人狼議事


64 さよならのひとつまえ

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【人】 保険調査 ライジ

 丞!!

[崩れ落ちる十文字の身体を支えようと、咄嗟に腕を伸ばした。]

 ……ッぶねー……

[頭を床にぶつけることは、何とか避けたか。
 またまた別な汗が、額に滲んだ。]

 おい、丞……すすむ……

[ゆっくり、自分よりも背丈のある身を、床に横たえるようおろしながら、呼びかける。
 部活で、熱中症で倒れる奴は、もう何度も見てきたが、この状況で熱中症ということもないだろうから、貧血か何かだろうか。
 とはいっても、顔色を見て分かるほど、そのての分野には詳しくない。

 どうしようか……床にそのまま頭をおろすわけにはいかないからと、つい膝枕してしまったのだが。]

(64) 2014/03/27(Thu) 19時頃

【人】 保険調査 ライジ

[───同性愛には嫌悪があった。

 というのも、小学生時代、姓を散々からかわれたせいだ。
 保元……やすもと。
 けれど小学生に「保」を「やす」と読ませるのは、少々難易度が高かった。
 結果、本気なのかふざけてか「ほもと」と呼んでくる奴が結構いた。
「ホモとライジ」などと、からかわれた。
 だからホモは、同性愛は嫌いだった。]


(じゃぁ……今の俺はどうなんだよ………)


[膝の上に乗せた十文字の頭の、黒くまっすぐな髪を、指で触れる。

 今の自分は、どうなんだ。
 嫌悪するどころか……される側、なのではないのか。]

(70) 2014/03/27(Thu) 19時半頃

の…にて…



…げ…っほ…なゆた…さ…


う…



…う…あああ…ぁ…あ…わあああっ…


お…しいところをお…せしました…



…し…ありません…
…ち…いでしょう…


を…った…


【人】 保険調査 ライジ

[ずっと前から想いを寄せていたというわけではない。
 入寮したての頃、自分より背の高い奴が結構多いなと思い、その中でも頭ひとつ飛び抜けてでかいな……と思ったのが彼だった。
 クラスは3年間ずっと違ったし、野球部と生徒会だし、部屋だって3年の時初めて同じになったから、それまではさして深く関わることはなかった気がする。

 ただ、寮の皆で何かする時、彼の姿は大体そこにあった記憶がある。
 偶々、自分が顔を出していたものに居合わせただけなのかもしれないが。
 中心人物としてではなく、けれど周囲をよく見て動く奴だという印象。
 それだけ、だった筈が、部活を引退した頃から、少しずつ変わってきていた。
 自分でも、気付かぬうちに。]

 ……あ、気……ついたか。

[十文字の瞼が開く。>>83
 前髪を弄っていた指を止め、ゆっくりと退く。]

 10時……なってねーかな。
 お前が倒れてから、多分、10分少ししか経ってねーよ。

(89) 2014/03/27(Thu) 20時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[見下ろす瞳に、表情らしきものは多分ない。
 きっと、十文字に怒鳴られた時に壊れてしまった。]

 貧血か、何か知らねーけど。

 イヤじゃねーなら、このまま横なってろ。

[おそらくは、声も平坦なもの。
 そうしないといけない。
 もし……悟られてしまったら、自分の存在まで、否定されてしまいそうな気がして。

 いっそ、このまま時間が止まってしまえばいい。
 そうすれば、こいつが寮から去ることはないし、この感情に気付かれることもない。]
 

(97) 2014/03/27(Thu) 21時頃

う…

…の…は



…いは…




【人】 保険調査 ライジ

 あー、起きたら、ノトパの前で寝落ちてたよな。
 お前さ、あんな体勢で寝てるから、眠り浅くなるんじゃねーの?

[あの時、スリープモードの画面に何が映っていたかなどしらないから、十文字の言葉>>100を信じた。
 一度眠ってしまうと、かなりすぐ、熟睡してしまう体質は、談話室でで定良に易々と悪戯を許した件でも実証済み。
 おそらく過去にも、何かされているかもしれない程度には。

 膝枕を拒絶されなかったことに、内心で安堵の息を吐くが、極力、表情にも声にも、それは出さぬまま。
 出さぬまま、やり過ごすつもりでいた。]

(119) 2014/03/27(Thu) 21時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[だから、まさかのカミングアウト>>101には、分かりやすく硬直した。
 目を点にしたまま、じっと、十文字を見下ろす。]

 なんだそれ、ほんとう、か……?

