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108 Persona外典−影の海・月の影−
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[否定の言葉。 当然だろう。
震える唇>>55に、罪悪感が沸く。
こういう時、上手い言葉をさっと出せればいいのに。 同じ女の子の花咲なら、大人な秋山なら、出来るだろうか? けども、自分にはこういうやり方しか出来ないからと。 表情を出さないように努めながら、彼は言葉を続ける。]
残念だけど。 高屋敷さんも、リツキも、そして…… 雛宮も、だよ。
[未だ、リツキが消えたことは知らず。]
僕の勘違いだったら幸せだったんだけどね。 仲間と思ってた人たちが、シャドウだったなんて、さ……。
(58) 2015/02/22(Sun) 23時半頃
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ケイイチは、オスカーも、花河に"覚悟"なんて伝えてたとは知らず。
2015/02/23(Mon) 00時頃
…さん…さんだ…
…ってたよ…ちゃんと…ってたんだよ…
…
…これでもう…しくない…
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そう、か……。
[彼女にとって、雛宮も、高屋敷も大切な存在だったのだろう。 それなのに、残酷な事ばかり口にしている自分は、酷い人間だ。
それでも。 希望の糸を手繰り寄せようと求める彼は、出て行く花河の背>>65にこう告げる。]
―――次の満月の夜、僕は雛宮をぶん殴りに行くよ。
(66) 2015/02/23(Mon) 00時頃
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[花河が病院から去った後、彼は大塚と楠へメールを送った。]
------------------------------------------------ From:賀来 To:大塚・楠 件名:(No Title)
雛宮もシャドウ。 花河のフォロー、可能であれば頼む。 ------------------------------------------------
(68) 2015/02/23(Mon) 00時頃
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たせて…ごめん…
…い…いはしなかった…
…
…
…ここから…が…ち…だ…
…あっちが…に…がってる…
…は…の…は…あっちから…に…た…
…
ううん…だよ…
…ここの…は…って…たりはしなかったから…
…か…ぎて…ちょっと…くなっちゃっただけ…
…
…と…この…が…がってるの…
…
…さんは…ずっとここにいたの…
…と…に…て…ったり…せずに…
…ああ…そう…だね…ここは…かだ…
…は…を…たないものが…いから
…だから…ったりしないんだと…う…
…そう…になると…この…と…が…がる…
…のところは…だから…
…じゃないと…には…られないけど…
は…ずっとこの…の…にいた…
…も…も…にあげちゃったから…
…でも…が…えて…は…を…ました…
…どう…すればいいか…からない…けど
…の…が…ってきた…というか…
…
…その…
…は…だけど…じゃなくて…の…は…の…で
…かる…かな…
そうなんだ…じゃあ…さんや…さんみたいな…
…に…てきてた…は…なんだね…
…
…は…れないの…
…それじゃあ…さんは…とも…れ…れだったんだね…
…
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[メールを送ってそれほど時間は置かず、着信音がなる。 受話器からは久しぶりに聞く声>>85。]
よ、久しぶり。 平気とまで言えないけど、一応生きてるさ。 大丈夫。
[にこやかな声を作ったけども、それは。 大塚の決意の言葉>>87を聞けば、素に戻る。]
……ん、了解。 待ってる。
[雛宮?高屋敷? それにしては何か何か妙だと首を傾げた。]
(91) 2015/02/23(Mon) 01時頃
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つまり…えっと…
…さんが…に…をあげちゃったから…は…に…た…
…その…わり…さんがここで…ってた…
…でも…が…えて…が…さんに…ったから…
…に…った…
…
…は…さんの…だったんだよね…
…それが…さんから…しちゃった…
…っていう…に…えて…
…それならなんとなく…るんだけど…
…
うん…
…の…が…だったことの…は…く…からないけど
…にしても…たちの…は…し…わってた…
…
…うん…
…やっぱり…は…いな…
じゃあ…い…にもう…つ…
…この…の…ち…が…に…がってる…
…でも…は…い…がいるから…
…たちはここから…られない…
…なら…い…の…がなくなれば
…たちは…が…るようになると…う…
…
…
…かった…
…じゃあ…さん…の…は…ったかも…
…
…い…がいるから…られない…
…られないのは…い…の…
…じゃあ…いなくなったら…は…に…られる…
…の…に…れる…
…
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― 崇神病院 病室 ―
まーな、意識が戻ってるだけマシ?
