123 紫陽花の館でカオスを満喫する村
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トレイルは、投下タイミング被った……挟まらなくて良かった。
pure_g 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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[しばらく姿を消していたが、 一階の広間に戻ってきたところで、リンダが梅シロップ>>196を取り出すのが目に入る。 へえ、と物珍しげにそれを見て。]
この館にはそんなものまであるの? 梅か。どうやって飲むのがうまいかな。
[リンダが水割りを作るのを見ながら、 自分は3に挑戦してみることに。]
(202) pure_g 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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[とりあえず梅シロップがどんな味か、 氷だけ入れて飲んでみることに。]
……すっぱ。 あー、でも。デザート代わりにちょっとずつ飲むなら、これもまた良し、って感じかな。
[慣れぬ味に最初こそ戸惑ったが、 ちびちびと舐めて、口に入れる量の加減を掴み。 喉を潤すドリンクの代わりにはならないが、 まあいいかとそのままロックで頂いた。]
(203) pure_g 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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[沈黙に申し訳なさが募るくらいには、まだ良心と言うヤツが生きていたらしいと、ほっとしてしまって。自分本位の考え方しか出来ない事に小さな溜息を]
どうかなぁ。偉そうに言っておいてなんだけどさ。 そこまで誰かに肩入れしたことってないのよね。
[思い出した顔はいつのころか。本気なんだと告げてきた男の顔。揺らぎ揺らいで、いざ心を許したその時に妻だという女が乗り込んで来て、頬を数発叩かれた。それよりも驚いたことは「商売女に本気になるはずない」と腕を振り払われた事。あれが愛なのか、そうじゃなかったのか。考えるところから放棄してしまった。あとは――]
いつかそれ程に身を焦がせる愛に出会えるといいわね
[情熱から目をそらすように生きてきた。だが、どうだ。]
(204) icemaze00 2015/06/23(Tue) 19時頃
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え〜〜〜。本当は素知らぬ顔してドキドキしてたりしないの〜〜〜。 手腕、ねぇ。それは無理かなぁ。
[弄んではいけないと、本能が告げているのだから。持ち上げられら後に出てきた軽口には]
わかった〜〜 わかったから〜
[下ろしてぇと訴えつつ、白旗を上げた。困ったような返答には、薄く微笑みを携えて]
そんなだから、誑かしちゃいけないって思うのかもね―― いえ、忘れて頂戴。
[ただの気まぐれよ、とでも言う様に息を吐きだして。]
それでも。待つのね。
[饒舌な心情の吐露に、中てられた。そんな理由を付けようか。 触れたら折れてしまいそうな、若い感情が眩しくて。続く言葉には、うん、とかそうね、とか簡単な相槌を打つだけて。]
(205) icemaze00 2015/06/23(Tue) 19時頃
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[たとえこの男が言う様に、いずれ来るその日に心に他の誰かがいたとしても、出来得る限り誠実に答えようと、そう決めて。精々若く熱い思いに抗って見せてやろうと。美人じゃない顔のまま、むぅと唇を尖らせる]
そうね?じゃあ言いかえるわ、思ってたよりず〜〜〜っと ガキ〜〜〜。
[いー、とその顔を向ける自分こそ子供だなんて事は今はほおっておく。]
しかたないわね、付き合ってあげるわよ エスコートしなさいよね!