[絞り出すようにして問いかけた声は、掠れて、震えて。
 せっかく静かになっていた心臓が、またうるさい。]

 …………す、……

[一生の願い>>111に、是とも非とも言えぬまま、けれど腕だけが、勝手に動く。
 抱き留めようとするように、前に伸びる。]

(121) 2014/03/27(Thu) 21時半頃

ライジは、ススムの声と、心音ばかりが耳に響いている。

2014/03/27(Thu) 21時半頃


ライジは、明智の来訪>>116に、まだ気付けていない**

2014/03/27(Thu) 21時半頃


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/03/27(Thu) 21時半頃


【人】 保険調査 ライジ

>>136身体は、無抵抗に後ろへ傾いだ。
 双眸は十文字ではなく、見慣れた寮の天井へ向いている。
 背丈のわりに重くないな、などという、やけに冷静な感想が浮かんだ。

「月が綺麗ですね」
 この言葉の意味を知った後、もうひとつ、誰かから教わった言葉がある。

「もう死んでもいいわ」
 当時は、そんな言葉いつ使うんだと思っていたが、多分こういう時に使うのだろうなと。

 表情は、殆ど変わらぬまま。
 ただ十文字の背中に回しだ腕、指先だけに、少しだけ力がこもった。]

(153) 2014/03/27(Thu) 22時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[明智>116に気付いたのは、十文字が身を離した>>139から。
 だから、ノックの音には気付けなかった。]

 ……───。

[「忘れろ」>>140という言葉が、ぐさりと胸に突き刺さる。

 到底、頷くことなどできない。
 できぬまま、身を立て直し、扉へと視線を向けた。
 
 明智の声がする。
 締坂を探しているらしいが、自分も彼の居所は分からない。
 何より、今のこの魂の抜けたような顔を見せたら、また被写体にされかねないのではないかという余計な不安もあり、振り返るだけで、立ち上がることはしなかった。]

(163) 2014/03/27(Thu) 22時半頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2014/03/27(Thu) 22時半頃


【人】 保険調査 ライジ

[明智との話を終えた十文字が戻ってきた時>>152、感情は、また壊れて動かなくなっていた。]

 ……わかった。

[「忘れろ」
 その言葉への答えは、まだ出せぬまま。
 十文字の荷物をひとつ持ち、寮母室へ歩き出した。

 おそらく、寮母室へ着くまでの間、自ら口を開くことはない。*]

(169) 2014/03/27(Thu) 22時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[山本からのメールに気付いたのは、荷物を運び終え、暫く経ってからのこと。
 内容を確認し、相変わらずのお祭り男っぷりに軽く呆れつつ感心する。

 ───あいつが去る時は、誰が、この『祭り』を引き受けることになるのだろう。

 もし、彼が自分より、先にここを離れることになるのなら。
 その時は、今までの感謝を込めて、何かできたならと考えてみるが、そのてのアイディアには、今ひとつふたつほど乏しかった。*]

(181) 2014/03/27(Thu) 23時頃

【人】 保険調査 ライジ

─ 廊下 ─

[結局、荷物を運び終えるまで、一度も口を開くことはなかった。
 色々な物が欠落してしまったようで、やけに軽いというか、足りないというか。
 宙ぶらりんで地に足が着かない、そんな空気から早く逃れたくて、用が済むと踵を返してどこかへ行ってしまおうとしたのだが]

 ……なに。

[不意の問いかけ>>178に、足は止まる。]

 野球選手。
 俺、あんまりよく覚えてねーんだけど、なんか幼稚園の頃から、そんなこと言ってたって。

[ちゃんと自覚したのは、4年生になり、リトルリーグに所属してからだったろうか。
 それまでは、多分に漏れず、野球選手以外に戦隊ヒーローなんかも混ざっていたらしい。]

(187) 2014/03/27(Thu) 23時頃

【人】 保険調査 ライジ

 ……お前は、どうなの。
 お前の小学校の頃、なりたかったものとか、そういうの。

 つか俺、お前が卒業後、どうするんだとか、そっちもあんまり知らねーんだけど。

[大学や専門学校ではないことしか、実は知らない。]

