28 わかば荘の奇々怪々な非日常
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[許されても、いいのだろうか。 嫌わずにいて、いいのだろうか。 ……触れても、いいのだろうか]
ありがとう……
[立花の指先が、自分の手に触れる。控えめに、けれど確かに。 不器用に見交わす笑みは温かく、絡まる指先に胸が震える]
(123) heinrich 2013/09/09(Mon) 03時半頃
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[彼女はいつもまっすぐだった。 不器用で、引っ込みがちで、でも一生懸命で。 よく笑ったり、驚いたりもして、力いっぱい生きているように見えた。 自分が捨ててきたものを、彼女はたくさん持っていた。
その彼女が、今、自分に微笑んでいて]
……そうか。そうですね。
[知っている。その言葉に頷いて。指絡めたまま、片手を引く。 その小さな体を腕の中に、抱きしめることは叶おうか]
好きです。 まどか。
[ポットを片手で持ったままだから、逃げにくいだろうことを知っていて。 耳元に囁くのは、少しずるかったかもしれない]
(124) heinrich 2013/09/09(Mon) 03時半頃
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[贅沢は言わない。 半分でも、三分の一でも、届きますように。
願って絡めた指先から、血が通う。 とくとくと伝わる鼓動は、鼠のそれのように速くて、戸惑うけれど。ありがとう、とそう返してくれたから、胸の奥に刺さった小骨がぽろりと取れて。目の前が水で煙ってしまいそう。]
い、いえ、あたしは。 なにも。
ジャニスさんがご自分をそう、お、仰るのは、厭なのでして。
[先ほどよりも更に、声が震えてしまった。 我慢しようとすると咽喉が痞える。本当に、情けない。]
(125) mo_om 2013/09/09(Mon) 03時半頃
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[ジャニスの不器用な笑顔が、涙で歪む。 両手が塞がっているので、肩に目を寄せ、ぐいぐい拭って。
よし 今度こそ
気合いを入れて、何時ものように、頬を締まり無く弛めた。]
だから、優しくされてしまうのです、よ 、 !?
[後半は、不意に手を引かれた所為で崩れた。 油断していた爪先が宙に浮くのに、あ、と咄嗟にポットを引き寄せて。割れてしまわないように、咄嗟の判断。―――とは言え、触れたのは床ではなくて、腕のなか。 耳元に注がれた声。指先から、足先から、染まる。赤く。 胸に刺さった傷跡から、溢れてしまいそう。]
そ、それは、
(126) mo_om 2013/09/09(Mon) 03時半頃
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− それから −
[先程起きた204号室での顛末に付いて。 不可思議な妖怪さんに付いて。 それぞれ誰かから何かしらの説明は受けただろう。
それを温かな珈琲と共に静かに飲み込んだ]
色々あるんですね。
[わかば荘はそう言う所なのだ。 それだけ。
ただ絵流という若者に付いては、 一応親御さんに連絡は必要では?と管理人に一言告げた だけで後は管理人と宝生に任せる事に。
そして少し多い人数でのお茶会は終了しただろうか]
(127) pannda 2013/09/09(Mon) 07時半頃
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[来る者がいれば、去る者がいる。
部屋に戻ると、見慣れない珈琲が置いてあった>>2:@4]
……国谷さんですかね。
[返ってきたカップに苦笑して。 その後、こっそり彼の為に珈琲を淹れておいたけれど、 もう彼が来る事は無かった]
国谷さん…また来ますかね。
[色々浮かんだり飛んだりする現象は収まった。 それを少し残念に思いながら、まだ彼が置いていった 珈琲豆は開いていない]
(128) pannda 2013/09/09(Mon) 07時半頃
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[来なくなった妖怪の代わりに、 しばしば顔を見せるようになったのは灰猫。
とても賢く、本や壁で爪とぎをする事は無かった。 静かに、だが気紛れに私の膝やベランダで休んで帰って行く。
少しずつ私の部屋に本と珈琲以外のものが増えていく]
ネーベルさん…今日はどうしたんですか?