[ひらひら顔の横で揺れる手をがしっと掴み、するりと腕を絡ませてオネーサンらしく、花火の人の輪の中に混ざって行っただろうか*]
(206) icemaze00 2015/06/23(Tue) 19時頃
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[とくりと跳ねた鼓動と熱が、 二人、揃いで。
照れ隠しにこつんと、トレイルの肩へ額を預けた。
少し早い心臓の音が近くて、 嬉しくなる。]
(207) 唐花 2015/06/23(Tue) 19時半頃
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花火か…湿気てないといいけどね。
[雨の匂いが少し残る庭先に視線を向けて。 徐々に訪れる夏の気配を探す。
「また片付けを手伝うよ」なんて、>>201 これから巡る季節の中、 当たり前のように彼が傍にいることの肯定に、
心が弾んで、声よりも先に、
絡めた指が思いを囁いた。*]
(208) 唐花 2015/06/23(Tue) 20時頃
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トレイルは、ベネットかわいい(定期)いってらっしゃい[なでもふ]
pure_g 2015/06/23(Tue) 20時頃
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[解けたはずの手が再び重ね合わされて、体の奥をごとりと揺らす。
──ずるい。本当にずるい。
突き放すような言葉を垂れ流しながら、こうやって私の未練を刺激するのだ。
見下ろしてくる顔に向かってそっとランプを掲げる。青白く照らされた顔が見慣れぬように感じたのは、眼鏡を外しているせいだけかどうか。
見惚れた矢先、手短に、などという言葉が聞こえれば軽く頭痛を感じて、ついチクリと刺したくなってしまう。]
……あのね、イスルギさん。ひとつ言わせてもらうけど。 お話を、って別に用件があるわけじゃないのだけど。……話も用もなくても傍にいたいって……意味なのだけど。分かって言ってるのかどうか知らないけど。
とにかく、だから。手短にはできないの。
[重ねた手に力を込めて。]
(209) sour 2015/06/23(Tue) 20時半頃
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トレイルは、ヤンデレ……w
pure_g 2015/06/23(Tue) 20時半頃
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終わってない、と思う。次のフェーズに移っただけ。解放された客には意思があるのよ。
[何でもないふうを装いながら相手の顔が不自然に強張っていること、声がどこか上擦っていること……とっくに気付いている。
──ねえ、どんな気持ちでいるの。知りたい。すごく知りたい。]
……イスルギさんにとって、館での出来事は目映かった?
私にとっては……とても素敵だった。あなたと過ごした時間。 終わってしまわないように、過ぎ去らないように、この先も繋いで行けたらって。そう思ったから私、ここにいるんだと思う……。
[もう一度、雨が降れば。そうしたらまた、魔法がかかるのだろうか。引き留めてループに陥れたら、幸せになれるのだろうか。
わからない。でも、自分の望むのはそういうことではないような気がしていた。]
(210) sour 2015/06/23(Tue) 21時頃
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イスルギさんは、これからどこへ行くのかな……。
[繋いだ手の熱を意識しながら、真っ直ぐ見上げて、そう問いかけた。*]
(211) sour 2015/06/23(Tue) 21時頃
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トレイルは、惜しい、3万足りない。
pure_g 2015/06/23(Tue) 21時頃
トレイルは、>>-953、なるほど二人で。その発想はなかった[手ぽむ]
pure_g 2015/06/23(Tue) 21時頃
フランシスカは、ベネットあいつは病的だけど、ヤンデレかなぁ・・・?
icemaze00 2015/06/23(Tue) 21時頃
トレイルは、>>-960、うんうん。それくらいありそう[スカウターぴぴぴ]
pure_g 2015/06/23(Tue) 21時半頃
ヒナコは、爆発するフラグや…w
narumi 2015/06/23(Tue) 21時半頃
リンダは、鳩を飛ばし始めた。
sour 2015/06/23(Tue) 21時半頃
トレイルは、薔薇www
pure_g 2015/06/23(Tue) 21時半頃
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[>>192もう一人お父さんがいるとためらう「娘」に笑って見せて]
お父さんは何人いてもいいんじゃないの? [愛人(パパ)とかだと不味いが、今はそんな話ではないだろうと真面目にそんなことを考え。]
俺に娘はいなかったけど 娘ができたしね
[あんたのことだよと、再び手を伸ばして。*]
(212) suikei 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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ふーん やっぱり、俺を選んでくれたって 考えても良いってことだね
[>>188何にでもなれる彼女が全部をすてて 「おみつ」として自分のそばを選んでくれたと そう思い込んで良いかと、笑って]
じゃあ、
花火なんてお預けでいい?
