28 わかば荘の奇々怪々な非日常
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[あの日を境に、 瑠美はもう甘やかな死を夢見なかった。 美しい死体になりたいとも思わなかった。
うまく生きられないから きれいに死にたいなんて。
かわりに、未来のことを考える機会が増えた。 鏡に向かって微笑む練習もしてみた。
すぐには変われそうも無いけれど。*]
(153) onecat69 2013/09/09(Mon) 22時頃
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[福原瑠美にとって。 わかば荘での瑞々しい日々は、 この先おとずれるかもしれない 暗く深い夜を真っ直ぐに歩くための灯になる。
いつまでも褪せることない、大切な思い出として。**]
(154) onecat69 2013/09/09(Mon) 22時頃
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─談話室 騒動の後─
……皆は霊って信じるか? [話し始めはそんな調子だったろうか。 珈琲カップの中身をスプーンでぐるぐると掻き混ぜて、流れが出来ている所へクリームを注ぐ。 白と黒の渦に口をつけて、住人の意識が自分へ向くのを静かに待ち、賑やかな話題の空白を縫って話し出す。
一般人からすれば、奇々怪々としか言い様のない、赤ん坊を失った悲しい母親の話を──。]
(155) vanilla 2013/09/09(Mon) 22時頃
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──幽霊とか亡霊って言うのが本当に居るのかどうか、実際のとこ、見えてる俺にもわからん。 土地の磁場が人体に影響して見える集団幻想──そういう物を否定も出来んから。
……ま、つまり、だ。 見えちゃったからって、気にするなよ。
[一連の説明の締めくくりに、フランクはそんな風に言った。 毎日のように霊の姿を見、声を聞いている。だからフランクにとっては今回の事すら特に驚く程でもない当たり前の日常だが、そうでない者もいるだろう。 そうでない者がこの先、たった一日の今日に振り回されることのないように、不器用なりに気を使ってみた──のだった。]
(156) vanilla 2013/09/09(Mon) 22時頃
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あいつのも、頼んでも?
[>>148ついでと繰り返す福原へ、今日から生活を共にする少年のことを付け加えてみる。 自分一人いい思いをするのは、なんだか悪い気がした。]
……
[つい数時間前に決まった同居人を、もう随分と受け入れているらしい自分に驚く。]
ん。
[去り行く少女へ頷きで答え、それまでの時間をどう潰すか考えながら、大きく伸びをして、
肘をドアにぶつけたのだった。**]
(157) kokoara 2013/09/09(Mon) 22時半頃
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− 回想・あの日の談話室 −
[揃ったところで管理人が口を開く>>155>>156 いきなり聞かされれば突拍子もない、と鼻で笑うか 気味わるい事言わないで下さいと耳を塞いだか]
長生きするもんですね。 事実は小説より奇なりって本当です。
[だが口にしたのが他ならぬ管理人で、 妖怪の国谷さんや、越智に起きた事を間近で見た以上 否定する言葉は持たない]
(158) pannda 2013/09/09(Mon) 22時半頃
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一番良い形で何とかなったんでしょう?
[気に掛かるのは女の末路だったが。 部屋に散った温もりの気配を思い出して微笑んで]
じゃ良かったですね。 それで良かったじゃないですか。
[私が言えるとしたらそれだけ**]
(159) pannda 2013/09/09(Mon) 22時半頃
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[腕の中で過ごした時間は、幾ばかりだったでしょう。 かちこちと時計の針が傾く毎に 自覚が風船のように膨らんで、今にも割れてしまう。]
あ、あ、あああああ お茶をお淹れ、します!
[目の中は、珈琲を巡るミルクの渦と同じ。
ポットを抱き抱えたまま、しどろもどろ、如何にかお伝え致しまして。名残惜しい指先を離して、叶えばケトルをお借り出来ないかと、お願いを致しました。 ――…顔が熱い! 顔が熱い! 内心がだだ漏れの態で、それでも出来得る限り、懸命に。 危なっかしい指は、けれど火傷をしないのです。 おまじないが掛かっているのです。]
(160) mo_om 2013/09/09(Mon) 23時頃
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[淹れるお茶は二人分。 ジャニスさんの、お気に入りの茶葉で
あともう少し、分けて頂けますか。
小さく、小さく、伝えた我が儘。 苦しい、我が儘。 分けて頂いた茶葉を、あたしが口に出来る日は来ないでしょうが。閑散とした部屋、その意味を、あたしなりに理解した証。 ――…あの綺麗な手を、必要としているひとが、いる。 仕事とはそういうものだと、理解しているのです。
密やかにこの日から、増えた日課がひとつ。 目覚めたら鏡の前で笑顔の練習。笑って見送れるように**]
(161) mo_om 2013/09/09(Mon) 23時頃
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――― いつか ―――
[運動靴が、ちょっと高いヒールになって。 ご当地Tシャツは、もう少しこ洒落たシャツに、動き易いパンツスタイル。髪は、あの頃より少し伸びた。]
あ、 し、白栖ちゃん!