[密かに「霧」と名付けた灰猫さんが来るのを待っていたある日。 何か様子が違う気がした]
(129) pannda 2013/09/09(Mon) 07時半頃
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ああ……病沢さん、今日ですね。
[彼がわかば荘から旅立つ日。 戻ってくるからと部屋はそのままらしい。 寂しいが彼が道を見つけたのだから誇らしい事だ]
ネーベルさん。 ちょっと彼に挨拶して来ますね。
[まだ病沢さんは残っていただろうか。 何処かで見付けたなら、私は彼に言わなければならない]
(130) pannda 2013/09/09(Mon) 07時半頃
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病沢さん。ジャニスさん。行ってらっしゃい。
[さよならではなく。 また気が向いたら帰ってらっしゃいと、 彼の彼と共に旅立つ若者にも声を掛けただろう**]
(131) pannda 2013/09/09(Mon) 08時頃
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― 一人と一匹 ―
[「ネコ」という名の代わりにもらった「ネーベル」という名。 初めて貰った時には「なーん」と訛りのある声で鳴いて、甘えて擦りよる程度のことはしてみせた。 「ネコ」……いや、ネーベルなりの感謝の現れだ。
かつて飼い主であった彼が部屋を離れる、それを知ってもネーベルの生活は普段と変わらない。 そして彼――病沢の生活も同様だ。持っていく物は多くない。本棚の本の内容は全て頭の中に入っているし、着るものも元々沢山は持っていない。 持っていく「何か」はとても多い。今はまだ言葉に出来ない何かの感情も、ここで得た沢山の優しさも胸の中に大事にしまわれてある。痛くて、寂しくて、悲しいけれど、温かい。 溶けるラムネの甘くて苦い味を、病沢はチュッパチャップスの味で誤魔化す。 ネーベルは口を開かない。病沢も自らの胸の内について語らない。今はまだその時ではないと、一人と一匹は心得ていた。
「なーん」とネーベルが鳴く。 病沢の細い手がその頭をくしゃりと撫でた。]
………じゃあ、ね。ばいばい。
[病沢の別れの言葉を聞くのは、ネーベルだけだ。]
(132) nico 2013/09/09(Mon) 12時頃
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― そして、病沢エリは消える ―
[病沢は退出について、自主的に口を開くことをしなかった。 聞かれれば応える。或いは管理人の口から告げられる。彼について残される情報はその程度だ。 >>130植頭が病沢と顔を合わせることはない。
病沢の部屋には、少し高級なキャットフードと、 猫に関する書籍がベッドの前にきちんと並べ置かれている。 本の上には「本は全て初見さんにあげてください」とメモ書きが置かれていた。「病沢エリ」が自らの痕跡としてそこに残したのは、それだけだ。 ここでだけ使われていた彼の名は、彼がここを去れば消える。死体の名は、正しく無に還る。
開いたままのベランダから、少し涼しい風が吹き込んでくる。]
………なーん。
[ひらり、と風にメモが煽られると共に、屋根の上でネーベルが鳴いた。]
(133) nico 2013/09/09(Mon) 12時頃
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― それから、いつか ―
[わかば荘がある限り、ネーベルはそこに居続ける。住人が変わろうと、歳を取ろうと、生きものとしての生が潰えようと。 206号室もまた同じ。 住人が変わろうと、他の何が変わろうと、変わることなくそこにいた誰かの痕跡を残し続けていた。 しかし、そこに住んでいた病沢という住人はもういない。
屋根の上でネーベルが鳴く。 その額を、白くて、少しだけ太くなった指が撫でた。 屋根の上を見る者があれば、そこにある人の姿を見ることができるだろう。 かつて屋根の上に上って外を見ることを習慣としていた病沢という青年が使っていた場所と同じ場所で、病沢とは少しだけ雰囲気の違う青年がネーベルと並んで外を眺めている。 随分伸びた長い髪は女性と見紛うかのようで、けれどその長髪の先には痛んだ灰色がある。 かつての病沢と同じ色であり、ネーベルの毛とお揃いの色だ。
