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105 【薔薇】妖怪アパートと勿怪の風邪【R18】
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…いつから…は…になったっけ…
…も…いい…お…で…
…しがたまで…っていた…はまともに…いてくれない…
…かされたような…でぼんやりと…す…
…に…を…ける…で…っていたが…
…り…いている…けた…もその…に…っているものも
ばっちり…できただろう…
とはいえ…すぎる…に…は…いつかず…
…すという…も…らない…
…か…われるまで…された…はそのままだ…
…あ…いえいえ…そちらこそ…
…ご…な…さん…で…
…
病人 エリアスは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 13時半頃
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―通学路―
[某電子紙芝居は敵だが、でもあの歌はいいと思う。 妖怪には学校もテストも何にもない〜♪っていうアレ。 ところがどっこい、今、妖怪のはずの飛鳥は学校に向けて歩いている]
……こんな時に、他の塗壁が出ればいいのに。
[塗壁が立ちふさがって、学校に行けなかった。 素晴らしい!!完璧な休み理由だ!! ……しかし、こんな町中に塗壁はいない。機械の牛車がブイブイ走り、いくらでも回り道出来る便利な世の中には、塗壁は住みにくい]
(14) 2015/01/26(Mon) 13時半頃
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―公立豹紋蜥蜴擬高校―
[うじうじと歩いていたから、始業時刻はとっくに過ぎている。 学生のいない閑散とした通学路には、障害なんて何もない。 校門が閉まっているとホッとしたら、通用門はしっかり開いていた。がっかり]
うぅ……。
[どの教室からも、同年代(自称)のたくさんの人間の気配がする。 チョークの音、教科書を読みあげる声、イスが床を引っ掻く音。 緊張してきた。]
(15) 2015/01/26(Mon) 14時頃
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[自分の教室の、閉まった扉の前で、手を出したりひっこめたりしていたら、 扉の方から勝手に開いて、教師が顔を出した]
「おっ、臙脂じゃないか! よく来たな、入れ入れ!」
[ズルズル引っ張り込まれた。 教師っょぃ]
(16) 2015/01/26(Mon) 14時頃
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[キーンコーンカーンコーンと、 お決まりの鐘の音がする。 飛鳥は長いため息をつくと、机の上に突っ伏した]
これっぽっちも分かんない……。
[小学校の内容だってアップアップなのに、いきなり高校は無理がある。ほんと。 別に本気で勉強する必要はなくて、留年してずっとずっと高校二年生をやればいいとは言われてるのだけど。 ……勉強より、友達作りの方がずっと大事だって言われてるんだけど]
(17) 2015/01/26(Mon) 14時頃
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「臙脂くん」
[そこへ、声をかけられてビクッと顔を上げる。 えっと、確か学級委員長の女の子だ。名前はえーと、えーと……]
「どこか悪い訳じゃないんでしょう? だめじゃない、ちゃんと学校に来ないと」
[ごもっともだ。 目を伏せて、ごめんなさいと小さく呟いた]
「いきなりお説教より、まずは来てくれて嬉しいって方だろ? 臙脂、久しぶり。勉強教えようか?」
[こっちは副委員長の男子だ。 他にも、ノートを貸そうかだの、次のテストはいつだの、親切に声をかけてくる生徒がいる。 何て返事していいか分からず、飛鳥はただ、うなづいたり首を振ったりしていた]
(18) 2015/01/26(Mon) 14時頃
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るの…くなったよ…な…
…がみたら…ぶんじゃね…か…
…
…へ…は…
…
あ…かこの…
…
…いってね…で…しろ…
…き…とか…き…とか…の…やりとか…こう…
…なんか…っ…あんだ…ろ…
…
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[ふと、 それに気付いたのは、ある男子が傍に来た時だった。 鼻先をかすめるある臭い。 あれ。これって]
……。
[硯にされた悪戯や、上杉としたことを思い出し、つい少し赤くなってしまう。 妖怪嗅覚で嗅いでみれば、男子はほとんどその臭いがした。 ああ、ここの男子って、皆、発情期なのかと納得する。おかしいことではない、と硯や上杉も言ってくれたっけ。 むしろ、飛鳥が遅いくらいだったのだ。妖怪だから仕方ないけど。 ……と、同時に]
……ふ。
[女の子はとてもいい匂いがする。 男子とは全然違う。お菓子みたいな、森の中みたいな。 ……あれ?もしかして、学校って天国なんじゃ?]
(20) 2015/01/26(Mon) 18時半頃
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「……臙脂くん、今、笑った?」
[委員長に指摘されて、びっくりする]
「笑ってた方がいいよ。 ……その方が皆と溶け込みやすいし。友達も出来るし」
[ちょっと迷ってから、うん、と頷いた]
「明日も学校、来る?」
[これには少し躊躇う]
(21) 2015/01/26(Mon) 18時半頃
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……ぬ、 塗壁に邪魔されなかったら、来る、かも。
[そう言ったら、一拍置いた後、級友たちは一斉にドッと笑った。 肩をばしばし叩く者まで居る]
「臙脂も冗談を言うんだな!」
[なんて返して良いか分からず、飛鳥は真っ赤になって俯く。 そんなに変な事を言っただろうか。 笑われポイントが良く分からない。]
「ぬりかべって、アレでしょ。コンニャクのオバケ」
(22) 2015/01/26(Mon) 18時半頃
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ちがう!!!!
(23) 2015/01/26(Mon) 18時半頃
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[飛鳥の大声に、シン、と周りが静まった。 サアーっと飛鳥の顔から血の気が引く。 やってしまった。やってしまった。 どうしよう?!]
あ、う……。
[どうしよう。 とりあえず逃げよう。 に、逃げ。でも、どこに?! 分からない、とにかく逃げなきゃ!]
(24) 2015/01/26(Mon) 19時頃
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[ふと、 声が蘇った。 言わなきゃ分からない、と頭を撫でたのは硯で。 心配してくれて、手をつないでくれたのは炉喰出だ。 そして、取り残されるぞと叱って学校に送りだしたのは蛍壱で。 なのに、自分は逃げてばかりいて]
その、 つまり……。
[ごくんと、痛いツバを呑みこんだ]
(25) 2015/01/26(Mon) 19時頃
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あの、 ヘヘヘのへ太郎とか、そういうのに、出てくる、 あの、 コンニャクオバケみたいな塗壁は、火木もえる氏の創作で。
だから、 ほんとう、の塗壁はもっと、動物系、っていうか、 ウサギ、 みたいなので。
(26) 2015/01/26(Mon) 19時頃
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[白紙のノートを開き、震える手でペンを握った。棒握りだ。 描いた絵は自分で見てもヘッタクソで、脱臼して死んだ目をしている、耳でかろうじてウサギっぽく見える何かだった]
……こういう、感じ。
(27) 2015/01/26(Mon) 19時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 19時頃
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─ アパート前 ─
[お腹が痛くなってしまったので、その後の時間は保健室で過ごし、 結局はお昼までで早退することにした]
はぁ……。
[ため息をつま先に落としながら、日の高い町を歩く。 やがてアパートが見えて来た]**
(28) 2015/01/26(Mon) 19時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 19時半頃
れる…この…も…と…やかになった…
…い…は…で…ばたいていけるだろうし…そうするべきで…
むしろ…まで…われなかった…の…が…と…がかりだったりもする…
いや…それだけじゃないよな…
…
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