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21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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[薔薇の匂いと言われて>>475思い出すのは 心に呼びかける赤い薔薇]
ーーーっ
[手首の痕が痛み、顔を顰めた。 赤薔薇が呪いの烙印を通じて 何かを言おうとしているのだろうか]
[反対の手で荊の痕を押さえ やり過ごそうとする。 その様子をセシルがどう思っているかなんて、 考えている余裕は なかった]
(478) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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[近すぎてぼやけているトレイルの顔。 唇に触れている、熱。
……もっと。
無意識にトレイルの腕を掴む。 角度を変え、深く交わろうとして。
我に返る。 掴んでいた腕を突っ張るようにして、身体を引き剥がした。]
何やって……んだよ。
[喉が張り付くような感覚に、それだけしか言えなかった。]
(479) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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[短い沈黙。 トレイルは何か言っただろうか。]
……悪い。 ちょっと一人にしてくれないか?
[トレイルに謝罪し、部屋で一人になる。 ベッドに寝転がって、息を吐いた。
また、熱を持ち始めているのを感じてる。 シャワー室で処理したばかりだというのに。]
……嗚呼、クソ。
[泣いてなんか、ない。]
(480) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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シューニヤ達の事? 先輩の名前なんておこがましいて付けられませんよ。 シューニヤはサンスクリット語で欠けているとかうつろなとかいう意味です。あんまりいい名前じゃないんですけどね。
[もう一つの意味は黙ったまま]
猫は匂いを嫌いますから――、何処か逃げてしまったみたいっす。
[寂しそうに零した]
(481) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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[添い寝の話に、ラルフの名前が挙がると 視線が問いを向けたアーネストへと向かい>>474]
…あいつ、寝相悪いよ…?
[よくあられもない姿になっているルームメイトを思い出す。 それでも誘ったら喜ぶんじゃないかな、どうだろう? 首を左へ、右へ、緩く傾げて。 アーネスト痛そうにしていることに気付くと、席を立つ。]
…夏だし、化膿したら面倒だし… 消毒、し直しといた方がいいって。 俺、手当てしてあげるからさー…、…ほら、脱いで…?
[教室でクラスメイトとアーネストをからかう時と同じ表情。 そう言って瞳を細めて、アーネストへと笑いかけた。]
(482) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2013/08/06(Tue) 22時半頃
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フィーさん?
[鳥の頭を撫でていれば、急にフィリップが顔をしかめ、手首を押さえた。
まさか自分の言葉が引き金だ、なんて思うはずもない。ましてや、原因なんて。 だからわけもわからず、ただ手首が痛むのかと 心配を顔に浮かべて、隠された手首に手を伸ばす]
大丈夫、です、か?どうしました、か?
[おたおたとしながら、怪我でもしたのかと声をかける。 手首を押さえる手に、指先が触れた]
(483) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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サミュエルは、グレッグの状況も知らず呑気にノック
2013/08/06(Tue) 22時半頃
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[ベッドに倒れたまま、熱を誤魔化そうと息を吐く。
何とか治まり、そのまま寝てしまおうかと思っていると。 ノックの音>>476。]
誰?
[扉を開けないまま。 幼馴染とは知らずに、ベッドの上から声を掛ける。]
(484) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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[ぼんやり、グレッグの部屋でのことを思い出す。 自分の口にも触れてみて、しばし考え事を]
……。
[思うことは独り言にも零れず。 手にしていた本はそのまま、自室に戻ろうと部屋を出る。 誰にもあいたくない気分はわれながら珍しいと思う]
(485) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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[寝相が悪い。 それは、少年の予想の範疇にはなかったことだ]
…まあ、でも寝相さえクリアできれば
[きっと大丈夫なんだと思う。 確定で言えなかったのは自信が無かったから。 席をたったシーシャの動きを何気なく視線で追えば 距離は程ほど近く、見えた表情は苦手なものだ]
い、いいよ。 大丈夫だって。
[遠慮しておくとばかりに両の手でクラスメイトとの間に干渉を作り]
(486) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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やめ…っ
[反射的にセシルの手を払う。 そうしたことで傷痕を見せていることに気づけば、 手を後ろに隠して しどろもどろな言い訳を]
明け方、中庭で…傷つけて……しまって、 その………
[罰の悪さに視線を逸らす]
なんでもない、から
[これで流されてくれる相手だろうか。 同級として すごしてきた時間は長かったが、 セシルのことをよく知っている とは言い難い]
(487) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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…にゃーん。 ああ、あの辺の言葉だったんだ… …そんな意味の名前だったの…? 可愛がってると思ってたから、なんか意外…。
[>>481 猫達の名前の由来に、目を瞬かせ]
…いないなら、猫とは添い寝できないじゃん…。
[どうするの?とニーセンに訊ねた。]
(488) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/08/06(Tue) 22時半頃
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…………
[答えようない、幼馴染、いるのに、その仕打ち。 まったく、俺、思ってない、そういうこと、でもある。 長い付き合い、それ、寂しい……
寂しがっても、声でない。答え返せない。 しょうがない、グレッグが悪い。 そういうことにする。細く開ける、覗き込む、寝てる]
(489) 2013/08/06(Tue) 22時半頃
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なら、今度誘ってみるといいんじゃない?
