28 わかば荘の奇々怪々な非日常
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
―――わかば荘→丘の下―――
[コンクリートを蹴り付けて、 坂道を転がるように、走る。走る。走る。 人前に出ると縺れる舌も、俯きがちの顔も、走っている間は前を向いていられるから、とても好き。
野良猫ちゃんの横を通り過ぎて 交通の便が悪い所為か、疎らな人通りを避けて。]
は、は、ふ、 ………ふへへ。
[肩で呼吸をしながら、隠れて小さく笑う。 越智ちゃんにちょっとお姉さんらしいことが出来て、ジャニスさんに『助かった。』って言ってもらえて。
普段、お荷物な私は、とっても、とっても嬉しかったわけで。]
(280) 2013/09/02(Mon) 08時半頃
|
|
[丘の下から商店街に辿り着くまでがまた長い。
調子に乗っていた私が、商店街入り口の駄菓子屋に 辿り着く頃には、背中がびっしょりと汗に濡れていた。 服装の所為もあって、夏休みに浮かれた中高生のようだ。
そんな格好で、ふらっと、駄菓子屋に寄る。 おばあちゃんが一人で切り盛りする、狭いけど子供に大人気の、お店。安くて、色とりどりのお菓子が所狭し並んでる。]
お、お、おばちゃん…… これと、これと…
[時間帯のお陰で、お客さんは私一人だった。 夏の定番ラムネと、キャンディと、とにかく大人買い。 わかば荘の大人の皆さまは、こういうの食べるかなって、思い巡らせて。気付いたら一人では食べ切れない大袋になっていた**]
(281) 2013/09/02(Mon) 09時頃
|
|
[>>219男に初見の内心を知る術がなかったことの幸不幸はおいておく。 >>222歳上からの視点に]
まだ、若造ですか。
[口の端を捻れさせ、複雑そうな顔をしたが、きのこたけのこの衝撃はまだ去っていない。]
猫の。 あとで、取りにいきます。 どうも。
[ようやくおちついた声で、付け加えた。]
(282) 2013/09/02(Mon) 09時頃
|
|
[>>228>>229思い切って聞いてみた返答は、さすが教授といえる真摯さだった。 む、と唇引き締め、ひとしきり聞く。]
……そう、ですか。
どうも……
[答えを聞いて考え込んでいたから、返したのはほんの数言。 まあいいか、で済ませがちな男にしては珍しいことだが、返事が上の空なのは褒められる事ではない。
戻りますと立ったとき、既に越智は談話室に見当たらず。 ニヤニヤしてる(ように見えた)新居になんだよ、と聞きもせず、サンダルぺたぺたしながら部屋へ戻って行った。**]
(283) 2013/09/02(Mon) 09時頃
|
|
[部屋から出て行く越智の背から逸らした視線。 足元へと落ちて、一瞬だけ暗闇。瞼閉ざして。 噛んだ唇の内側の柔らかな粘膜が少し痛んだ。]
龍之介? ちゃんと聞こえてなかった?
俳優としてまぁまぁねって話よ。 顔なんてどうだっていいの。 声も…まぁまぁ。悪くないけど。 龍之介、趣味が悪い。
……だから、そういう事なの。
[(>>269)顔を上げて新居に返す声にも小さな棘。
使い終えたカップやスプーンを運び、 新居の隣に並んで少し洗い物を手伝う。]
(284) 2013/09/02(Mon) 12時頃
|
|
[シンクに流れていく排水を見送って。 濡れた手はその辺のタオルで拭う。 綺麗になった食器を伝い落ちる水滴に触れて。
(>>278)突然の頼み事に瞬いた目を初見へと。 本の整理、報酬、好きな本、謝礼… 提示いただいた情報を頭の中に並べて。
然程、困っている風でも無い初見の真意が解らず。]
『Hamlet』が、欲しい。
[伝えるのは求める悲劇のタイトル。
同じ高さに均された彼の目を見つめたまま。]
(285) 2013/09/02(Mon) 12時頃
|
|
― 自室 ―
[電源の切れた機械は充電をする。 体力の切れた動物は眠る。 充電と休息の違いは果たしてどこにあるやら。
夢に見たのは屋根の上から見える景色。このわかば荘を出て暫し直進。三本目の角を曲がってから5件目の、黄色い屋根の家。沢山のものがそこに眠っている。 人体を構成する臓器と血管は、機械における基盤とコード。そこに格差は存在しない。それぞれが唯一の個体であり、存在である。生命と電源スイッチの差はどこにあるのか。感情とプログラムの差は。]
…………
[むくり、と音もなく起動する。起き上がる。どちらだろうか。どちらでも彼にとっては変わりがない。 食事とは異なり、水分は適宜摂取する必要がある。喉の渇きを自覚して、彼は右手で喉を擦った。 歳の割には主張の少ない、小さな喉仏の作る凹凸。 足音も少なく、踝の見えたズボンの裾を揺らしながら自室を後にする。