(213) suikei 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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俺は帰るよ、 雨も上がったことだし
[近くに誰かが居たならそう言付け 櫻子に渡してくれと住所を書き込んだメモを一枚]
行こう
[許しは得た。彼女の返答なんてしらない*]
(214) suikei 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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――後日・街の酒場『レッド・スコルピオ』にて――
ギター?
[女の声に応えるように、ピィンとフラメンコギターが鳴る。満足そうに目を細めると、コリーンに合図を送る。手拍子を二回。踵を鳴らし、グラスを置くと、ステージ中央へと向かっていく。]
はぁい、お元気そうね――
[客席を縫うようにしてステージへ向かうのは演出の一つ。"お気に入り"の客のグラスを奪う様にして酒を煽るのも、……演出のひとつ。]
ごゆっくり
[空になったグラスを置いてキスを投げると、ひらりと裾が舞う。 不規則な手拍子を合わせるように、客に教えるように手拍子をしながら練り歩く。 やがてステージ中央に着いたなら、一度だけ入口に視線を――]
(215) icemaze00 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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[――そこに誰かが居たのなら、悪戯にキスを投げて。裾を持ち上げる。あとはただ、音にハートを乗せて。うねらせる両腕に抱かれたいと男たちが夢を見られるように、あの視線は自分のものだと焦がれて貰えるように。]
[今この場所こそが、楽園なのだと酔いしれるように――]
(なんてね、アタシは好きな事しかしないけど〜〜)
[セニョールと歓声が上がれば、笑みで応えて。切なく揺れるような音に、体を預ける。ダンスの最中だと言うのに花束を差し出してくる無粋な客には一瞥をくれてやりつつ、戯れにその花束から薔薇を一輪引き抜いて。]
(216) icemaze00 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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あら
[それを咥え、裾を翻す。コリーンがしょうがない子ねと言う様に此方を見ているから、ウィンクをして近寄る。]
(――もっとよ、もっと声を頂戴。 貴方の声が、アタシを一層燃えさせる)
[微笑みは肯定の合図、上がるボリューム、リズム。それを全身に感じながら、踵を鳴らし、裾を翻して、手を叩いて。最高潮に盛り上がった頃、誰かと誰かの姿が見えたなら極上の笑みで加えた薔薇をふわりと客席に投げ込んた]
ッ……はぁ
[カタン、とつま先を合わせて終了の合図。もし誰かが訪ねてきたのなら、少ししてから挨拶にいくだろう――*]
(217) icemaze00 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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それこそ知らないよ。 僕に門外漢の分野に関して察しろと言うのは、無茶が過ぎる。
[肩から引き剥がす為に一時的に合わせた手を離そうとして、離されていない事に気付く。舌打ちしたいような気分が沸いて、微かに眉を顰めた。明鏡止水を気取る程出来た人間であったことは一度もないが、振り回されているような、自分で転げまわっているような、据わりが悪い。腹の奥がじくりと熱い。]
だったら尚更だ。 君の本分は、あのサロンの中ではないのだろう。 僕もだ。ならばあの場に戻る意味も理由も必要もない。
[近付くランプの熱が熱い。顰めた顔をどう受け取られたか。彼女の顔が見える。涙の筋が見えた。莫迦らしい。人が泣くだと。泣くだと。馬鹿馬鹿しい。涙を求めるような物語などに僕が関わり合うことなど、立ち会う事すら厄介だと思っていたのに。]
