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64 さよならのひとつまえ
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…
…つまり…であるむっちゃんが…か…
…
おう…してる…でよかった…
つかむっちゃんから…
いやいやいや…れてたって…には…いだろ…
せめて…ちゃんと…れよ…
あ…
くっ…に…れてなかったら…
…の…たちも…きな…で…んでそ…
…ありがとな…
…
むっちゃんが…いてる…に…してくれたんだって…
お…でいいもん…った…さんきゅな…
…
はは…に…なかっただろ…それ…
…
なんだよその…ちっくな…
…そっか…そうだな…うん…
…
…
…
…しりにしけ
そういえば…だいぶ…くなったよ
ほっぺたは…
…
こうやって…るぶんには…ない
…
…
…
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/04/01(Tue) 00時半頃
…
…
…
…
…たけど…なんかおかしくないか…
…の…き…ってこれであってるのかな
…
…
…
…
…なんの…だろう…
…
もう…し…かったら…だったろうな
…い…こうで…か…
…する…
…をせびりに…るような…だ…
…もあそこの…はまた…みたいんだよな
…
そういえば…はこれからどのへんに…
…の…はたまに…てるけど
…くにいい…ありそうなら…べとくぞ
…
…
…そりゃよかった
…
そうなんだよな…はどれが…いか…った
あいつら…が…えてるから…
ものによって…りつき…が…うっていうか…
…べたことは…いが…
…より…いもん…ってるのかも…れない…
ああ…ちょっと…うもんがあったからな
お…もか…なんであんなに…いんだろうな
…んでいいかは…らんがありがとうと…えてくれ…
…か…
ぱっと…れる…い…てのと…が…し…だが
…が…してる…じのだとどちらが…い…
…
…
…てないのか…
…
…で…なのは…るが…は…った…がいいぞ
なあ…これ…する…の…じゃないよな…
…いから…ったら…で…ぶ…
…
…
…からおけたいかいのおしらせ
…
…んだらはじめからね
…
…
…からおけたいかいのおしらせ
…
ぱっと…てくるのが…しかないんだが…か…
…は…とか…の…へ…をこめてが…きたい
…
…りの…き…さに…
|
―屋上―
[携帯電話を握る手は、痛いほどであった。 返事を待つ間、たぶん虚無に等しかっただろう。 曇天の空と同じ、曇った、翳った。]
うあ、っと。
[先に返事が届いたのは白辻から。 部屋の片付けを手伝うというメールに、返そうとすれば更に続けて受信する。]
こころ……のこ、り。
[その単語に、雨に隠れそうな が痛む。 少し呆然としていて、だから小鳥谷からの着信をすぐにうける事が出来なかった。]
(108) 2014/04/01(Tue) 02時頃
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…
…
…っただけだし
おれは…に…ってなかったけどね…
われながらばかなことをした
…はすぐ…るけど…と…まだ…の…だ
ちゃんと…たらその…にまた…る
…きながら…わないように…もってけよ
…
…
…
…
いえ…ではありません…お…いありがとうございます…
ちなみに…の…は…の…から…を…いた…な…ですよ…きは…
…
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く…、…っふ は、ははっ、ははははは!!!!
[電話の向こうから聞こえる小鳥谷の声。 全て聞いて、笑い声が上がった。 暫く笑って、笑って、笑って。
屋上に響くのは、自分の頬を叩く音。 それはパァンと高らかに。 ビリビリと電流が走るような痛み。 お陰できっと目は覚めた。]
(109) 2014/04/01(Tue) 02時頃
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ひよこの…
…
…
…
いま…が…すると…な…でその…もないのに…が…まずくなりそうなので…は…めておきます
…のときの…しげなの…ってください
…
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[小鳥谷とはどれほど話したか、あまり電話が得意ではないといっていたような覚えがある。 ツーツーと、鼓動のように鳴る音を耳にするのも、きっとすぐだった。 たった一年、部屋が一緒になっただけ。 過去に同じクラスになったこともない。 なのに居心地のいい距離感と、遠慮のない態度。 多くを語らなくてもきっとわかってくれる相手。 小鳥谷もまた、違う意味で特別な存在だと改めて知る。]
サンキュ、ヒロろん。
[もう一度だけ拳を握り締めた。 包帯の巻かれた手を、三白眼がじっと見つめて。
ああ、やはり、そうか、どうしようもなく、 なんだ。
難しく考えていた事を、解き。 指先は幾つかのメールを認め始める。]
(112) 2014/04/01(Tue) 02時頃
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ザックは、メールを打ち終わると屋上から走り去った!