[>>486喜びそう、ラルフの笑う姿は容易に想像できる。 嫌みのない、無垢な笑顔で迎えてくれる筈で。 案の定、両の手が翳され拒む言葉が聴こえてくる。 視線が落ちたのはその手首に、何か見えた気がして]
俺、親切で言ってるんだけどさ…。 …ね、手当てさせてよ…?
[再度。先程より、強いる口調で小首を傾げる。]
(490) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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[>>488に右手を顎に添えて]
いないから、これを飲む
[薬瓶を振った。 薬が瓶ガラスに当たり、ジャラジャラと鳴る]
本当に寂しくなったら、その時考えるつもり。 明日の心配はしない。だって俺は猫だから。
[猫は寄り添わない。猫は擦り寄るだけ]
(491) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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[自室。自分が出た時と変わらない様子。 ルームメイトはやはり居ない。 少し眉を下げたけれど、零れるため息も無い。
随分長く離れている気がした。 というか、時間が酷く曖昧に感じるのは何故だろう。 短いようで、とても長い。よくわからない。
眠ればもっとはっきりするだろう。 朦朧としてくる意識にまかせて、ベッドで目を閉じる*]
(492) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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[手を払われて、目を丸くする。 一瞬遅れて、じん、と痛みが手に走った。
視界に入った引っ掻き傷に近い、赤い痕。 どこかでそれを見た。気がする。 思い出すよりも、まずはしどろもどろな彼への疑問が勝った]
……なんでもない、わけない、です。 痛み、ます、か?
[困ったときの癖で、眉を下げながらもう一度手首に手を伸ばす。 お節介だとは思いながらも、だって本当に彼が痛そうな顔をしていたから。 手当てをしないと、と。温厚なくせに頑固な性格は、譲らない。
近付けば、また薔薇の香りがした]
手当て、しましょう?
[ね?と、首を傾げる、純朴な有害]
(493) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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[扉の開く音>>489に、視線を向けた。 覗き込んでいる目が見える。]
サミュエルか。悪ぃ。
[声の出ない幼馴染を忘れていたわけではないが、謝罪する。 自分のことで頭がいっぱいだった。]
(494) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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[以前は、許可なしで入っても許していた。 今は部屋に入れることを避けている為か。 勝手に入ることはしないのだろう。
身体を起こし、ベッドから降りる。
サミュエルの声が出なくなってから用意したノートを手にし。]
……どうかしたのか?
[筆談用のノートとペンを渡し、問う。
この部屋での会話はこのノートを使っていた。 最近は殆ど使われていない。]
(495) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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…添い寝は苦手って言ったじゃない、今。
[はっきりと断れないのはいつものことだ。 こういうところがクラスメイトにいいように使われて かつセシルに嫌われる原因の一つでもあるというのに。
ピンクのカーディガンの袖口、 リブが少しずり落ちて腕時計のように覗く紅色の]
親切は、嬉しいけど …絆創膏で治る程度だろうし、ね?
[気持ちだけで十分だと伝えられそうにもない。 どうにも周りの人間はじぶんよりも押しが強く感じられて]
(496) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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…飲みすぎないようにねー…?
[>>491 アーネストの隣にいるユリウスはよく寝ている。 睡眠薬を飲んでしまったかのように微動だにせず、 なんだっけ?呪いを受けた物語の…お姫様のよう。 男だけれど。]
……?ニーセンは、人でしょー…? ニーセンは、シューニャじゃないし。
[あの猫達は纏めて1つの名で呼ばれてた筈。 ニーセンはニーセンで名前があるし、その前に人間だ。 猫には見えないから、そう問い返した。]
(497) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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[そこまで言われてしまうと、弱い心は押し返せない。 伏し目がちに俯いたままの 長い沈黙のあと、彼は渋々 手を出した。 それは消極的な許容]
どこで手当を?