(218) Elizabeth 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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他人事(ひとごと)だよ。 参加者気取りも、観衆気取りもできる立場とは思うけれどね。
[繋がれた手から篭もる力に、圧されるように彼女の問いかけ>>210に答える。]
ただ、そうだね。 こう子供じみた反発のような答え方をするぐらいには、刺激はあったのだろう。
ああ、館の出来事が――、じゃない。
[まだ夜がたっぷりと残る冷気を吸って、熱気と共に吐き出す。冷気は人の中で暖気と変わる。通り過ぎるだけではない。交じり合う事で、熱を帯びる。咳はでなかった。]
あの場で僕が関わった君という存在が、 僕に関わってきた君という存在になるまでには。
それは僕にとっては……
[そこまで言いかけて口を噤んだ。]
(219) Elizabeth 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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遊戯をしようか。
[噤んだ口からは続きを話す代わりに、小さく口を開いた。]
(220) Elizabeth 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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僕にとっての次のフェーズはあそこ(館)にはない。
だからこそ僕は、戻る気は無い。 君は戻る必要があるだろう。
[衣服なり所持品なり出かける事を意識して準備を終えている者と、ただ追いかけて来ただけの者の差を見比べるようにしながら。そして言葉の隙に、手を離した。]
僕はここで暫く待っていよう。 君が戻って此処に来た時、僕が逃げていなくなっていれば君の勝ち。 僕がまだ此処にいれば、僕の勝ち。
[このまま駆け出してもいいのだけれどね。と嘯く。]
女性の支度は時間が掛かるというけれど、そう待つ気は無いかな。 風邪が悪化するといけないしね。
[さあ、どうする?とわざわざ一度外した眼鏡を胸ポケットから取り出して掛けなおして、尋ねて見せた。*]
(221) Elizabeth 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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フランシスカは、次は1111 かしら…
icemaze00 2015/06/23(Tue) 23時頃
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――『レッド・スコルピオ』―― [扉をくぐった途端、熱気が渦巻く。
音と、手拍子と、空気の中心で、 やけた肌の踊り手が、身を翻した。
首元や足を彩る宝石よりも、ステージの上で弾けた汗がいっとうの煌めきを差し出す。 清らかな祈りよりも、溢れる生命力がここは楽園なのだと全身で告げている。 王冠よりも、溢れ出す笑顔が、彼女がこの舞台の主だと誇らしげに示していた。]
(222) 唐花 2015/06/23(Tue) 23時頃
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[高く低く、 歌声と楽器を衣装に纏って、 舞台と客席の空気が、ひらりと舞う腕一つに翻弄される。
しなやかな腕が、脚が、
跳ねて、 差しのべられて、
夢幻と現を重ねた。]
(あ、―――)
[それは一瞬よりもはるかに短い時間。 踊り子の目が軽く見開いて、次には悪戯を思いついたようににんまりと細められた。>>217]
(223) 唐花 2015/06/23(Tue) 23時頃
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[舞姫の手から、投げられた赤を追って、 いくつもの手が伸ばされるのを、まるで夢のように見て――
それが、ぱさりと自分の手の中に納まった。]
…!