[未だ意識戻らぬ花咲、翔子、櫻井を思って一瞬目を伏せる。]
ま、心置きなく、は雛宮だけじゃなく、高屋敷さんも、な。 流石に女性ぶん殴るってのはやりにくいけど、さ。
[やれやれとばかり肩を竦めてみせた。]
口止め>>95ね……。 まぁ、多分花河なりに考えてたんだろうけど。
[避けられてたのはこのせいかと、合点が行く。
もしかしたら花河は他のペルソナ使いに負担にならないよう考慮したのかも知れない。 それはそれで、花河自身の負担になってたのでは?と思うけど。]
(100) 2015/02/23(Mon) 02時頃
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……。
[殺されかけた、その告白に、瞳は大きく見開かれた。]
[二度目の満月の夜。 禁足地のシャドウから逃れて合流したあと、大丈夫しか言わなかった大塚。
楠にまつわる話なら、そりゃ自分より花河の方が適任だっただろう。 そんな想像をしつつも、ただ黙って話を聞いていた。]
(101) 2015/02/23(Mon) 02時頃
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…さんは…りたい…
…の…さんはこっちで…にいようって…ったけど…
…それはもしかして…さんの…みとは…ったのかな…
…んだ…が
…この…を…る…を…えようとするのだろう…と…
…れるなら…を…させてあげられる…
…でも…さんがここにいたいなら…
…さんが…しいのはやだし…
…さっきまでも…さんがいなくて…しかったから…
ここにいるよ…
…
…それとも…
…の…だったって…さん…ってる…
…は…いない…が…い…
…は…いらない…
…
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[理解が置いつかなくなりそうでになりそうで、ゆっくり頭の中を整理し。 多重人格的なものかと考えながら、じ、と大塚を見つめる。]
助ける、ってのは難しいかもな。 雛宮と高屋敷、放っとくわけにいかないし。 けど……。
[最初の公民館の集まりでの、二人の姿が脳裏に*浮かぶ。*]
大塚があの子の事最優先に出来るくらいには、こっちはこっちでどうにか頑張るさ。
(102) 2015/02/23(Mon) 02時半頃
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……
[大塚の身を案じるなら、引き留めるべきかもしれない。 それでも。
恐いと言いながらも、死ぬかもしれないことをわかっていながらも、約束の為に戦おうとするその決意>>103を。 踏みにじることなどしたくない。] ん、わかった。 大塚達が助けてくれるの、アテにしとくからな。
[だから、二人で生きて戻ってこい、と暗に匂わせる。]
(116) 2015/02/23(Mon) 15時半頃
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[リツキは倒した>>105と聞かされれば、わずかに漏れる安堵の溜息。 シャドウが一人、消えた。 そして大塚は無事だった。 とは言え、親友であった筈の存在を手に掛けるという行為は、どれだけ重いものだろう? 考えたところで所詮は想像、自分には大塚の痛みを完全にわかる事は出来ない。]
……お疲れさん。 無事でいてくれてありがと。
[安易な慰めの言葉などかけたくないから、ただこれだけを。]
(117) 2015/02/23(Mon) 15時半頃
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ん……?
[続けられた言葉>>106は。 踏み込むことなく、踏み込まれることなく、あり続けた、屋上では聞くことなどなかった言葉。 大塚にも気づかれていたかと、視線は自身の膝のあたりへ落ちた。 躊躇いに軽く首を横に振って。 一拍置いて顔を上げる。] そう、だなぁ……。 大塚にだったら、話せる……かな。
ま、面白くもない話、だけどさ。
(118) 2015/02/23(Mon) 15時半頃
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[きっと大塚なら、安っぽい同情も、同乗のふりをした優越も、向けはしないだろう。 そう信じて、訥々と話されるのは。 ここに来る前はスポーツ推薦で入学したサッカーの強豪校にいた事。 高校1年の初夏に、試合中左膝を壊したこと。 日常生活に支障もなく、運動もある程度出来る程度には回復したけども、それでも完全に元には戻らない事。
夢を、諦めるしかなかった事。] こっちに来たのは、ある意味逃げかもな。 ”かわいそう”とか言われるの、うっとおしかったし。 僕の身に起きた事、安っぽいお涙ちょうだいのドラマか何かみたいに思っちゃうおばちゃんとか。 よくわからん宗教団体が怪我をネタに勧誘なんてのもあったし。
まぁそんなのもあったから、荒れたりしてたけど。
(119) 2015/02/23(Mon) 15時半頃
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そんでもさぁ。 ある日親父にぶん殴られて言われたんだ。
「お前は何をやってるんだ。 自分が不幸だからって、周りに不幸まき散らしたいのか? それじゃ、お前も不幸なままじゃないか。」 って。
……うん、目が覚めた。
[言って、ああ、と気付く。 自分は、確かに理不尽に晒されたけども。 親に恵まれてる分、幸運なんだろう、と。]
(120) 2015/02/23(Mon) 15時半頃
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まー、今もやっぱサッカーに未練たらったら、だけどね。 まだ、サッカーの試合すら見れないさ。 僕はもう、あのフィールドに戻れないってのが悔しくって。
それに、代わりの夢なんて見つかってないし。 けど、やれることやって、その先にまた新しい夢見つけるしかないのかな、って。
[間をおくようにふぅと息を吐く。 次に口を開けば、わずかにトーンが*落ちた声*。]
……僕もさ、一歩間違えば、シャドウになってたかもな? ま、だからと言ってシャドウに肩入れする気はこれっぽっちもないけど。
花咲達をこのままにしとくのも、誰かがまたあーなっちゃうのも、僕自身がそうなるのも真っ平御免だしな。
(121) 2015/02/23(Mon) 15時半頃
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