないじゃないですか!
[両手をばんと机に叩きつけ立ち上がった]
(252) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[歌い上げるのは愛の歌 だが歌い手は、それを知らず――、否定し――、拒否する者
否定した母が歌い上げた歌を歌う]
Aaaa……
[知らず、否定し、拒否しても、 狂しい歌声は心に焼き付いている]
(253) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[しかし、話題は打ち切られたようで]
リュシュカをですか? いいですけど…先輩どこに行くんですか?
[いつも一緒にいるはずの鳥を 自分に託すことに、不安は募る一方で]
(254) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[怯えた目で見上げる。 セシルは優しいから、酷いことなんてするはずないから。
悪いものすべてから遠ざけられて、過保護に育てられたから。 自分が何をされているのか、それが理不尽で酷いことだなんて知らない。]
……!
あ、やぁ、…き、きもち、ぃ……??
[他人に触らせたことなど無い部分。 そこを擦られて、知らない感覚に流される。 両足をピンと硬直させて、身をよじる。
もう、何も考えられない。 これが、これが気持ちいいということ??]
(255) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[彼はゆるく首を振る]
笑って、ハロルド。
[ハロルド頭を撫でようとして、 皿を持っていることに気づく。 困ったように目を細め、もう一度 首を振った]
(256) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[直ぐそこにある体温、暑いけれども心地よくて、 気が付いたらまたうとうとと浅い眠りに入ってしまっていた。 目を起こしたのは、抱いていたサミュエルが熱くなったから、 この体温の上がり方に、覚えがあったから。]
―――……、
[ねぇ、抱く手に力を込めて囁こうとしてその行動は中断される。 誰かが、談話室に近づくような気配がしたから。 その姿に、サミュエルが狼狽えたようだったから。 抱く力は全て解かずに、少し、眠ったままのふりをする。]
(257) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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あぁぁーーーーーっ!!!
[堪えきれぬ粗相が、擦る手を、着衣を、シーツを汚す。 空虚な脱力感に、くにゃりと力が抜けた。]
(258) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[歌い手、心、何処か、曲と逸れ。 なのに、狂おしい。それが、煽られ切らず 逆に苦しい、娼婦仕込み、知る術もなく。]
ーーーーーー…………
[シーシャ、寝てる?気づいてない?身じろぎない、 ゆるく、抱きしめられたまま。抜けそうな力 振り絞って、ソファー、肘掛、そちらへ這い抜けようと]
(259) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[食堂から談話室へ向かう途中、ピアノの音が聞こえた。 サミュエルか、と思ったが、しかし直ぐに違うと分かる。 誰が弾いているのだろう。
気にはなったが、手にはマグカップ。 音楽室と図書室では飲食をしない。 そのまま談話室の扉に手をかける。]
(260) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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サミュエルは、目標、膝掛け、腰掛け、シーシャ、膝枕、する体制
2013/08/08(Thu) 22時半頃
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…ごめんなさい先輩、甘えすぎですよね。
[やがて、トレイルに縋った指先は解ける。 優しさに甘えて、縋りついた。 けれど、このまま縋り続けたらきっと離れられなくなる。
引き攣れるように、紅い痕が傷んで思い出させる。 今の自分の置かれている状況、濃密な薔薇の匂い]
俺、ちょっと、顔洗ってきます。
[泣いてみっともない顔だから、そう告げて離れた。 部屋の中にだって、簡易の水道設備はあるのに それでも部屋の外に出ることを選んだ。
誰かに甘え縋ることすら、今は恐かった]
(261) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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だったら、もっと俺が笑いたくなることを 俺、先輩のこと何にも知らないから …不安にしかなれない
[フィリップの願いへ まるで、駄々をこねるこどものように]
(262) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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俺…もっと、先輩のこと知りたい
[上目使いでフィリップを睨んだ]
(263) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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…もう、おしまい…?
[抜け出ようとする姿、 また引き止めるように少し抱く手に力を篭めて。]
…もっと、構ってよ…?
[そう言って。 手は、抜け出る姿を追うように身体のラインをなぞる。 感じた熱さを煽るようにして。
談話室の扉が開く。そちらに視線が向く。 サミュエルを狼狽させた相手は、誰?]
(264) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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