206号室のネームプレートはいつの間にか、 「柳沢 明日人」という名に変わっている。 それが、いつかここに”帰って”くる、新たな住人の名だった。**]
(134) nico 2013/09/09(Mon) 12時半頃
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―夕暮れに―
[買い物から帰ってきた。 手の袋の一つは、卵。 今回使った数から彼の常備を考え、落とさせてしまった分も込みで3パック。 新居は卵が好きなんだろうかと思いながら、礼とともに]
うまかった。 また頼む。いつものやつとか。
[ちゃっかり次回への期待も添えた。
休みの楽しみのひとつだ。 拒否されない限り、甘えるのをやめるつもりはない。]
(135) kokoara 2013/09/09(Mon) 12時半頃
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[手の袋の一つは、生活雑貨。 歯ブラシだとか、絵流が持たない生活必需品が入っていた。 絵流が買い物に同行して、かつ衣類ももたなければ、数点追加で。]
捨て猫になる前のとこから、持ってこれないのか。
[言ったが、持ってこられるのかどうか。 あまり期待はしていない。 衣服のセンスはないから、選出は予算だけ伝えて当人に任せた。
ともあれ、そういった外出を済ませ、自室で寛いでいるところに、来客があった。]
(136) kokoara 2013/09/09(Mon) 12時半頃
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[>>95機嫌の良くなさそうな福原の登場に、男は小さく首をかしげた。 どうした、と聞けば告げられる要件に、ぱちぱちと瞬きが入る。]
………… ……
[どうかな、と、見上げられる視線。]
(137) kokoara 2013/09/09(Mon) 12時半頃
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…………ん。
世話に、なる。
[無意識に考えていたものを、放棄して。
伺う視線と重なった男は、どこかくすぐったそうで、嬉しそうと形容できるものだった。]
期待する。
(138) kokoara 2013/09/09(Mon) 12時半頃
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─談話室─
[談話室へ来るまで、裕はずっとにこにことしていた。
植頭が、自分の変身を──そう、 まさに変身と読んで差し支えないくらいの変化を 何でもないことのように言ってくれて 越智裕は越智裕だと肯定してくれたから 勇気を、出せた。
植頭と並んでにこにこと歩いて来た裕は、 にこにこしたまま、談話室の前で立ち止まった。
すー、はー、と気づかれない程度に深呼吸をする。 そうしないと、身体が竦んで ドアを開けられそうになかったから。]
(139) hana 2013/09/09(Mon) 14時頃
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[先に中に入ろうとはせず、 裕の一歩後ろで待っていてくれる植頭の息遣いが そっと裕の背を押してくれている。
思春期の、しかも負い目を持った少年は まだ自分一人の足で立つだけの決意も信念も足りていない。
この場所でなかったら。 この人達でなかったら。
きっとここまで来ることさえ出来なかった。
そう思うと、冷えかけた腹の底から 温かな熱が湧いてくるような気がして ぐっと奥歯を噛み締めて、ドアノブに手を掛けた。]
(140) hana 2013/09/09(Mon) 14時頃
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[談話室を開けて中に入って来る見知らぬ少年に 視線は集まっただろうか。
見えない視線の圧力にたじろぐけれど 決して後戻りすることなく、 中へと進み、>>13確認するように名前を呼ぶ立花に 斜めしたへ45度ほど視線をずらしながら]
……うん
[と頷いた。
化粧をしていないのに、 頬は食べごろの桃の色に染まっている。
少女の格好をして会話するのとは まったく違った恥ずかしさがあった。]
(141) hana 2013/09/09(Mon) 14時頃
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ごめん、 わたし、
……ううん……
ぼく、実は…………男、なんだ……!!