[驚いて舞台を見れば、ウインクを投げかけられてこれが偶然ではないと知る。
狂乱と呼ぶほどの熱気を、かつりと鳴らした足元に従えて、 両腕を広げたフランシスカの姿に思わず感嘆のため息を零した。]
(224) 唐花 2015/06/23(Tue) 23時頃
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…すごいな。
[拍手も忘れて、手の中の薔薇を握りこむ。 意識が切り替わったのは次の曲が聞こえ始めてから。]
そうだ、後で挨拶に行こうか。
[はしゃいで、興奮混じりに連れの――トレイルの顔を見上げて。
何故か彼が複雑そうな顔をしているのに、首を傾げた。*]
(225) 唐花 2015/06/23(Tue) 23時頃
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それって、自分の見る目がないってこと認めてるだけじゃねーの? でもな……
[いーっとする姿>>206にカラカラと微笑んでみせつつも、 いつまでもガキ扱いというのは気に食わないから]
――ガキだガキだって油断してたら、この先どーなるか分かんねーぞ。 ……なーんてな。
[片目を閉じて、大人の狼気分で花火会場までエスコート。 彼女の腕が絡まるとやはりどこか緊張して、動きが堅くなってしまったことは、たとえ気付かれていようとも、自分からは絶対に口に出さない*]
(226) JITA 2015/06/23(Tue) 23時頃
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―― 一ヵ月後、紫陽花の館にて ――
[紫陽花の見頃はもう過ぎて、静けさ漂うこの館は、ゲームを交えたあのときと比べて、どことなく寂しさを漂わせていたけれど。 派手で過激な魔法も何もかもが過ぎ去ったなら、きっとこれから口にすること――ずっと心の中で温めてきた気持ちは、穏やかでささやかだけど、きっと生きた“なま”のもの]
いざこの場に来るってなったら、何言おうか色々悩んだんだけど。 やっぱ俺ってバカだからさ、下手な前口上さえ思い浮かばねーんだよな。
[浮かぶのはやはり苦笑。 なにせこの一ヶ月、彼女の舞い踊る酒場に足繁く通っては、慣れない酒を煽りと、散々な溺れっぷりだったのだ。
これで、よくまだ気持ちがはっきりしてないなどとと口に出せたものだと思いつつも、 そんな日々があったから、やっと自分の想いに自覚が持てた。――認めないといけないと決心がついた]
[一つ深呼吸をした後、ぐっと目を見開いた先、彼女はどんな顔をしているだろう。緊張から思わず目を逸らしてしまいそうな自分を、心の中で叱咤して]
(227) JITA 2015/06/23(Tue) 23時頃
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好きだよ、フランシェ。 お前が俺を選んでくれるなら、絶対に幸せにしてやるから。
(228) JITA 2015/06/23(Tue) 23時頃
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――だから、堕ちるんじゃなくてさ、俺と一緒に浮上しよーぜ。
[高みを目指してどこまでもどこまでも。 疲れたなら羽を休めてもいいけれど、これから出てくる望むものは、どんどん二人で叶えていきたいと]
[相変わらず、彼女の幸せとして選ばれるかは自信はないままだけれど、今度こそ言い逃げでは終わらせねーぞと、じっと彼女を見つめたまま*]
(229) JITA 2015/06/23(Tue) 23時頃
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─ レッド・スコルピオ ─
[凛と上がる女の一声に、ギターの張りのある音が応える。 浮ついた酒場の空気がガラリと変わり、酒に酔う目も女に酔う目も、その場にいた者全員の視線が一カ所へと集中していく。 もちろん、これこそを目当てにこの酒場を訪れた自分の視線もまた、同様に。]
「はぁい、お元気そうね」
[艶やかなブルネットの髪と衣装の裾を翻し、花の間を縫って舞う蝶のように、途中でグラスから蜜をひとつ呷って女はステージへと。 その挨拶が機嫌を窺うのはきっと自分、と、観客達は競うようにヒュウと口笛を鳴らす。
──踊り子に夢を見る男達。 彼女の虜になったまま夢から醒められない者が一体何人いるのか……そんな話を思い出しながら。 夢の最中に彼女の投げかける視線はこんなにも熱く、醒めたくないと思うのも無理からぬことと、くすりと笑う。]
(230) pure_g 2015/06/23(Tue) 23時頃
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[プラチナブロンドの歌い手は、褐色の踊り子とは対照的な白い輝きを纏って、艶やかな踊りにライトを当てて。 花を一輪摘んだ>>216蝶は、情熱で唇を飾り、もっと照らしてと歌い手を煽る。
会場を支配していく音、色、動き。 彼女の夢に呑まれそうになる一瞬。
ふと、踊り子の目がこちらを捉えて。>>217 彼女の口元を飾っていた一輪の薔薇が、 射抜くようにこちらへと投げられた。]
(231) pure_g 2015/06/23(Tue) 23時頃
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