>>279「ネコ」は追い出されない限り、新たに見つけたお昼寝スポットで時折寝姿勢を変えながら眠りこけたままだ。]
(286) 2013/09/02(Mon) 13時半頃
|
病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/09/02(Mon) 13時半頃
|
― →談話室方面 ―
[ひたり、ひたり、廊下を素足で歩く。夏場特有の、湿気を多く含んだ足で踏むフローリングのぺたぺたした感触。 脱色を繰り返して痛んだ灰の髪の先端を骨ばった人差し指に巻きつけては離す。 見た目に頓着する方ではない彼がそのように髪を虐め抜いたのには勿論、彼なりの理由が存在する。が、それは特筆する必要のないものだろう。
長袖のカーディガンを着込んだままの白い肌は、外に曝される手頸から先だけがうっすらと日に焼けている。 汗をかくことが少ないのは体質だが、夏はそれなりに用心をしなければならない季節だということはこの数年で学んでいる。ばたりと倒れては管理人室に担ぎ込まる、というような事態を、今年こそは避けたい。 彼は他者の手を借りるのが好きではないのだ。
階段を下り、廊下の先。 談話室に人の気配を察すれば、足は自然と途中で止まる。]
(287) 2013/09/02(Mon) 14時頃
|
|
[わかば荘に談話室を作ったのはいつ頃だったか。元は一階二階ともに六部屋の普通のアパートだったのを、ある時期、二部屋空きが出来たのを機に、思い立って改装したのが始まりだ。 そう遠い昔ではない。何年も住んでいる嶺二や利一、あるいは源蔵辺りならば、改装に伴って騒音がしばらくは続くと頭を下げて説明して回るフランクの姿を覚えているだろう。
わかば荘は人の出入りが激しい方だ。それはやはり、交通の便の悪さであったり、墓地に隣接する立地であったり、噂通りに起こる怪異だったりが原因なのだが、管理人であるフランクがそれをどうにかしようと思ったことはない。 わかば荘の経営はあくまで副業に過ぎない。 だから、部屋に空きが出ようが、悪い噂が立とうが、一向に頓着せずに、入って来る者、出て行く者を静かに見守って来た。
だから、空と緑とを身近に感じられる、陽当りの良い開放的なサンルームを作ろうと言い出したのもフランクではなく───]
(288) 2013/09/02(Mon) 15時半頃
|
|
『わたしの夢はね、いつかこのアパートに、陽射しの差し込む明るいリビングを作って貰って、そこで皆とお茶をすることなのよ』
[鈴を転がすような声で、くすくすと笑いながら夢を語った、髪の長い「彼女」──五年前に事故で他界した、102号室の元住人なのだった。]
(289) 2013/09/02(Mon) 15時半頃
|
|
[ベランダに沢山のハーブの苗を植えて、愛でていた「彼女」。
彼女が世を去ってから、彼女が育てていた苗を全て庭に植え替えた。 無精者のフランクが、五年間飽かずに世話を続けて来れたのは、逞しく育つハーブの茂みを見ていると、毎朝ハーブに水遣りをする「彼女」の、優しげな笑みを思い出すからだった。]
……───。
[談話室に人が増えて来る。 思い思いにテレビを見たり、お茶をしたりして過ごしている。
フランクは、入って来る住人達に挨拶だけをして、後は静かに、会話の邪魔をしないように椅子に座ってそこにいる。 諍いがあって、仲裁を頼まれれば間に入るくらいはするが、そうでなければ基本的に住人達に任せている。
そうして、時折庭の方を見ては、分厚い瓶底眼鏡の奥の目を細めて、少しだけ遠い目をする。
もう話すことの叶わない彼女が、ハーブの茂みの横で談話室の様子を見て、嬉しそうに笑っているような気がするから──**]
(290) 2013/09/02(Mon) 16時頃
|
|
―202号室―
ふぅん、やはり俺の方が速いな
[頭を抱えて白栖の部屋を飛び出した国谷は、冷房要らずな寒気のする風を起こしながら源蔵の部屋へとやってきていた。 手に持つのは『走れメロス』。 読む度に「俺の方が速い」などと悦に入っているのだが、それを読むのは決まって自分の存在が揺れているときだった]
俺なら待たせないな
[そう口にする国谷にはずっと待たせて居る人たちが居る。 そのことに本人は気付いてはいなかった]
(@32) 2013/09/02(Mon) 17時半頃
|
|