2014/04/01(Tue) 03時頃
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―中央棟・放送室―
[屋上から飛び出して、走って向かったのは中央棟。 中央棟の中には小さな放送室がある。 東棟、西棟、中央棟の全てに放送を流せる機材と、一本のマイク。 寮母室のものとはまた違うが、緊急時の連絡であったり年中行事であったりで使われるものの一つだ。 忍び込み、棚に置かれている備品の中から一つの銀盤を選ぶ。 あってよかったと、胸を撫で下ろしつつその銀盤をセットした。 始める前に一斉送信でメールを送る。
機材に触るのは、中学ぶりだ。
上手く出来るだろうか、不安は尽きない。 けれどそれよりもどこか、高揚する気持ちで。 息を整えて、深呼吸をして。
カチリとマイクのボタンを押した。]
(121) 2014/04/01(Tue) 03時頃
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<<JO** FM>>
Hello!! This is DJ.SAKU Last Hour.
"Graduation"stay tune...!!
(127) 2014/04/01(Tue) 03時半頃
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ハァイ、みんな残り少ない時間を楽しんでるかい☆
今日は睦井利一と山本朔太郎が この学び舎を卒業するようだけど
彼らに限らず旅立った仲間へ 悔いなくお別れの言葉は言えたかな?
勉強に、友情に、喧嘩に、 将来の不安に、やるせない気持ちに、行き場のない恋愛に
悩む、青少年の君たちへ DJ.SAKUから
最初で最後の、この曲をお届けしましょう!!!
(128) 2014/04/01(Tue) 03時半頃
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[軽快なDJの声はどこからどう聞いても山本朔太郎、その人だ。 そして流れ始めるのは、当時は三人だったロックバンドの有名な夏の歌。 恋愛に悩む【恋するうさぎちゃん】がFMラジオにはがきを送る。 その相談にDJが答えていく、そんな明るい恋愛ソングだ。
難しく考えていた。 何もわからないと、何がわからないかも、わからないと。
捨てようと思っていた。 捨てられる前に、忘れられる前に、消えてしまう前に。
心に急かされて、蹴飛ばされていた。 迷っていて、曖昧で、始まってもいないのにゲームオーバーになっていた。
本当はもっと単純で、もっとシンプルだったんだ。]
(129) 2014/04/01(Tue) 03時半頃
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まだ夏には遠いけど、楽しんでいただけたかな?
おっと、ここで告知があるみたいだ! この学園で最高にロックな男、鳥塚 環による ナカニワ・ロックフェスが間もなく開催するぜ☆
みんなで中庭を、熱狂で取り巻こう!! さあ、中庭に集合だ!!!!!!
(130) 2014/04/01(Tue) 04時頃
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This program is brought you by DJ.SAKU
…――― See you Bye-bye !!!!
(131) 2014/04/01(Tue) 04時頃
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――――――……ふ、は。
[たった一曲分の、短い放送。 それでも放送事故なく終えた事に、微かな息を吐いた。
伝わるだろうか、届くだろうか、あの人に、何かに悩む誰かに、みんなに。
また一つ、思い出の頁が増えていく。 捨てようと思っていた、思い出のページが増えていく。 鮮やかな色彩、目まぐるしい音、柔らかな感触、優しい匂い。 暫くは放送室の椅子に座ったまま、一人昂ぶった興奮をゆっくりと落ち着ける。]
さて、と! もう一仕事せねばな。
[立ち上がり、【loveing rabbit】は放送室を後にする。 貰った勇気をフルにつかって、心残りを残さぬように。]
(132) 2014/04/01(Tue) 04時頃
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―寮室・4-K―
[部屋へと帰ればメールを認める。 一通は勇気をくれた、友へ。 一通は未送信フォルダに再度しまわれる。 空白だった本文とタイトルを埋めて、けれど送信は押さなかった。
窓を開ければ中庭が見える。 どれくらいの生徒が集まっただろう、野外フェスは成功するだろうか。 その場所から熱気が届く事を信じて、窓は開け放ったまま。 音楽が聞こえ始めたら、知っている歌なら、一緒に口ずさもう。
指先は引き出しを引いて。 今朝文房具屋で買っておいた、とあるものへと触れる。 そして誰にも秘密で、何かを作り始めた**]
(133) 2014/04/01(Tue) 04時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/04/01(Tue) 05時頃
…
…
…
すまん…れてた…
これ…いやつ…
それとも…から…までと…いやつ…
…いのは…で
もう…のほうはつきかげ…って…んでた
…っていう…の
…に…てるからな…
…
ザックは、作業の合間に卒業していったみんなに、メールをポチリ**
2014/04/01(Tue) 08時頃
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