(142) hana 2013/09/09(Mon) 14時頃
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[越智裕、一世一代の告白(あくまで本人の中で)は それをした瞬間、本人の頬が桃色を通り越して 熟した林檎の色に染まり 黒眼がちな瞳は、過度の緊張にうっすらと涙が滲むという、 あまり男らしくない結果に終わった。
嘲る視線。罵る声。嫌悪する表情。 予想したすべてが、裕に向けられることはなかった。
「もう憑かれることはないだろう。」 ジャニスの言葉>>47には、裕を案じる意図さえ含まれていて 情けないことに、泣きそうになる。
でも、それはあまりにも、あんまりだから、 喉の奥にある塊はぐっと飲み下して 空いている席に腰を落ち着けた。]
(143) hana 2013/09/09(Mon) 14時半頃
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[>>71ティラミスを勧める新居には控えめに首を振る。]
もう、部屋で食べたから──。
[何も聞かない。 何も言わない。
何も変わらない。
昨日までとまるで同じ、新居の口調。 他のひとも、皆そう。
[だから裕は、逃げ出さずに座っていられる。]
クッキー……食べたい、な。
[おずおずと手を伸ばし、一枚引き寄せる。]
(144) hana 2013/09/09(Mon) 14時半頃
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[さく、ほろり。 口の中で解けるバターの香りと甘さ。]
…───あ、
おいしい。
[思わず呟いた裕の顔には、 少女と少年の同居する、やわらかな笑みが浮かんでいた。**]
(145) hana 2013/09/09(Mon) 14時半頃
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─翌朝─
ふぁ……まだ眠い、ですね おはようございます。
[無事(?)男子高校生の裕をお披露目した翌日 まだ日が昇って間もなく、 裕はお茶を飲みに談話室へと訪れていた。
女装で。
下手な女子よりも可愛いと褒めてもらえるこの趣味は 一生やめられそうにない。**]
(146) hana 2013/09/09(Mon) 15時頃
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マドカは、上手いころ???しつつ、今度こそご飯、ぱたぱた**
mo_om 2013/09/09(Mon) 20時半頃
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― それから ―
[ わかば荘の日々は、空に浮かぶ雲のように少しずつ変化を遂げて行った。宝生君を誤解していたことに気づいたり、病沢君――いや、柳沢君は長い髪を揺らしている。他の皆もまた何か一歩を踏み出したり、それぞれの関係もどこか、暖かなものを感じる。 私はといえば相変わらず、本に埋もれ文字に浸る日々だ。皆とは違い、変化という変化は起きていない。それでも胸の内に宿る感情が優しいのは、この場所とその住人への想いが深まったからだろうか。]
ふう、お茶でも飲もうか。
[ ここで一度、私は筆を置くことにしよう。これからもきっと、私が書き残すべきことが多く訪れるだろう。その時はまた、こうして筆を執るつもりだ。 夏の終わりの風が部屋に吹き込む。「わかば荘の奇々怪々な日常」と書かれた頁が、そっと風に揺れた*]
(147) toimoi 2013/09/09(Mon) 21時頃
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……一人分も二人分も、手間は同じだから。 ついでだから。ついで。だから、……――
――………待ってるね。
[(>>138)いつもと少し違って感じる眼差しに。 心臓に蔦が絡まってしまったみたいに、 うずうずとくすぐったいような苦しいような。 不思議な気持ちになったから。
どういう顔をして良いのか解らなくて。 ほんの僅か頬を朱くして。 その顔を見られないように、急いで部屋へ戻った。]
(148) onecat69 2013/09/09(Mon) 21時頃
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ー それからそれから −
[時間にすれば1日に満たない僅かな時間。 だがそれがわかば荘を少しだけ動かした気がする。 勿論私も。 ほんの少しだけ何かが変わった]
ネーベルさん。 遊びませんか? お構いなく? そうですか。
[新しく買って来たねこじゃらしに振り向くことなく ネーベルさんはベランダから出掛けていく。 時々屋根の上にいるらしいが、私が登れる筈もなく 降りてくるのを素直に待つ。
そんな日々]
(149) pannda 2013/09/09(Mon) 21時半頃
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[そして変わったと言えば。 本はあちこちに散乱していたけれど、机の上の定位置には 必ず病沢さんからいただいた本が置かれている。
あれだけ人を入れるのを嫌がった部屋に時々だけれど 人を招く様になった。
そして時々談話室で豆を挽いて本格的な珈琲を振舞う様になった。
誰かのご飯をご馳走になる事も。
そして今も]
宝生さん。ミィさんと遊んでも構わないかい?
[ネーベルさんが見向きもしなかったねこじゃらしを 振りながらにこやかに尋ねてみた。
誰かが談話室に来るなら、やはりにこやかに迎えるだろう**]
(150) pannda 2013/09/09(Mon) 21時半頃
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お帰りなさい。珈琲はいかがですか?
(151) pannda 2013/09/09(Mon) 21時半頃
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―それからのこと。少しだけ未来―
まぁまぁ……かな。
[台所に立つ機会が増えたのは、あの日から。
休日。 寸胴鍋でことこと煮込むのは野菜とソーセージ。 すっかり風も冷たくなってきたから。 くたくたに煮込んだ甘い野菜と ふわりと香るコンソメスープのあったかポトフ。 ひとりで食べるにしては、量は少し多めに。
もう少し煮込めば完成。もう少し。
鍋の傍に運んだ椅子に掛けて、本を開く。 スイートピーの押し花の栞をはさんだ『Hamlet』。 何度も読んだ物語。]
(152) onecat69 2013/09/09(Mon) 22時頃
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