[つい八日前に入居した円も、そろそろ一ヶ月が経つ裕も、徐々にわかば荘に馴染み、こうして談話室にも顔を出してくれるようになった。 談話室の利用は強制でなく、あくまで自由。人との交流が苦手な住人だっているだろうから、入居時の説明以外で特にフランクから談話室を利用するよう声を掛けることもしないが、住人同士自主的に交流を持ってくれるのは、「彼女」の希望が叶ったようで、嬉しいフランクだった。]
うまかった。
[瑠美の気に入りのドラマが終わり、一時はパニックに陥っていた裕も落ち着いて談話室を出て行った頃、フランクもようやく茶を飲み終えて席を立った。]
墓地の掃除に行って来るよ。 うまい茶とゼリーありがとな。
[簡潔な礼を口にして、談話室を出る。]
(291) 2013/09/02(Mon) 18時頃
|
|
[徒歩三分……どころではなく、モロに隣接した墓地の塀に沿って入り口まで歩く。
墓地の入り口には水場と鍵の掛かった物置きがあり、中に掃除用具が入っている。 鍵を手に、中の竹箒とチリトリを取り出そうと、物置きに近づいた。
南京錠に鍵を差し込み、回す。 そこで不意に、背中に何者かの視線を感じた。]
…………?
[気のせいか、と振り返って、辺りを見回す。 しかし墓地には自分以外、誰の姿も見当たらない。
時々辺りを漂っている浮遊霊も、今はいない。]
(292) 2013/09/02(Mon) 18時半頃
|
|
[くてん、ごろん、と擬音が聴こえる様な灰猫の寝姿]
あつくないかい?
[エアコンの温度を下げるのは躊躇われ、 ごそごそ探して来た竹の骨組みの団扇で、 猫を扇ぐ。音を立てないよう、ゆっくりと静かに。
それだけで私は満たされるようだった**]
(293) 2013/09/02(Mon) 18時半頃
|
|
[ 福原君>>285のの望む物語を聞いて、私は思考の海に沈む。 ハムレット――父の死をきっかけに復讐を誓った青年とそれを取り囲む人々の、狂気と権謀に満ちた――確か、そのような話だったと記憶している。 普段私が扱っている文学とはまた趣が異なり、戯曲と言う形で綴られたそれらは、台詞ひとつひとつが生き物のようだ。 しかし今必要なのは私の批評ではない。彼女が求めるそれを、私が与えることができるかどうかだ。]
ああ、それなら持っているよ。 初心者の私にも分かりやすいよう、原文と訳文が交互に乗っているものがね。
[ これは是と捉えてもいいのだろうか。まあ違ったところで然したる弊害がある訳ではない。私は満足そうに頷いて、談話室を後にしようと屈めた腰を元に戻す。 叶うなら頭のひとつでも撫でたいところだったが、学生に「セクハラ!」と言われたことを思い出し自重した。何とも不便な世の中になったものだ。私は心の内でため息をひとつだけ落として、眼鏡越しに目元を緩めた。]
(294) 2013/09/02(Mon) 18時半頃
|
|
私は先に部屋に行っているよ。 気が向いたら202号室に来ておくれ。 鍵は開けているから、勝手に入って来てくれて構わないからね。
[ 福原君に告げると、他の談話室の面々にも辞する旨を伝えて、雪駄を鳴らして部屋を出る。 丁度、病沢君>>287と擦れ違うと、挨拶の声だけかけて通り過ぎたが、彼はなぜあそこで止まっていたのだろうか。 彼がここに越してきてある程度の時間が経つが謎は尽きない。時折猫のように屋上に登っている姿を見かけるが、『竹取物語』のように月へ帰ろうとしているのだろうか。]
(295) 2013/09/02(Mon) 18時半頃
|
|
[首を傾げながら物置きへと向き直り、中から目的のものを取り出して元通り鍵を掛ける。 中肉中背の身体を丸めるように、猫背気味に億劫そうに歩き出した足が、止まる。
墓地の入り口の両脇に植えられた躑躅の丸い茂みの下に、ずんぐりとした迫力ある図体の三毛猫が、身を低くしてこちらを見つめていた。]
(296) 2013/09/02(Mon) 18時半頃
|
|
― 202号室 ―
おや、
[ 私は部屋に戻った。裸足で触れるフローリングの感触が心地良い。ギィギィと鳴る床の軋みさえなければ、何も不安に思う必要のない程に快適なのだが。 国谷君>>@32の姿を見つけても、然程驚くことではない。彼が部屋に入るのは今に限ったことではないからだ。鍵を閉めたような気もするが、年を取った私の記憶力は信用ならない。この前も手に万年筆を持ったまま、それを探して右往左往していたのだから。 機密のある仕事は研究室から持ち出していないし、ここにあるものと言えば本と論文と鯖缶くらいのものなので、泥棒が入ったとしても戸惑う未来が想像できて、私は喉の奥で笑いを噛み殺すのだった。]
何だい、国谷君。 君も本の整理を手伝ってくれるとでもいうのかい?
