64 さよならのひとつまえ
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散髪代。 …治療はしてあるようだから、ミイラは見逃すけど。
[大事な手なのだから、ちゃんと継続して治療しろと、目で言い含め。]
お前以外にも、もし怪我する奴がいるようだったら…気が向いたら、そいつも治療してやってくれ。
[俺はもうできないから、と。 もしも花を持った人がそこにいれば、チラリと目線を送ったかもしれない。]
ん。さっぱりした、サンキュ。 ――じゃあな。
[軽く上げた手を、簡単な別れの挨拶とする。*]
(256) 2014/03/30(Sun) 21時半頃
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…
…か…
…
…そうか…も…かは…らんが…を…きになった…
…もそうなのかは…らないが…
…
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[腕の中にぽすんと納まった花束に、目を瞬かせる。>>263]
…これって。
[ラインナップに、ほんの少しのときめきすら抱かなかったと言えば嘘になる。 勘違いするな。 唇を噛みしめると、内心で大きく首を横に振り。 偶然に決まっている。はやる鼓動を無理やり押し込め、自身に何度も何度も言い聞かせた。]
ありがとう、ありす。 大事にしてやるよ。
(一生大事に、してやるよ)
[僅かに口角をあげ、笑みを作る。 未練を断ち切るために、すべてを捨てて行くつもりだった。 でもすぐにこれだけは無理だと分かった。 『ありす』がくれた『花』だ。 …捨てられるわけが、無い。]
(265) 2014/03/30(Sun) 22時頃
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(これだけだから。これっきりだから) (だから赦してくれ。)
[他に誰でもなく、自分自身に対して言い聞かせて。]
…お礼に、お前にも渡したい物があるんだけど、後で時間いいか?
[裏声が少し残念な花屋に、小声で問いかける。]
(266) 2014/03/30(Sun) 22時頃
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…
…ぜったいこまる
ちょっとわざと…りたくなってきた
くだらないやつ
あっでも…の…もなく…いされたらそれはそれで…る
…りにおいでよ…しょんぼりの…でまってる
…なんてあったっけ
…しかもらってない…
…いたら…だったし…
…
…
…
ひどかったね
らいじのこえがめっちゃきこえた
まりもいいじゃん
まりも…いよ
…は…らない
…
ん…が…
…の…と…き…ってみれば…かわかるんじゃない…
…は…の…と…き…って…だったんだよねぇ
…も…だったし…それ…も…だった
…すっごい…めた…で…られんの…あれはあれで…いよ
…
…
…の…かと
なんでおれの…なのにおれが…えないの
…で…たら…どんどん…っこに…かって…がっていくらしいよ…おれ
おれは…の…でそういうの…されてます
うそ
…ない
…えなよ…しいよ
…いっぱいあるよ
あと…とか…なの…れる
…
それなら…かった…
…もうあんな…なことすんなよ…
…
…と…
…の…は…えてるか…らないからな…
…とか…すごいなって…ってた…
…しませてやれる…が…いな
…お…みたいに…に…を…る…も…なければ…
…みたいに…で…わすなんてのも…だ…
…
…そうか…よりは…だと…う…
…いのしか…えないし
…
を…るって…だけ…り…れば…かもしれないけどさ
…も…けば…ただの…の…だよ
…ついてける…じゃないと…ついてきてくれない
…
…ね…れないでしょ
…だから…いたくなかった
…
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感想言って、蹴られるのはごめんだ。
[その発言自体が明確な感想になってるのは百も承知だ。>>269 本当に一生大事にしてやるつもりで。 プリザーブドフラワーや押し花の勉強をしようかなんて考えていることは、目の前の男は思いもよらないだろう。]
(…落ち着け俺、何考えてるんだ)
[その勉強は、今後の進路には必要ないはずだ。 浮かれてしまった自分を恥じる。
不思議そうにされながらも後の邂逅を取り付けられれば、安堵してホッと息を吐いた。*]
(275) 2014/03/30(Sun) 22時半頃