(193) 2014/03/27(Thu) 23時頃

の…

…ん…

…ん…きなさい…は…いちゃったから…は…するの
…だから…が…わりに…いて…ね



…い




…えてよかったじゃん

…えらいえらい…をあげよう



…きな…いいよ


ち…いかどうかとか…にもよくわかんないから…せるけどさ
…ば…

…じゃないよね…


【人】 保険調査 ライジ

 そーだな、気付いたらそうなってた。

[けれど、それに後悔などあるはずがない。
 バットだグローブだユニフォームだ、時には遠征費用だと、あれこれ工面してくれた親に、今更のように感謝の念が沸いた。]

 ……俺と逆だな。
 俺は、一旦外に出ると、下手したら親が探しにくるまで家に帰らねーガキだったから。

[尤も、居場所は大体、団地の中にある公園か、近所の河原にある野球グラウンドだったので、探す方はあまり苦労しなかったと、笑いながら言われたことがある。

 そんなことをぽつぽつと話しているうちに、幾らかは、虚無感も消えてきた。
 それでも、まだ穴は埋まらない。]

 ……いーんじゃねーの。

 だったら、絵、描いて。
 そんで、なんか夢、見つければ。

(198) 2014/03/27(Thu) 23時半頃





…うるせ…

もう…っちゃったよ
…り…しやすいとこにおいとけばか






…いてました

…ったこと…っても…してくれるかな
おれ…えてなかったんだよね
すすむもごめん

…は…なんだけど…は…えちゃうんだよな
…いてたらまた…する…なんか…しいもん…べにいこうよ







…の…

…は…ついてからでいい…
まだおぼえてない

…が…っぽく…ってる…ちょ…だい
いっぺんに…の…が…くらい…けそうなやつ


を…った…


【人】 保険調査 ライジ

 お前の絵、俺、好きだよ。
 描いてんの見てるだけでも、面白えなーって。

[ただ適当にペンを走らせているようにみえるのに、そうじゃない。
 いつの間にか、きちんと絵になっている。
 見ているぶんには簡単そうなのに、実際やろうとすると全然できない。]

 漫画家とかアレ、魔法使いかなんかだろ。

 そしたらお前は、魔法使いの弟子だな。

[軽い、冗談を言ったつもりなのだが、声にはまだ感情があまりのりきらない。
 想いを伝えたいのに、すかすかと、宙に浮く。]

(204) 2014/03/27(Thu) 23時半頃



…そう…そうなのですよね…
…きになってしまったものは…もう…


なんぞするやつは…だと…っておりました…
…いまでも…っております…

…がした…

…ですが…この…は…
…ったより…くありません…
…かなりいま…しい…です…


のほうが…だよ…と…

…は…えらいねぇ…



…よし…ったら…る
…くらい…る…そんで…らして…がせる


【人】 保険調査 ライジ

 ……外でゲームしてる奴らみてー。

>>209公園で遊んでいると、よく数名のクラスメイトがベンチに屯って、ゲームをしていた。
 何故家でやらないのかと、疑問に思ったものだが、つまり彼らも外へ放り出されていたのだろうか。

 あの頃、彼と出会っていたら、今と同じく、後ろから絵を描くのを覗いたろうか。
 当時はどんなものを描いていたのだろうか。
 思い浮かべようにも、過去はあまりにも遠すぎて。]

 なれよ、漫画家。
 そしたらさ、俺、その漫画絶対に読むから。

[そうすれば、彼の内面を覗き見ることができるのではないだろうかと、密かに思う。

 知ったところで何になる。
 どうしてこうも諦めが悪いか。

 彼がゲイかもしれないと聞いてしまった為なのか。]

(216) 2014/03/28(Fri) 00時頃



…の…



…ち…いたら…えます


【人】 保険調査 ライジ

 博……

[出された名に、思い浮かんだのは……]

 あいつ、すげーよな……

 強いよ。

[今朝、中庭にまで聞こえた、告白の声。

 自分にはできるだろうか、あんなこと。
 タイムリミットは迫っている。

 やはりこのまま押し殺すか?
 十文字に言われたとおり、忘れるか?

 それとも───]

(223) 2014/03/28(Fri) 00時頃

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