[ 開け放った窓を閉じて、冷房の電源を入れる。私ひとりなら何てことはないが、この迫り来る部屋に三人もの人間が詰まるとなると、文明の利器に頼らざるを得ないだろう。肌に染み入る冷気に身を震わせながら、国谷君に問われれば、私はこれからやろうと思っていたことを説明する心算だ**]
(297) 2013/09/02(Mon) 18時半頃
|
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2013/09/02(Mon) 18時半頃
|
[竹箒を杖のように立てて、しゃがみ込む。 茂みの下の猫と視線を合わせ、ちっちっと舌を鳴らして手を差し出してみた。]
…………。
[三毛猫は近付いて来ようとする素振りも見せない。 それどころか、手を引いて立ち上がっても微動だにせず、鈍い金色の瞳を細くして、こちらを観察しているようにさえ見えた。
このまま近付いて行ったら逃げ出すのだろうか。興味は惹かれるが、例え相手が猫と言えど脅かす趣味はない。 箒を持っていない方の手でぽりぽりと首筋を掻いて、仕事をすべく猫に背を向けた。]
(298) 2013/09/02(Mon) 18時半頃
|
|
[それから、墓地に落ちた落ち葉を掃き、訪問者が落として行ったゴミを拾い、玉砂利の間から顔を出した雑草を抜いて一通りの掃除を終えるまで、ずっとフランクは、背中に何者かの視線を感じていた。
振り返っても、誰もいない。 いるのはたった一匹の太った三毛猫だけだ。
その猫も、フランクが掃除を終えて帰る頃には、躑躅の茂みの下から姿を消していた**]
(299) 2013/09/02(Mon) 18時半頃
|
|
― 談話室へ続く廊下 ―
[管理人である人物とはそれなりに適度な距離を保っていられる。 色々と詮索されることも無く、余計なことを言われないのが彼にとっては心地が良いのだ。 わかば荘の人物は比較的心安い人物が多いように感じられるが、必要以上の優しさは大体において毒である。そして毒は身を蝕む。管理人にはその心配がないように、彼には思われていた。
さて、何故彼が談話室へ向かうかというと、そこにあるキッチンに用意されている紅茶の茶葉を取りに行く為である。 たまにしか口にしないけれど、あの茶葉で淹れられた紅茶は、彼の知る内でも美味しいと感じるものに分類されている。 その途中、>>295初見という人物に挨拶をされて叱られた猫のように少しだけ、頭を下げる。 頭を垂れて落ち込むのと然程変わらない動作は、一応彼なりの挨拶だ。決して喋れないわけではない。口を開くのが余り得意では無いだけだ。]
(300) 2013/09/02(Mon) 19時頃
|
エリアスは、初見の去った方向と、談話室の方向を交互に見た。**
2013/09/02(Mon) 19時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/09/02(Mon) 19時頃
|
―談話室―
[本来の依頼が別にあるというのに、無暗に目につく信綱の存在。 思わず零した呟きに、思わぬところから反応があり、小さく目を瞬いてそちらを見る>>252]
挨拶、ですか。それをお説教したら、今以上に煩くなりそうですが。
[何をどの程度わかっての言葉なのだろうか。目を細め、やや見定めるような視線になる。誰かと間違えたのかもしれないが、「挨拶くらい」の不満に該当する人物が今この場に存在しない]
福原さんが注意して差し上げたらいかがです。 僕のようなオジサンに注意されるよりも、福原さんのようなきちんと挨拶のできるお嬢さんから怒られた方が、彼も聞く気になるやもしれません。
[都会的な整った顔立ち故に、鋭角な印象もある福原だが、擦れ違って挨拶を欠かれたことはない]