走らないと、落ち着かなくて…
[服装は変わっても、日課と背丈は変わりません。 勉強に打ち込みながら、前よりも談話室を訪れることの増えた 白栖>>116に悪戯が見付かったような心地で、はにかんだ。
相変わらず、管理人さんは静かに此処に居て 留まるひと、去るひと、時々ふらりと猫のように戻るひと。 庭先から夏の湿った風が舞い込んで、いつかを、思い出す。]
(162) mo_om 2013/09/09(Mon) 23時頃
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[春が来て、夏が過ぎて、秋が訪れ、冬を過ごして。
あたしの住処は変わらずに、205号室。 交通の便の悪さは、起床時間に大変響きますが。 それは例えば丘の下に向かう坂道で、屋根の上を見上げて、談話室で、廊下で、どこかで。わかば荘を離れてしまったひとに、ひとたちに、此処に留まるひとに、ひとたちに。]
おかえりなさい。
[あとは、そう、*笑って*]
(163) mo_om 2013/09/09(Mon) 23時頃
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― 七ヶ月後・翌年の春 ―
[この日は、グリーンカーテンの無い縁側に腰を下ろし、 初見に借りた『源氏物語』に視線を落としていた。
一つ帖を読み終え、ふぅとため息を吐いて ごろり、本を胸に抱いたまま横へと。
サンダルを引っ掛けた白い足をぶらぶらと揺らして、 平安時代のプレイボーイの逸話を消化していた。
そわり、風が金糸を撫でた。 寒さも和らいで、風が温かみを含んでいる。]
(164) ぶんちゃん 2013/09/09(Mon) 23時頃
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[夏が終わり、秋が訪れ、冬が過ぎ……。
今のような温かい風が吹けば、
あの不思議な経験をした日の事を思い出す。
瞼を閉じてみれば、褐色の肌をした青年が
自信満々の笑みでこちらを見つめていた。]
(165) ぶんちゃん 2013/09/09(Mon) 23時頃
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>>136 捨て猫、の前の家? には、………………戻りたくない。
[ボソリと呟けば、 最初からあまり良い返事など期待していなかったように 宝生に予算だけ言われた。
服など、特に何でもいい。 今のままでも特に問題なかったが、 どうやら宝生は気になるらしい。 黒のTシャツと、カーゴパンツを買ってもらった。
買ってもらえるとも思っていなかった。 この人は本当に優しい。
優しすぎて、本当は心の中で嫌われてやしないかと不安になる。 ルミのように悪態をついてくれる方が良かった。]
ありがと。
(@22) ぽか 2013/09/09(Mon) 23時頃
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[そっぽ向きながら、小さくお礼を言った。
優しすぎて、
嫌いで、
好で、
困る。]
(@23) ぽか 2013/09/09(Mon) 23時頃
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── その後の話/越智と ──
………… そうか。
[>>143あの日、一世一代の告白を聞き、男はさっくりと頷いた。 どこかホッとしていた理由は、聞かれても口に出さないが。]
黒髪なんだな。
[そんな大したこと無い感想を残し、その場では、それきり。 責めるでもなく、あっさりと他の者に場を譲る。]
(166) kokoara 2013/09/09(Mon) 23時頃
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[この日のわかば荘は、 のどかな鳥の声が聴こえる以外は静かで、
丘の下のバス停から、 バスが発車する音まで聴こえた気がする。]
(誰か、帰って来たのかな……。)
[降りる人がいなければバスは停まらない。
あのバス停で降りるということは、 十中八九このわかば荘の住人か、訪れてきた客人、 ……極まれに墓参りの人で。
だから、体を一旦むくりを起こし、 桜並木の端に翠を留めたまま ぷらぷらと足を揺らして人影を待った。]
(167) ぶんちゃん 2013/09/09(Mon) 23時頃
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[翌日。 >>146ごく当たり前のように女装で登場した越智に、男はその姿をとっくりと眺めた。 ふむ、と一つ頷く。]
おはよ。 やっぱ、似合うな。
[男性としては言われたら微妙だろう感想をぽろっと口にした。
それから、一瞬だけ通りすがりざま、「少女」の耳元へ顔を寄せ]
…… 昨日、 すまん。
[ささやき声を、ぽとり。
男だったからパンツ見たことは別に謝らなくてもいいか、と思っているが、怖がらせたことは事実だ。 猫が原因とまだわかっていない男は、すぐにそそくさと離れていった。*]
(168) kokoara 2013/09/09(Mon) 23時頃
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[けれど人影は現れず、
少し離れた隣近所への客人だったのかと思い直し、 ごろり、もう一度寝転がった。
まさか、もうすぐそこまで
世界最速が迫っているとも知らずに。]
(169) ぶんちゃん 2013/09/09(Mon) 23時頃
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―余談ですが。いつか。―
ね。それ…どこの使ってるの?