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―断髪式後・3−A―
[断髪式を終え。 自室に戻ったのは自分が先か、ありすが先か。 はたまた二人同時か。 もし自分の方が早ければ、つい習慣で「ありすが来るまでの間、怒られないうちに部屋を片付けてしまわないと」となどと考えて。 空っぽの部屋に、もうその必要が無いことに気付く。]
時間とらせて、悪かったな。
[二人揃えばそう一声かけると、ありすに座るように促して。 自身は一度ベランダへと身を隠すだろう。]
(280) 2014/03/30(Sun) 22時半頃
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それ…ったら…もどうしようもないな…
…きなこと…いたら…
…たり…りない…しか…ないから…
…
…そうじゃない…
…
…する…
…さを…す…は…しだけ…しくて…しく…える…
それを…するのは…しさでもなんでもないんだろう…
…えないふりをして…を…の…の…へ…す…
いないことをいい…に…い…り…だと…るような…を…れようと…みるも…の…が…いたら…まで…と…われるのが…びなくて…やめる…
…にも…されてるような…がある…を…に…んでしまったのは…してほしい…
…が…くてもまだ…いやすい…だが…やはり…が…し…に…る
…でももっと…に…える…は…るが…に…かしてる…を…けそうなあの…とか…
…を…らせながら…
…に…をいれる…
…びびり…と…される…の…が…から…れ…めた…
…
でも…は…といてつまんないって…ったこと…なかったよ
…
…もそうじゃなくないよ
…わるの…どれだけ…っても
…がない…なんだよ
…
…
…でいいからさ
…は…にとって…だったか…
…かせてもらっていいかな
…
…ありす…
…おれのは…
おれには…は…ないんですか…
…る…もないからいいんだけど
…はありす…だね
…が…っぽい
…なしで…ろうと…ったら…こっち…ってきた
…
…
…まりまりもりもり
これから…すればいいよ
っても…はこれから…られる…になるのかな
…せ…まりも…
からし
まりもなろうよ
…の…そめて…まりもになろう
…
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お待たせ。
[>>289ベランダの引き戸を閉めると、隣いいかと尋ね。 了承を得られれば、そのまま横に腰掛ける。 ほんの少し躊躇った後で、やがて意を決し。 ぽつりぽつりと語り始める。]
本当は持って行こうか悩んでた。 でも、俺にはお前にもらったアレンジがあるから。
二つも面倒みられないから。 …お前が良ければ、これ、やるよ。
[手のひらに鎮座するのは、一度は枯れかけた小さなサボテン。 そいつの本来の持ち主が誰なのか、承知の上で、持ちかける。 根腐れしてしまったサボテンは、いまだに根付く様子は見せない。 治療は続けてきたものの、再び花を咲かせる可能性はとても低い。 自分ですらそう思うのだ、健康体の花をも枯らしてきたありすなら、尚更かもしれない。 彼をこれ以上傷つけるくらいなら、そのまま持ち去ってってしまおうかと、何度も考えた。 そうしなかった理由は一つ。]
(297) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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こいつを見つけた時、もう駄目だと思った。 正直言って、今も生きられる可能性は低いと思う。 でも。それでも…こいつはまだ生きてるんだ。
[一度言葉を止め。視線を何度かさまよわせ。 やがて真剣なまなざしを作ると、まっすぐにありすの瞳に重ねる。]
多分こいつも、知っているんだ。 たとえ量が多かったとしても。 自分がその身に浴びていたのは、紛れもない愛情だってこと。 だから歯を食いしばって必死に生きようとしている。 いつかその花を咲かせて、自分に愛してくれた奴に、見せてやりたいって思ってる。
……お前がいらないなら、俺が持って行く。 ちゃんと育てられるかは自信は無いが、責任もって最後まで面倒を見ると約束する。
[そう前置きしたうえで、すっと、手にある鉢植えを眼前に差し出して。 どうする?と静かに問いかけた。]
(299) 2014/03/30(Sun) 23時半頃
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