(301) 2013/09/02(Mon) 19時半頃
|
|
[福原と越智が俳優談義に花を咲かせ始めれば、それは自分が入れる話題ではない。新居の淹れた茶を一杯もらって、これを飲み終えたら部屋に戻ろうかと思案する]
近頃はちょっとした店にでも行きませんと、茶葉の踊らぬものばかり飲まされますから。
[謙遜する新居に、溜息まじりに返し、香り立つ紅色を口に含む。 カップを置いて、ふと息を緩めたその直後。何気ない問いかけに、その体勢のまま停止した]
さぁ。見えない方が、良いものもありましょう。
[肯定でも否定でもなく。ただ少し声は強張っていたかもしれない]
……ご馳走様でした。
[それでも「挨拶」は忘れずに、カップとゼリーの器を片づけると、ひとつゼリーの残った箱を手に、談話室を後にした]
(302) 2013/09/02(Mon) 19時半頃
|
発明家 源蔵は、メモを貼った。
2013/09/02(Mon) 20時頃
―― 三毛猫の行方 ――
そいつは不恰好な鍵しっぽを垂らした三毛猫。
丸々と肥えた図体でのしのしと歩み。
墓地を吹き抜けた妙に黴臭い風と一緒に
わかば荘の庭へ入り込み、
今は庭の樹の下でのうのうと眠っている。
視える者が視れば、気付くかもしれない。
猫に被さるように浮遊した女の亡霊に。
その亡霊は、虚ろな眸で、
*わかば荘を睨めている。*
(#2) 2013/09/02(Mon) 20時頃
|
[物語の概要は殆ど思い出せない悲劇。 身投げして川を流れる女の死体に焦がれて。 ただ、それだけを求めて。
(>>294)思考を進める初見の、眼鏡の奥の目を見る。 真意の見えない大人の目を慎重に探るのは、 若年者特有の無遠慮な視線だった。]
……ちょうど、 図書館へ行こうかと思ってたの。
待ってて。
[結局のところ初見の考えは解らなかった。 それでも肯いたのはきっと気紛れ。 図書館へ…なんて嘘。気紛れを誤魔化すための。
頭なんか撫でられようものなら 是は粉々になって非に変わっただろうけれど。 そうはならず、午後の予定は定まった。]
(303) 2013/09/02(Mon) 20時頃
|
|
[小銭要れの中身と引き換えに手に入れたのは ラムネ4本と、駄菓子、以下略。
ころころ、微透明な炭酸の中で揺れるビー玉。 夏色を揺らして、私は丘の上へと走る。走る。走る。 飲み物片手に駆け上がるのは想像以上に苦行で、息が上がって楽しい。此処に移り住んですぐ始めた日課は、身体によく馴染んでいた。]
うぁ、は―――… ただいま、戻りました。
[わかば荘の緑色の屋根が近付く。 その屋根にはもう白い色は見えなくて、そっと胸を撫で下ろすのです。]
(304) 2013/09/02(Mon) 20時半頃
|
|
―――わかば荘:玄関―――
[玄関へと、ととと、まだまだ元気に小走り。 そのまま屋根を潜ろうとして、一瞬、気紛れな風が 墓場の方角>>#2から吹いた。
すん、と黴臭い。
湿った風の行く先を目で追いながら、何でか、身震いを覚えた。]
(305) 2013/09/02(Mon) 20時半頃
|
|
―廊下―
[初見が遠慮したために余ったライチゼリーひとつ]
白栖さんに、おすそ分けでもしましょうか。
[越してきた当日から、あることをきっかけにして なんとなしに始まった習慣。 そうして廊下に出てすぐに、]
おや、病沢さん。
[きょろきょろと廊下を見回す病沢が立っていた]
…………、甘いもの、お好きですか。
[尋ねてみた]
(306) 2013/09/02(Mon) 20時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る