[偶然。談話室で越智とふたりきりになって。 日曜日の昼下がり。退屈な時間でもあったから。
衝撃の告白の後も越智は愛くるしい少女のまま。 彼の頬に乗る淡いチークの発色が気に入って。 こそりと訊いてみる。
それからしばしば。 ふたりきりの時には。
メイクや服やアクセサリーや、と。 華やいだ話を密やかに。*]
(170) onecat69 2013/09/09(Mon) 23時頃
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── その後の話/灰色猫と ──
[病沢が、いなくなった。
いつの間にか姿を見なくなって、管理人に聞いてみれば、退出したのだと。 ただ、部屋を引き払ったわけではないらしい。]
…………
[それ以降も、男はたまに、外へ出て屋上を見上げている。 そこに動く影がないか、落ちてくる影はないか。
ない。
普通、ないが。]
(171) kokoara 2013/09/09(Mon) 23時頃
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[ある日、屋上へ上がってみた。 そこにいた灰色は、あの「猫」ではなく、ネコ…… ではなく、今は違った名で呼ばれているのだったか。]
「なーん」
[悠々と鳴かれ、男は肩の力を抜いた。 屋上へ寝そべり、空を見上げる。
空が落ちてくるような感覚に、思わず目を閉じた。]
(172) kokoara 2013/09/09(Mon) 23時頃
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[またある日、屋上を見上げた。]
………… ?
[影が、よぎった気がした。
そこからは早かった。 上へ。使い慣れたと言えるはしごを登った先に、
大きくなった「猫」がいた。]
(173) kokoara 2013/09/09(Mon) 23時頃
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………… おかえり?
[行ってきますやただいまがないところに、この言葉はおかしいだろうか。 言ってから気づいたが、気にしないことにした。
髪の伸びた姿の横へ座り込み、今日もまた、空を見上げた。*]
(174) kokoara 2013/09/09(Mon) 23時頃
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―104号室―
[ひっくり返りそうな声と、唐突な敬語と。腕の中に閉じ込めた小さな体はみるまに熱くなって、けれど、振りほどかれない指先。 存じ上げなかった、と、その言葉は、だけど過去形。伝わった言葉。受け入れられる喜びに、心が満たされる]
あぁ、ええ、そうですね。
[お茶、という言葉に、どこかピントの合わない返事を返してしまうのは、自分も動揺しているのか。 ひとまずテーブル代わりに段ボールを床の真ん中まで引っ張り出せば、どこかままごとじみた様相。向かい合って飲むお茶は美味しいのだけれど、味わうどころではない心地。
けれどできるだけ時間をかけて、ひとくちずつ味わった。 またいつでも、思い出せるように]
(175) heinrich 2013/09/09(Mon) 23時頃
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[可愛らしいおねだりに頷くと、掌ほどの大きさの丸い缶に茶葉を分ける。 澄んだ香りの茶葉は、嗅げば心を落ち着けもしようか。 そして、彼女の手のひらに乗せる、もうひとつ]
お守り、です。
[左手て彼女の手を取り、右手で乗せるカード一枚。タロットの『星』のカード]
このアパートで過ごすならば、また何か、いろんなことが起こるかもしれませんが。 あなたはあなたらしくそのままに、曇りなく輝き続けるように。
[あの時にうっかり拝借してしまった彼女のオーラと、自分の霊気を編み込んで。どんな出来事が起きても、彼女が彼女らしさを失わぬまま、受け入れ、乗り越えていけるように]
(176) heinrich 2013/09/09(Mon) 23時頃
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―七カ月後のわかば荘―
よっと……
[最後の階段を昇れば目の前には懐かしきわかば荘が建っていた。 実際に見るのは三年ぶりだろうか。 何もかもが懐かしい。
玄関を覗きこみ、ハーブ園はまだあるだろうかと回りこむ]
そうそう、初めて逢った時はこっちの縁側だったっけ……
[部屋の鍵はきっちりとチェーンまで掛けているのに、窓の鍵が開けっぱなしだった]
(@24) rusyi 2013/09/09(Mon) 23時半頃
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─翌日 宝生と>>168─
[まだ早い自分なのに、談話室にはもう宝生がいて すこし、意外で。 目を丸くする。
似合うと言われると、相変わらず頬を染める。 擽ったいような顔で、眉尻をへにゃっと下げて笑う。]
あ、りがとう──…。
[なぜか、昨日までよりも気恥ずかしい。 そして、昨日までよりも、ずっとドキドキした。]
(177) hana 2013/09/09(Mon) 23時半頃
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[宝生が近づいて来て、耳許に顔を寄せる。 吐息がかかりそうな距離も、 男同士だから、やっぱり怖くはない。]
…………え?
[けれど、囁かれた言葉に 裕の頭の周りをはてなマークが飛び交う。
昨日、パンモロを目撃されていたなんて パニくっていた裕にはまったく知らないことで。]
宝生さん!!
[そそくさと離れて行く背中に、思わず声を掛けていた。]
(178) hana 2013/09/09(Mon) 23時半頃
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あの、ぼく───…
宝生さんのこと、好きです、よ?
…───猫は苦手だけど。 宝生さんのことは、好きです!
[咄嗟に呼び止めてしまった理由は自分でもわからなかった。 けれど、少し考えて。
考えてもやっぱりわからなくて。 それで口から出たのは、素直な気持ち。
少女めいた可憐な花のような笑みでない 少年の越智裕の顔で、にっこりと笑って告げた。**]
(179) hana 2013/09/09(Mon) 23時半頃
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