[できれば人の多い所は避けたい。 そんな意図の質問を投げるくらいには、 失態を後悔していた]
(498) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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[うん、悪い。他の相手なら、 ううん、と首、振るが、グレッグにはしない。 グレッグ、近づく、その間、内側に、後ろ手、戸を閉め 近づく様子、いつも通り、内心安堵。
久しぶり、ノート開く。最後の記述、おなじこと、書いてた。]
”今晩泊まる”
[さらさら、紙、ペンが滑る。 少し、考える。]
”寝間着もかしてー”
[昨晩、寝間着、一緒、さすがに、いやかも。 書き終え、渡して、寝台、向かう]
(499) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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…言ってたっけ? よくわかんなかったからさー…。
[>>496 問い返しながら、視線はアーネストの手首へ。 カーディガンが影になっていて、 紅色の部分が傷なのかどうなのかはっきり見えない。]
…アーネストの言い方って、はっきりしないんだよねー…。 …言ってよ。俺の手当ては嫌だって。 ……言うの?それとも、手当て受けるの…?
[声に、少し苛立ちが混じる。]
(500) 2013/08/06(Tue) 23時頃
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俺は今のところは人ですよ。 でも次は猫に生まれ変わるんです。 そしてニーセンじゃなくて、シューニャと呼ばれる群れの一匹になるんです。
その為に、俺は猫らしく生きるんです。 自由気ままで、寂しい人がいれば利用して、構ってもらって、見返りをもらう。 そんなGive and Takeで割り切った猫的生活。
[冗談めかしていう言葉。イタズラな一陣の風が、パーカーを前髪を上げると、瞳は冗談めかしていった口調とは反対に真剣な目]
だから……
[何かを言いかけて止めた]
(501) 2013/08/06(Tue) 23時半頃
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医務室……ああ、いや。
[言ってから、ふるりと首を振る。 さすがにさっきのいまであそこに戻る勇気はない。 少しだけ落ち着かなく髪をいじってから]
……談話室。救急箱、ありました。 人、今の時間なら、少ないだろうと思います。
[軽く手に触れて、行こう?と首を傾げる。 渋面を見て、やはりお節介だっただろうかと不安になってしまって]
……サミュさんに、嫌われたので。私はいま寂しいのです。 すみません。
[そんな言い訳を口にする]
(502) 2013/08/06(Tue) 23時半頃
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[ああ、また言われた。 そんな顔をついしてしまう。 何かをはっきりさせるのはどうも苦手なのに 周りはどうしてこんなに白黒はっきりつけたがるのだろう。 グレーゾーンというものが、見当たらない]
…シーシャの手当が嫌なんじゃなくて 今は手当てを必要としてないって言いたいんだ。 必要だと思った時には、自分でやるから。
[手を下ろしながら答えはするものの、 視線がついリノリウムの床へと落ち その視界で指先がカーディガンのリブを手持ち無沙汰に抓んで]
(503) 2013/08/06(Tue) 23時半頃
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[ノートに走るペンの音>>499を聞きながら。 悪い、ともう一度謝る。]
泊まるって、なんでだ? 急にそんなこと言われても……っておい。
[泊まらせて、ではなく、決定事項としての文字。 さっさとベッドに向かうサミュエルに、戸惑う。
駄目だと言おうとしても、咄嗟に理由が出てこなかった。 いつも口実にしていた同室者も今は居ない。]
(504) 2013/08/06(Tue) 23時半頃
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[サミュエルに というのは半分くらいどうでもよくて。 それより彼の心に響いたのは 寂しい という言葉だった]
(彼も寂しい?)
[セシルが鳥にしていたように 頭を撫でる。 寂しさが少しでも和らぐように と]
談話室だね。人がいなければ、そこで。
[添えられた手を握って、一歩踏み出した]
(505) 2013/08/06(Tue) 23時半頃
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[>>501 生まれ変わった先の話。 初めて聞く二―センの言葉、冗談めかしているけれども 先程の、眠れない時の話と何処か似ていて。]
……そっかあ。
[茶化す言葉は返さない。言いかけてやめた言葉、 何を言おうとしてたのだろう?わからない部分が多い。]
…それって、人でいるのが嫌ってこと…? 人間らしく生きることに、未練もなく?
(506) 2013/08/06(Tue) 23時半頃
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ーーーーーーーー?
[急に?昔と同じ。俺、連絡しない、泊まる時。 グレッグ、じゃない寝台、一度見る、首かしげる。 ダメな理由、ないよね?そんな、ニュアンス。 むしろ、なんで、戸惑う?首さらに傾げ。
寝台、腰掛けて、自室で、寝間着おく場所、漁る。 寮の部屋、作り一緒、しまう場所、多分一緒。]
(507) 2013/08/06(Tue) 23時半頃
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